2016年9月30日金曜日

忰と悴に関して

「酔」という漢字があります。
この字の旧字体として「醉」という字があります。
これは新旧字体表に載っています。
これに関しては異体字として、まとめて扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/09/blog-post_2.html


類似の漢字として「粋」、「砕」、「伜」、「忰」があり、いずれも「粹」や「碎」、「倅」、「悴」という旧字体が存在します。

このうち、新旧字体表に載っているのは、「酔」の他、「粋」と「砕」だけです。

「粋(粹)」と「砕(碎)」は苗字として用いられていないので、そもそも検討していません。

また「伜(倅)」もありませんでした。

似たような漢字で「枠」もありますが、これだけは例外的に「椊」が旧字体というわけではないようです。

「忰」を用いた苗字は実在します。
これまでに「忰田(かせだ)」という苗字をのせています。
これは群馬県に多い苗字です。

そして、今回の「忰山(かせやま)」。
こちらは香川県に多い苗字です。

これの旧字体として「悴山」というものが見つかるのです。
http://www.chem.tokushima-u.ac.jp/B2/TamuraLab/Lecture/C4%20Kaseyama.pdf

これは、やはり「酔」と同様に併記するのが良いと思います。

異体字は調べつくしたつもりでしたが、それでも新たに見つかってきます。

同様にして「悴田(かせだ)」も見つかったので、これもまとめておきます。
他にはなさそうでした。

2016年9月29日木曜日

鹿嶽と鹿岳に関して

「岳」と「嶽」は新字体と旧字体の関係にあります。
新旧字体表にも載っているので、最初はこのふたつをまとめていました。

しかし、実際にこのふたつを異体字であると思っている方は少ないだろうと考えています。
異体字であるにも関わらず、別々に集計をすることにした最初の漢字です。
そのあたりの経緯は下記に記載しています。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/09/blog-post_8.html

それをふまえて「鹿嶽」と「鹿岳」という苗字に関してです。
「鹿嶽」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で30件。
そのうち14件が兵庫県三田市に集中しています。

「苗字の読み方辞典」で見ると、「かたけ>しかたけ」となっていました。

「しかたけ」という読みだったのは下記の方だけです。
https://www.facebook.com/naa.lu.lm

他にはっきりと名乗っている方がいないので、この読みは保留しておきます。
「かたけ」は見つかります。
もともとが少ない苗字なので、なんとも言えませんが、「鹿嶽」は「かたけ」としておきます。

対して「鹿岳」は全国で5件。
そのうち4件が兵庫県三田市です。

不思議なことに、こちらは「苗字の読み方辞典」で「かたけ>かがく」となっていました。
しかし、「かたけ」でも「かがく」でも「しかたけ」でも実在は確認できませんでした。
「かなたけ」という読み方もあるようなので、そちらでも探しましたが、見つかりませんでした。

「住所でポン! 2012年版」を見ると、「鹿岳胃腸科・内科」というのがひっかかってくるのですが、そちらの代表者は「鹿嶽(かたけ)」さんとなっています。
https://www.osusume-dr.com/doctors/182/interview/

「住所でポン!」も2000年版まで戻ると、「鹿岳」さんが見つかるのですが、さすがに古いと思います。
現在、普段から「鹿岳」と名乗っている方は見つかりませんでした。
この苗字の実在は保留しておきます。

2016年9月28日水曜日

観音寺に関して

「観音寺」は「苗字の読み方辞典」で「かんのんじ・かんおんじ」となっていました。

「観音」という漢字の入った苗字としては、他に「観音」、「観音堂」、「観音林」がありました。
「観音」と「観音堂」は「かんのん>かんおん」となっており、「観音林」は「かんのん」だけになっていました。
いずれも「かんのん」か「かんおん」かといった問題が残ります。

「かんのん」と「かんおん」を分ける意味はあまりないと思いますし、普通に読めば「かんのん」でしょうから、「かんのん」を採用したいと思います。

2016年9月27日火曜日

神楽に関して

「神楽」は「苗字の読み方辞典」で「かぐら・しがらき★(からき★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「神楽」で「かぐら」は読めますね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%A5%BD

苗字として探すと、かえって大変です。
このあたりですかね。
https://www.facebook.com/keitakagura

「しがらき」の方が簡単でした。
https://www.facebook.com/kouichi.shigaraki

「しがらき」というと、「信楽」を思い浮かべてしまうのですが、「神楽」でも「しがらき」と読むことがあるのですね。
実数までは不明です。

「からき」もありました。
https://www.facebook.com/ryosuke.karaki.3

ただ、こちらは旧字体の「神樂」となっていました。

「苗字の読み方辞典」では「神樂」は「かぐら」だけとなっていたので、その意味では新規の読みということになるかもしれません。

2016年9月26日月曜日

正親に関して

「正親」は「おおぎ」と読みます。
これは難読ですね。

ウェブの「写録宝夢巣」でみると、全国で50件。
最多なのが、東京都青梅市の12件です。

おそらく由来は、下記の「正親町(おおぎまち)天皇」でしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E8%A6%AA%E7%94%BA%E5%A4%A9%E7%9A%87

なぜ、「正親」で「おおぎ」となっているのかは分かりませんでしたが、「おうぎ」ではないようです。

2016年9月25日日曜日

相知に関して

「相知」は「苗字の読み方辞典」で「おおち>おうち・そうち」となっていました。

「相」という漢字を「おお」もしくは「おう」と読むケースについては以前に検討いたしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/05/blog-post_14.html

これまでに「相賀」、「相木」、「相島」を載せています。
この中では「相賀」が最も多く、それ以外のふたつは稀少な読みです。

「相賀」は「あいが>おうが」となっており、こちらもそれに倣っています。

私としては「相談」の「相(そう)」であるので、「おお」よりも「おう」と読む方が自然なのかなと思っています。

「相知」は長崎県に多い苗字ですが、隣接する佐賀県には「相知(おうち)」町があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E7%9F%A5%E7%94%BA
http://www.yado.co.jp/kankou/saga/karatu/mikaeri/outityou_map.htm

これらから考えても、「相知」は「おおち」ではなく「おうち」としてしまいたいです。

「相」を「おう」もしくは「おお」と読む苗字で、それが最多の読みだというのは、この「相知」がこれまでのところ唯一ということになります。

2016年9月24日土曜日

大財に関して

「大財」は「苗字の読み方辞典」で「おおさい(愛媛)・おおたから(佐賀) (おおざい)」となっていました。

「おおざい」は「おおさい」に含まれると考えますので、「おおさい」と「おおたから」のふたつの読みとして考えます。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で38件。
そのうち20件が愛媛県、11件が佐賀県でした。
他に集中しているところはありませんでした。

そうして考えると愛媛県が5割強だということです。
大半が宇和島市でした。

ただ、facebookで見ると、「おおたから」の方が多そうで、「おおさい」は「おおざい」と併せても少ない印象でした。

https://www.google.co.jp/webhp?sourceid=chrome-instant&ion=1&espv=2&ie=UTF-8#q=facebook%20%E5%A4%A7%E8%B2%A1

これは不思議ですね。
愛媛県で多い読みである「おおさい」の方が多いのであれば納得はいくのですが…

いちおう半々として載せます。
「おおさい」はやはり愛媛県に多いようですが、佐賀県を含めたその他の地域は「おおたから」が多いのだと解釈します。

2016年9月23日金曜日

邑楽と邑智と邑原に関して

「邑楽」は「苗字の読み方辞典」で「おうら・おおら」となっていました。
自分でも調べてみましたが、確かにどちらもありました。

もちろん発音した印象が変わらないので、どちらかに統一する必要があります。

これまで「邑」という漢字を用いた苗字はいくつか載せています。
最も多いのが「中邑(なかむら)」で1,500人ほど。
他に10種類近くありましたが、いずれも「邑」を「むら」と読んでいました。

「むら」以外の読み方としては「邑楽」が最初なので、ここで読み方を決めておかねばなりません。

群馬県に「邑楽(おうら)」郡という地名がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%91%E6%A5%BD%E9%83%A1

「邑」を「むら」以外で読む苗字はほとんどないのですが、他に「邑智」や「邑原」というものがあるようです。


「邑原」はウェブの「写録宝夢巣」で見て、全国で3件しかない苗字です。
実在は確認できます。
下記では「ohara」と名乗っています。
https://www.facebook.com/ohara.nozomi

これだけでは「おうはら」か「おおはら」か決めかねますね。


「邑智」は島根県に「邑智(おおち)」郡という地名がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%91%E6%99%BA%E9%83%A1


悩みます。
地名だけで見ても、「邑楽」では「おう」と読み、「邑智」では「おお」と読んでいます。

調べていくと、下記のような文章を見つけました。
部首の違いについてです。

「おおざと(邑)」は、
 「□(領地)+人の屈服したさま」で、人民の服従するその領地を表す。
 中にふさぎこめるの意を含む。
 のち阝(おおざと)の形となり、町や村、または地名に関する漢字の部首となった。

「こざと(阜)」は、
 もと、ずんぐりとした形に土を積み重ねたさまを描いた象形文字。
 「自+十(あつめる)」で、まるくふくれる意を含む。
 従って、ずんぐりとした形にふくれたおかのこと。

要するに、「邑」は「おおざと」という言葉のもとになっている訳ですね。
これは勉強になりました。
それであれば、本来は「おお」なのかなと思います。

どちらかに統一しようと思っていました。
「邑」は「おう」ではなく、「おお」と読むことにしておきます。

2016年9月22日木曜日

飯井に関して

「飯井」は「いい」もしくは「めしい」と読みます。
その読みで載せていました。
それであれば読めそうですね。

他に「おもい」という読みがあるそうです。

電話帳では石川県七尾市に載っていたそうです。
このひとのことかなと思います。
https://www.navitime.co.jp/poi?spt=00011.040514509


他に、こちらの方もそうです。
http://ameblo.jp/aeon-akita-genkido/entry-12009804601.html

ふりがなも出しているので、間違いがなさそうですね。
同じ方が、facebookもやっていました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009019579889

稀少な読みとして、「おもい」も追加することにします。

2016年9月21日水曜日

石司に関して

「石司」は「いしづか」という読みで載せていました。
4割強が長崎県に集中している苗字です。

これ以外に稀少な読みとして「せきじ」があると教えていただきました。
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000016486013


自分でも調べてみました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008245099310
https://www.facebook.com/ayumu.sekiji

実在は確かだと判断し、この読みも追加することにしました。

2016年9月20日火曜日

明崎に関して

「明崎」は「あきざき」と「あけざき」という読みで載せていました。
「苗字の読み方辞典」では他の読み方も出ていましたが、自分では確認できなかったので、載せていませんでした。

このふたつ以外に「みょうざき」という読みを教えていただきました。
http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E6%98%8E%E5%B4%8E+%E6%BA%80
http://nishifuk.or.jp/ishi.html

確認できたのは上記の方だけですが、どこで見ても「みょうざき」となっているので誤記ではないことは確実です。
現存する姓(読み方)であることも間違いありません。

この読みも追加しておきたいと思います。

2016年9月19日月曜日

犹守に関して(訂正)

先日、「犾守」という苗字を紹介しました。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/08/blog-post_25.html

これはその後で、「犾」と「犹」という漢字があることが分かり、このふたつはまとめても良いのではないかという結論にしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/08/blog-post_27.html

「犹」がJIS第2水準で、「犾」が第3水準なので、「犹守」として統一しています。

「苗字の読み方辞典」で「犹守」と「犾守」に「えぞもり」という読みがあるとなっていましたが、自分でウェブ検索をしたときは見つけられませんでした。

しかし、改めて電話帳を見なおしてみたところ、「江角」と「江副」の間に見つけました。

教えていただいた情報では2016年の電話帳では「江澤」と「枝」の間にあったそうです。

これらからは「えぞもり」と読むと考えるのが妥当だと考えます。
この読みも追加することにします。

見つけたのは、「犾守」でしたが、「犹守」でも同じことだと考えています。

2016年9月18日日曜日

小薬と小藥と小蘂に関して

「小蘂」は以前にまとめました。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/07/blog-post_27.html

「小藥」で「こずい」という読みを持つ方がテレビに出ていたが、同じ方が「小蘂」と書かれていたものもあり、どちらが正しいかを検討しましたが「薬(藥)」には「ずい」という読みも「すい」という読みもなさそうなので、本来は「蘂」が正しいのではないかと推測しました。

しかし、掲示板の方で、「小薬」で「こずい」と読んでいる電話帳のページを見せてもらいました。
これは間違いありません。

要するに「小薬」で「こずい」と読んでいる方が実際にいるということです。

これまで私は「小薬」は「こぐすり」という読みが多く、他に稀少な読みとして「おぐすり」と「こやく」があるとしてきました。
「小蘂」は別扱いにしてきました。

それを訂正することにしました。
「小薬」は「こぐすり・(おぐすり・こやく・こずい)」とします。

また、併記して旧字体の「小藥」も載せていましたが、これに更に「小蘂」も併記します。

すなわち、「小薬(小藥・小蘂)」が「こぐすり・(おぐすり・こやく・こずい)」と読むということです。

「小蘂」という苗字があるかどうかはっきりしていませんし、「蘂」という漢字は「薬」の異体字ではないので、正確ではないかもしれませんが、「薬」には「ずい」という読みも「すい」という読みもなく、「蘂」には「ずい」という読みがあるということが根拠です。

「蘂」を「薬」の異体字だとしているわけではなく、あくまで「小薬」という苗字だけの例外的な扱いです。

2016年9月17日土曜日

上馬場に関して(訂正)

先日、「上馬場」という苗字は「うえばば」という読みが広島県に多く、「かみばば」という読みが鹿児島県に多く、きれいに分かれていて面白いという話を書きました。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/09/blog-post_10.html


そうしたところ、他に「かんばば」という読みもあるということを教えてもらいました。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009759729

自分でも探してみました。
https://www.facebook.com/takuya.kanbaba

上の論文は大阪府立大学から出た論文ですし、下のfacebookで見つけた方は大阪府の出身となっています。
ひょっとしたら「かんばば」という読みは大阪府のものなのかもしれません。

これも新規の読みとして加えます。

2016年9月16日金曜日

上所に関して

「上所」は「苗字の読み方辞典」で「うえじょ>うえじょう★・うえしょ・かみじょ(かみしょ・かみしょう★)」となっていました。

「★」は難読を表すマークです。

調べてみると、確かに「うえじょう」と名乗っている方は見つかりました。

もちろん個々の方と実際に会えば、その方の名乗っている読み方を尊重するのは当然です。
ただ、苗字を分類するにあたり、「うえじょ」と「うえじょう」は同じものと考えたいです。

「所」だけであれば、「しょ」と読むわけなので、「上所」は「うえじょ」とすべきでしょう。
「うえしょ」も濁点の有無だけと考えて、同じものと考えます。

それであれば、「上所」は「うえじょ>かみじょ」だけに整理できてしまいます。
もちろん、「うえじょ」も「かみじょ」も確認できました。

「上」を「うわ」や「あげ」としたものも探しましたが、見つかりませんでした。

代わりに「かみどころ」と「かみところ」が見つかりました。
https://www.facebook.com/tomohisa.kamidokoro
https://www.facebook.com/miyuki.kamitokoro

いずれも神奈川県横浜市出身の方ですが、「かみどころ」さんと「かみところ」さんになっています。
確証はありませんが、親族なのかもしれません。
濁点の有無にはこだわっていないのかもしれません。

他にないので、どちらを採用するか迷いますが、発音してみて自然な「かみどころ」にしておこうと思います。
新規の読みです。

2016年9月15日木曜日

恵利に関して

「恵利」という苗字はファーストネームとしての方がありえそうなので、さがすのが大変そうです。

しかし、もうだいぶ苗字を探してきているので、この手のものも慣れてきました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「恵利」は宮崎県児湯郡に多いようなので、それを前提に探せば良いのです。
下記の方などが見つかりました。
https://www.facebook.com/akane.eri

何人か見つかったので、間違いないです。
「恵」を旧字体に変えた「惠利」という苗字もあるのではないかと探したのですが、確証は得られませんでした。

2016年9月14日水曜日

梅香に関して

「梅香」は「苗字の読み方辞典」で「うめが>うめか(ばいこう)」となっていました。

「うめが」と「うめか」は同じものと考えます。
調べてみると、「うめが」が「うめか」よりも多いとも思えなかったのですが、おそらく電話帳にあたるとそうなのでしょう。

「ばいこう」は下記の方などがいました。
https://www.facebook.com/yusuke.baiko

他にも探してみました。
「ばいか」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005430395044

facebookから追っていったら、下記のページにたどりつきました。
http://baikamaru.com/information.php

「ばいか」も間違いないでしょう。
新規の読みです。

※リンク先は「梅香」ではなく、「梅花」でした。
間違いました。
取り消します。

2016年9月13日火曜日

鰀目に関して

「鰀」はJIS第3水準の漢字です。

「鰀」を用いた苗字としては、「鰀目」以外に「鰀貴」というものがあるだけです。

「鰀目」は「苗字の読み方辞典」で「えのめ★>よのめ★(うのめ★・なつめ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、どの読みであっても難しいということですね。

JIS第3水準の漢字を用いた苗字なので、「写録宝夢巣」では見つからないのですが、「苗字の読み方辞典」によると石川県に5割が集中しているそうです。
石川県七尾市には「鰀目(えのめ)」という地名があります。
実際に苗字としても「えのめ」という読みが圧倒的に多いようでした。

他の読みに関して、こんなに分かれているのかなと疑問でしたが、調べると全て見つかります。

よのめ…
https://www.facebook.com/maki.yonome

うのめ…
https://www.facebook.com/yoshihito.unome


なつめ…
https://www.facebook.com/yutaka.natsume.3

漢字が難しい上に、読み方も多様というのでは大変ですね。

2016年9月12日月曜日

上温湯に関して

「上温湯」は「苗字の読み方辞典」で「うわぬるゆ・うわぬり(うわぬゆ・かみおんゆ)」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で30件となっていますが、そのうちの6割が鹿児島県に集中しています。

facebookで見ると、「うわぬるゆ」が多く、次が「うわぬり」のようでした。
「うわぬゆ」と読む方は下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/mie.uwanuyu

また、漢字では名乗っていませんが、下記の方も「うわぬゆ」さんです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009096839676
https://www.facebook.com/ayumi.uwanuyu

友達欄に読み方が不明ですが「上温湯」さんがいたので、親族ではないかと思います。
また、「うわぬゆ」と読む苗字が他にないということや、上記の「うわぬゆ」さんが「上温湯」の集中している鹿児島県出身であることから考えて、「うわぬゆ」という読みも実在すると判断します。

「かみおんゆ」に関しては、「上温湯隆(かみおんゆ・たかし)」という方がwikipediaに載っていました。
この方も鹿児島県出身です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B8%A9%E6%B9%AF%E9%9A%86

しかし、30年前に亡くなった方ですし、その母親も既に亡くなっているそうです。

それ以外では「かみおんゆ」と名乗っている方は福岡県在住の下記の方しか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/koki.kamionyu

基本的にはfacebookでひとりだけしか見つかっていない場合は、実在すると確定するところまではできないのですが、「上温湯」で「かみおんゆ」と読む苗字があったことは確かですし、上記のfacebookの方も実在は確かそうです。
フルネームで検索すると、読み方は不明ですが、実在だけは間違いないようです。

「かみおんゆ」は実在すると判断したいと思います。
ご意見がある方はお知らせください。

2016年9月11日日曜日

後岡に関して

「後岡」は「苗字の読み方辞典」で「うしろおか・のちおか>せどおか(あとおか・せとおか)」となっていました。

もちろん、「うしろおか」と「のちおか」は簡単に見つかります。
このふたつは問題ないでしょう。

「あとおか」はかなり稀少な読みだと思いますが、facebookではひとりだけ見つかります。
https://www.facebook.com/shuuhei.atooka

下記の方達も、あちこちで「あとおか」となっていました。
http://narariku29.sakura.ne.jp/2016-mathtml/2016-tiku1/rel043.html
http://gold.jaic.org/jaic/member/kagawa/2016/2016tyuusan/rel036.html

「せどおか」も少なさそうです。
https://www.facebook.com/yuko.sedooka
http://manabikobetsu.info/kyoushitsu/

全て実在はしていそうですが、「せどおか」は1割未満の読みである印象です。

2016年9月10日土曜日

上馬場に関して

「上馬場」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で54件。
そのうち広島県で21件、鹿児島県で18件です。
ほとんどこのふたつの県だけに集中しています。

読み方としても広島県では「うえばば」で、鹿児島県では「かみばば」と分かれていました。

分布している場所が離れていて、読み方も異なっているので、由来が異なっているのでしょうね。
ここまできれいに読み方が二分されている苗字というのは以外に珍しいので、面白いなと思いました。

ちなみに「うわばば」などの他の読み方は見つかりませんでした。

2016年9月9日金曜日

上栫と内栫に関して

「上栫」は「苗字の読み方辞典」で「うわがき>かみかこい」となっていました。
いずれの読み方も確認できました。

「栫」という漢字を持つ苗字は8種類だけなのですが、全てが鹿児島県に集中していました。
「棈松(あべまつ)」や「桵沢(たらさわ)」といった珍しい漢字を用いた苗字も鹿児島県に集中していましたし、地域性があるのだなと思いました。

「栫(かこい)」という一字姓が最も多く、次に多いのが「栫井(かこい)」という姓でした。

「上栫」は3番目に多いということになります。

「栫」とはもともと”魚を捕るための仕掛け”のことだそうで、やはり「かこい」と読むのが自然なようです。

実際に調べてみると、8種類中6種類までは「かこい」と読んでいました。

「がき」という読みを持つのは「上栫」と「内栫」だけでした。

「内栫(うちがき)」さんは下記で確認できます。
http://kenkyushadb.lab.u-ryukyu.ac.jp/profile/ja.AeMCvsbFgtnrkm.ciu1e5g==.html

なぜ、このふたつだけが「栫」を「がき」と読むのかは分かりません。

「内栫」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で5件しかない苗字です。
そのうちの4件が鹿児島県に集中しており、読み方はひととおりしかなさそうですが、こちらは「うちかこい」という読みが見つかりました。

下記のふたりは親族だと思います。
https://www.facebook.com/masashi.uthikakol
https://www.facebook.com/shunya.uchikakoi

新規の読みです。

2016年9月8日木曜日

釆女と釆野に関して

以前に「采」と「釆」に関して、まとめました。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_31.html

全くの別字であるので分けるべきだという結論にしたのです。
ただ、おそらく「采」が正しく、「釆」は誤記の定着なのかなとも思います。

ここまでで載せてきたものとしては「采女(うねめ)」と「釆女(うねめ)」、「采野(うねの)」と「釆野(うねの)」があります。

いずれも「采」を持つ方が多く、「采女」と「釆女」は岡山県を中心として見られ、「采野」と「釆野」は滋賀県を中心として見られるようです。

どちらの漢字も使っている方がいるのを確認できました。

2016年9月7日水曜日

産屋敷に関して

「産屋敷」は「苗字の読み方辞典」で「うぶやしき>うむやしき(うぐやしき★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「うぐやしき」は確認できませんでした。
引き続き探していきます。

「産屋敷」は三重県南牟婁郡に集中している苗字です。
6割が三重県です。

稀少な苗字ですし、「うぶやしき」も「うむやしき」もほとんど違いはないのかもしれません。
このあたりはいつも迷うところです。

「吉原」とか「小笠原」の「はら」と「わら」を分けないと決めているので、「うぶ」と「うむ」も分けるべきではないという考え方もあるかもしれません」

ただ、「円谷(圓谷)」などは「つぶらや」と「つむらや」で分けでいるので、それを考えると、「うぶ」と「うむ」も分けるべきかなと思います。

ちなみに「産」という漢字を使った苗字は、この「産屋敷」が最多のようで、これまで「うぶ」と「うむ」の違いをどうするかが問題になったことはありませんでした。
ちょっと意外でした。

2016年9月6日火曜日

石城に関して

「石城」は一見すると、簡単そうです。
「石」も「城」も苗字に用いられがちな感じですし。
ただ、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で48件しかありません。

かなり稀少な苗字になるでしょう。

愛媛県に最も多く、次に大阪府、大分県、山口県と続きます。

最多の愛媛県では「いしじょう」と読むようです。
おそらくここが元なのではないでしょうか?

ちなみに「苗字の読み方辞典」では「いしじょう(愛媛)・いしき>せきじょう(いしがき★)」となっていました。
全ての読みが確認できました。

「いしき」という読みも、確かに「いしじょう」と同じくらいありそうでした。

「せきじょう」や「いしがき」も確認できたので、載せておきます。
どちらもかなり少ない読みだと思います。
https://www.facebook.com/hiroyuki.sekijo
https://www.facebook.com/ishigaki.kenji

2016年9月5日月曜日

請薗に関して

「くさかんむり」のついていない「請園」は、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると全国で45件。
6割が鹿児島県に集中しています。

これもかなり稀少な苗字だとは思います。

「園」という漢字をみたら、必ず「薗」に置き換えたものも探すことにしています。
「園」と「薗」は異体字なのですが、どちらもJIS第1水準なので、別々に集計しているのです。

「請薗」という苗字は「写録宝夢巣」でも「苗字の読み方辞典」でも見つかりませんでした。

しかし、探してみると実在しているようです。
https://www.facebook.com/ayaka.ukezono

下記でも見つかりました。
いくつかのページで見つかるので、誤記ではないと思います。
http://kirokukensaku.net/0IH16/prefecture_46_290.html

「請薗」は新規の苗字と考え、追加することにします。

2016年9月4日日曜日

飯土井に関して

「飯土井」は「苗字の読み方辞典」で「いいどい・いどい★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

確かに「飯」ならば「いい」と読んでしまいそうです。

以前から何度か書いていますか、このふたつの違いはローマ字では分からないです。
「いい」を「i」ひとつですませるひとがいるからです。

ひらがなで見つける必要があります。
実際に見つけたのが、こちら。
https://hoken.dokomado.jp/agency/person_detail?id=56&staff_id=738

「いいどい」と「いどい」が半々なのかはわかりませんが、「いどい」も実在するようです。

2016年9月3日土曜日

井角に関して

「井角」は「苗字の読み方辞典」では「いすみ>いずみ・いかど」となっていました。

もちろん、「いすみ」と「いずみ」は同じものと考えます。

「いすみ」の実在は確認できます。

「いかど」はかなり少ないようです。
facebookでは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/machiko.ikado1

下記のページでも「いかど」さんが見つかりました。
http://r.gnavi.co.jp/kbgh600/chefpersonal/ay0hwf/

割合はともかく、実在は確かそうですね。

他に「いかく」という読みもありそうでしたが、実在するとまでは断定できませんでした。

2016年9月2日金曜日

生西に関して

「生西」は「苗字の読み方辞典」で「いくにし>いけにし」となっていました。
言われれば読めそうですが、初見では難しい気がします。

「いくにし」は見つかったのですが、「いけにし」は少なそうです。
facebookでは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/katunori.ikenishi

本名のようですが、ひとりだけでは自信がありません。
ただし、同じ方が他のページでも見つかりました。
http://ipej-tottori.sakura.ne.jp/wordpress/?page_id=14

これらから、ひとりきりであっても実在の読みとして間違いないと判断します。

2016年9月1日木曜日

入屋に関して

「入屋」は「苗字の読み方辞典」で「いりや(にゅうや)」となっていました。

もちろん「いりや」は見つかります。
問題は「にゅうや」です。
下記の方がしっかりと「にゅうや」と名乗っています。
https://www.facebook.com/minoru.nyuya

漢字も合っていますし、本名のようです。
ただ、この方しか見つからないのです。

ひとりだけだと判断に迷います。
いちおう同一人物が、下記のページでも「にゅうや」となっています。
http://jimotobira.info/kouhou/865506bb3bb3fe490183fdbefa1b5f03.pdf

絶対の自信を持っているわけではないですが、「にゅうや」という読みも実在すると考えたいところです。