「来」の旧字体は「來」です。
実に200種類以上もの「来」がつく苗字がありました。
「き」や「らい」が多いですね。
しかし例外も多いです。
例えば、「且来」。
これは「あっそ」と読むそうです。
和歌山県にある地名で、この苗字が集中しているのも和歌山県でした。
次は「去来川」。
これで「いさがわ」と読みます。
兵庫県を中心にした、それほど稀少ではない苗字です。
割と有名な四文字苗字の「王来王家」。
これで「おくおか」と読みます。
難読苗字として紹介されることが多いです。
「来」と書いて「く」と読むのは「加来(かく)」をはじめとして多数あるのですが、さすがにこれは知らないと読めませんね。
「来島」というのは割りと多い苗字ですが、だいたいは「きじま」です。
ただし愛媛県を中心として「くるしま」という読みもあります。
愛媛県に「来島(くるしま)」という島もありますしね。
「来栖(くるす)」など、「来」で「くる」と読むものも結構ありました。
「尾来」。
これで「おぐる」と読むそうです。
「来山」や「来川」という苗字もあります。
これは「来」で「きた」と読みます。
「来宮」は「きのみや」と読みます。
「根来」。
これは「ねごろ」と読みます。
和歌山県に「根来寺(ねごろじ)」があります。
「勿来」。
これはかなりの稀少苗字のようです。
「なこそ」と読みます。
「波来谷」。
これは「はこたに」と読みます。
「来」で「こ」と読むのは、ありそうで意外と少ないです。
「不来方」は、これで「こずかた」と読みます。
いわれれば、なるほどと思いますが、教えてもらわないと読めませんね。
「潮来」。
これは「いたこ」と読みます。
茨城県潮来市を知っていれば読めますね。
この苗字が集中しているのは茨城県ではなく、隣の千葉県です。
「真来」。
これは「まころ」と読むそうです。
いかがでしょうか?
これまで調べてきた漢字と比べ、かなり多様な読みがありました。
「き」、「らい」、「く」、「こ」、「くる」、「きた」など。
知っていないと読めないようなものが多いです。
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