2014年7月27日日曜日

蒲沢と切通に関して

「蒲沢」は「苗字の百貨店」で「かばさわ・かんざわ(かまさわ・がまさわ・がまざわ・かまざわ・がわさわ★・がわざわ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
半分以上が新潟県に集中しています。

「沢」を「澤」と変更しても読みは同じでした。

「沢」に関しては「さわ」か「ざわ」かは大きな違いではないと思います。

「かばさわ」と「かんざわ」はいずれも簡単に確認できます。

「かまさわ」と「かまざわ」も確認できます。
「がまさわ」と「がまざわ」も確認できます。

これまでの通り、一文字目の濁点の有無は別扱いとします。
また「かまさわ」、「がまさわ」の方が「かまざわ」、「がまざわ」よりも多いようであったので、それぞれ前者を採用します。

「がわさわ」は本当にあるのかと思いましたが、実在を確認できました。
これらは「蒲」という漢字の読み方の違いだけでありますが、「吉原」を「よしはら」と「よしわら」に分けるのとは違い、漢字の読み方が異なっているので、全て別扱いとします。


「切通」は「苗字の百貨店」で「きりとおし・きりどおし>きりどうし・きづし★・きずし・きりとうし」となっていました。

「通」は「「通す(とお・す)」や「通(つう)」という読み方が普通ですから、「とうし」は間違いで「とおし」が正しいのでしょう。

問題は「きづし」か「きずし」かどちらが正しいのか?ということです。
調べてみると、どちらで名乗っている方もいます。

鹿児島県に「切通」という地名がありますが、これは「きずし」でした。

もともと「切るか通すか」という言葉からできた地名だそうです。

http://kankyo.rdc.kagoshima-u.ac.jp/?p=3322

ただし、「通」という漢字に「すし」や「ずし」という読みはなさそうですし、あるとしたら「つう」という読みからの変化だと思います。

ここは漢字の語源から考えて「きづし」を採用しようと思います。

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