「浅」の旧字体が「淺」だというのは誰でも知っていそうですね。
そういう場合、その漢字を使う苗字の種類もすごく多くなります。
最も多い「浅野」を筆頭にして、「浅井」、「浅川」、「浅田」、「浅沼」、「浅見」、「湯浅」あたりがメジャーなところです。
全部で200種類くらいありましたが、読み方は「あさ」しかないみたいですね。
似たような漢字がいくつかあります。
まずは「銭」。この旧字体はもちろん「錢」です。
こちらは50種類くらいありますが、あまりメジャーなものはないですね。
ちなみに私がメジャーな苗字だと思うのは全国で10000人以上は余裕でいると思われるものです。
100人未満が予想される苗字は稀少だと思っています。
「銭」の読み方は「ぜに」か「せん」です。多少、前の漢字にひっぱられて濁点がついたりつかなかったりするものもありますが。
「残」というのもあります。旧字体は「殘」です。
こちらはあまり数がないです。8種類でした。
読み方は「ざん」と「のこし」が半々くらいです。
「残田」という苗字だけが「のこた」と読むみたいです。
だんだんと珍しい漢字になります。
「桟」です。この旧字体は「棧」です。
全部で6種類しかありません。
相撲や歌舞伎で「桟敷(さじき)席」とかありますよね。
そのものずばり「「桟敷」と使うものが、「桟敷」、「桟敷野」、「桟敷原」と3種類。
これは読めます。
「矢桟間」は「やざま」と読みます。
「桟」が「さ」と読むことに気づけばなんとか読めそうですね。
「桟原」はこれだけで「さじきはら」と読みます。
これは難読です。
「桟」一字の苗字もあります。
これで「かけはし」と読みます。
「桟橋(さんばし)」という単語もありますが、一字で「かけはし」は知らないと読めませんね。
そういえば「桟」で「さん」と読む苗字はありませんでした。
最後に「賎」です。
これだけは新旧字体表に出ていませんでしたが、旧字体が「賤」であるとして良いでしょう。
(wiktionaryで見ると、「賤」が正字で、「賎」が俗字となっていますが)
「賎(いや)しい」という使われ方をする漢字なので苗字としてなさそうですが、2種類だけありました。
「賎川」と「賎機」です。
読み方はどちらも「しず」です。
これは読めませんね。
ちなみに「賎機」は「しずはた」と読みます。
本日は類似の漢字を扱い一気に5種類も終わりました。
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