「壱」の旧字体は「壹」です。
読み方もそのままですね。
「い」か「いち」か「いっ」か。
「壱ツ石」という苗字だけが「ひと」という読みですが、これも読めますね。
「弐」の旧字体は「貳」と「貮」のふたつがあり、どちらも確認できました。
これも「に」か「ふた」という読みでした。
「参」の旧字体は「參」です。
読みは「さん」か「み」か「みつ」です。
「参」と書いて「み」と読むのは難しくないですか?
面白いのは「参る」というポピュラーな動詞があるのに、「まい(る)」に類似した読みの苗字がひとつもなかったことです。
「宇参」という苗字は「うさみ」と読むそうです。
これも難読ですね。
全く関係がない話ですが、「广」という漢字があります。
「广」というのは「広(廣)」の簡体字だそうです。
「广部」と書くと「げんぶ」と読み漢字の部首のグループを表すそうです。
これが苗字として使われているとは、思えませんでしたが、「大广邪」と「護广迫」というふたつの苗字がありました。どちらもかなりの稀少苗字です。
「おおまや」と「ごまさこ」と読むらしいので、「广」が苗字に用いられるときは「ま」と読むことになります。
「広」とは全く関係のない読みになります。
なんでこんな読みになるのでしょうか?
「魔」の置き換えなのかな?とも思いましたが、確証は得られませんでした。
「魔」という漢字を使った苗字も少数ですが、ありますしね。
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