2016年1月16日土曜日

七宮に関して

「七宮」は「苗字の読み方辞典」で「ななみや・しちみや(しちのみや・ひちく★・しちく・しちぐ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、宮城県と福島県に多く、その2県で5割を占めていました。
そして次に多いのが香川県高松市でした。
それ以外は全国に散見していました。

「ななみや」と「しちみや」はもちろん実在します。
どちらがどこに多いとまでは分かりませんが、関東から東北にかけてだと思います。

「しちのみや」はかなり少ない読みのようですが、これも確認できました。

問題は残りですね。
「ひちく」と「しちく」、「しちぐ」です。
「しちぐ」は見つけられませんでしたが、「ひちく」と「しちく」は確認できました。
いずれも香川県のようでした。
それなので、「ひちく」と「しちく」を合わせると1割以上あるのかもしれません。

ここから先は悩むところです。
実は、読み方としては「ひちく」の方が「しちく」よりも多そうだったのです。
https://www.facebook.com/seiji.hichiku
https://www.facebook.com/eikichi.shichiku

「ひちく」も「しちく」も香川県高松市に集中しているようであったため、名乗っている本人たちはそれほど差を気にしていないのかもしれません。
ただ、苗字の読みとしては別々にするのは気がひけます。
「宮」を「く」と読むのは問題がないと思いますし、そうすると後は「七」を「ひち」と読むか「しち」と読むかだけの違いだと思うのです。

これまでにも「七」を「ひち」と読む苗字はいくつも見つけていたのですが、基本的には「しち」と読むものばかりでした。
「ひち」はあくまで例外的なものとして、表に載せてはいませんでした。

唯一、載せたのが「七海」で「ひつうみ」と読むケースです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/12/blog-post_30.html

今回の「七宮」も「ひちく」と名乗っている方が多いのかもしれませんが、やはり私としては「しちく」を採用したいと思います。

このあたりは悩むところです。
アルファベットで表記してしまうと頭文字が全く異なってしまうからです。
一文字目の濁点を別扱いにしているのと、どこが違うのだ?と言われると答えられないのも弱いところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿