「会」という漢字の旧字体は「會」ですよね。
これもよく知られたものかと思います。
「会」という漢字の入った苗字は約50種類ほど。
意外に少ないなという印象です。
最も多いのが「会田」で、それでも20000人ほどでした。
旧字体の「會」を見かける機会が多いので、もっと多いものと勘違いしていたのでしょうか。
読み方は「あい」と「かい」と「え」があります。
3つとも同じくらいの比率であります。これも意外でした。
「あい」と読むものが圧倒的に多いかと思っていました。
「絵」は「会」にイトヘンがついただけだからわかりやすいですよね。
旧字体は「繪」です。
30種類超くらいですが、読み方は「え」だけでした。
「桧」がつく苗字は最も多いです。
約70種類ありました。
読み方は「ひ」が圧倒的に多いです。
他に「ひのき」や「ひの」といった読みもありました。
「桧」の異体字は「檜」です。
これだけは新字体と旧字体という関係ではないとなっている資料が多いです。
「檜」が正字で、「桧」は俗字や簡体字といった扱いのようです。
こういうケースがあるので、単純に新字体と旧字体の関係になっているかどうかだけでは判断できないと思いますね。
「桧田」は「ひだ」や「ひのきだ」と読みますが、兵庫県付近に集中する読みで「ひわだ」というものがあります。これは難読ですね。
後、「桧前」と書いて「ひのくま」と読む苗字があります。
最初に見たときは絶対に誤植だと思いました。
でも奈良県にそういう地名があるそうですね。
もともとは「桧前部(ひのくまべ)」といった一族がいたそうです。
検索すると歴史が出てきます。
(本題と関係がないので省きますが)
「木桧」はなぜか「こぐれ」と読むそうです。
実在も確かめられました。
なぜ「桧」と書いて「くれ(ぐれ)」という読みになったのかは分かりません。
これも難しいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿