2015年11月30日月曜日

苅米と刈米に関して

「苅米」と「刈米」はよく似ていますね。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「苅米」が全国で80件、「刈米」が35件でした。
どちらも半数以上が千葉県に集中しています。

漢字がよく似ていて、集中している地域が同じなので、読み方も同じような気がするのですが、違うのです。

「苗字の読み方辞典」では、「苅米」が「かりこめ・かりごめ (かりまい)」で、「刈米」が「かりまい>かりよね・かりごめ」となっていました。

ちなみに千葉県では他に「苅込」や「刈込」という苗字も集中しています。
このふたつの読み方はいずれも「かりこみ」か「かりこめ」でした。


本題に戻りますが、「苅米」で「かりまい」という読みは見つかりませんでした。
「かりこめ」と「かりごめ」はいずれも見つかりましたが、「かりこめ」の方が多いようです。

「苅米」は「かりこめ」としておきます。

「刈米」は不思議ですね。
集中している地域が同じなのに、これだけ読み方がまるで違います。
「刈米」で「かりこめ」と読む方は下記の方しか見つかりませんでした。
(正確には「かりごめ」ですが)
https://www.facebook.com/yasuhiko.karigome

「刈米」で「かりまい」と「かりよね」という読みは見つかりました。

それではと思い、「苅米」に「かりよね」という読みはあるのかと探しましたが、こちらは見つかりませんでした。

2015年11月29日日曜日

角矢と角中に関して

「角矢」は「苗字の読み方辞典」で「かくや>かどや」となっていました。

これらの読みはいずれも実在を確認できました。

「角」という漢字は読み方が多様なので、他に読みがないか確認しなければなりません。

今回、新たに「すみや」という読みを発見しました。
新規の読みです。


「角中」も同様です。
「かくなか>かどなか」となっていましたが、こちらも「すみなか」という読みを発見しました。
こちらも新規の読みです。

2015年11月28日土曜日

加藤岡と嘉陽田に関して

「加藤岡」は「苗字の読み方辞典」で「かとうおか>かとおか」となっていました。

千葉県に5割以上が集中しているのですが、なぜか岡山県にも小さな集積があります。

読み方としては「かとうおか」も「かとおか」も確認できました。

http://misako.org/

http://www.autobacs.com/store/staff/staff.aspx?ps=5&p=2&store=091372


この読みを見ていると、「石郷岡」という苗字を思いだします。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/03/blog-post_8.html

「石郷岡」は「いしごうおか」と読むのですが、稀少な読みとして「いしごおか」もあり、いずれもが確認できるのです。
「いしごおか」は稀少な読みと書きましたが、そもそも「石郷岡」はウェブの「写録宝夢巣」で532件、「加藤岡」は80件とまるで母数が違うのです。
要するに「石郷岡」で「いしごおか」と読む方と「加藤岡」で「かとおか」と読む方のどちらが多いのかと言われると難しい問題だと思うのです。


「石郷岡」に関しては「いしごうおか」と「いしごおか」は発音した印象がほとんど変わらないので、同じものとして扱うことにしました。

「かとうおか」と「かとおか」はいかがでしょうか?

これは悩みますね。

例えば「遊佐」という苗字では「ゆさ」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「ゆうさ」もあるのです。
これは分けています。
理由としては、ひらがなで二文字か三文字かというのは、発音した印象がまるで違うと感じたからです。
「遊」という漢字は「物見遊山(ものみゆさん)」のように、「ゆ」と読むこともありますし、「遊園地(ゆうえんち)」のように「ゆう」と読むこともあるので、どちらも正しいと判断したのです。

ただ、「郷」にせよ、「藤」にせよ、それだけでは「ご」や「と」とは読まないと思うのです。

「加藤岡」で「かとおか」と名乗っている方がいることは事実ですし、「かとうおか」とは五十音順でかなり異なってしまうことも事実なのですが、それを言いだすと、「菅原」を「すがわら」と「すがはら」で分けなくて良いのかとか、「宮地」で「みやじ」と「みやち」もだいぶ五十音順では異なるぞとなってしまうのです。

悩みます。
「石郷岡」に関しては「いしごおか」は稀少な読み(全体の1割以下)ということで分けませんでしたが、「加藤岡」で「かとおか」という読みはある程度の数があるようですし、「かとうおか」と「かとおか」は発音した印象がだいぶ異なるのではないかと思うので、これは分けることにします。


「嘉陽田」も同様です。
「かようだ」と「かよだ」のふたつの読みがあり、いずれも確認できました。

とりあえずひらがなで五文字以下の読みが四文字以下に変わるような読みで、ある程度の数がありそうな場合は分けるという方針にしようと思います。

2015年11月27日金曜日

苅野と刈野に関して

「苅野」は全国で430人ほどの苗字です。
福岡県や大阪府に散在しています。

読み方は「かりの」しかないかと思ったのですが、「苗字の読み方辞典」では「かりの>がりの★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「がりの」とは読めないなと思っていたのですが、探してみるとなかなか実在していると思われるものが見つかりません。
少なくとも全体の1割もいるようには思えないので、「苅野」は「かりの」だけとしておきます。


「苅」と「刈」は異体字の関係にあるので、「刈野」も同時に検討してみました。

こちらはほとんどいないようです。
ウェブの「写録宝夢巣」でも全国で2件(宮崎県のみ)しかないようでした。

ただgoogleで検索してみると、全く見つかりません。
幽霊苗字の可能性もあります。
「刈野」は実在を確認できるまで載せないことにしておきます。

2015年11月26日木曜日

角館と角舘に関して

「館」と「舘」は異体字の関係にあるので、いつもまとめて取り上げています。

「角館」も「角舘」も、「苗字の読み方辞典」では「かくだて>かくのだて」となっていました。
いずれも岩手県に集中している苗字です。

地名としては「角館」で「かくのだて」と読むものが隣の秋田県にあります。

調べてみると、「角館」も「角舘」も「かくだて」という読みは見つかりました。

ただ、「かくのだて」は少ないです。
https://www.facebook.com/nami.kakunodate
https://www.facebook.com/yasunobu.kakunodate

しっかりと調べたつもりですが、「かくのだて」で見つかるのは「角館」だけでした。

とりあえず、「角館」は「かくだて>かくのだて」とし、「角舘」は「かくだて」としておこうと思います。

2015年11月25日水曜日

萱間と萓間に関して

「萱間」と「萓間」はよく似ていますね。

「苗字の読み方辞典」ではどちらも「かやま」という読みになっていました。

「萱」と「萓」に関しては以前も書きました。
非常によく似た漢字ですが、全く別のものです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/02/blog-post_2.html


「萱間」は群馬県や静岡県、神奈川県など関東地方に散在します。
実在も確認でき、読み方も「かやま」で良いようです。

対して「萓間」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件(福島県)の苗字です。

「萓間」をgoogleで検索すると、ファーストネームが「真美」さんという方と「修」さんという方がヒットします。
このふたりが主でした。

いずれの方も、「萓間」を「萱間」に変えた方がはるかにヒットします。

http://researchmap.jp/read0060984/

http://www.fbs-society.org/thinkbass6.html

読み方も「かやま」ですし、おそらく「萱間」が正しいのだと思います。

私としては、「萓間」は幽霊苗字だと考えたいところです。
こちらは削除してしまいます。

2015年11月24日火曜日

上吹越と下吹越に関して

「上吹越」は「苗字の読み方辞典」で「かみひごし★>かみふきごし」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「上吹越」は鹿児島県に多い苗字なのですが、鹿児島県指宿市には「上吹越(かみひごし)」という地名があります。
苗字の集中する地域にある地名なので、おそらくこれが元と考えて良いのでしょう。
名前の由来はともかく、元は「かみひごし」であり、読みにくいため一部が「かみふきごし」に変えたのでしょう。
調べてみましたが、他に「上」を「うえ」や「じょう」などとした読みは見つかりませんでした。


「上吹越」は「かみひごし>かみふきごし」で良いと思います。



指宿市には「上吹越」と同様に「下吹越(しもひごし)」という地名もあります。

ついでだったので、こちらも調べてみました。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「しもひごし★」とだけなっていました。

数でいうと、「上吹越」が470人ほどで、「下吹越」が380人ほど。
難読であることは変わらないので、「下吹越」という苗字にも「しもふきごし」の読みがあるのではないかと考えました。

調べてみると、新たに「しもふきごし」と「しもふきごえ」というふたつの読みが見つかりました。
いずれも新規の読みです。

それではと、「上吹越」で「かみふきごえ」もしくは「かみふきこえ」という読みがないかと探しましたが、こちらは見つかりませんでした。
難しいものです。

更に「上吹越(かみふきごし)」はある程度の数がいそうですが、「下吹越(しもふきごし)」はほとんどいなさそうでした。

「下吹越」に関しても「した」で始まる読みでも探しましたが、見つかりませんでした。

2015年11月23日月曜日

上和田に関して

「上和田」は「苗字の読み方辞典」で「かみわだ」となっていました。

半数が鹿児島県に集中している苗字です。
それ以外には群馬県に小さな集中がある程度でした。

今回、新たに「うえわだ」という読みを発見しました。
いかにもありそうな読みです。
「かみわだ」とは全く異なる読みなので、てっきり群馬県が元で、全く由来が異なるのかなと思っていたのですが、そういうわけでもなさそうでした。
鹿児島県でも「うえわだ」という読みはありましたし、群馬県に多い読みというわけでもなさそうでした。
とりあえず、新規の読みです。

2015年11月22日日曜日

大垣内に関して

「○+垣内」という苗字は、この先もどんどん出てくるのですが、最終的にかなり苦労すると思うんですね。
とにかく読み方が多様です。

これまで出てきたのは下記の4つです。

「上垣内」…うえがいと・かみがいと>かみがいち・かみがうち・(うえがきうち・うえごうち・かみがきうち・かみごうち)(計8種類)

「中垣内」…なかがいち・なかがいと・(なかがうち・なかがきうち・なかごうち)(計5種類)

「下垣内」…しもごうち>しもがきうち・しもごうち・(しもがいち・しもがうち)(計5種類)

「西垣内」…にしがいと・にしがきうち>にしがいち・にしがうち・(にしごうち)(計5種類)


大雑把に分けると「がいち」と「がいと」、「がうち」、「ごうち」、「がきうち」になるわけです。
濁点がつかないものも考慮しておかなければいけないので大変です。

この「○+垣内」という苗字を見たら、それだけの読みをチェックしていくわけです。

「苗字の読み方辞典」では「大垣内」は「おおがいと・おおがきうち(おがくち★)」となっていました。

「おおがいと」と「おおがきうち」は見つかりました。

「おがくち」は新しいですね。
下記の方が見つかりました。
http://fightsspiral.wiki.fc2.com/wiki/%25E5%25A4%25A7%25E5%259E%25A3%25E5%2586%2585%20%25E6%25AF%2585

他の方でも同じ読みが見つかったので、「おがくち」は実在する読みと考えます。

「おおがいち」もありそうなんですが、下記の方しか見つかりませんでした。
本名のようですが、ひとりだけでは納得できません。
https://www.facebook.com/kinya.ogaichi

「おおがうち」と「おおごうち」は見つかりませんでした。
念のため、「だい」で始まる読みも探しましたが、こちらも見つかりませんでした。

以上から、「大垣内」は「おおがいと・おおがきうち・(おがくち)」としておきます。
「おおがいち」は保留します。

2015年11月21日土曜日

亀屋に関して

「亀屋」はありそうな苗字なのですが、探すとなかなか見つかりませんでした。

「亀谷」がひっかかってしまうんですね。

後は「亀屋万年堂」とか。

なんとか見つけたいなと思っていて、ようやく見つけたのが下記の方。
https://www.facebook.com/teruo.kameya

友達欄に同じ「亀屋」姓の方もいたので、これで安心です。

2015年11月20日金曜日

大後に関して

「大後」は「苗字の読み方辞典」で「おおご>だいご(おおせど★)」となっていました。

「おおご」と「だいご」は見つかりました。

しかし、「おおせど」は信じられませんでした。
どうしてそのような読みになるのかが分かりません。

「大後戸」で「おおせど」という、これも相当に難しい読みの苗字があり、これが途切れているだけではないかと考えました。

それでも探してみると、実在が確かそうな方が見つかります。

https://www.facebook.com/yukiko.ohsedo

https://www.facebook.com/etsuko.ohsedo

http://petit.lib.yamaguchi-u.ac.jp/G0000006y2j2/metadata/D570024000001

「大後」は千葉県に多い苗字ですが、「大後戸」は広島県に多い苗字なのです。
そして、「大後」で「おおせど」と読む方は広島県の方にいそうです。


もしくは「大後」という千葉県出身者が、広島県の方で暮らすようになり、読み方を「おおせど」に変えたというのは考えにくいです。
読みかえは通常、読みやすくするためだからだと思うからです。

おそらく広島県の方で「大後戸(おおせど)」という難読苗字の方がいて、どこかで「大後」だけで「おおせど」と変わったのではないでしょうか?




2015年11月19日木曜日

大栄に関して

「大栄」は「苗字の読み方辞典」で「おおえ(おおさかえ)」となっていました。
いずれの読み方も確認できたので、問題ないと思います。

「おおえい」という読みはありそうですが、見つかりませんでした。


これら以外に「だいえい」という読みがありそうでした。
https://www.facebook.com/miyuki.daiei
https://www.facebook.com/tatsuya.daiei

見つけたのは、このふたりだけでしたが、いずれも本名のようです。
ともに埼玉県出身というのも実在していそうに思えるところです。

アダ名ではないと考え、「だいえい」も加えておきます。

2015年11月18日水曜日

雄谷に関して

「雄谷」は「苗字の読み方辞典」で「おおや★>おたに・おや・おうや」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

これもまた悩ましいです。

「おたに」は問題ないのです。
簡単に見つかります。

「おや」はありそうですが、なんとも言えません。
http://www.hamanasu.or.jp/teshio/18/ryuikiken/03.html


問題は、「おおや」と「おうや」はどちらが正しいのかです。

「雄」には「お」という読み方がありますが、「おお」も「おう」もそういう読み方はなさそうです。

「雄谷」という苗字は石川県に集中しているのですが、そこには「雄谷」家というものがあります。
ここから広がっていったのだとは思いますが、この読み方がまちまちなのです。
下記のように「おうや」も「おおや」もありえるのです。

http://blogs.yahoo.co.jp/rchpp904/33355086.html

http://opendata-japan.com/fp-m1097-3375-67/

悩みますね。
「おおや」の方が多そうな印象です。
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/about/lec_profile/oya.html

「雄」で始まる苗字はまだひとつも載せていなかったので、他との比較もできませんでした。

悩みましたが、「おおや>おたに」としておきます。

「おや」に関しては保留です。
ある程度の数があるのならば、「おおや」とは別扱いにしようと思っています。

2015年11月17日火曜日

忍に関して

本日は「忍」という一字姓に関してです。

「おし」と「しのぶ」というふたつの読み方があります。

「おし」は見つかったのですが、「しのぶ」という読みがなかなか見つかりませんでした。
ファーストネームとしてもありえるものなので、なかなか見つけられなかったのです。

なんとか見つけたのが、下記の方。
https://www.facebook.com/yukihiroshinobu

他にも何人か、芋づる式に発見できました。

2015年11月16日月曜日

大安に関して

「大安」は知らないと、「たいあん」と読んでしまいそうですね。

ただ、苗字としては「たいあん」という読みはなさそうです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で84件。そのうちの25件が長崎県で、それが最多でした。

「苗字の読み方辞典」によると、全国で460人ほどの苗字で、「おおやす>だいあん(長崎)」となっていました。

最も集中している長崎県では「だいあん」ですが、それ以外の場所では「おおやす」ということなのでしょう。
長崎県の次に多いのが兵庫県なので、そこから「おおやす」という読みが出てきているのかもしれません。

それ以外に「だいやす」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004383549555

何人かいたので、大丈夫かなと思い、追加しました。
新規の読みです。

2015年11月15日日曜日

生頼に関して

「生頼」は「苗字の読み方辞典」で「おおらい★・おうらい(おらい)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「おらい」は見つかりませんでした。
この読みの実在に関しては保留します。

まずは「おおらい」か「おうらい」か、どちらが良いのかです。
発音した印象でいうと、どちらも一緒と考えるべきです。

「生」という漢字には「おお」という読みも「おう」という読みもなさそうです。
ただ、「誕生(たんじょう」とか「養生(ようじょう)」という読みはあるので、それに倣えば「おう」の方が良い気がします。

「おお」という読みを持つ漢字としては「大」や「多」、「仰」などがあるでしょう。
ここに「生」も加えて良いのか、というと疑問です。

ただ、以前に「生越」という苗字を扱ったとき、ここで「おおせ」という読みを発見しています。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/07/blog-post_20.html


何人も見つかっているのですが、「生越」はほとんどが「oose」という綴りになっていました。
「ouse」ではないのです。
「越」には「おせ」という読みはないので、「生」で「おお」と読んでいると判断するしかありません。


元に戻りますが、「生頼」に関しては「oorai」も「orai」も「ohrai」も「ourai」も全てありました。
要するにどちらが正しいということもないのでしょう。

悩みました。
数でいうと、やや「おうらい」の方が多い印象です。
「生頼」は「おうらい」としておこうと思います。

2015年11月14日土曜日

藤生に関して(訂正)

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。
「藤生」を扱うのは、これで3度目です。

いわゆる「○+生」の苗字です。
下記で最初に扱いました。
このときは「ふじう>ふじお・(ふじせ)」としました。
「○+生」の苗字は「柳生(やぎゅう)」や「桐生(きりゅう)」のように、語尾が「yu」と変化することが多いのですが、「藤生」は「ふじゅう」よりも「ふじう」の方が多いのです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/02/blog-post_4.html

更に、「ふにゅう」という読みが見つかったと書きました。
下記を参照してください。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/01/blog-post_26.html

「藤生」で「ふにゅう」と読むのは難しいなと思います。
実は「ふにゅう」という読みは、この方しか見つかっていないので、まだ表には載せていませんでした。

それ以外に「ふじおい」という読みがあるそうです。
こちらの方がまだ不思議ではないと思います。
https://www.facebook.com/hidenori.fujioi

こちらは複数で確認できるので、間違いないでしょう。

「ふにゅう」は保留し、「藤生」は「ふじう>ふじお・(ふじおい・ふじせ)」としておこうと思います。

2015年11月13日金曜日

案浦と岩間に関して

本日は「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「案浦」は「あんのうら」という読みで載せていました。

これ以外に「やすうら」という読みがあるそうです。
これは不思議ですね。
「安」ならば分かりますが、「案」には「やす」という読みはなさそうです。

しかし探すと何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/kensuke.yasuura
https://www.facebook.com/minami.yasuura



「岩間」は「いわま」としか読めそうもありません。
全国に27,000人ほどもいる、どちらかというとポピュラーな苗字です。

こちらも「がんま」という読みがあるそうです。
https://www.facebook.com/norichika.ganma
https://www.facebook.com/daiki.ganma

いずれも複数の方で確認できるので、問題はないかなと思い、加えておきました。

2015年11月12日木曜日

和出に関して

「和出」は「わで」という読みで載せていました。

これ以外に「わいで」という読みを教えていただきました。
いかにもありそうな読みです。

http://realworld.co.jp/corporate/
http://www.shc.co.jp/book/detail/000146.html


おそらく本名だと思いますが、念の為にもうひとりくらい探したいところです。

下記の方は、上の方とかなり名前が似ているので親族なのかもしれません。
http://voyagegroup.com/news/press/2014/534/

こちらも「わいで」となっていました。
http://jin-g.com/partner/release.php

間違いないと考え、この読みも加えました。

2015年11月11日水曜日

本蔵と本明に関して

本日も「苗字の読み方辞典」の方から教えていただいた稀少な読みです。

「本蔵」は「もとくら>ほんくら」で載せていました。
これは以前の「苗字の百貨店」のデータで、現在は「もとくら>ほんぞう・(ほんくら)」となっています。
「ほんぞう」という読みも確かに確認できました。

facebookで何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/wataru.honzou
https://www.facebook.com/shiomi.honzou.5



「本明」は「ほんみょう>もとあき」として載せていました。
こちらも「ほんめい」という読みがあるそうです。
https://www.facebook.com/hanae.hommei


これらの読みも新たに加えておきます。

2015年11月10日火曜日

間地と安波に関して

稀少な読みとして「苗字の読み方辞典」に載っていたものの、自分では発見できなかったものをいくつか教えていただきました。

「間地」は「まじ」という読みで載せていました。
これ以外に「あいち」という読みがあるということでしたが、自分では見つけられませんでした。

下記に「間地(あいち)」さんという税理士の方がいました。
http://www.mapfan.com/spotdetail.cgi?SPOTCODEINT=S3H5Q,J,X6BR5

「あいち」と名乗っているのは、この方しか見つかりませんでしたが、他のところでも「あいち」になっているので大丈夫かなと思います。
http://search.tkcnf.or.jp/tkc_member/memberSearch.do?a=21000



「安波」は「やすなみ」で載せていました。
こちらは「あば」という読みがあるそうです。

実はこの読みは以前にも探していて、下記の方を見つけていました。
https://www.facebook.com/shingo.aba

ただ、ここでヒットする方をフルネームで検索すると、下記のページが見つかるのです。
http://www-ise3.ist.osaka-u.ac.jp/?%C2%B4%B6%C8%B8%A6%B5%E6%A5%C6%A1%BC%A5%DE%A1%BF%BF%CA%B3%D8%A1%A6%BD%A2%BF%A6%C0%E8


上記のページでは2箇所で「柳生」→「安波」→「山崎」、「柳生」→「安波」→「山地」となっていました。
他の部分と併せてみても、これは五十音順に並んでいるとしか思えません。
それなので、これは「やすなみ」と読むのだろうと判断しました。
すなわち「あば」はアダ名だろうと考えたのです。

しかし、今回は栃木県塩谷郡高根沢町に5件あるという情報を頂き、新たに探してみました。
思えば、上のfacebookの方も栃木県塩谷郡出身となっています。

見つけたのが、下記の方。
http://beauty.hotpepper.jp/slnH000155493/stylist/T000281349/

これは確かそうです。
「安波(あば)」は実在する読みと判断して、新たに加えました。

2015年11月9日月曜日

円と圓に関して

本日は「円」と「圓」という一字姓に関してです。

「圓」は「円」の旧字体なので、ぱっと見はまるで異なりますが併記としています。

実際、漢字一文字の「円」と「圓」はどちらも鹿児島県の奄美大島に多く見られる苗字であり、同一のものと考えてもおかしくないと思います。

「苗字の読み方辞典」で見ると、「円」は280人ほどで読み方は「えん>つぶら・まどか」、「圓」は150人ほどで「えん>まどか(まとめ★)」となっていました。

ちょっと考えてもらうと分かるのですが、「円」や「圓」を「えん」と読む苗字をウェブで探すのは非常に大変です。
一般的な漢字と読みなので、余分なものがひっかかってきてしまい、苗字の発見にたどりつかないのです。

「円」を「まどか」と読むのは見つかりやすいかと思いましたが、こちらも大変でした。
ファーストネームが「円(まどか)」というひとが多いのです。


簡単に見つけられたのは、稀少な読みではあるけれど、珍しい読みである「つぶら」と「まとめ」です。
https://www.facebook.com/takuto.tsubura
https://www.facebook.com/kazunosuke.matome

このふたつに関しては問題ないと思います。

「えん」と「まどか」に関しては、「苗字の読み方辞典」の方に相談してみました。
奄美大島を中心に「えん」が31件、「つぶら」が3件、「まどか」が6件、「まとめ」が1件。
その他に「まどか」とも「まとめ」とも判断がつかないものが2件でした。

これまでにも何件かありましたが、とにかく奄美大島というのは一字姓が多いです。
そして「円」も「圓」も奄美大島では「えん」と読むようです。

それ以外の読み方は全国に散見されます。

なんとかウェブ上で見つけられないかと努力しました。
「奄美」をキーワードに「円」と「圓」を「えん」と読む苗字は何件か見つけられました。
https://www.facebook.com/yuta.en1
https://www.facebook.com/takuya.en

「円」や「圓」を「まどか」と読むものは下記の方しか見つけられませんでした。
https://www.facebook.com/asami.madoka

4種類の読みは全て実在を確認できたと判断します。
メインは「えん」だと思い、それらに比べると後の読みは同程度なのかなと考えます。
「円(圓)」は「えん・(つぶら・まどか・まとめ)」としておこうと思います。

2015年11月8日日曜日

小端に関して

「小端」は「苗字の読み方辞典」で「おばた・こばた」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、北海道と三重県に集中しています。

もちろん、「おばた」と「こばた」という読みはあるのですが、他にないか探してみました。

「小」が苗字の一文字目にきたときは「お」か「こ」と読むことがほとんどだと思います。

「端」は「はた」もしくは「ばた」という読み方以外に「はし」と「はな」と読むことがあります。
それぞれを濁点の有無まで考慮すると2×6=12通りの読み方が考えられます。

それを全て確かめていったところ、「こばし」と「こはな」という読みを発見しました。
いずれも新規の読みです。

2015年11月7日土曜日

小賀野に関して

「小賀野」は「苗字の読み方辞典」で、「おがの」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では埼玉県本庄市と徳島県阿波市に集中が見られます。
全く離れた場所なのでもともとの由来が別なのではないでしょうか?

「小」で始まる苗字をみたときは「お」と「こ」の両方を確認する必要があります。
調べてみたところ、「小賀野」で「こがの」という読みを見つけました。
新規の読みです。

やはり数としては「おがの」よりかなり少なそうで、特に埼玉県や徳島県に集中しているということもなさそうでした。

2015年11月6日金曜日

王丸に関して

「王丸」は「苗字の読み方辞典」で「おおまる>おうまる」となっていました。

「おおまる」も「おうまる」も発音した印象でいえば、同じものと考えて良いでしょう。
問題はどちらを採用するかです。

google検索で、「王丸」&「facebook」&「oomaru」としてヒットしたのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/takako.oomaru

同様に「omaru」となっていた方が3名。
「ohmaru」が5名で、「oumaru」が6名でした。

これらのローマ字表記からは「おおまる」よりも「おうまる」の方が多い印象です。
電話帳の並び順では異なっていたのでしょうか?

ただ、漢字自体の読みを考えると、やはり「おうまる」が自然ではないかと考えるのです。
ここは「おうまる」を採用しておこうと思います。

2015年11月5日木曜日

大船と大舩に関して

「大船」は「苗字の読み方辞典」で「おおふね>おおふな」となっていました。
北海道と青森県に集中している苗字です。

「舩」は「船」の異体字なので、「大舩」も同じものとして扱っていますが、こちらは数がずっと少なく「おおふね」と読むようです。

facebookで調べると、「おおふね」という読みは見つかりますが、「おおふな」はなかなか見つかりません。

探そうとすると、神奈川県の地名である「大船(おおふな)」がヒットしてしまうのです。

下記のように、いないわけではないと思うのですが…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006223446936

とりあえず、はっきりとしないので、「大船(大舩)」は「おおふね」のみとしておきます。

2015年11月4日水曜日

宇宿に関して

「宇宿」は「苗字の読み方辞典」で「うすき★>うすく★・うしゅく」となっていました。
けっこう難読ですね。

鹿児島県に「宇宿(うすき)」という地名があるので、そこが元なのでしょう。
下記に由来のようなものがあります。
http://www.usuki.or.jp/history.htm

実際に調べてみると、「うすき」も「うすく」も「うしゅく」も見つかります。

これは悩ましいですね。
ただ、発音してみると、「うすく」も「うしゅく」もほとんど同じではないかと思うので、ここは「宇宿」の読みとして「うすき・うすく」としておこうと思います。

2015年11月3日火曜日

生長に関して

「生長」は「苗字の読み方辞典」で「いくなが>おいさき★(いきなが)」となっていました。

ちなみに、以前の「苗字の百貨店」では「いきなが・いくなが>おいさき」となっていました。

全国で450人ほどの苗字なので、それぞれの読みは更に少ないとは思います。

ただ、facebookで調べていった結果でいうと、「いきなが」がやはり多そうで、「いくなが」もほとんど同じくらいありそうでした。

「おいさき」はそのふたつに比べると明らかに少なさそうでした。

それとは別に「いけなが」という読みも見つけました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/yasuhiro.ikenaga.9

「いけなが」という読みもそれほど数がなさそうでしたが、それと同じくらい「おいさき」も少なさそうなのです。

以上から、私としては「生長」は「いきなが・いくなが・(いけなが・おいさき)」としておこうと思います。

電話帳にあたったわけではないので、勝手な解釈ですが…

2015年11月2日月曜日

五十島と五十嶋に関して

「五十島」は「苗字の読み方辞典」で「いがしま・いそしま>いそじま(いかじま)」となっていました。
全国で450人ほどで、福島県に最も多く、次いで富山県、新潟県に多い苗字です。

対して、「五十嶋」は全国で90人ほどと少なく、読みは「いがしま・.いかしま>いそじま・いそしま」となっていました。
こちらの方は富山県が多く、次に新潟県です。

「五十」で始まる苗字はかなり多いのですが、最も有名なのは「五十嵐(いがらし)」でしょう。
次いで多いのが「五十川」や「五十畑」です。

しかし、「五十」を「いが」と読むのは「五十嵐」くらいで、最も多い読みは「いそ」、次が「いか」でした。
(唯一、「五十子」で「いがっこ」と読むことがあるくらいでした)


まず、「五十島」から検討していきます。
結論としては、「いが」で始まるものと「いそ」で始まるものは半々くらいでした。

濁点の有無を気にしなければ、「五十島」は「いがしま・いそしま」で良いと思います。
(「いそしま」と「いそじま」のどちらが多いのかは判断できませんでした)


次に「五十嶋」です。

私しては、「島」と「嶋」のように異体字の部分だけが異なる苗字というのは、できるだけ読みを統一させたいという思いがあったのです。
それなので、「五十嶋」は単純に「いがしま>いそしま」で良いのではないかと考えました。

しかし、実際に探してみると、「いそしま」と「いそじま」は見つかるのですが、「いがしま」は見つかりません。
「五十嶋」の読みとしては「いかしま」ばかりなのです。
かといって「五十島」で「いかしま」はほとんど見つかりません。

ここは悔しいのですが、「五十嶋」の読みは「いかしま>いそしま」としておきます。

「いそしま」と「いそじま」に関しては、「五十島」で「いそしま」としたので、「五十嶋」もそちらを採用します。

この不思議な違いはどこから来ているのか気になりますね。
おそらく、「五十嶋」で「いかしま」と読むのは富山県が元で、「五十島」は福島県が元なのかなと思いますが。

2015年11月1日日曜日

馬部に関して

「馬部」は「苗字の読み方辞典」で「うまべ・ばべ(兵庫)(まべ)」となっていました。

このうち、「うまべ」と「ばべ」は実在を確認できました。
「ばべ」は淡路島(兵庫県南あわじ市)に多く、「うまべ」は東京都調布市に多いようです。

「まべ」という読み方だけがなかなか見つからず、探すのに苦労しました。

検索すると「馬部雄進(まべ・ゆうしん)」という方が見つかりますが、本名かどうか自信がありません。

ようやく見つけたのが下記のページ。
http://k-cr.jp/mf/pdf/0525.pdf


まあ、大丈夫かなと思い、「まべ」も加えることにします。