2014年8月31日日曜日

羽川と迫間に関して

「羽川」は「苗字の百貨店」で「はがわ>はねかわ」となっていました。
しかし「はねかわ」は見つかりませんでした。

「苗字の百貨店」のデータを受け継いだ「苗字の読み方辞典」では「羽川」の読みは「はがわ」だけでした。
こちらが正しいと考え、「はがわ」のみとします。


「迫間」は「はざま>はさま・さこま」となっていました。
「間」を「ま」と読んでいることは確かでしょうから、「迫」を「はざ」と読んだり、「はさ」と読んだりしているわけです。

「中島」などの苗字で「なかじま」と「なかしま」というふたつの読みがあるのとはちょっと違うとは思います。
「中島」の場合、「島(しま)」が前の音につられて濁点がつくかつかないかという違いだからで、「迫間」では「迫」の読み方自体が変わってしまっているからです。

悩みますが、「はざま」と「はさま」は同じものとしておきます。

ちなみに「苗字の読み方辞典」では「さこま>はざま・はさま」となっていました。
最多の読みが異なっているわけです。

これまでもこういう苗字があったと思います。
気づいたら少しずつ修正をしていかないと間違ったデータになってしまいます。
時間のある限り、見なおしていこうと思います。

2014年8月30日土曜日

能沢に関して

「能沢」は「のざわ」と読むことが多く、次に多いのが「のうざわ」でした。

「遊佐」という苗字のところでも検討しましたが、「遊佐」の最多の読みである「ゆさ」の他に「ゆうさ」という読みもあり、これは別のものとして扱っています。

発音した印象が異なるし、五十音順で並べてもずいぶんと異なってしまうからです。

それなので、「のざわ」と「のうざわ」も分けます。

「狩野」の「かの」と「かのう」は同じものと考えていますが、苗字の最後の文字以外で伸ばす音が入るか入らないかというのはかなり印象が異なってくるので、だいたい別扱いとしています。

これまででいうと「石郷岡」という苗字の読みである「いしごうおか」と「いしごおか」だけは途中に伸ばす音が入っていますが、例外的に同じ読みとして扱っています。

ひらがなで五文字以上になると、伸ばす音が入っても入らなくても印象が変わらないような気がするのと、それほど多くない苗字である「石郷岡」をわざわざふたつに分ける理由もないかと考えたからです。

2014年8月29日金曜日

おわび

この「日本の苗字を数える」というブログは「苗字の百貨店」の内容に大きく依存した形でやっていますが、「苗字の百貨店」自体には全く断りを入れていませんでした。

閉鎖されたサイトであり、管理人さんと連絡をとる手段がなかったことが大きい理由です。

ですが、ほそぼそと1年以上もやってきたところ、そちらの方面から連絡をいただきました。

これまでは見つからない読みに関し、私の独断で削除して後で見つかれば追加するという形にしていましたが、今後はもう少し各所に相談してからにいたします。

そのため更新が遅れることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

2014年8月28日木曜日

中垣内に関して

「中垣内」は「◯+垣内」の形であり、こういう苗字は読み方が多数あることが多いです。

「苗字の百貨店」では「なかがいと・なかがいち(なかごうち・なかがきうち)」となっていました。

これらは全て実在を確認できました。

他の「◯+垣内」のパターンでよくある読み方をチェックしていったところ、「なかがうち」という読みを見つけました。
これも新規の読みになります。

2014年8月27日水曜日

生天目と那波に関して

「生天目」は「なまため」と読むことが多いですが、「なばため」という読みもあります。
いずれにせよ、知らないと読めないのではないかと思います。

他に「苗字の百貨店」では「うてんめ」という読みも載っていましたが、これの実在は確認できませんでした。

「なまため」と「なばため」をどのように考えるかですが、私は別扱いで良いと思っています。

これまで「吉原」や「小笠原」の「原」に関しては前の音につられる形で「はら」が「わら」に変わったとしても同じものとして扱ってきました。

逆に「不破」という苗字で「ふわ」という読みの他に「ふば」と読む場合があり、これは別扱いとしています。
「破」という漢字は「は」と読むわけですが、これが前の音につられて「わ」となった場合と、「ば」となった場合があると考えているのです。
間に「ふは」と読む場合があるという考え方です。
これらまで全てまとめてしまうと、相当にまとまってしまうので、ここは分けておこうと考えたのです。

ちょっと話がずれましたが、「なまため」と「なばため」は発音した印象がだいぶ違いますし、「生」という漢字をどう読むかという問題なので、別扱いとしたいと思います。


同様にして「那波」です。
こちらの読みは「なば>なわ・なは(ななみ)」となっていました。
これらの読みは全て確認できました。

ただし上の考え方を踏襲するのならば、「なば・なわ・(ななみ)」とするべきでしょう。

「なば」と「なわ」は別扱いとし、「なは」は「なわ」に含まれると考えるか、もしくは「なば」の濁点のない形と考えるということです。

2014年8月26日火曜日

温水に関して

「温水」は「ぬくみず」と読むことが多く、次に多いのが「ぬくみ」です。

かなり難読だと思いますが、芸能人で「ぬくみず」と読む方がいるので、かなり正答率が高くなるでしょうね。

念のためにと想って調べたところ、「おんすい」という読みを見つけました。
複数で確認できましたし、ペンネームなどでもなさそうでした。
新規の読みです。

2014年8月25日月曜日

富家と冨家に関して

「富家」は「苗字の百貨店」で、「とみいえ>とみや(とみけ・ふけ・とみか・ふか)」となっていました。
1,100人ほどの苗字です。

「冨家」はそれより少なく490人ほど。
読み方は「とみいえ>ふけ・とみけ・とみや」となっていました。

元の人数が異なっているのでカッコ内となっている1割未満の読み方に関しても、実数にしたらどうなるかは分かりませんが、そこまでは判断できないです。

まとめて結論を書いておくと、両方の読みで共通の「とみいえ」、「とみや」、「ふけ」、「とみけ」はいずれも実在を確認できました。
もちろん「富家」と「冨家」の両方で確認しています。

共通していない読みに関してです。

「とみか」という読みは見つかりませんでした。
「富家」では見つからず、念のために調べた「冨家」でも見つかりませんでした。

「ふか」という読みは「富家」では見つかりませんでしたが、「冨家」で見つかりました。
「冨家」で「ふか」は、新規の読みになります。

2014年8月24日日曜日

出戸と中宮に関して

「出戸」は「苗字の百貨店」で「でと>でど(しゅっと・いずと)」となっていました。

しかし調べてみると、「でと」以外が全く見つかりません。
「でど」ですら見つかりませんでした。

「でど」は二文字目以降の濁点の有無の違いだけなので、それほど重要な問題ではないかもしれませんが、見つからない以上は、「出戸」は「でと」のみとしておきます。


「中宮」は「苗字の百貨店」で「なかみや>なかのみや」となっていました。
しかしこちらも「なかみや」はありましたが、「なかのみや」は見つかりませんでした。

カッコ内にないので1割以上あるはずなのですが、全く見つからないので削除し、見つかったら1割未満の読みにすると思います。

2014年8月23日土曜日

築城に関して

「築城」は「ついき」か「つくしろ」と読むことが多いです。

他に稀少な読みとして「つゆき」、「ちくじょう」、「つきしろ」がありました。

全て実在を確認できました。

他のものは問題ないのですが、「つゆき」だけは引っかかりました。
「築城」から「つゆき」とはなかなか読めないからです。

本当にその読み方で良いのか?
「ついき」と別扱いで良いのか?
という点です。

結論としては、なぜ「つゆき」と読むのかは分かりませんが、確かに実在することが分かりました。
そして「い」と「ゆ」は母音も違うし、発音してみても異なっているので、別扱いにすべきと考えました。

2014年8月22日金曜日

栂野と豊山に関して

「栂野」は「とがの」と読みます。

「栂」はあまり用いられることのない漢字ですが、「栂野」自体は全国で1,000人ほどいる苗字です。

「苗字の百貨店」で稀少な読みとして「つがの」というものが出ていました。

しかし調べてみると、架空の人物だったり、「とがの」の誤記だったりといったものばかりでした。
実在する読みなのかもしれないですが、確認はできませんでした。

とりあえず、「栂野」の読みは「とがの」のみとしておきます。


「豊山」はそのまま「とよやま」と読むことが多いですが、「とやま」という読みもあります。
そのふたつは実在を確認できるのですが、「苗字の百貨店」では他に「ゆたかやま」という読みもありました。

しかし調べてみると、「ゆたかやま」で引っかかるのは昔の力士の四股名だけでした。
こちらも実在するのかもしれませんが、見つからないかぎりは削除しておきます。

こういった芸名であったり架空の人物名であったりして、実際の苗字としては存在しない”幽霊読み”が隠れている可能性があるので要注意です。

2014年8月21日木曜日

大工に関して

本日は「大工」という苗字に関してです。

普通に文中で使われたら「だいく」としか読めません。
実際に苗字としてもっとも多い読み方も「だいく」でした。

「苗字の百貨店」では他に稀少な読みとして「おおえ」、「おおく」、「だいごう」が出ていました。

「おおく」と「だいごう」は良いですが、「おおえ」は信じられませんでした。

「工」を「え」と読むなんて!

しかし調べてみると、上の読み方は全て実在していました。

実際に見ても「大工」を「おおえ」と読むのが信じられず、「工」ではなくカタカナの「エ」ではないのか?JIS第3水準以上の漢字で出せないから仕方なくカタカナで書いているのではないか?と思ったりもしたのですが、やはり間違いはないようでした。

奥が深いです。

それ以外にないかと調べたところ、「おおたくみ」という読みを見つけました。
これは新規の読みです。

2014年8月20日水曜日

高司と茶薗に関して

「高司」は「苗字の百貨店」で「たかじ>たかし(たかつか)」となっていました。

いずれも実在を確認できましたが、濁点の有無は気にしていないため、「たかじ・(たかつか)」としました。
他にないかと探したところ、「たかつかさ」という読みを見つけました。
新規の読みです。


「茶薗」は「苗字の百貨店」で「ちゃぞの>ちゃえん」となっていました。
「茶園」も全く同じでしたが、「茶園」は1,100人ほどで「茶薗」は120人ほどでした。

どちらも鹿児島県と宮崎県に集中しています。

ただし読みに関していうと「ちゃぞの」はいずれでも見つかりますが、「ちゃえん」は「茶園」でしか見つかりませんでした。

「茶薗」の読みは確認ができるまで「ちゃぞの」のみとしておきます。

2014年8月19日火曜日

俵谷と財田に関して

「俵谷」は「苗字の百貨店」で「たわらや>ひょうたに」となっていました。
もちろんそのふたつは見つかりました。

もっともありえそうに思える「たわらたに」はないのかな?と探したところ、見つかりました。
新規の読みです。


「財田」は「たからだ(さいた)」となっていました。

「財田」で「さいた」と読むのは難しいです。
「ざいた」ではないのかな?と探したところ、「さいた」もありましたが「ざいた」でも見つかりました。
一文字目の濁点の有無は考慮しているので、これも新規の読みということになります。

2014年8月18日月曜日

丹藤と田母神に関して

「丹藤」は「苗字の百貨店」で「たんどう>にとう・たんとう」となっていました。

「たんとう」は「たんどう」に含まれることとして、問題は「にとう」です。
いかにもありそうなのですが、探してみると全く見つかりませんでした。

とりあえず、「丹藤」の読みは「たんどう」のみとします。


「田母神」は「たもがみ>たもかみ・たぼがみ(たぼかみ)」となっていました。

「神」の部分が「かみ」となるか「がみ」となるかにはそれほど違いがないと思っています。
前の音につられる形で濁音になるかどうかということは気にしていません。

ですので、「田母神」は「たもがみ>たぼがみ」まで整理してしまって良いと思います。
問題は「たもがみ」と「たぼがみ」を別扱いとするかどうかですが、これは分けておこうと思います。

この「母」を「も」と読むか「ぼ」と読むかは、前の音につられて変わっているのではないのでは?と考えているからです。

2014年8月17日日曜日

竹生に関して

「竹生」は「苗字の百貨店」で「たけお>たけおい・ちくぶ(たけふ・たこう・たかお)」となっていました。

「たけお」、「たけおい」、「ちくぶ」は見つかりました。

カッコ内にある1割未満の読みですが、「たけふ」と「たこう」も見つかりました。

この中では「たかお」だけが見つかりませんでした。
「竹生」と書いて「たかお」と読む。
これは相当に難しいです。
見つからないので削除しておきます。

いろいろと調べているうちに「たけう」という読みを見つけました。
これはどうでしょうか?

まず「竹生」も「◯+生」の形の苗字なので、「柳生」や「桐生」と同じように「たきゅう」という読みがないか調べましたが、これは見つかりませんでした。

「羽生(はぶ)」や「丹生(にぶ)」もありますので、「竹生(たけふ)」があるのは自然だと思います(実際に調べると「たけぶ」は見つかりませんでした)。

「生」を「ふ」という読むことも問題ないと思います。

「生」を「う」と読むことも当然ですが、問題は「たけふ」と「たけう」がどれだけ異なっているか?という問題です。

「筧」の読みとして「かけい」と「かけひ」は分けないことにしています。
それに従うと「たけふ」と「たけう」も分ける必要はないのではないかと思います。

せっかく見つけた「たけう」ですが、これは新規の読みとはしないことにします。

2014年8月16日土曜日

周防と積に関して

「周防」は「苗字の百貨店」で「すおう>すほう(すお)」となっていました。

「狩野」で「かの」と「かのう」を同じものと考えたので、「すおう」と「すお」も同じものと考えて良いと思います。

「すほう」に関しても同じような考え方ができると思います。
「筧」という苗字で「かけい」と「かけひ」というふたつの読みがあります。
これも文字で書くと異なるようですが、発音する限りではほぼ同じだと思います。
「かけい」と「かけひ」は別扱いにしていません。

同じように「すおう」と「すほう」も別扱いにせず、併記ということにします。


「積」は「苗字の百貨店」で「せき>つみ」となっていました。
一文字性は見つけにくいのですが、「せき」という読みは見つかります。

しかし、「つみ」という読みは見つかりませんでした。
全体で1,200人ほどの苗字なのでカッコ内に入っていなければ、120人から600人くらいはいるはずで、見つからないのはおかしいです。
少なくとも1割未満なのではないでしょうか?

見つかるまで「積」の読みは「せき」のみとしておきます。

2014年8月15日金曜日

城尾と下垣内に関して

「城尾」は「苗字の百貨店」で「しろお>じょうお・じょうび(じょうのお じょうの)」となっていました。

いずれも実在を確認できるのですが、「じょうの」だけは疑問が残ります。

実は京都府綴喜郡宇治田原町というところに「城尾(じょうの)」という地名があります。

ここでは「高尾(こうの)」という地名もあったので、「尾」を「の」と読んでいることは間違いないようです。
しかし「城尾」で「じょうの」と名乗っている方がいるかどうかははっきりしません。
facebookでそれらしいひとが見つかるのですが、アルファベットで「Jono」となっているだけで、その方の親族らしきひとは「Jonoo」となってたりして、違いそうです。
アルファベットだけで判断するのは難しいです。

いないとは限りませんが、「じょうのお」との差異も分かりにくいですし、はっきりするまでは「じょうの」は保留しておきたいと思います。


「下垣内」は「しもがいち・しもがいと>しもがうち(したかきうち・しもかきうち・しもがきうち・しもごうち)」となっていました。

「◯+垣内」のパターンは読み方のバリエーションが多いです。
他のものはどれもあるのですが、もっとも自然な読みに思える「したかきうち」だけが見つかりませんでした。
「したがきうち」と濁点をつけても見つかりませんでした。
これも保留にしておきたいと思います。

2014年8月14日木曜日

宿利と地下に関して

「宿利」は「苗字の百貨店」で「しゅくり(しくり・やどり)」となっていました。
これらは全て実在を確認できました。

「宿谷」という苗字のときにも同様のことを考えました。
「宿谷」の場合、全く別の読み方である「やどたに」を別にすると、「しゅくたに」と「しゅくや」という読み方があり、その他に「しくたに」と「しくや」もあるのです。

「しゅく」と「しく」をどう扱うか悩んだのですが、併記する形にして別扱いにはしませんでした。

「しくたに」という苗字のひとが「しゅくたに」と間違われても訂正はするだろうけれど、その訂正のレベルは「はまさき」さんが「はまざき」と間違われて訂正するのと同じレベルだろうという考え方によっています。

「宿利」も同様に考えたいと思います。
「しゅくり」と「しくり」は併記にとどめたいと思います。


「地下」は「じげ>ちか(ぢげ・ちした)」となっていました。

「ぢげ」は「じげ」と同じと考えていますので、私の解釈では「じげ>ちか・(ちした)」となります。
これらは全て実在を確認できました。

他のものを探したところ、「じした」という読み方を発見しました。
一文字目の濁点の有無は別扱いにしているので、これは新規の読みになります。

2014年8月13日水曜日

新矢と重留に関して

「新矢」は「しんや」と読むことが多いですが、「にいや」という読みもありました。
ふたつとも実在は確認できます。

他にないかと調べてみたところ、「あらや」という読みを見つけました。
新規の読みです。


「重留」は「苗字の百貨店」で「しげとめ・しげどめ・(じゅうとめ)」となっていました。

濁点の有無にはこだわっていないので、「しげとめ」と「しげどめ」は同じものと考えます。

「じゅうとめ」は見つかりませんでした。
もちろん「じゅうどめ」でも探しましたが、見つかりませんでした。

代わりに「しげとみ」が見つかりました。
これも新規の読みです。

2014年8月12日火曜日

竜口と岳本に関して

今回も悩んでいるものを取り上げます。

「竜口」は「苗字の百貨店」で「たつぐち>たつのくち」となっていました。
「龍口」も同じでした。

「竜」と「龍」は新旧字体表に載っているため、併記していますが、「龍」というのはかなり有名な漢字ですし、このふたつの漢字はだいぶ形が違うため、悩んでいるところです。

ただこれを分けるとなると、私のホームページのそもそもの目的がだいぶ崩れてしまうため躊躇してしまっています。

「龍」がJIS第1水準であるということから、JIS第1水準は別扱いにするというのも考えましたが、「万」の旧字体である「萬」は第2水準であるため、こちらはどうするんだと考えたりしています。

話が脱線してしまいました。
結論を簡単に書くと、「龍口」は「たつぐち>たつのくち」で問題がなさそうでしたが、「竜口」は「たつぐち」ばかりで「たつのくち」が見つからなかったのです。
こういう例を見つけてしまうと、かなり悩んでしまいます。
現時点では「竜」と「龍」は併記のままにしていますが…


「岳本」も同様です。
「岳本」は「たけもと」と読みます。
ですが、「岳」の旧字体である「嶽」を用いた「嶽本」では「たけもと>だきもと★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「だきもと」は見つかりませんでしたが、「だけもと」が見つかりました。
誤記だとは思いますが、新規の読みとしておきます。

それではと思い、「岳本」で「だけもと」の読みを探しましたが、これは見つかりませんでした。
これもまた悩ましいですね。
「岳」と「嶽」が新字体と旧字体の関係にあるというのが、分かりにくいですし。
「嶽」は「地獄」の「獄」の方に似ているので、そちらから転じたと思われる苗字もあります。

ただこれも現時点ではこのままにしておきます。

2014年8月11日月曜日

穐に関して(訂正)

「秋」と「穐」は異体字の関係にあるため、全て「秋」のところに併記してきました。
また「龝」も同様にして「秋」のところに併記していました。

ただ、うっかりしていましたが「穐」はJIS第1水準でした。
常用漢字ではないので、よく調べていませんでした。

「秋」と「穐」は新字体と旧字体の関係ではなく異体字の関係にとどまるので、最初のルールに従うなら、別扱いとすべきなのです。

といったわけで「秋」と「穐」は別扱いとします。

「穐」が常用漢字ではないため、新旧字体表には載っていないのですが、「亀」と「龜」が新字体と旧字体の関係にあるため、「穐」と「龝」も同様と考えることは問題ないと思います。

「龝」は「穐」に併記する形にします。

ホームページ上も全て修正しておきました。

2014年8月10日日曜日

滋野と下森に関して

「滋野」は「苗字の百貨店」で「しげの>しがの」となっていました。

しかし探してみると、「しげの」は見つかりますが、「しがの」は全く見つかりません。
考えてみると「滋」で「しが」とはかなり読みにくいです。

カッコ内に記載されているものではないので、全体の1割以上いるということなのですが、見つからないので削除します。
他の読み方の誤記ではないかと思い、検索してみました。
「じの」、「しの」、「もとの」が他のサイトで紹介されていたので全て検索しましたが、いずれも実在を確認できませんでした。

「苗字の百貨店」以外のサイトの読み方は全く信じていないので、仕方がないです。

「滋野」は「しげの」のみとしておきます。


「下森」は「しももり・したもり」となっていました。
いずれも実在は確認できます。

他にないかな?と探したところ、「げもり」が見つかりました。
新規の読みです。

2014年8月9日土曜日

三本松と佐生に関して

「三本松」は「苗字の百貨店」で「「さんぼんまつ>みほまつ★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

しかし調べていくと「さんぼんまつ」が圧倒的に多く、「みほまつ」はかなり少ない印象です。
1割未満のようです。

とりあえず、「さんぼんまつ・(みほまつ)」と修正しました。


「佐生」は「さしょう>さそう(さおい)」でした。
これらは全て実在を確認できました。

「麻生(あそう)」という苗字があるので「佐生(さそう」と読めないこともありませんが、少し難しいです。
ここで問題は「さしょう」と「さそう」を分けるべきかどうか?です。
些細な違いのような気がするんですね。
濁点の有無と変わらぬ程度の。

もちろん濁点の有無とは異なり、五十音順で並べると全く違う位置になってしまうので慎重になる必要がありますが…
これは悩ましい点です。
現時点では、あえて分けないことにします。
他を分類していって、必要性があれば、再検討します。

2014年8月8日金曜日

越谷に関して

「越谷」は「苗字の百貨店」で「こしたに・こしや(こしがや・こしがい・えつや)」となっていました。

「越谷」というと埼玉県の「越谷(こしがや)市」を連想してしまいます。

苗字としては北海道に多く、群馬県を中心とした北関東にも集積があります。
埼玉県でも認められますが、特に多いというわけではありません。

読み方としては「こしたに」と「こしや」、「こしがい」は見つかりました。

しかし、「こしがや」と「えつや」は見つかりませんでした。

「こしがや」という読みが見つからないというのは意外でした。
地名としては1954年までは「越ヶ谷」で、その後に「越谷(こしがや)」となったということなので、歴史が浅いのでしょうね。

2014年8月7日木曜日

幸島と幸嶋に関して

「幸島」は「苗字の百貨店」で「こうじま・こうしま(さしま★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「こうじま」と「こうしま」はもちろん両方あります。

「さしま」は難読ですね。
しかし、これも実在を確認できました。

他にないか?と思って探したところ、「ゆきしま」という読みをみつけました。
「さしま」よりは自然だと思うのですが、新規の読みです。


「幸嶋」は「こうしま・こうじま」となっていました。
こちらに関しては「こうしま」の方が圧倒的に多い印象でした。

他にないか検索してみたところ、「さしま」はありませんでしたが、こちらでも「ゆきしま」という読みを見つけました。
新規の読みです。

2014年8月6日水曜日

木間に関して

「木間」は「苗字の百貨店」で「このま・きま>こま」となっていました。

このうち、「このま」と「きま」は見つかったのですが、「こま」が見つかりませんでした。
実在するとしても1割未満なのではないでしょうか?

現時点では「木間」は「きま・このま」のみとしておきます。

2014年8月5日火曜日

郷家に関して

「郷家」は「苗字の百貨店」で「ごうけ>さといえ」となっていました。

検索してみると、いずれも見つかります。
ただしほとんどは「ごうけ」で、「さといえ」は本当に少ない印象です。

それら以外に「ごうか」という読みも見つけました。
新規の読みです。

そして調べていくと明らかに「ごうか」の方が「さといえ」よりも多いようなのです。
少なくとも「さといえ」が全体の1割以上とは思えませんでした。

「郷家」の読みは「ごうけ・(ごうか・さといえ)」と修正することにします。

2014年8月4日月曜日

葛野と葛島と葛嶋に関して

「葛野」は「苗字の百貨店」で「くずの(かどの)」となっていました。

どちらも実在を確認できました。
他にないかと検索したら、「かつの」という読みを見つけました。
新規の読みです。



「葛島」は「苗字の百貨店」で「くずしま>かどしま(かつしま)」となっており、「葛嶋」は「くずしま>かどしま」となっていました。

似ていますが、「葛島」は1,300人ほどいるのに対して、「葛嶋」は全国で20人ほどしかいなさそうなかなり稀少な苗字です。

「葛島」の読みは全て実在を確認できましたが、「葛嶋」は「くずしま」という読みしか見つかりませんでした。
稀少すぎて見つからないのかもしれませんが、「葛嶋」の「かどしま」という読みは削除しておくことにします。

2014年8月3日日曜日

栗生に関して

また「◯+生」の形です。

「栗生」は「くりう」と読むことが多いです。
「くりゅう」と読む場合もありました。
このふたつは別の読みではなく、併記という形にします。

「くりう」がメインで「くりゅう」を併記します。

他に稀少な読みとして「くりお」もありました。

2014年8月2日土曜日

ここまで見つけた新規の読み(2回目)

これまでにいくつか「苗字の百貨店」に載っていない読み方を発見してきました。
 
また、けっこう溜まってきたので、まとめておきます。
45日以来2度目です。
(濁点の有無の修正などは除いています)
 
見つけた順に並んでいます。
 
 
白子 はくし
田下 たおり
冨所 とどころ
永本 えのもと
行木 ぎょうぎ
布野 ぬのの
二俣 にまた
保井 ほい
雨谷 うがい
石出 いしいで
猪谷 ししや
清末 せいまつ
上阪 じょうさか
上東 うえとう、かみとう
上門 うえもん
上別府 うえんびゅう、かんびゅう、びゅう
葛山 つづやま
皆藤 みなふじ
猿谷 えんや
真藤 まふじ
新林 あらばやし
下城 したしろ
白銀 はくぎん
立脇 たつわき
田家 たのいえ
西銘 にしめい
東岡 あずまおか
深海 しんかい
元永 もとえい
向野 むくの
行本 いくもと
新江 にえ
石角 いしかく
生山 しょうやま
上保 うえやす、かみやす
上道 かんだち
於保 おいやす
大峠 おおたわ
小津 こづ
大古 だいこ
生越 おおせ
上瀬 うえせ
神木 かんき
上城 かみしろ
角崎 つざき
神立 かみだち、こうだち、じんたて
谷嶌 やじま
 

適宜、下記のホームページに載せていっています。
 
「日本の苗字を数えるHP」

2014年8月1日金曜日

姜と紀に関して

「姜」は「苗字の百貨店」で「きょう(韓国朝鮮姓カン)>きょう(中国姓チャン)(つま)」となっており、「き」の欄にありました。

wikipediaにも書いてありましたが、やはり日本古来の苗字というわけではなさそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%9C

以前にも書きましたが、私の考える「日本の苗字」というのは日本国内で名乗っている方がいて、今後もなくなるとは思えないもののことです。

漢姓であってもファーストネームが日本のものであって、日本国内で日本語を用いて生活していることが明らかであれば、その方の苗字は「日本の苗字」だと考えるということです。

逆に言えば、日本古来の苗字であっても、日本国内で名乗っている方がいないようなものは認めないということです(当然ですが)。

「姜」を用いている方で、日本で生活していることが明らかな方は「きょう」か「かん」で名乗っていました。
「チャン」は何ともいえません。
ファーストネームが日本風かどうかで判断しているので、それが異なっていると悩みます。

「つま」という読みは見つかりませんでした。
「妻」の誤記ではないのかな?と単純に思いました。


「紀」は逆に日本国内で由緒ありそうな苗字ですね。
「きの」と読むことが多いです。
”の”が付くことがポイントです。

他には「き」と「きい」という読みがありました。

「井」という苗字も「い」と読む場合と「いい」と読む場合がありましたが、これは伸ばすかどうかの違いなので併記に留めるとしました。
「き」と「きい」も分けないことにします。