2013年8月1日木曜日

纏と迩と覇に関して

本日はランダムに3種類。
苗字にあまり使われていなさそうな漢字から。

まずは「纏」から。「ドレスを身に纏う(まとう)」といったときに使う漢字です。
苗字としては3種類しか使われていなかったです。
そのうち2種は「まとい」と読み、1種は「まき」と読んでいました。
ちなみに異体字は「纒」です。
これも悩みますね。
どっちが新字体で、どっちが旧字体なのか?
新字体と旧字体の対照表みたいなものには載っていませんでした。
「纏」がJIS第1水準なので、こちらを新字体の扱いとしました。


次は「迩」。これで「に」と読みます。
苗字として使われる場合は、「に」の読みしかありませんでした。
旧字体は「邇」です。「久邇宮(くにのみや)」という宮家がありますね。


次は「覇」。これは簡単ですね。「那覇」の「覇」ですから。
「与那覇(與那覇)」、「玉那覇」、「我那覇」は全て沖縄ではありふれた苗字です。
異体字は「霸」になります。
苗字としても「は」としか読まないだろうと思っていたら、例外がひとつだけありました。
「訓覇」という苗字がそれで、「くるべ」と読みます。
沖縄とは全く関係がないようです。難読ですね。

それにしても苗字の総数を知りたいと思って始めたのに、いつの間にか漢字の勉強ばかりになってしまっています。

*後日、訂正しました。異体字である「霸」を持つ苗字は見つかりませんでした。


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