2013年10月1日火曜日

穗と譲に関してと稾はあるのか?

本日は「穂」から。
旧字体は「穗」です。

「穂」を用いた苗字は100種類以上ありました。
読み方は「ほ(ぼ)」がほとんどでした。

「赤穂」は「あこう」か「あかほ」と読みます。

特殊な読みですが、兵庫県に「赤穂(あこう)」市もありますし、難読ではないでしょう。

「永穂」は「ながほ」と読むことが多いようですが、「苗字の百貨店」では「なんごう」という読みも載っていました。
「ながほ」は確認できましたが、「なんごう」は確認できませんでした。

和歌山県に「永穂(なんご)」という難読地名があったので、「なんご」でも探してみましたが、見つかりませんでした。地名としてある読みというのは苗字としてもあることが多いので、探し方が悪いのかもしれません。


次は「譲」です。
旧字体は「讓」です。

「譲」を用いた苗字は7種類ありました。
そのうち6種類は「ゆずり」という読み方でした。

「譲田」だけが「じょうた」という読みでした。
実在も確認できました。
(「苗字の百貨店」では「じょうだ」となっていましたが、検索して見つかったよみには濁点がついていませんでした)


「苗字の百貨店」で「藁谷」の欄にカッコつきで「稾谷」がありました。
wiktionaryで見ると、「稾」は「藁」の別字となっていました。
別字というのは形がよく似ているが、その形成過程が異なり、音声や意味の異なる文字という意味です。
「稾谷」はウェブの「写録宝夢巣」でも1件だけありました。
別字ならば、別枠を設けて「藁谷」とは別に表記しなくてはと思いました。
ただ実際に探してみると「稾谷」が見つからないのです。
全国に1件なので仕方がないかもしれませんが、「稾谷」で見つかったフルネームを「藁谷」に変換して再検索しても見つかります。
ちょっと実在が怪しいなと思いました。
「稾」を用いた苗字は他にないので、実在が確認できるまで削除することにしました。

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