「遠原」は何と読むか分かりますか?
ぱっと見ると「とおはら」としか読めませんね。
あるいは「えんはら」もあるか?というくらい。
あまり珍しい苗字だとは思えません。
実際には全国で400人ほどしかいないようなので、かなり稀少な苗字です。
「苗字の読み方辞典」では「とおはら>とうはら(おばら★・とおばら・とおばる)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
いくつか注意する点があります。
「遠」は「遠(とお)い」であって、「遠(とう)い」ではありません。
これは確かなことなので、実際に「遠原」で「とうはら」と名乗っているかどうかは関係がありません。
発音した印象が変わらない読みはまとめて考えることにしていますので、この場合は「とうはら」ではなく、「とおはら」としかなりません。
また、「とおばら」のように濁点がついただけのものも同一と考えておきます。
これにより、「遠原」で考えなければならない読みは「とおはら」以外で「おばら」と「とおばる」だけになります。
「遠原」は熊本県を中心にした九州南部に多い苗字です。
以前にも書きましたが、「原」を「ばる」とするのはほぼ九州限定の読み方です。
その意味で「遠原」で「とおばる」という読みがあっても不思議ではありません。
実際にも何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/yoshinobu.tobaru
それでは「おばら」はどうでしょうか?
私はこれを絶対に間違いだと思いました。
「と」が抜けてしまっているだけではないかと思いました。
しかし、調べるといくつも実在を確認できるものが見つかるんですね。
https://www.facebook.com/akira.obara.33
https://www.jtb.co.jp/shop/ShopStaffInfo.aspx?shopid=225
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/koushi/archives/p-1021145868748.html
これは認めるしかありません。
難読です。
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