2016年11月30日水曜日

刈和に関して、幽霊苗字かも?

「刈和」は「かりわ」と読むので良いのではないでしょうか?

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件。
静岡県と奈良県に1件ずつでした。

これだけ稀少な苗字だと、ウェブ上で見つけるのは難しいです。

なぜ、この苗字を探していたかというと、「苅和」という苗字が長野県や静岡県を中心として存在するからです。
こちらは「かりわ」と読みます。

「苅」と「刈」は異体字なので、まとめて調べているのですが、「苅和」が簡単に見つかるのに対し、「刈和」は全くヒットしませんでした。

ひょっとして幽霊苗字なのではないかとまで思っていました。

いちおう、「住所でポン!」では「刈和」がヒットします。
http://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/11/25/59.html

上記は2012年版ですが、同一人物だと思われる方が2007年版では「苅和」となっていました。
https://jpon.xyz/2007/11/25/71.html?p=4


下記は2000年版の「住所でポン!」ですが、こちらも「刈和」を「苅和」に変えるとヒットします。
http://www.jusyopon.com/data/2000/index.php/25/28/109.html
https://jpon.xyz/2000/41/117/59.html?p=1


明らかに「苅和」が正しいようです。
http://dai3kako.co.jp/

電話帳に「刈和」で載っていた時期もあったのかもしれないですが、誤記の可能性が否定できません。
確実だと思われるものがなければ、これを載せるのはやめておきます。

2016年11月29日火曜日

小岱に関して

「小岱」は「苗字の読み方辞典」で「こぬた★>しょうたい(熊本)(このた)」となっていました。
(以前の記載です)
「★」は難読を表すマークですが、実際にはどれも難読ではないでしょうか?

「岱」はJIS第1水準の漢字ですが、苗字には用いられることがほとんどありません。
最多なのが、この「小岱」です。
他は「東岱」と「茂岱」しかありませんでした。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で54件。
そのうち6割近くが静岡県富士宮市に集中していました。
次に多いのが熊本県ですが、6件だったので約1割にしかなりません。

読みとしては「こぬた」と「このた」は確認ができました。

「しょうたい」は見つからなかったので、「苗字の読み方辞典」の方に問いあわせたところ、「しょうたい」ではなく、「しょうだい」であったとのことでした。
https://www.facebook.com/akari.shodai

複数で確認がとれたので、「しょうだい」という読みも間違いがなさそうです。
この読みも追加します。

ただ、全体の1割以上もいるのかどうかという点は疑問が残ります。

2016年11月28日月曜日

隆に関して

もちろん一字姓の話です。

「隆」は「苗字の読み方辞典」で「たかし>たか(りゅう)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「隆」姓が最も多いのは三重県(7件)、次が鹿児島県(6件)。
後は千葉県と石川県が4件ずつで続いていました。

全国で35件なので、かなりバラバラと散っている印象です。

ちなみに鹿児島県の「隆」は、やはり奄美大島でした。
一字姓といえば奄美大島のようです。

私が確認できる電話帳を見てきました。

「高崎」~「隆」~「高品」~「高島」
となっていました。

facebookでは読みを確認できる方が見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002950481663

「たかし」という読みは確認できたと判断しますが、他の読みに関してはまだかくにんできていません。
(あくまでも私が確認できていないということです)

2016年11月27日日曜日

静岡に関して

「静岡」に関してです。
もちろん地名ではなく、苗字の話です。

「静岡」はもちろん「しずおか」と読むのですが、静岡県ではなく、福岡県と鹿児島県に集中しています。
最多なのは福岡県直方市です。
ただ鹿児島県の大島郡にも同程度が見られます。

有名な地名と同じ名称の苗字は探しにくいので、備忘録として残しておきます。
https://www.facebook.com/miho.shizuoka

2016年11月26日土曜日

大に関して

本日は「大」という一字姓に関してです。

ありふれた漢字であり、かつファーストネームとしてもありうるものです。

「苗字の読み方辞典」では「だい>おお」となっていました。

自分では探せなかったので、相談してみたところ、「だい」は鳥取県米子市の電話帳で、「おお」は沖縄県石垣市の電話帳で載っているとのことでした。

さっそく自分でも確認してみました。
といっても該当する地域の電話帳を持っていないので、ウェブでの確認になります。

下記の方が鳥取県米子市出身の「大(だい)」さんとなっていました。
親族にも同姓の方がおり、間違いないと思います。
https://www.facebook.com/atsuko.dai.5


「おお」という読みは、ウェブ上では確認できませんでした。

とりあえず、「大」は「だい」として載せておきます。
「おお」は確認ができ次第、載せることにします。

2016年11月25日金曜日

角園に関して

「角園」は「苗字の読み方辞典」で「すみぞの」となっていました。

「角」という漢字は読み方が多様であり、この苗字も他に読み方がありそうですね。
いろいろと試してみたところ、「かくぞの」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/keiji.kakuzono

新規の読みです。

2016年11月24日木曜日

粠田に関して

また新たにJIS第3水準の漢字を用いた苗字を見つけました。

「粠田」です。
「すくもた」と読みます。濁点はつかないのが普通のようです。

ここまでのところ、JIS第3水準と第4水準の漢字を用いなければならない苗字は下記のようになります。
だいぶ増えてきましたね。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 5,400人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈野(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人


【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人

2016年11月23日水曜日

治武に関して

「治武」は「苗字の読み方辞典」で「じぶ>はるたけ(じむ)」となっていました。

いずれの読みも確認できました。

5割が滋賀県に集中している苗字です。

「じぶ」と「はるたけ」は全く読みが異なるので、由来が異なるのではないかと思うのですが、滋賀県以外に集中している地域がありません。

facebookで見ると、「はるたけ」は東京都付近に多い読みなのではないかという印象を受けました。


「じぶ」と「じむ」を分けるかどうするか?
このあたりはいつも悩む問題です。

「じむ」と名乗っている方がほとんどいなければ、まとめても良い気がするのですが…

「よしはら」と「よしわら」はまとめていますが、「じぶ」と「じむ」は発音した印象が、少し異なると思いますし、分けておくことにします。

2016年11月22日火曜日

古立に関して

「古立」は「苗字の読み方辞典」で「ふるたち>ふるたて(こだて・こだち・ふるだて)」となっていました。

いずれの読みも確認できました。
ウェブの「写録宝夢巣」では、全国で46件となっていました。
この数で、これだけ読みが分かれているというのは珍しいです。
最多が群馬県の11件、次が石川県と長崎県の7件となtっており、全国に散在している苗字であることが分かります。
由来が異なっているから、読みも多様化しているのではないでしょうか?

「ふるたち」が最多の読みであることは間違いなさそうですが、次に多いのは「こだち」であるような印象でした。

「ふるたて」はほとんどなく、「ふるだて」の方が多そうですが、そのふたつを合わせても「こだち」の方が多いのではないのかなと思いました。
実際、ここまで載せてきた読みとしても「ふるたて」はなく、「古館」と「古舘」を「ふるだて」として載せているだけでした。

よって。「古立」でも「ふるたて」ではなく、「ふるだて」を採用します。

これらから、私の独断なのですが、「古立」は「ふるたち>こだち・(こだて・ふるだて)」に変更しておきます。

2016年11月21日月曜日

舎と舍に関して

また新たな異体字を発見してしまいました。

「舍」です。
「舎」の異体字で、JIS第2水準です。
wiktionaryでは”日本以外の字体”と書かれていました。

「苗字の読み方辞典」でこの「舍」が用いられている苗字は「新舍」しかありませんでした。
実際に名乗っているのは下記の方がいました。
http://www.aplaw.jp/lawyers/chie-shinsha/
http://niben.jp/orcontents/lawyer/detail.php?memberno=9465

複数のページで確認できるので、このように名乗っているというのは事実でしょう。

分ける必要はないと思うので、「舎」に併記して「舍」を載せることにします。

ちなみに「新舎」の読みは「しんしゃ>しんや」となっており、どちらも確認できます。

発音した印象はほとんど変わらない気もするのですが、五十音順で並べるとだいぶ異なりますし、ある程度の数はありそうなので、このふたつは分けることにします。

2016年11月20日日曜日

実山と實山に関して

「実山」は「苗字の読み方辞典」で「じつやま>たねやま★(大分)・みやま(さねやま)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

旧字体を用いた「實山」は同じく「じつやま>たねやま★・みやま」となっていました。

「じつやま」は簡単に見つかります。
これは問題ありません。

「さねやま」は見つかりませんでした。
「実山」でも「實山」でも無理でした。

「たねやま」もかなり少ない印象でした。
本名として間違いなさそうなのは下記の方。
https://www.facebook.com/naoki.taneyama

下記の方も「たねやま」となっていました。
http://www.samadbali.com/wagamama_car_charter.php

facebookで「みやま」は下記の方のみ。
https://www.facebook.com/yuji.miyama.92

下記の方も「みやま」となっていました。
http://cyd-taxi.com/recruit/


以上から、「実山(實山)」では「じつやま」、「たねやま」、「みやま」は実在する読みであると考えて良さそうですが、「じつやま」が多数で、「たねやま」と「みやま」は稀少な読みであろうと考えます。

「実(實)」を「たね」と読むのは珍しいと思います。
「実(實)」で始まる苗字としては他になさそうでした。

2016年11月19日土曜日

静井に関して

「静井」は「苗字の読み方辞典」で「しずい」となっていました。

他の読みを探してみると「しずかい」という読みを発見しました。
http://hitosara.com/0006047409/person.html

ひとりだけでは不安なので、他も確認しました。
http://h26jikeikaratedo.web.fc2.com/profile2015.html
http://mynetz.jp/company/ShopInformation.aspx?CD_TENPO=14

実在は間違いないところでしょう。
新規の読みです。

2016年11月18日金曜日

篠辺と篠邊と篠邉に関して

「邊」と「邉」は「辺」の異体字であるので、「篠邊」と「篠邉」は「篠辺」に併記するということに対しては問題がないでしょう。
(正確に言えば「邊」は「辺」の旧字体です)

「苗字の読み方辞典」では「篠辺」の読みが「ささなべ★・しのべ」となっており、「篠邊」と「篠邉」の読みは「ささなべ」のみとなっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「ささべ」はなく、「ささなべ」であるというところにも注意が必要です。
「ささべ」という読みは見つかりませんでした。

「篠邊」と「篠邉」でも「しのべ」という読みが見つかりました。

https://www.facebook.com/tsubasa.shinobe
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004437787156

これら全てを合計して数えると、やはり「ささなべ」と「しのべ」は半々くらいだという印象でした。

2016年11月17日木曜日

洌鎌と冽鎌に関して

以前に「冽」という漢字を用いた苗字はなかったと書いてしまいました。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/07/blog-post_26.html


この頃は「住所でポン!」を利用していませんでしたが、調べてみると「冽鎌」も電話帳に載っていそうです。
http://jpon.xyz/2000/33/16/21.html?p=4

複数で見つかるので、誤記ではないと思います。
「冽鎌」を「洌鎌」に併記しておこうと思います。
「すがま」と読みます。

「洌」を用いた苗字は、「洌鎌」が最多なので大きな問題にはなっていませんが。

2016年11月16日水曜日

後安に関して

「後安」は「苗字の読み方辞典」で「ごあん・ごあ★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「ごあん」と「ごあ」を別の読みと考えるかどうかは難しい問題です。

例えば、「国分(國分)」は「こくぶ」と「こくぶん」を分けて載せています。
どちらも一定以上の数があるということと、アルファベットでの表記が異なることが理由です。

その意味でいえば、「ごあん」と「ごあ」も分けるべきでしょう。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「後安」は全国で44件。
そのうち最多の岡山県で18件。次が和歌山県で11件でした。

facebookで見ると「ごあん」は岡山県に多い読みで、「ごあ」は和歌山県に多い読みのようでした。
両県は隣接しているわけではないので、もともとの由来が別なのかもしれません。

どちらも一定以上の数がありますし、「国分(國分)」にならって分けることとします。

2016年11月15日火曜日

高達に関して

「高達」は「苗字の読み方辞典」で「こうだて>こうたつ・たかだて・たかだち」となっていました。

このうちで、「たかだち」だけは見つかりませんでした。

「たかだて」は下記でしか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/yutaka.takadate
https://www.chuokai-kanagawa.or.jp/archives/date/2015/04/page/2

実在は確かだと思いますが、稀少な読みである印象です。

「こうだて」と「こうたつ」は見つかりました。

「こうたつ」に関して、濁点のついた「こうだつ」は見つかりませんでした。

最多の読みが「こうだて」というのは面白いですね。
漢字だけを見ると、「達」を「だて」と読むというのはちょっと思いつかないです。

2016年11月14日月曜日

後平に関して

「後平」は「苗字の読み方辞典」で「ごひら>うしろびら・あとひら(せどひら)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で44件となっています。
この数の割には読み方が分かれていますね。

最多の山形県では13件となっていました。

「ごひら」が最多の読みであることは間違いなさそうでした。

「平」を「たいら」もしくは「だいら」で読む可能性も検討しましたが、見つかりませんでした。

「ごひら」の次に多いのは「あとひら」のようです。
このふたつは見つけやすいです。

「うしろびら」はほとんど見つかりません。
「うしろひら」でも見つかりません。
facebookでは下記の方しか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/kyoko.ushirobirakanno

下記の弁護士の方があちこちで「うしろびら」となっていましたので、実在は確かだと思います。
https://www.jurists.co.jp/ja/attorney/0395.html


「せどひら」はかなり難読だと思いますが、下記の方が見つかりました。
わざわざ、ふりがながふってあるので間違いないと思います。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/04file-h17maple-index.html


facebookで同姓同名の方がいました。
広島県出身のようなので、おそらく同一人物なのでしょう。

「後原」で「せどはら」と読む苗字も広島県に多かったので、「後」で「せど」と読む苗字はそのあたりが元なのかもしれません。

結論としては、「ごひら>あとひら」だと思います。
「うしろびら」と「せどひら」は1割未満の読みだと思います。


2016年11月13日日曜日

阿萬に関して

「阿萬」は「あまん>あま」として載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報で、これ以外に「あずま」という読みがあることを知りました。

http://sr-search.com/syarousi/2311200002/

http://www.aichi-sr.com/list/04.pdf

はっきりと本名だと分かるのは、この方だけですが、確実にありそうです。
この読みを加えておきます。

「あずま」の場合、「あづま」との差異が問題になりますが、このケースの場合は、用いられている漢字から「あづま」とは考えにくく、かつ本人も「あずま」と名乗っていることが分かっているので、それで良いでしょう。

2016年11月12日土曜日

是洞に関して

「是洞」は「苗字の読み方辞典」で「これとう>これどう・ぜとう」となっていました。

調べてみると、確かに濁点のつかない「これとう」の方が多いようでした。

「ぜどう」は見つかりませんでした。
facebookで「ぜとう」となっていたのは下記の方のみ。
https://www.facebook.com/masamichi.zeto

さすがにひとりだけでは実在を信じるわけにはいきません。

しかし、下記の方を見つけました。
http://www.tokyokotairenrikujo.jp/branch1/olddata/1syunnki/rel069.html

この手の陸上記録では誤記も多いので、まるまる信じるわけにはいかないのですが、この方の場合はあらゆるページで「ぜとう」となっていました。

「ぜとう」は1割未満の稀少な読みだという印象ですが、実在は確かだと思います。
備忘録がわりに残しておきます。

2016年11月11日金曜日

小指に関して

「小指」は「苗字の読み方辞典」で「こざす★>こざし・こさし」となっていました。

「こざし」と「こさし」はどちらも同じくらいでしたが、併せても「こざす」の方が圧倒的に多そうでした。

それ以外に「おざし」という読みを見つけました。
新規の読みです。

ちなみに「おざす」や「おさす」は見つかりませんでした。
「おさし」はありませんでした。

2016年11月10日木曜日

沢館に関して

「沢館」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に46件。
そのうち42件が岩手県に集中していました。

まず実在を疑う数ではありません。

「沢」を旧字体に変えた「澤館」はゼロでした。
これはちょっとありえないと思いました。

ここまで「沢」で始まる姓は必ず「澤」に変更しても見つかっていたからです。

ついでにいうと「沢舘」が19件で、「澤舘」が10件でした。
岩手県に多いのみ一緒です。

不思議ですね。
「沢舘(澤舘)」が19+10=29件なのに、「沢館(澤館)」が46+0=46件というのは…

「苗字の読み方辞典」では、いずれの読みも「さわだて」となっていました。

facebookでは「沢舘」や「澤舘」はヒットしますが、「沢館」と「澤館」は全くヒットしません。

ひょっとして幽霊苗字なのか?と考えましたが、「住所でポン!」では岩手県で確認できました。
http://jpon.xyz/2012/20/2/44.html?p=1

また少し古いデータですが、2000年の「住所でポン!」では「澤館」も見つけられました。
http://www.jusyopon.com/data/2000/index.php/20/46/265.html

これらから、やはり「沢館(澤館)」は実在すると考えます。
なぜfacebookでヒットしないかは謎です。
読み方は「さわだて」しかないかと思います。

2016年11月9日水曜日

三王に関して

「三王」は広島県に7割が集中している苗字です。

「苗字の読み方辞典」では「さんおう>さんのう」となっていました。

似たような苗字として「山王」があり、こちらは「さんのう」と読むことがほとんどです。

「山王」は鹿児島県が最多ですが、次くらいに広島県でも見られます。
広島県内だけでみると、「山王」と「三王」の多い地域は似ています。

全国で見れば圧倒的に「山王」が多いですが、広島県内だけならば「三王」が多いです。

「さんのう」も「さんおう」も発音した印象は変わらず、別扱いとはしたくありません。
facebookではどちらもありました。
https://www.facebook.com/tomoyuki.sanno
https://www.facebook.com/tsuyoshi.sanno1

https://www.facebook.com/ryosuke.sanoh.9
https://www.facebook.com/sanoh.mayuko

私としては、できるだけ読みを統一したいと考えています。
濁点の有無などもできるだけ統一してしまいたいと考えています。

今回の例でいえば、似た読みである「山王」と「三王」は五十音順で並べたとき、できるだけ近くにあった方が良いと思っているのです。

それなので、「三王」は「さんおう」の方が多いのかもしれませんが、「山王」に揃えて「さんのう」としておきたいと思います。

これに関しては、考えなおす可能性はあります。
やはり電話帳で多い読みに統一したいと思いなおすかもしれません。

現在の考えとしては、「三王」は「さんのう」としておきます。

2016年11月8日火曜日

後原に関して

「後原」は「苗字の読み方辞典」で「ごはら・せどはら★(広島)>あとはら(沖縄)(せどばら・せとはら・うしろはら)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

二文字目以降の濁点の有無は気にしていないので、「ごはら・せどはら>あとはら・(うしろはら)」で考えれば良いことになります。

この中で「うしろはら」は見つけられませんでした。
後々に見つかるかもしれませんが、今は除外しておきます。

それ以外の読みは全て見つかりました。
おそらく割合もそのままで良さそうでした。

「せどはら」はちょっと読めないですね。

これまでに「後岡」の稀少な読みとして「せどおか」というのがあるとしていますが、それ以外で「後」を「せど」と読んだものはまだありません。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/09/blog-post_11.html

ウェブの「写録宝夢巣」で、「後原」は広島県に最も多く、次いで隣接する鳥取県。
その次が沖縄県でした。
沖縄県で「あとはら」という読みがあるのは確かなようですが、他の県でも認められており、特にそこで多いというわけでもなさそうでした。

「後岡」で「せどおか」と読む苗字は大阪府や京都府にあるようですが、「後原」で「せどはら」はやはり広島県のようです。

「せどはら」という読みがどこから出てきたのかは分かりませんが、埼玉県に「後原(せどはら)」という地名がありました。
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/kenkofukushi/kenko/shiminnokenko/kenkozukuri/koen.html

由来は不明ですが、「せどはら」は広島県が由来と考えて良いと思います。
広島県の安芸郡海田町というところに集中しています。
鳥取県にはそのような集中した地域がありません。

「せどはら」が難読なので、「ごはら」や「あとはら」に読みかえた方がいるのだと思います。

ただし、それとは別に沖縄県に「あとはら」の読みがあるのかもしれません。

2016年11月7日月曜日

越渡に関して

「越渡」は「苗字の読み方辞典」で「こえど>こえと」となっていました。
これ以外にないか探してみたところ、「こしど」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/mizuki.koshido.5
https://www.facebook.com/yosikuni.kosido

濁点のつかない「こしと」もありました。
https://www.facebook.com/suzue.koshito

実在は確かだと思います。
「越渡」は「こえど・(こしど)」の形にしたいと思います。

2016年11月6日日曜日

海北に関して

「海北」は「苗字の読み方辞典」で「かいほく(かいほう★・うみきた・かいきた)」となっていました。

「★」は難読を表すマークです。

自分では「かいほく」と「うみきた」だけしか見つけられませんでした。

これ以外に「かいきた」を教えていただきました。
https://research-er.jp/researchers/view/123250
http://yamaga-medical-center.jp/practiceguidance/doctor/internal_circulatory.php

ひとりだけですが、全てで「かいきた」となっておりますし、これは間違いなさそうです。
「かいきた」も追加しておきます。

2016年11月5日土曜日

勝城に関して

「勝城」は「苗字の読み方辞典」で「かつしろ>かつき」となっていました。

しかし自分では「かつき」という読みが見つけられませんでした。

下記の方を教えていただきましたが、ひとりだけでは納得しかねるところです。
https://www.facebook.com/ryota.katsuki.9

追加で調べました。
http://msc.oups.ac.jp/frd/2008/
http://h30c.jp/staff/

ここまであれば実在は確かだと思います。

そもそも「勝城」で「かつき」が見つけられにくいのは、それがファーストネームとしても見つかってくるからなのです。
「かつき」という読みも加えておきます。

2016年11月4日金曜日

鍛に関して

本日は一字姓の「鍛」に関してです。

「苗字の読み方辞典」では「かじ・きたい(きたえ)」となっていたのですが、稀少な読みである「きたえ」だけが見つけられませんでした。

しかし、こちらを教えていただきました。
https://www.facebook.com/masaki.kitae.9
https://applemate.jp/user_data/company.php

どちらも青森県のものです。
「鍛」という姓は全国に散在していましたが、ウェブの「写録宝夢巣」では青森県で1件のみでした。

間違いないと考え、この読みも追加します。

2016年11月3日木曜日

北所に関して

「北所」は「きたどころ」という読みで載せていました。
大阪府と北海道に多いようです。

「苗字の読み方辞典」では「きたどころ>きたじょ」となっていましたが、「きたじょ」の方が見つけられませんでした。
「きたじょ」の実在を教えていただきました。
http://www.kitajo.jp/kitajo/kitajo-farm.html
https://kaken.nii.ac.jp/en/search/?qm=00347775

いずれも北海道の方のようです。

「きたどころ」はfacebookで確認したところ、大阪府に多い読みのようです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「北所」は全国で33件。
そのうち16件が大阪府で、9件が北海道でした。
大阪府に隣接する兵庫県でも4件でした。

それらから考えると、北海道では「きたじょ」で、大阪府では「きたどころ」と読むのだとしても良いのかなという気がします。

「苗字の読み方辞典」にならい、「きたどころ>きたじょ」としておこうと思います。

2016年11月2日水曜日

唐須に関して

「唐須」は「からす」という読みで載せていました。
兵庫県に集中している読みです。

これ以外の稀少な読みとして「とうす」があると教えていただきました。
http://www.wasedajuku.com/channel/good-professor/detail.php?professorid=116

自分でも探しましたが、この方以外には見つかりませんでした。
10年ほど前のページですが、大学教授となっています。

フルネームで検索してみましたが、全て「とうす」となっていました。
本名で良いのだと思います。
(大学教授という仕事をペンネームでできるのかは知りませんが)

ひとりしか見つからないと不安があるのですが、「唐須」自体が少ない苗字なので仕方がないのかもしれません。
「とうす」も追加することにします。

2016年11月1日火曜日

来村と來村に関して

「来」と「來」は異体字の関係にあるので、まとめています。
「来村(來村)」は兵庫県に多い苗字です。

「きたむら」という読みで載せていました。

これ以外の稀少な読みとして、「らいむら」があると教えていただきました。
http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E6%9D%A5%E6%9D%91+%E6%98%8C%E7%B4%80
http://www.raimura-clinic.com/about/index.html

これも間違いなさそうです。
稀少な読みとして追加しておきます。