2013年8月8日木曜日

異体字に関して

「躰」と「体」の件は、いまだに悩んでいます。
ウェブの「写録宝夢巣」で見る限り、ほぼルーツが一緒だとは思うのですが、分けたままでも良かったのかな、と。

異体字であればなんでも合わせようと思っているわけではありません。
例えば「富」と「冨」は読みも意味も同じで、単に「冨」は苗字にだけ用いられる異体字であるのですが、さすがにふたつを合体させる気にはなりません。
他に「刈」と「苅」とか、「園」と「薗」とかもそうです。
これらは全てJIS第1水準ですし、画数が多いから書きにくい、読みにくいといったわけでもないですから。
新旧字体表で見ると、あれこれと書いてあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/old_chara.html

これで見ると、そもそも「躰」と「体」を合わせる意味はない気もします。

ただ、例えば、「辺」の旧字体は「邊」なんですね。
「邉」は俗字となっています。

私が新字体と旧字体を合わせようと思ったのは、いわゆるメジャーな苗字である「渡辺」とか「斎藤」、「斉藤」を新字体と旧字体でバラバラに数えるのは違うんじゃないか?と思ったからです。

ここで旧字体でなく、俗字だから「邉」は別集計にするっていうのもおかしな話です。
やはり一般には「辺」は簡略化した新字体であり、旧字体として「邊」と「邉」の2種類がある、っていう認識なのではないでしょうか?

そうすると「辺」と「邉」の関係と、「体」と「躰」の関係は同じなので、やはり一緒にすべきではないか?となってしまうのです。
そして、じゃあ「岩」と「巌」はどうなんだ?となってしまうんです。

とりあえず、ケース・バイ・ケースで、実際に名乗っている法則にできるだけ従っていこうと思います。

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