2013年8月18日日曜日

雁と蓑と厩と畳に関して

本日は複数の異体字を持つものを紹介します。


まずは「雁」から。
こちらは旧字体という扱いのものはありませんが、異体字として、「鳫」と「鴈」があります。
30種類以上もあるのですが、読み方としては「かり」か「がん」だけでした。
10000人を超えるものはないようです。


次は「蓑」。
こちらも旧字体ではなく異体字という扱いで、「簑」と「簔」があります。
「蓑田」や「蓑島」あたりが多い方でしょうが、それでも10000人はいませんね。
それでも50種類はありました。
読み方は「みの」だけです。


次は「厩」。
こちらも異体字として「廐」と「廏」があります。
単独なら「うまや」と読みますが、そのまま一字で「うまや」と読む苗字もあります。
ですが全体としては「うまや」と読む苗字は少なく、ほとんどは「まや」でした。
「六厩」という稀少苗字があるのですが、これだけは「むまい」と読むそうです。
難しいですね。


次は「畳」。
こちらは旧字体として「疊」があります。
それ以外に「疂」が異体字としてあります。
読み方はやはり「たたみ」が多いです。
一字で「たたみ」と読む苗字もありますが、「畳見」と書く苗字もあり、これも「たたみ」と読みます。
「じょう」という読みもありますが、「畳開」という苗字だけは「ちょうかい」と読むそうです。

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