2017年7月31日月曜日

兵衛と兵ヱに関して、幽霊苗字かも?

「ヱ」に関しての続きです。
「ヱ」を用いた苗字として、「上ヱ地」と「更ヱ」を確認しました。

もうひとつが「兵ヱ」です。
電話帳では確かに載っているのです。
https://jpon.xyz/2012/26/31/78.html

「兵ヱ左官土木工業所」もありました。
http://www.nextcity.jp/38/company/395362.html

ただし、電話帳に載っていた方をフルネームで検索すると、「兵衛」さんにたどりついてしまうのです。
間違いなく電話帳の「兵ヱ」さんです。
https://www.facebook.com/noriak.hyoe

その友達欄を追っていくと、別の「兵衛」さんがいました。
親族のようです。
https://www.facebook.com/ryota.hyoe
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004379460011

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「兵ヱ」は全国で2件ですが、上の「左官土木工業所」も含めて全て住所が同一なので間違いなく親族です。
そのうちのひとりがfacebookでは「兵衛」と名乗っているということは「兵ヱ」の実在がかなり怪しいです。
おそらく戸籍上は「兵衛」で、普段も「兵衛」と名乗っているのですが、営んでいる「左官土木工業所」は昔から「兵ヱ」としているのでしょう。
これは幽霊苗字の可能性が高いです。

念のために「上ヱ地」と「更ヱ」も確認しましたが、こちらは「衛」に置きかえると見つかりません。
「ヱ」を用いた苗字は「上ヱ地」と「更ヱ」だけとしておきます。

2017年7月30日日曜日

右衛門佐に関して

「右衛門佐」は「苗字の読み方辞典」で「よもさ>うえもんさ・よえもんさ」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で14件。
そのうち13件が大阪府でした。
これだけ数が少なくて、1ヶ所に集中している苗字であれば読み方が分かれているのは不自然な気がしますが、「よもさ」は確認できました。
https://www.facebook.com/yomosa.makoto
https://archive.fo/BfTDH

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011468603031
http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/labs/sor/workshop2015_3/resume_poster/st/nakata.pdf

「うえもんさ」という読みを持つ苗字は他にないので、こちらも実在するのでしょう。
https://www.facebook.com/tomoko.uemonsa
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009737249

それぞれの割合までは分かりません。
とりあえず、「苗字の読み方辞典」に従い、「よもさ>うえもんさ」としておきます。

2017年7月29日土曜日

左衛門三郎と勘解由小路に関して(訂正)

昨日、「左衛門三郎」という苗字がもうすでに無くなってしまったのではないかと書いたばかりですが、現存することをメールで教えていただきました。
http://www.takuken.or.jp/pc/meibo/file/03_urawa.pdf

平成29年7月時点での名簿なので、間違いなく現存するわけです。
訂正します。

有名な話ですが、日本に五文字姓はふたつしかありません。
六文字以上はありません。
ひとつが「左衛門三郎(さえもんさぶろう)」で、もうひとつが「勘解由小路(かでのこうじ)」です。
こちらの実在に関しても、教えていただいたので、記載しておきます。
http://blog.livedoor.jp/savearticle24/archives/50169136.html

10年以上前のものですが、この方をフルネーム検索すると本人と息子だと思われる方のfacebookが見つかりました。
https://www.facebook.com/yuichi.kadenokoji

ウェブの「写録宝夢巣」では「勘解由小路」は山口県に1件だけとなっていますが、東京都で現存しているようです。
更に検索していくと、下記のページも見つかります。
http://www.alsa-jp.net/pr/report/ai2008.pdf

こういう貴重な姓が途絶えないでいてほしいなと思います。

2017年7月28日金曜日

左衛門三郎と衛門に関して

「衛門」の入った苗字を調べました。
カタカナの「エ」や「ヱ」を調べていると、どうしても「衛門」にぶつかってしまうのです。
五文字姓として有名な「左衛門三郎」の他、「小右衛門」、「右衛門佐」、「衛門」があります。
すなわち「衛門」の入った苗字として見つかっているのは、全部で4種類です。
このうち、「小右衛門」だけがカタカナの「小右エ門」というものもあります。

「左衛門三郎」ですが、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると全国で1件しかありません。
https://jpon.xyz/2007/8/8/14.html?p=8

下の名前は「八重」さんで、2007年版の「住所でポン!」には載っていますが、2012年版には載っていません。
「八重」というのは女性のファーストネームだと思います。
それも若い方のものではないと思います。
2007年版の住所ではマンションの5階のようです。
(個人の方のファーストネームや住居まで検討してしまうのは問題があるかもしれませんが、「住所でポン!」で分かるだけの情報なのでご容赦ください)

もちろん5年間に電話帳から意図的に名前を削除した可能性もありますし、この方の親族が他にいるのかもしれません。
ただ、他に本名が「左衛門三郎」であると納得できる方がヒットしません。

「左衛門三郎」は2007年頃までは実在した苗字といえるでしょうが、今現在もあるかどうかは判断できません。
たいへん貴重な五文字姓ですが、「左衛門三郎」の実在に関しては保留します
※平成29年時に現存することを確認しました。

「衛門」という苗字に関しては実在が確認できます。
読み方も「えもん」で間違いありません。
https://www.facebook.com/tohto.e
https://www.facebook.com/monzaemon.chikamatu

2017年7月27日木曜日

エとヱと工に関して

本日はカタカナの「エ」の入った苗字をまとめようとしていたのですが、かなり難しいことが分かりました。

カタカナの場合、小さな「ェ」は採用していません。
全て大きい「エ」で統一しています。
形が似た字として”工作”の「工」や、「ゑ」をカタカナにした「ヱ」があります。

漢字の「工」を用いた苗字は100種類以上あります。
そのうち、「大工」と「工島」に関してはすでに検討してあります。
「大工」は「だいく」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「おおえ」もありました。
「工島」も「くしま」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「えじま」もありました。
いずれも、”工作”の「工」という漢字を用いて「え」と読んでいます。

「ヱ」を用いた苗字としては「更ヱ」と「兵ヱ」、「上ヱ地」がありました。
カタカナの「エ」を用いた苗字としては「小右エ門」と「彦エ」がありました。

この中で「上ヱ地」と「彦エ」は漢字の「工」に置きかえた苗字もありました。

ひとつひとつ検討していきます。
上ヱ地…全国で12件
上工地…全国で2件
更ヱ…全国で5件
兵ヱ…全国で2件

小右エ門…全国で3件

彦工…全国で2件
彦エ…全国で1件

「上ヱ地」は確認できます。
三重県に多い苗字で、読み方は「うえじ」です。
https://research-er.jp/researchers/view/137356

漢字の「工」に「え」という読みはないですし、「上工地」は「上ヱ地」にまとめてしまって良いでしょうね。

「更ヱ」も確認できました。
https://www.facebook.com/ryo.sarae

長くなりそうなので、続きは後日にします。

2017年7月26日水曜日

立テと賀シ尾と伊セ崎に関して

カタカナの入った苗字に関して、いろいろと調べていたところ抜けているものを教えていただきました。

立テ(たて)
https://www.facebook.com/toshinori.tate

賀シ尾(かしお)
https://www.facebook.com/sayuri.kashio

伊セ崎(いせざき)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009565928783

facebookで「立テ」と「賀シ尾」は何人か見つかりましたが、「伊セ崎」は上記のひとりしか見つかりませんでした。
しかし、下記のようなページもあり、実在は確かだと思います。
http://hirodai-karate.blogspot.jp/2010/04/blog-post_04.html

2017年7月25日火曜日

上ミ地と上三地に関して

カタカナの「ミ」の入った苗字としては「上ミ地」がありました。
他はなさそうです。

ウェブの「写録宝夢巣」で三重県を中心にして全国で10件でした。

漢数字を用いた「上三地」は全国で3件でした。

私の持っていた電話帳では、
上谷田~上地(複数)~上三地~上地~神近
となっていました。
おそらく最初の「上地」は「かみち」で、後が「かみぢ」なのでしょう。
「上三地」は「かみち」と読むことが分かります。
自分の目でしっかりと確認しましたが、漢数字の「三」でした。

「上ミ地」の集中している三重県では下記のページが見つかりました。
http://web.kumadoco.net/doirai/member/kamiji01.html

こちらはカタカナの「ミ」で、読み方は「かみじ」でした。
読み方も同じなので、「上ミ地」と「上三地」は併記という形にしようと思います。
数が多い「上ミ地」をメインとします。

2017年7月24日月曜日

二タで始まる苗字に関して

本日は「二タ」で始まる苗字を検討します。
漢数字の「二」とカタカナの「タ」の組みあわせです。
読み方は全て「ふた」です。
カタカナの「ニ」や”夕方”の「夕」に置きかえたものはありません。

「二タ」で始まる苗字は「二タ川」、「二タ見」、「二タ村」、「二タ月」の4種類がありました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、いずれも全国で5件前後です。
特にここに集中しているということもありませんでした。
かなり稀少なものばかりですね。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013419162080
http://hokutan-rk.com/2016/160718hokutansenshuken_result.pdf
https://www.facebook.com/futami.kenichi
https://www.facebook.com/futamura.asuka
https://www.facebook.com/futatsuki.shota

全て実在していると思います。

2017年7月23日日曜日

カタカナの入った苗字に関して(続き)

カタカナの入った苗字の話題を続けます。

「ツ」と「ノ」を用いた苗字はたくさんあるので、今回は扱いません。
見つけ次第、載せていきます。

「ヶ」はカタカナ扱いとしていませんが、これも見つけ次第の対応としています。

「ニ」と「ト」はカタカナではなく、漢字の「二」と「卜」であろうと考えています。

他に「下タ村」、「新タ」、「反リ目」、「安カ川」を載せています。

本日はそれ以外のものを並べていきたいと思います。

二タ川…全国で6件
二タ見…全国で6件
二タ村…全国で3件
二タ月…全国で3件
三カ木…全国で1件
伊カ谷…全国で3件
見ル野…全国で20件
向イ平…全国で4件
小右エ門…全国で3件
彦エ…全国で1件
開キ…全国で4件
甘サ…全国で1件
安チ谷…全国で1件
上ミ地…全国で10件
下モ…全国で5件
下モ内…全国で3件
ユ川…全国で1件

この中で最多は「見ル野」です。
これは実在も確認できました。埼玉県に多い苗字です。
当然ですが「みるの」と読みます。
他に「みるの」という読みを持つ苗字としては、全国で14件(うち大分県に9件)しかない「瞰野」があるだけでした。
集中している地域が全く違うので、由来も別なのでしょう。

2017年7月22日土曜日

カタカナの入った苗字に関して

ひらがなの入った苗字をまとめたので、ついでにカタカナの方も整理しておきます。

「ケ」に関しては、以前にまとめました。
http://new5g00.blogspot.jp/2017/04/blog-post.html
これだけは小さな「ヶ」で統一しています。
カタカナではあるけれども、カタカナ扱いではなく、「箇」と同様の意味を持つ字であると考えています。

「ヶ」を除けば「ノ」が最多のようです。
800種類以上ありそうです。
その中でも「一ノ瀬」は約13,000人ほどと圧倒的な数です。

「ツ」の入った苗字も多いです。
100種類以上あります。
最多は「三ツ木」や「三ツ井」のようです。
小さな「ッ」ではなく、大きい「ツ」で統一しています。

他には、「下タ村」と「新タ」の「タ」がカタカナです。
これは”夕方”の「夕」に置きかわったものもあるのですが、基本的に「た」と読むのでカタカナがもともとだと思っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/05/blog-post_27.html
他にも「タ」を用いた苗字はいくつかあります。

「リ」は「反り目」のところで書きました。
カタカナの「反リ目」もありますが、ひらがなの「反り目」の方が多いため、それに併記する形にしています。

「カ」は「安カ川」をすでに紹介しました。
他に「三カ木」と「伊カ谷」があるようです。
こちらは後ほど検討します。

カタカナの「ニ」は漢数字の「二」と区別がつきません。
よほどの理由がないかぎり漢数字で統一してしまうつもりです。

カタカナの「ト」も”占い”を意味する漢字である「卜」と区別がつきません。
これも漢字の読みを考えますが、よほどの理由がないかぎり採用しないつもりです。

長くなりましたので、続きは後日とします。

2017年7月21日金曜日

我山と莪山に関して

「我山」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で32件。
そのうち20件が長野県に集中していました。

「苗字の読み方辞典」では「がざん(わがやま)」となっていました。
どちらの読みも見つかります。
「がざん」は難読だと思いますが、「がざん」という読みが多いのも事実のようです。
https://www.facebook.com/akihiro.gazan
https://www.facebook.com/ai.wagayama

「我山」という苗字で最も有名なのは下記の方のようです。
「がやま」となっています。
https://www.facebook.com/rie.gayama.5

最も有名な方が、稀少な読みであるという偶然はあまり信じたくありません。
ペンネームであるという可能性も否定できません。

長野県ではなく、新潟県に多い苗字で「莪山」というものがあります。
「がやま」と読むことが確認できています。
「莪」はJIS第2水準で、この苗字以外では用いられない漢字のようです。

「我山」で「がやま」と読むひとが、もうひとりくらいはいないと実在するとはいえないなと思います。
「我山」は「がざん(わがやま)」としておきます。

2017年7月20日木曜日

ひらがなの入った苗字に関して(続き)

ひらがなの「つ」の入った苗字として、ウェブの「写録宝夢巣」や「苗字の読み方辞典」に載っていたものを検討してみました。
具体的にいうと、「つ」の入った「八つ代」、「四つ橋」、「四つ目」です。
いずれも「写録宝夢巣」では全国で1件のみでした。

該当する地域の「住所でポン!」で検索すると、フルネームが分かります。
ただ、それ以上のことは分かりませんでした。

いずれもが「つ」をカタカナの「ツ」に変えた苗字があり、そちらはある程度の数があるのです。
それなので、そちらの誤記である可能性も否定できません。
もちろん、電話帳に載っているということは実在する可能性も否定できません。

「八ツ代」は「やつしろ」と読むことが確認できたので、「八つ代」も「やつしろ」なのかなと思います。
「四つ橋」と「四つ目」の読み方は迷わないでしょう。


ここまでのまとめです。
ひらがなの入った苗字としては「下り藤」と「反り目」など「り」の入ったものが10種類以上ありそうです。
他に確実だと思えるのは、「朝い奈」だけです。
すなわち、ここまでのところは「り」と「い」だけですね。

ただ、「三か崎」もJIS第4水準の漢字が出せないためひらがなを用いているのだと考えると、「朝い奈」も同じことがいえるのかもしれません。

ひらがなの「の」や「つ」の入った苗字はありそうなのですが、いずれもカタカナに置きかえられそうなので、確認に時間がかかります。
意外な結果でした。

2017年7月19日水曜日

三か崎に関して(訂正)

「三か崎」という苗字について書いたところ、さっそく新しい意見をいただきました。

下記が「三か崎」という苗字が載っていた滋賀県の「住所でポン!」です。
https://jpon.xyz/2007/30/1/5.html?p=1

ここで見つかる名前をアスタリスク(*)を利用して「三*崎」としてフルネーム検索すると「三叚崎」という苗字が見つかります。

「叚」はJIS第4水準の漢字です。

「三叚崎」で検索しなおすとfacebookのページも見つかりました。
https://www.facebook.com/takuma.mikazaki

JIS第4水準のため、漢字が出せず、ひらがなにしたと考えれば不思議な話でもありません。
つまり、ひらがなの「か」を用いた苗字が存在するわけではないということです。
「三か崎」では読み方も分かりませんでしたが、「三叚崎」が「みかざき」と読むことも分かりました。
「三か崎」は載せず、「三叚崎」として載せます。
(これは幽霊苗字というのとは、ちょっと違うのかもしれません)

そう考えると、その前に紹介した「朝い奈」も「い」の部分がJIS第3水準もしくは第4水準の漢字なのかもしれません。
そう思ってアスタリスクを利用して探しなおしましたが、それらしいものは見つかりませんでした。

いつものように、ここまでで見つけたJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
大嶧(おおえき)……? 40人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
三叚崎(みかざき)……? 10人

2017年7月18日火曜日

三か崎と安カ川に関して

ひらがなの入った苗字の続きです。

「か」の入った苗字として「苗字の読み方辞典」では「三か崎」と「安か川」が載っていました。
「三か崎」は何人か確認できます。
https://jpon.xyz/2007/30/1/5.html?p=1

いずれもひらがなの「か」をカタカナの「カ」もしくは漢字の「力」に変えてみると見つからなくなります。
「ヶ」もしくは「ケ」でもダメでした。
これはひらがなで良さそうです。

「三か崎」の読み方は不明でしたが、「三ヶ崎」という苗字があり、これは「みかざき」と読むので、それに準じる形で良いかと思います。

「安か川」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に1件のみでした。
実在は確認できませんでした。

カタカナの「安カ川」であれば全国に24件もあり、実在も確認できました。
読み方は「やすかがわ」です。

「安か川」は「安カ川」の誤記である可能性が否定できません。

「か」の入った苗字としては「三か崎」のみが実在するとしておきます。

2017年7月17日月曜日

朝い奈に関して

ひらがなの入った苗字の話題を続けます。
「り」の入った苗字は10種類以上あります。
これにかんしては、おいおい載せていきます。

「の」の入った苗字は100種類近くあるということになっていますが、きちんと実在を確認できるものがまだありません。
要精査です。

ひらがなが入った苗字というのは、もうそんなにないようです。
ウェブの「写録宝夢巣」や「苗字の読み方辞典」で見つけたものを列記します。

朝い奈…全国で1件
三か崎…全国で2件
安か川…全国で1件
八つ代…全国で1件
四つ橋…全国で1件
四つ目…全国で1件

「朝い奈」に関しては下記のページを見つけました。
https://jpon.xyz/2007/5/65/30.html?p=5

下記のtwitterもありましが、事実かどうかは分かりません。
https://twitter.com/pochi_0w0b/status/719893739540324352

下記のようなページがあり、少なくとも「朝い奈」と名乗る方はいるようです。
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2000313181

読み方は不明です。
普通に読めば「あさいな」なので、そのようにしておきます。

2017年7月16日日曜日

ひらがなの入った苗字に関して

前回、ひらがなの入った苗字として「反り目」と「下り藤」を紹介しました。
ひらがなの入った苗字としてはこのふたつが多いです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると「反り目」が全国で22件で、カタカナの「反リ目」が6件でした。
「下り藤」が34件でした。
多いといってもこの程度なので、他も稀少なものばかりだということになります。

「り」を用いた苗字は10種類以上ありますが、種類だけでいったら「の」の方が多いです。
「の」の入った苗字は100種類近くあるようです。
最多は「一の瀬」の50件です。
次いで多いのが「一の宮」の22件。
「二の宮」の8件です。

ただ、「の」の入った苗字に関してはどれも怪しいですね。
「一の瀬」の場合はカタカナの「一ノ瀬」が圧倒的に多い上、「一の瀬」で見つかる方を「一ノ瀬」と変えてもヒットしてしまいます。

全国で50件もあるはずなのに、facebookでは全くヒットしない点も怪しい点です。

「の」の入った苗字に関しては、きちんと精査しないと載せるわけにいかないことが分かりました。

他にひらがなが入った苗字というのは、そんなにないようです。
ウェブの「写録宝夢巣」や「苗字の読み方辞典」で見つけたものを列記します。

朝い奈…全国で1件
三か崎…全国で2件
安か川…全国で1件
八つ代…全国で1件
四つ橋…全国で1件
四つ目…全国で1件

それぞれの実在の有無に関しては、ひとつひとつ検討していきたいと思います。

2017年7月15日土曜日

下り藤と反り目に関して

本日は、ひらがなの入った苗字に関してです。

ひらがなが入った苗字としては、ここで紹介する「下り目」と「反り目」が多いようです。

「下り藤」は「さがりふじ」、「反り目」は「そりめ」となっていました。

「苗字の読み方辞典」では「下り藤」のところにカッコつきで「下リ藤」となっていました。
「反り目」の方はカタカナの「反リ目」も確認できます。
https://www.facebook.com/emi.sorime

分けるほどの違いでもないので、「反り目」と「反リ目」はまとめてしまいます。
カタカナの方の「下リ藤」に関しては実在が確認できるまで保留します。

他にカタカナの「リ」を用いたものはなさそうでしたので、「反リ目」が唯一なのかもしれません。

ひらがなの入った苗字のまとめに関しては、後日にします。

2017年7月14日金曜日

郡家に関して

「郡家」は「苗字の読み方辞典」で「ぐんげ>ぐんけ(こうげ)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で31件。
最多の長崎県が11件で、香川県が7件でした。

「ぐんげ」は簡単に確認できます。

問題は「こうげ」です。
facebookではひとりだけ見つかりました。
https://www.facebook.com/shinobu.kohge

本名のようですが、ひとりだけだと自信が持てません。

また、鳥取県に「郡家(こおげ)」という地名があることを発見しました。

「郡」は「ぐん」以外の読みであれば「こおり」ですよね。
「こうり」ではありません。

それを考えると、「郡家」の読みとしてあるのであれば、「こうげ」ではなく「こおげ」ではないかと考えました。

facebookで見つけた方はアルファベットで「kohge」なので、どちらともいえません。

実在していそうなので丁寧に探していったところ、ついに発見しました。
https://www.ipetclub.jp/vh/hospital/view/771/

これで間違いなさそうです。
「郡家」は「ぐんげ・(こおげ)」としておきます。

2017年7月13日木曜日

工島と工嶋に関して

「工島」と「工嶋」はいずれも「苗字の読み方辞典」で「くしま」として載っていました。
まず「工嶋」ですが、これはウェブの「写録宝夢巣」では該当なしになってしまいました。
「苗字の読み方辞典」には載っています。

調べてみると、下記の方がヒットしました。
https://www.facebook.com/kazuki.kushima

ひとりだけだと自信がないのですが、フルネームで検索すると下記のページがヒットしました。
http://www.swim-record.com/swims/ViewResult/?h=V1100&code=2108101&sex=1&event=2&distance=3

実在は確かだと思います。
「住所でポン!」では2000年のものに載っていました。
上記の方とは別人ですが、同じ静岡県静岡市なので親族なのかもしれません。
https://jpon.xyz/2000/43/71/28.html?p=9

「工島」の方は数が多いので簡単に見つかります。

ただ、「工島」で「えじま」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006410289915
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004324990789
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008182055196

大阪府の方々のようで、上の2人は友達欄でつながっていたので親族でしょう。
全員が「工島」で「えじま」となっているので、誤記やペンネームのたぐいでもなさそうです。
実在する読みだと思います。

「大工」の稀少な読みとして「おおえ」がありましたが、「工」を「え」と読むのはそれに次いでふたつ目のような気がします。
少なくとも「工」で始まる苗字では他に見つけていません。

2017年7月12日水曜日

蔵渕と蔵淵に関して

「淵」と「渕」は異体字の関係にあるのですが、このふたつは分けています。

本来は「淵」が正字で「渕」が俗字という扱いのようですが、苗字として用いられるときは「渕」の方が多いようです。

「蔵淵」と「蔵渕」の話になります。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「蔵渕」は全国で14件。
福岡県と大分県に4件ずつ。
茨城県に3件でした。
この3件で14件中11件なので、かなり少なくて分布も一部に集中している苗字だということが分かります。

対して「蔵淵」は全国で12件。
そのうち茨城県に7件で、大分県に3件でした。

ここから分かることは「蔵淵」と「蔵渕」の由来はおそらく同じなのだろうなということと、茨城県発祥のものと大分県発祥のものがあるのだろうなということです。
そして茨城県の方は「蔵淵」だったのだろうなということです。

「苗字の読み方辞典」ではいずれも「くらぶち」として載っていました。

唯一、「蔵」の旧字体である「藏」を用いた「藏淵」だけは「くらぶち」と「ぞうぶち」という読みが併記されていました。

今回、改めて調べてみたところ、「蔵淵」もしくは旧字体の「藏淵」では「ぞうぶち」という読みしか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/yukako.zobuchi

「くらぶち」という読みがあるのかどうか分かりませんが、あったとしてもわずかだと思います。

「蔵渕」の方は「くらぶち」という読みが多いようです。
おそらく九州地方に多いのだと思います。
https://www.facebook.com/hitoshi.kurabuchi

「蔵渕」で「ぞうぶち」という読みもありました。
https://www.facebook.com/yoshimitsu.zobuchi
http://ci.nii.ac.jp/naid/110005717739

ここまでの結論としては、「蔵淵」は茨城県由来で「ぞうぶち」と読み、「蔵渕」は大分県由来で「くらぶち」と読むのが元になっているのだと考えました。


2017年7月11日火曜日

雲出に関して

「雲出」は「苗字の読み方辞典」で「くもで(くもず★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

三重県には「雲出(くもず)川」という川があるので、「雲出」と書いて「くもず」と読む苗字があっても不思議ではありません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E5%87%BA%E5%B7%9D

facebookでは下記の方を見つけました。
https://www.facebook.com/aki.kumozu

本名で良いと思うのですが、この方以外に見つけられませんでした。
それだと自信が持てません。
「くもず」という読みの実在に関しては保留しておきます。

それ以外に「くもいで」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/masaki.kumoide

こちらは友達欄に「kumoide」という読みの方がいました。
「くもいで」という読みを持つ苗字は他になさそうなので、これは親族と考えて間違いないと思います。

微妙な違いですが、「くもず」は他に確証がないのに比べ、「くもいで」は少なくとも2人はいそうだということで実在は確かだと考えます。

「くもいで」は新規の読みということになります。

2017年7月10日月曜日

木通と切通に関して(訂正)

「木通」は「苗字の読み方辞典」で「きずし★>きつう(きどおし・きづし・きどおり)」となっていました。
このうち、「きどおし」と「きどおり」は見つかりませんでした。
「きとおし」と「きとおり」でも見つかりませんでした。

「きつう」は少ないながら見つかりました。
https://www.facebook.com/hiroyuki.kitsu
https://www.facebook.com/ayako.kitsu.5

問題は最多の読みである「きずし」です。
「木通」で「きずし」とは読めないと思います。

これと同じような苗字に「切通」があります。
これは以前に検討しました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/07/blog-post_27.html

「通」という漢字に「つう」という読みがあるということと、「切通」自体には「きずし」も「きづし」もどちらもありえたので、「きりとおし>きづし」としています。

地名としては鹿児島県に「切通」があります。
おそらく「木通」はここからの派生でしょう。

「木通」も「きづし」と「きずし」の両方がありそうでしたが、「きずし」の方が一般的なようです。
悩ましいですが…
例えば「塚」という漢字が2文字目以降に来る苗字の場合、濁点がつくのであれば「づか」であって「ずか」にはしていません。
これは「つか」に濁点がついているのが明らかだからです。

ひるがえって「木通」と「切通」はどうでしょうか?
ここで使われている「通」という漢字には「つし」といった読みも「すし」といった読みもないはずです。
それなので、「づし」であっても「ずし」であっても間違いではないと思うのです。
単に「通」に「つう」という読みがあったので、「づし」としたのです。

しかし、地名としての「切通」は「きずし」の方が一般的なようです。
「木通」が「きずし」と読むのであれば、「切通」も「きずし」とした方が良いのかなと思います。
訂正します。

2017年7月9日日曜日

木築に関して

「木築」は「苗字の読み方辞典」で「きづき >きつき・きずき」となっていました。
特に問題はありません。
この読みで実在は確かめられました。

問題は「きづき」か「きずき」かということです。

これまでに「築」一字で「きずき」と読む苗字と、「杵築」で「きづき」と読む苗字がありました。

「ず」と「づ」では五十音順で並べると、だいぶ位置が異なってしまいます。

「築(きず)く」という動詞があるので、「築」一字であれば「きずき」で良い気がします。

また「築」は「築地(つきじ)」という地名があるように「つき」という読みもあります。
ですので、それを踏まえると「杵築」は「きづき」で良いと思うのです。

ということは、「木築」はどうすべきか?
やはり名乗っている方も多く、「杵築」と同様の「きづき」とするのが自然かと思います。

2017年7月8日土曜日

枳殻と扣穀に関して、幽霊苗字かも?

前回の「枳穀」からの続きです。
「枳穀」は「きこく」と読み、稀少な読みとして「げず」があるという結論にしました。

「枳穀」はウェブの「写録宝夢巣」では34件でした。
最多の広島県で9件。北海道と長崎県で7件となっていました。

「苗字の読み方辞典」では、他に「きこく」という読みを持つ苗字として「枳殻」と「扣穀」が載っていました。
いずれも「写録宝夢巣」では全国に1-2件でした。

「穀」は「穀物(こくもつ)」の「こく」ですね。
「殻」は「卵の殻(から)」の「から」です。

要するに「枳殻」で「きこく」と読むのは無理があるということです。

下記ではありそうでしたが、これまでにも「住所でポン!」だけでは誤記の可能性が捨てきれません。
https://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/8/45/49.html

「扣」はJIS第2水準の漢字で、「扣(たた)く」とか「扣(ひか)える」という使い方をするようです。
こちらも「き」という読みはないようなので、「扣穀」で「きこく」と読むのは無理があります。
ただ、こちらはしっかりと実在が確認できました。
https://www.facebook.com/kikoku.humiya

誤記定着系の苗字なのでしょう。
もともとの「枳」もあまり使われない漢字なので、「扣」に変わっても違和感がなかったのでしょうか?
「扣」の漢字を用いた苗字はこれだけのようです。
「扣穀」という苗字が全国で2件となっているので、本当にすごく珍しい苗字であり漢字であるということです。

2017年7月7日金曜日

枳穀に関して

「枳穀」は「苗字の読み方辞典」に「きこく(げず・からたち)」という読みで載っていました。

「枳」は「からたち」という木を一字で表したものだそうです。
「枳穀」でも「からたち」と読むそうです。

「きこく」という読みがあるのは当然ですが、「げず」と「からたち」もfacebookで見つかりました。
https://www.facebook.com/hinano.gezu
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005933313142

「げず」の方は、読み方が特殊すぎて本名としか思えないです。

下記は本名かどうか分かりませんが、別の「げず」さんです。
http://emunamae.blog68.fc2.com/?mode=m&no=63
http://d.hatena.ne.jp/ethicaco/

芸名とかの可能性は否定できませんが、その場合はもう少し読みやすいものにするのではないかなと思います。
「げず」という読みはあると思います。

「からたち」の方は上のfacebookで見つかった方だけでした。
こちらも実在していそうなのですが、もう少し証拠が欲しいです。

「枳穀」で「からたち」と読めてしまうので、苗字としてのものを探すのが苦労します。
こちらは保留しておきます。


2017年7月6日木曜日

上萬と上万に関して、幽霊苗字かも?

「万」と「萬」は新字体と旧字体の関係にあるのですが、見た目が全く違いますし、「萬田久子」が「万田久子」となってたら違和感がすごいでしょう。

このふたつは分けることにしています。

「上萬」という苗字があります。
ウェブの「写録宝夢巣」によると、全国で17件。
そのうち10件が鹿児島県でした。

「苗字の読み方辞典」では「かみまん>じょうまん(かんまん)」となっていました。
「かんまん」という読みは見つかりませんでしたが、「かんまん」と「じょうまん」は見つかりました。
これは問題ないでしょう。

「上万」の方です。
こちらは「写録宝夢巣」で全国に14件。
そのうち8件が鹿児島県でした。
要するに「上萬」と同じ分布です。

「住所でポン!」でも見つかりました。
https://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/47/35/20.html

ただし、ここに載っている3人の「上万」さんのうち2人は「万」を「萬」に変えて見つかります。
http://www.city.satsumasendai.lg.jp/www/contents/1201220981406/html/common/other/48639bd1013.pdf
http://www.community.satsumasendai.jp/chiku/kameyama/info/%E4%BA%80%E5%B1%B1%E5%A4%8F%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A.pdf

おそらく「上萬」が正しいのでしょう。
確実に「上万」でヒットする方は見つかりませんでしたし、読み方も不明でした。

「上萬」が戸籍上の表記で、普段も「上萬」と名乗っているのではないでしょうか?
「上万」を幽霊苗字といって良いのかは分かりませんが、電話帳が絶対的に正しいというわけではないと思います。
普段から「上万」と記載している方がいないのであれば、その苗字はないと考えるべきなのかなと思います。


2017年7月5日水曜日

真崎と眞崎に関して

「真」と「眞」は異体字(新字体と旧字体)の関係にあるため、まとめています。

今回は「真崎(眞崎)」という苗字です。
これまでは「まさき(まがさき)」としていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報によると、「眞崎」の稀少な読みとして「まなざき」があるとのことでした。
https://www.facebook.com/yosuke.manazaki

facebookで別の方も見つけました。
実在は確かそうです。
https://www.facebook.com/hiromi.manazaki

「苗字の読み方辞典」では「まさき>まがさき(まなざき)」としていましたが、「まがさき」が「まなざき」に比べて著しく多いというわけではなさそうでした。

「真崎」では「まなざき」という読みは見つかりませんでしたが、「眞崎」を併記してあるので、この読みも加えます。

2017年7月4日火曜日

高附に関して

「高附」は「たかつき」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に稀少な読みとして「こうづき」が載っていました。
http://www.vleague.or.jp/team_reg_player_list/id=455&season_id=672

facebookでも何人か確認がとれたので、実在する読みと判断します。
追加します。

2017年7月3日月曜日

後尾に関して

「後尾」は「ごのお」という読みで載せていました。
ちょっと難しい読みですね。

「苗字の読み方辞典」の更新情報で、稀少な読みとして「ごお」が載っていました。
https://ja-jp.facebook.com/kyouko.goo

自分でも探しました。
https://www.facebook.com/yuka.goo

他にも何人か見つかったので、間違いないと思います。
追加します。

2017年7月2日日曜日

菊入に関して

「菊入」は「きくいり」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に、これ以外の稀少な読みとして「きくいれ」が載っていました。
https://matsuo.mech.keio.ac.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC/17-nana-kikuire/

同じ方がfacebookでも「きくいれ」としていました。
https://www.facebook.com/nana.kikuire

実在している読みと判断します。
追加します。

2017年7月1日土曜日

湯瀬に関して

「湯瀬」は「ゆぜ」という読みで載せていました。
「苗字の読み方辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「ゆのせ」があるとのことでした。
自分で調べても、何人か見つけられました。
https://www.facebook.com/seiji.yunose

この読みも追加します。