2014年7月25日金曜日

篭田に関して

「篭」は以前も紹介しましたが、異字体として「籠」があります。
「篭」がJIS第1水準で、「籠」が第2水準です。

「竜」と「滝」の旧字体がそれぞれ「龍」と「瀧」なので、併せる形で「篭」と「籠」も新字体と旧字体の関係にあるのだろうと考えています。

「篭田」は570人ほどの苗字。
「籠田」は500人ほどの苗字です。

どちらも長野県に最も多く見られますが、「籠田」の方が全国に広がっている印象です。

「苗字の百貨店」で見ると、「篭田」は「かごた」という読みのみですが、「籠田」は「かごた>こもた(こもだ・こもりだ・こもりた)」となっていました。

読みが異なっているようだと「篭」と「籠」を並列で扱うのは難しいのですが…

調べてみると、「篭田」も「籠田」もほとんどが「かごた」と読んでいました。

「こもた」と「こもだ」はどちらでも見つかりませんでした。
少なくても1割以上ある読みではないと思います。

「こもりた」は両方で見つかりました。

以上から、やはり「篭田」と「籠田」は並列で扱うべきで、読み方は「かごた・(こもりた)」とすべきだと考えました。

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