2016年1月31日日曜日

名井に関して

「名井」は「苗字の読み方辞典」で「みょうい>みよい」となっていました。
広島県に集中している苗字です。

調べてみると、「みょうい」もありますが、確かに「みよい」も確認できました。

漢字の音から考えると、「みょうい」が正しいような気がします。

問題は「みょうい」と「みよい」は異なっているかどうかです。
音だけ聞くと、そんなに違わないのではないかと思うのです。

「名井」で「みよい」と読む方には、もちろんこだわりがあると思うのです。

悩んだのですが、以前に同じようなケースで「明井」という苗字の場合、「みょうい」と「みよい」を分けたことを思いだしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/07/blog-post_2.html

それであれば「名井」の場合も、「みょうい」と「みよい」を分けておくべきだと考えました。

2016年1月30日土曜日

漁に関して

本日は「漁」という一字姓に関してです。

「漁師(りょうし)」や「漁業(ぎょぎょう)」の「漁」ですね。
誰でも読めると思います。

ただし苗字の読みとなると、話は別です。

「苗字の読み方辞典」では「りょう>すなどり(富山)・いさり(あさり)」となっていました。
難読を表す「★」マークはついていませんでしたが、「りょう」以外は読める気がしません。

そしてこれらの読みはいずれも実在が確認できるのです。
これは難読です。

ウェブの「写録宝夢巣」では兵庫県に最も多く、次いで富山県、大阪府となっていました。

「りょう」という読みは兵庫県に多いようでした。

2016年1月29日金曜日

柞山に関して

「柞山」は「苗字の読み方辞典」で「ほうさやま★>ほさやま(さくやま)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、「ほうさやま」でも「ほさやま」でもどちらでも読めそうもありません。
「柞山」は富山県に半数が集中している苗字です。

「柞」は画数が少なく、簡単そうな漢字ですが、JIS第2水準で音読みは「さく」、訓読みは「ははそ」となっていました。

「さく」はなんとなく想像がつく読みですね。
「作」という漢字に似ていますから。

「ははそ(柞)」というのは、下記を参考にするとコナラの別名のようです。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/178924/meaning/m0u/


「さくやま」は下記の方が確かでしょう。
http://www.okada-ganka.com/Dr/index.html


残りは「ほうさやま」と「ほさやま」です。
こういうとき、このふたつを分けるかどうか悩みますね。
もちろん、これまでのやり方に沿えば、分けるしかないのですが、名乗っている本人たちは「ほうさやま」か「ほさやま」かでそれほど違うと思っているのだろうかという疑問が残ります。

facebookでは「housayama」も「hosayama」も見つかります。
ですから「ほうさやま」は実在すると考えて良いでしょう。

「ほさやま」に関しては下記の方が確かそうです。
http://zexy.net/wedding/c_7770034544/blog/article/71859.html
http://www.dsecchi.mext.go.jp/d_1306t/pdf/suwatokyorika_kogaku_1306t_meibo.pdf

それにしてもなんでこういう読みなのでしょうか?
由来を知りたいです。

2016年1月28日木曜日

本崎と本嵜に関して

「崎」と「嵜」は異体字の関係にありますが、別々の漢字として扱っています。

それなので、「本崎」と「本嵜」は別々に検討しています。

「苗字の読み方辞典」で見ると、「本崎」は「ほんざき・もとざき(もとさき)」となっていました。
これは別に構いません。
「ほんざき」という読みも「もとざき」という読みも確認できました。

問題は「本嵜」の方です。
こちらも「苗字の読み方辞典」では「ほんざき・もとざき」となっていました。

「本嵜」はウェブの「写録宝夢巣」では全国で4件しかありませんでした。
大阪府に2件、岡山県と宮崎県に1件ずつです。

facebookで調べたところ、宮崎県と大阪府近傍に数人の方がいました。
全て「motozaki」となっていました。

全国に4件程度しかない苗字であってもまるで異なった複数の読みを持つことは珍しくないのですが、「本嵜」に関しては「もとざき」としておこうと思います。

2016年1月27日水曜日

波々伯部に関して

「波々伯部」は四文字姓ですね。
ぱっと見ただけで珍しそうと思ってしまいます。
実際には全国で430人ほどとなっていますので、これより珍しい苗字はたくさんあるのですが。

下記に記載があります。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B3%A2%E3%80%85%E4%BC%AF%E9%83%A8

鎌倉時代から丹波国多紀郡波々伯部(現兵庫県篠山市)の開発領主に波々伯部(ははかべ)氏が存在した。鎌倉時代は細川氏に仕えた。能登国の地頭にも波々伯部(ほうかべ)氏が存在したが、同系か?

「苗字の読み方辞典」では「ほほかべ★>ほおかべ(ほうかべ・ははかべ)」となっています。
「★」は難読を表すマークです。
やはり兵庫県篠山市に多く見られる苗字です。

「ほほかべ」と「ほおかべ」と「ほうかべ」は全て同じ読みと考えて良いでしょう。

「頬」が「ほほ」と「ほお」のどちらでも読めるというのと同じことだと思います。

「ははかべ」は見つかりました。
これだけは別の読み方と考えて良いでしょう。

「ほほかべ」と「ほおかべ」と「ほうかべ」に関して、facebookで見ると、いずれもありそうでした。
「hohokabe」、「hokabe」、「houkabe」などいろいろなつづりがありました。

「々」という字を用いているので、一文字目と二文字目は同じ音の方がしっくりとくるなと思いました。あくまで個人的な感想ですが。

実際に「ほほかべ」が最も多いというのであれば、それで良いのではないでしょうか。

「波々伯部」は「ほほかべ・(ははかべ)」としておこうと思います。

2016年1月26日火曜日

古部に関して

「古部」は「苗字の読み方辞典」で「ふるべ」となっていました。

もちろんその読みはあるのですが、他にないのかなと念の為に調べたところ、「こべ」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/taro.kobe

これも新規の読みです。

2016年1月25日月曜日

一に関して

本日は「一」という一字姓を扱います。

これには注意が必要です。

よく珍しい苗字を集めた本などで紹介されているものだからです。
http://home.r01.itscom.net/morioka/myoji/yureimyoji.html

「苗字の読み方辞典」では「はじめ>いち(かず)」となっていました。

「にのまえ」という読みはないという立場をとっています。

まず最初にウェブの「写録宝夢巣」で見てみました。

「一」は全国で74件。そのうち4割弱に当たる28件が熊本県でした。
後は隣県の福岡県や福井県、新潟県、神奈川県に散在していました。

一文字姓はウェブで探すのが難しいのですが、「はじめ」はファーストネームとしてもありうるものなので特に難しいです。
それでも何人か見つかりました。
やはり熊本県に多そうです。
https://www.facebook.com/kentaro.hajime.9
https://www.facebook.com/keitaro.hajime

次に「いち」です。
こちらは福井県に多いようです。
https://www.facebook.com/yusaku.iti
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004201773462

このふたつの読みは複数で確認がとれましたので、問題がないと思います。

1割未満の読みである「かず」に関しては、お手上げです。

「にのまえ」は何人か見つかるのですが、どれも怪しいです。
本名である保証ができないと無理です。
通常よりも厳しく判断しておきたいです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008564416712

今のところ「一」は「はじめ>いち」としておきます。

2016年1月24日日曜日

東辻に関して

「東辻」は「苗字の読み方辞典」で「ひがしつじ」という読みで載っていました。

まあ、これで良さそうですね。
念のために「とうつじ」で調べてみたところ、何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/mitsuhiro.toutsuji

新規の読みですね。

2016年1月23日土曜日

日根野谷に関して

「日根野谷」は「苗字の読み方辞典」で「ひねのや」となっていました。

四文字姓自体が珍しいですが、考え方としては一緒です。
「谷」のつく苗字をみたら、「や」と「たに(だに)」は調べておく必要があります。
他にも「のや」や「がや」、「がい」などの読み方もあります。

探してみたところ、「ひねのたに」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/takashi.hinenotani

この苗字は大阪府に集中しているのですが、「ひねのや」だけでなく、「ひねのたに」も大阪府にあるようです。

2016年1月22日金曜日

能地に関して

本日は「能地」という苗字です。

前日から同じような話が続きます。

「能地」は「苗字の読み方辞典」で「のうじ>のち・のうち・のじ(のぢ・のうぢ)」となっていました。

「のうじ」は「nouji」と名乗っている方がいたので、問題ないと思います。

「のち」に関しては下記の方が見つかりました。
http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/orthop/nochi/nochi.html

「じ」と「ぢ」は発音すれば同じだと思いますし、濁点の有無を気にしないことにすると、「能地」は「のうじ>のち」で良いのかなと思います。

2016年1月21日木曜日

能祖と乃美に関して

「能祖」は「苗字の読み方辞典」で「のうそ>のそ」となっていました。

これまでの通り、「のうそ」と「のそ」のような場合、発音した印象がだいぶ異なりますので、別の読みと考えたいと思います。

では、それぞれの読みがあるか?という点ですが、「のうそ」は「nouso」という方が見つかるので大丈夫だと思います。
「のそ」は下記のように何件か見つかるので、それも大丈夫だと思います。
http://www.cic-net.co.jp/foodsafety/seminar01.html


「乃美」は逆に「のみ>のうみ」となっていました。
「のうみ」は下記があるので大丈夫でしょう。
https://www.kyutech.ac.jp/professors/iizuka/i1/i1-4/entry-678.html


「のみ」という読みがあることは電話帳で確認できました。

2016年1月20日水曜日

羽坂に関して

「羽坂」は「苗字の読み方辞典」で「はざか・はさか」となっていました。

濁点の有無にこだわりはないのですが、調べた限りでは「はざか」の方が多そうでした。

他に「うさか」という読みを見つけました。
数はかなり少ないですが、確かそうです。
新規の読みとして良いと思います。
https://www.facebook.com/satomi.usaka

2016年1月19日火曜日

仁野に関して

「仁野」は「苗字の読み方辞典」で「にの(にんの)」となっていました。

「にの」は確認できましたが、「にんの」は見つかりませんでした。

代わりに「じんの」が見つかりました。
新規の読みです。

2016年1月18日月曜日

行谷に関して

「行谷」は神奈川県三浦郡葉山町に集中している苗字です。
そこでは「なめがや」と読みます。
電話帳でも調べましたが、他の読み方はないようです。

「苗字の読み方辞典」では、他に稀少な読み方として「ゆきや」、「ゆきたに」、「いくたに」が載っていました。

「行谷」で「なめがや」というのは難読なので、その地を離れたときに読み方を変えてしまうということがあっても不思議ではありません。

「ゆきや」は何人か見つかります。
これは問題がありません。
https://www.facebook.com/tokio.yukiya

「ゆきたに」はなかなか見つかりませんでした。
下記に「ゆきたに」と名乗っている方がいて、この方が他でも全て「ゆきたに」となっていたので大丈夫かなと思いました。
http://www.city.wajima.ishikawa.jp/article/2015041800029/file_contents/95km.pdf

「いくたに」は見つかりませんでした。

「行」という漢字が苗字の一文字目にきた場合は「なめ」や「ゆき」、「いく」以外にも「いき」、「いけ」、「ゆく」などの読みが考えられます。
「谷」も「がや」、「や」、「たに」以外にも「のや」や「がい」という読みが考えられますね。

それらを組みあわせて、他に読み方がないかを確認しましたが、なさそうでした。

「行谷」は「なめがや・(ゆきたに・ゆきや)」としておこうと思います。

2016年1月17日日曜日

生津に関して

「生津」は「苗字の読み方辞典」で「なまつ・なまづ>いきつ(きづ・いくつ)」となっていました。

もちろん「なまつ」や「いきつ」は実在を確認できます。
濁点の有無は気にしていないので、「なまつ>いきつ」までは良いと思います。

「いくつ」は見つかりませんでした。

後は、「きづ」です。

「生津」と「きづ」で検索すると、下記の方が見つかります。
https://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%B4%A5%E5%BE%B9-1700705

芸能人ですから、本名だという確証が得られないと先へ進みません。

http://kizutoru.blogspot.jp/2012_09_01_archive.htm

下記のページを見ると、「生津徹/高橋大祐」となっています。
別のサイトでは「高橋大祐」が本名だとしているところもあります。
これでは「きづ」という読みがあるとは認められません。

とりあえず、「生津」は「なまつ>いきつ」だけにしておこうと思います。

2016年1月16日土曜日

七宮に関して

「七宮」は「苗字の読み方辞典」で「ななみや・しちみや(しちのみや・ひちく★・しちく・しちぐ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、宮城県と福島県に多く、その2県で5割を占めていました。
そして次に多いのが香川県高松市でした。
それ以外は全国に散見していました。

「ななみや」と「しちみや」はもちろん実在します。
どちらがどこに多いとまでは分かりませんが、関東から東北にかけてだと思います。

「しちのみや」はかなり少ない読みのようですが、これも確認できました。

問題は残りですね。
「ひちく」と「しちく」、「しちぐ」です。
「しちぐ」は見つけられませんでしたが、「ひちく」と「しちく」は確認できました。
いずれも香川県のようでした。
それなので、「ひちく」と「しちく」を合わせると1割以上あるのかもしれません。

ここから先は悩むところです。
実は、読み方としては「ひちく」の方が「しちく」よりも多そうだったのです。
https://www.facebook.com/seiji.hichiku
https://www.facebook.com/eikichi.shichiku

「ひちく」も「しちく」も香川県高松市に集中しているようであったため、名乗っている本人たちはそれほど差を気にしていないのかもしれません。
ただ、苗字の読みとしては別々にするのは気がひけます。
「宮」を「く」と読むのは問題がないと思いますし、そうすると後は「七」を「ひち」と読むか「しち」と読むかだけの違いだと思うのです。

これまでにも「七」を「ひち」と読む苗字はいくつも見つけていたのですが、基本的には「しち」と読むものばかりでした。
「ひち」はあくまで例外的なものとして、表に載せてはいませんでした。

唯一、載せたのが「七海」で「ひつうみ」と読むケースです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/12/blog-post_30.html

今回の「七宮」も「ひちく」と名乗っている方が多いのかもしれませんが、やはり私としては「しちく」を採用したいと思います。

このあたりは悩むところです。
アルファベットで表記してしまうと頭文字が全く異なってしまうからです。
一文字目の濁点を別扱いにしているのと、どこが違うのだ?と言われると答えられないのも弱いところです。

2016年1月15日金曜日

百海に関して

「百海」は「苗字の読み方辞典」で「どうかい★>どうみ★・ひゃっかい(ひゃくかい・ももみ・ももうみ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


「どうかい」と「どうみ」、「ひゃっかい」はいずれも見つかりました。

問題は「ひゃっかい」です。
下記のように、実在ははっきりしていると思います。
http://www.japanultimate.jp/web/index.php/oldnews/164-u23mixedintro

ただ、「ひゃくかい」と名乗っている方もいました。
http://members3.jcom.home.ne.jp/ski-fujisawa/130118_SAF_Jr-info.pdf

このふたつを分ける意味はないと思っています。
どちらかにまとめる必要があると思うのですが、必ずしも「ひゃっかい」が多いというわけでもなさそうでした。
「百回」や「百階」などは「ひゃっかい」と読むのではないでしょうか?
そう思っていましたが、確証は得られませんでした。

とりあえず、「百海」は「ひゃっかい」を採用しておきます。
このあたりはいずれ再検討が必要なのかもしれません。

ファーストネームとしてもありえるもので、「ももみ」と読んでいる方は何人か見つかりました。
ただし、苗字としては「ももみ」と「ももうみ」はどちらも見つかりませんでした。
いかにもありそうなのですが…
仕方がないので、今度は電話帳からのアプローチを試みました。
なんと、「ももみ」も「ももうみ」も両方とも見つかりました。
むしろ手持ちの電話帳ではそれ以外の読みが見つかりませんでした。

2016年1月14日木曜日

瀬名波に関して

「瀬名波」は沖縄県に集中している苗字です。
「せなは」として載せていました。

これ以外に「せなみ」という読み方もあるそうです。
実はfacebookなどで探すと簡単に見つかります。
https://www.facebook.com/saya.senami
https://www.instagram.com/senami.chan/

ただし同一人物のようです。
この方以外には見つからないのです。
大阪府の方です。

そのため、この読みの採用は見送っていたのですが、下記のページを教えていただきました。
http://www.freaksstore.com/blog/umeda2/2014/11/womens-2.php

これは間違いなさそうですね。
この読みも追加することにします。

2016年1月13日水曜日

中郷に関して

「中郷」は「苗字の読み方辞典」で「なかごう(ちゅうごう)」となっていました。

どちらも言われれば読めますが、ちょっと読みにくいでしょうか?

どちらの読みも実在を確認できました。

これら以外に「なかざと」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/nakazato.takashi1

読めるかと言われると自信がないですが、耳で聞いた印象だけでいうと最も自然な気がしてしまいます。
これも新規の読みです。

2016年1月12日火曜日

遠原に関して

「遠原」は何と読むか分かりますか?
ぱっと見ると「とおはら」としか読めませんね。
あるいは「えんはら」もあるか?というくらい。

あまり珍しい苗字だとは思えません。
実際には全国で400人ほどしかいないようなので、かなり稀少な苗字です。

「苗字の読み方辞典」では「とおはら>とうはら(おばら★・とおばら・とおばる)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

いくつか注意する点があります。

「遠」は「遠(とお)い」であって、「遠(とう)い」ではありません。
これは確かなことなので、実際に「遠原」で「とうはら」と名乗っているかどうかは関係がありません。
発音した印象が変わらない読みはまとめて考えることにしていますので、この場合は「とうはら」ではなく、「とおはら」としかなりません。
また、「とおばら」のように濁点がついただけのものも同一と考えておきます。

これにより、「遠原」で考えなければならない読みは「とおはら」以外で「おばら」と「とおばる」だけになります。
「遠原」は熊本県を中心にした九州南部に多い苗字です。

以前にも書きましたが、「原」を「ばる」とするのはほぼ九州限定の読み方です。

その意味で「遠原」で「とおばる」という読みがあっても不思議ではありません。
実際にも何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/yoshinobu.tobaru

それでは「おばら」はどうでしょうか?
私はこれを絶対に間違いだと思いました。
「と」が抜けてしまっているだけではないかと思いました。

しかし、調べるといくつも実在を確認できるものが見つかるんですね。
https://www.facebook.com/akira.obara.33
https://www.jtb.co.jp/shop/ShopStaffInfo.aspx?shopid=225
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/koushi/archives/p-1021145868748.html

これは認めるしかありません。
難読です。

2016年1月11日月曜日

中栄に関して

「中栄」は「苗字の読み方辞典」で「なかえ>なかえい」となっていました。
いずれの読みも実在を確認できます。

「なかえ」と「なかえい」を分けるかどうかは、ちょっと悩みます。
聞いた印象がほとんど一緒ですからね。

このあたりは難しい問題です。
「狩野」で「かのう」と「かの」は同じものとして扱っています。
「国分」で「こくぶ」と「こくぶん」は別のものとして扱っています。

では、「なかえ」と「なかえい」はどうでしょうか?
ローマ字で書くと、どうしても異なってしまうというのはポイントですね。
「こくぶ」と「こくぶん」もローマ字にすると異なっていますし。

似たような苗字で「永栄」のときは「ながえ」と「ながえい」を分けて考えていました。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/09/blog-post_10.html

ということで、「なかえ」と「なかえい」も分けることにします。

2016年1月10日日曜日

堂満に関して

「堂満」は「苗字の読み方辞典」で「どうみつ」となっていました。
鹿児島県に多い苗字です。

これ以外に「どうまん」と読んでいる方を何人か発見しました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/kennichi.dohman

「堂満」は旧字体で「堂滿」としている方もいますが、こちらは圧倒的に数が少ないようです。

2016年1月9日土曜日

権瓶に関して

「権瓶」は主に「ごんぺい」と読みます。
それ以外に「ごんべ」という読みもあり、これまでは「ごんぺい・(ごんべ)」として載せていました。

これ以外に「ごんびん」という読みがあることを教えていただきました。
確かに「ごんびん」と読めますが、誤記やアダ名である可能性を否定しておく必要があります。


下記では、しっかりと「ごんびん」と書いてありました。
間違いではなさそうです。
http://www.toshimamura.org/pdf/kouhou/2705kouhou.pdf#search='%25E6%25A8%25A9%25E7%2593%25B6+%25E3%2582%25B4%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2593%25E3%2583%25B3'

「権瓶」は新潟県に多い苗字ですが、「権瓶(ごんびん)」さんは東京都から南に進んだ離島である利島村の方だそうです。

こちらはtwitterでのつぶやき。
同一人物ではないのかもしれませんが、「権瓶(ごんびん)」さんと会ったとつぶやいています。
https://twitter.com/burunturo

これも確かそうなので、加えることにします。

2016年1月8日金曜日

重城に関して

「重城」は「じゅうじょう」という読みで載せていました。

「城」という漢字が苗字で用いられた場合、「じょう」、「しろ」、「き」の3つの読みを確認する必要があります。
「重城」もそう思ってあれこれと探したのですが、「じゅうじょう」以外は見つけられませんでした。

しかし、それ以外に「しげしろ」という読みがあることを教えていただきました。
http://www.btvm.ne.jp/~shige/framepage33.html

これは間違いなさそうです。
というよりも、なぜこの読みを見つけられなかったのか恥ずかしいくらいです。

この読みも加えておきます。

2016年1月7日木曜日

古結に関して

「古結」は「こけつ」という読みで載せていました。
兵庫県伊丹市に集中している苗字です。

これに「こゆう」という読みがあると教えていただきました。

http://tada-east.way-nifty.com/photos/staff/photo_2.html

http://www.jfa.jp/news/00001085/

見つけられたのは上記のひとりだけなのですが、しっかりと「こゆう」となっており、アダ名や記載ミスではなさそうです。
兵庫県の方のようなので、どこかで読み方を変えたのでしょうか?

間違いもなさそうなので、この読みも加えておきます。

2016年1月6日水曜日

楮原に関して(訂正)

「楮原」に関しては以前にまとめました。

http://new5g00.blogspot.jp/2015/12/blog-post_3.html

では、「楮原」はどうでしょうか?
こちらは「かごはら★>かぞはら(こうぞはら・こずはら)」となっていました。

「こうぞはら」と「こずはら」は実在していそうです。
https://www.facebook.com/satoshi.kouzohara
https://www.facebook.com/mutsuko.kozuhara

ともに偽名っぽさがないので大丈夫だとは思うのですが、それぞれひとりずつしか見つからなかったので、残念ながら見送ります。


「苗字の読み方辞典」に載っている読みをいくつか検討したのですが、その中で「こうぞはら」と「こずはら」はありそうだけど確証までは得られないと思い、採用しなかったのです。

しかし、改めて上記の「satoshi kouzohara」という方を検索してみました。
漢字で書くと「楮原聡」となっています。
この方はマラソンが趣味のようで、あちこちに名前が見つかります。
いずれもで「こうぞはら」というふりがながあります。
これはやはり問題がないなと考えなおし、この読みを加えることにしました。

「こずはら」に関しても同様にして検索しましたが、こちらはそこまで強い確証が得られませんでした。

2016年1月5日火曜日

都志に関して

「都志」は「苗字の読み方辞典」で「つし>ずし★(岡山)(とし)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」では兵庫県と岡山県に多く、次いで大阪府となっていました。
その隣接する3府県に多いというわけです。

「とし」という読みは見つかりませんでした。

「つし」はもちろん実在を確認できます。
問題は「ずし」です。
facebookで「zushi」という方なら何人も見つかるのです。

「都」の読みは「と」か「つ」であり、「す」という読みはないはずです。

したがって本来は「づし」が正しいのではないかと思うのです。
実際に下記の方は「づし」と名乗っています。
http://ameblo.jp/workspacesou/entry-12101971402.html


もちろん「ずし」と名乗っている方もいます。
いや、実際にはやはり「ずし」と名乗っている方が多いです。
https://mall.tamarun.jp/tamarunEC/shop/Page0153/link/3/130/3/137/0/1767

発音としては一緒なので、どちらかに統一すべきです。

以前に「槌谷」で「ずちたに」ではなく「づちたに」と名乗っている方がいると書きました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/12/blog-post_9.html

これと同じ理屈であれば、「ずし」ではなく、「づし」が正しいことになります。
しかし、ここはあえて「ずし」を採用したいと思います。

理由としては「槌谷(づちたに)」とは異なり、かなりの数の「ずし」という読みの方がいるからです。
ある程度の数がいるのであれば、慣用として「都」を「ず」と読んでも良いのではないかと思うのです。

2016年1月4日月曜日

土坂に関して

「土坂」はありがちな苗字のようではありますが、全国で480人ほどなので、かなり稀少な苗字だと思います。
「苗字の読み方辞典」では「つちさか・どさか」となっていました。
いずれの読みも実在を確認できました。

それ以外に「とさか」という読みも確認できました。
https://www.facebook.com/yoshie.tosaka.98

一文字目の濁点の有無は別扱いで考えることにしていますので、これは新規の読みということになります。

2016年1月3日日曜日

土島と土嶋に関して

「土島」は「苗字の読み方辞典」で「つちしま・つちじま>どじま・としま・どしま」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、北海道と石川県、熊本県に多いようですが、割と全国に散らばっています。

一文字目以外の濁点の有無は気にしないことにしていますので、「つちしま」と「つちじま」はどちらかを採用します。
「としま」は「としま」で良いのですが、「どじま」と「どしま」もどちらかを採用します。
これらの5種類の読みはいずれも実在を確認できました。

「苗字の読み方辞典」では並列のようでも、多い順に並べているようです。

調べてみると、やはり「つちじま」よりは「つちしま」が多そうです。
また、「どしま」よりは「どじま」の方が多いようです。

これらから、「土島」は「つちしま>としま・どじま」としておこうと思います。


それでは、「土嶋」はどうでしょうか?
こちらは「つちしま>つちじま・どじま」となっていました。
これらの読みも確認できました。
一文字目以外の濁点の有無は気にしないという原則にしたがって、「土嶋」は「つちしま>どじま」としておきます。
「土嶋」には「としま」という読み方はないようでした。

2016年1月2日土曜日

対島と対嶋に関して

あけましておめでとうございます。
このブログを始めて3度目の正月です。

特別なことは何もしませんが、今年もよろしくお願いします。


「対島」は「つしま」と読みます。
他の読み方はなさそうです。

これだけだと難読かもしれませんが、「対馬」で「つしま」が読めれば、そこからの連想で読めるかもしれません。

「島」を「嶋」に変更しただけの「対嶋」ですが、こちらは「苗字の読み方辞典」でカッコつきで載っていました。

どういうことかというと、「対島(対嶋)」が「つしま」となっていました。

私は「島」と「嶋」は別扱いにしているので、「対嶋」は別に探すことにしました。
しかし探してみると、これは見つからない。

悩ましいですね。
しかし、「対」の旧字体である「對」を用いた「對嶋」ならば見つかりました。
https://www.facebook.com/hironori.tsushima

こちらであれば、「苗字の読み方辞典」にも載っていました。
読み方は「つしま」でした。

この手の旧字体でしか見つからない苗字は扱いに困りますが、これまでの原則にしたがって「対嶋」と「對嶋」を併記という形にします。