2013年8月28日水曜日

応と拝と鈎と釜と箆に関して

本日は「応」から。
旧字体は「應」です。
ずいぶんと形が違うし、難しいけれど「慶応(慶應)」大学って普通に使われていますし、これが旧字体であることは知られていると思います。
読みは「おう」で良いと思います。
いくつかは直前の漢字にあわせて「のう」に変化したり、「お」で止まっていたりするものもありましたが、読めないものはないと思います。
60種類くらいありますね。


「拝」の旧字体は「拜」です。
30種類くらいです。
読み方は「はい」だけでした。


次は「鈎」。
これは旧字体ではないのですが、異体字の関係にあるものとして「鉤」があります。
どちらも「まがり」と読みます。
苗字としては「小鈎(おまがり)」と「鈎(まがり)」しかないようです。
「鈎」も「鉤」も京都府と滋賀県に限局していました。


次は「釜」。
これも旧字体ではないのですが、異体字として「釡」があります。
パッと見には同じに見えます。
こちらは140種類くらいありますが、読みは「かま(がま)」しかありません。


次は「箆」。
見慣れない漢字かもしれませんが、物を練るときにつかう「ヘラ」を漢字にしたものです。
旧字体ではないですが、異体字として「篦」があります。
「箆伊」という稀少苗字があり、これは「へらい」と読みます。
後はだいたい「の」と読みます。
読み方としてはそれしかないので、知っていれば簡単ですが、なかなか読めないし書けないですね。

ランダムに読み方の単純そうなのを5つ紹介してみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿