2015年11月28日土曜日

加藤岡と嘉陽田に関して

「加藤岡」は「苗字の読み方辞典」で「かとうおか>かとおか」となっていました。

千葉県に5割以上が集中しているのですが、なぜか岡山県にも小さな集積があります。

読み方としては「かとうおか」も「かとおか」も確認できました。

http://misako.org/

http://www.autobacs.com/store/staff/staff.aspx?ps=5&p=2&store=091372


この読みを見ていると、「石郷岡」という苗字を思いだします。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/03/blog-post_8.html

「石郷岡」は「いしごうおか」と読むのですが、稀少な読みとして「いしごおか」もあり、いずれもが確認できるのです。
「いしごおか」は稀少な読みと書きましたが、そもそも「石郷岡」はウェブの「写録宝夢巣」で532件、「加藤岡」は80件とまるで母数が違うのです。
要するに「石郷岡」で「いしごおか」と読む方と「加藤岡」で「かとおか」と読む方のどちらが多いのかと言われると難しい問題だと思うのです。


「石郷岡」に関しては「いしごうおか」と「いしごおか」は発音した印象がほとんど変わらないので、同じものとして扱うことにしました。

「かとうおか」と「かとおか」はいかがでしょうか?

これは悩みますね。

例えば「遊佐」という苗字では「ゆさ」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「ゆうさ」もあるのです。
これは分けています。
理由としては、ひらがなで二文字か三文字かというのは、発音した印象がまるで違うと感じたからです。
「遊」という漢字は「物見遊山(ものみゆさん)」のように、「ゆ」と読むこともありますし、「遊園地(ゆうえんち)」のように「ゆう」と読むこともあるので、どちらも正しいと判断したのです。

ただ、「郷」にせよ、「藤」にせよ、それだけでは「ご」や「と」とは読まないと思うのです。

「加藤岡」で「かとおか」と名乗っている方がいることは事実ですし、「かとうおか」とは五十音順でかなり異なってしまうことも事実なのですが、それを言いだすと、「菅原」を「すがわら」と「すがはら」で分けなくて良いのかとか、「宮地」で「みやじ」と「みやち」もだいぶ五十音順では異なるぞとなってしまうのです。

悩みます。
「石郷岡」に関しては「いしごおか」は稀少な読み(全体の1割以下)ということで分けませんでしたが、「加藤岡」で「かとおか」という読みはある程度の数があるようですし、「かとうおか」と「かとおか」は発音した印象がだいぶ異なるのではないかと思うので、これは分けることにします。


「嘉陽田」も同様です。
「かようだ」と「かよだ」のふたつの読みがあり、いずれも確認できました。

とりあえずひらがなで五文字以下の読みが四文字以下に変わるような読みで、ある程度の数がありそうな場合は分けるという方針にしようと思います。

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