2016年12月31日土曜日

為藤に関して

「為藤」はウェブの「写録宝夢巣」で、全国に48件。
そのうち20件が福岡県に集中しています。

旧字体を用いた「爲藤」もありますが、いずれも「苗字の読み方辞典」で見ると「ためとう」という読みで載っていました。

ただ、自分で調べてみると「ためとう」と同じくらい「ためふじ」が見つかります。
正確な割合までは分かりませんが、「ためふじ」が稀少な読みというわけではなさそうです。

「ためふじ」を新規の読みとして加えます。
割合に関しては、後で検討します。

2016年12月30日金曜日

十代に関して

「十代」は「苗字の読み方辞典」で「じゅうだい>そしろ・としろ」となっていました。

「じゅうだい」という読みは見つけられました。
https://www.facebook.com/yukie.judai

facebookでは「じゅうだい」という読みは何人も見つかるのですが、「そしろ」と「としろ」はさっぱりでした。
教えていただいたのが、下記です。

そしろ…
https://www.facebook.com/masako.soshiro

としろ…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009242862948
http://qlear.jp/logcorporation_detail_id_46323053140010010.html

自分でもあれこれと探してみましたが、「そしろ」という読みを上記の方以外で見つけられず。
本名と考えて良さそうなのですが、確実を期したいです。

「としろ」に関しては上記のふたつのページはいずれも同じ方にたどりつきます。

下記のページでも同じ方が「としろ」となっていました。
http://www.all-kansai-golf.com/festa07/pdf/start03.pdf

以上から、「そしろ」は再検討とし、「としろ」は稀少な読みとして載せるという方針にしたいと思います。

2016年12月29日木曜日

志風に関して

「志風」は「しかぜ」という読みで載せていました。
鹿児島県に集中している苗字です。

「苗字の読み方辞典」では稀少な読みとして「しふう」も載っていましたが、自分では見つけられませんでした。
下記を教えていただきました。
https://www.facebook.com/izumi.shifuu
https://www.facebook.com/mao.shifu

いずれも本名のようですし、友達欄にも同姓の方を確認できます。
「しふう」も確認できたと判断し、追加します。

2016年12月28日水曜日

城定に関して

「城定」は「苗字の読み方辞典」では「じょうじょう>しろさだ」となっていました。

「じょうじょう」は見つかるのですが、「しろさだ」は自分で見つけられませんでした。
https://www.facebook.com/masaki.jojo

そこで、下記の2名の方を教えていただきました。
http://1110aoiro.net/pdf/kaihou99.pdf#search=%27%E5%9F%8E%E5%AE%9A+%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%80%27

https://www.facebook.com/yuu.shirosada

いずれも埼玉県川口市在住のようです。

下記は読み方不明ですが、「しろさだ」さんとなっています。
https://www.facebook.com/rina.shirosada

「しろさだ」という読みを持つ苗字は他になさそうです。

これらから考えて、「城定」で「しろさだ」と読むことがあることは間違いないようです。

「城定」自体は東京都八王子市に集中している苗字で、埼玉県に多いわけではありません。
この読みも追加しておきます。

2016年12月27日火曜日

塩治に関して

「塩治」は「しおじ」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報で、新たに「えんな」という読みが載っていました。

にわかには信じられませんでした。
「塩冶」という苗字があり、こちらは「えんや>えんな・(しおや)」として載せています。

よく似ていますが、「治」と「冶」は別字です。
これを間違えたのではないかと考えたのです。

しかし調べてみると、確かに本人がそのように名乗っているようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007088375837

友達欄にも同姓の方がいました。
https://www.facebook.com/hideaki.enna

新聞記事にも出ていました。
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/feature/CO004252/20131122-OYT8T01163.html

「塩治」で「えんな」と読んでいるのは確かなようです。
ちなみに上記の方々の在住している島根県松江市は「塩冶」の最多地域でもあります。
おそらく誤記定着なのだと思います。

2016年12月26日月曜日

谷生に関して

「谷」も「生」も苗字として使われた場合、読み方が分かれやすい漢字です。
そのため、「谷生」もすごい読み方が分かれるのではないかと心配したのですが、それほどでもありませんでした。
まあ、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で47件ですからね。
読み方が分かれるほど数がないということです。

「苗字の読み方辞典」では「たにしょう・たにお ・たにぶ>たにう」となっていました。
「や」で始まる可能性も考えたのですが、それは見つかりませんでした。

上の4種類は全て確認がとれました。
しかし、調べた印象としては「たにしょう>たにお」で、「たにぶ」と「たにう」はかなり少ない読みのようでした。

「○+生」の苗字なので、「たにう」ではなく、「たにゅう」という読みはないかと探しましたが、それもありませんでした。

2016年12月25日日曜日

苣木に関して

「苣木」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で33件。
そのうち、10件が佐賀県でした。
佐賀県の唐津市に8件です。
2番目に多いのが東京都ですが、こちらは特定の地域に偏っているということもありません。
東京都はそもそもの人口が多いので、そこが由来とはいえないと思います。

「苣」という漢字を用いた苗字は、これが初めてです。
他は「苣原」、「苣田」、「苣野」があるようですが、いずれも「苣木」よりかなり少ないものばかりです。

「苣」の読み方は「ちしゃ」もしくは「ちさ」のようです。

ただし、「苣木」に関してだけは異なります。
これは「苗字の読み方辞典」で「ちさき>すがき」となっていました。

いずれの読み方も確認できました。
ちなみに「ちしゃき」という読みはありませんでした。

それにしても「すがき」は不思議ですね。
どこからきた読みなのでしょうか?

「苣木」が最多である佐賀県でも「ちさき」と「すがき」のふたつの読みがありました。
もとは「すがき」なのでしょうか?
それが難読だから、漢字の本来の読みに従って「ちさき」と置き換えたのでしょうか?
ただ、「ちさき」でも難読であるのに変わりはないため、わざわざそんな置き換えをしたのかなという疑問が残ります。

「菅木(すがき)」の誤記が定着したという説を思いつきましたけど、そんなに似た漢字でもないし、変ですね。

何か理由をご存じの方がいらしたら、お知らせください。

2016年12月24日土曜日

宝嶋に関して

「宝嶋」は異体字である「寳嶋」と併せても、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で4件でした。
かなり稀少な苗字といえます。

ちなみに「宝」のもうひとつの異体字である「寶」を用いた「寶嶋」という苗字は確認できませんでした。

「宝嶋」では「ほうじま」と「ほうしま」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/yuta.hojima

こちらも「宝嶋」さんです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002313105501
上記の方は友達欄に「Houjima」さんがいます。
また、その「Houjima」さんの「寶ちゃん」という飲食店を経営しています。

もしも上の「宝嶋」さんと「Houjima」さんが親族であれば、まだ確認がとれていない「「寶嶋」という苗字の可能性もあります。

全国で4件しかないような苗字なので、読み方がひとつしかないのが普通かと思いますが、下記に「たからじま」さんがいます。
http://go2senkyo.com/seijika/33663

政治活動をするのに本名である必要はないと思いますが、これは本名のような気がしますね。
理由は、この「宝嶋洋子(たからじま・ようこ)」さんという政治家が、「ほうじま」もしくは「ほうしま」という読みだったとしても、わざわざ名乗り変えておく必要がない気がするからです。
根拠が薄弱でしょうか?

「宝嶋(寳嶋)」は「ほうしま・たからじま」としておきます。

2016年12月23日金曜日

天花寺に関して

「天花寺」は難読ではないでしょうか?

下記のように「天花寺(てんげじ)城」が三重県にあります。
http://blog.goo.ne.jp/idealblog2/e/50cbba3eead9af10e395e9e02199cfcf

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で50件の苗字ですが、そのうち29件が三重県に集中しています。
この「天花寺城」を造った天花寺氏からきているのは間違いありません。
実際、「てんげじ」という読みは簡単に見つかります。
http://www.recruit-lifestyle.co.jp/lifeshift/ls19416_20160801

ただ、「苗字の読み方辞典」では「てんげいじ★>てんげじ(てんかじ)」となっていました。

「てんげいじ」と「てんかじ」という読みも確認できます。
https://www.facebook.com/hideki.tengeiji
https://www.facebook.com/hideaki.tenkaji

「てんかじ」は明らかに別の読みということで良いですが、「てんげいじ」と「てんげじ」はどうでしょうか?
私はわざわざ分けなくても良い気がするんですよね。
五十音順で並べたら、ほぼ同じ位置になると思いますし。

「てんげいじ」と「てんげじ」のいずれもが、もともとの「天花寺」からはまず読めないと思います。

もとは「てんげじ」なのでしょうから、同数程度であれば「てんげじ」を採用しますが、「てんげいじ」の方が多いのであれば、そちらを採用すべきでしょう。

「天花寺」は「てんげいじ・(てんかじ)」としておこうと思います。

2016年12月22日木曜日

達摩に関して

掲示板の方に投稿していただいた内容からです。

「苗字の読み方辞典」で「達摩」は「たつま」となっていました。
この読みは確認できます。
https://www.facebook.com/ayaka.tatsuma

これ以外に「だるま」という読みがあるそうです。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/04/18/kiji/K20160418012428750.html

紹介されている「達摩(だるま)省一」さんは亡くなっていますが、長男がいらっしゃいますし、文脈からは同姓だろうと思います。


自分でも調べてみました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004427921756

上記の方は読み方不明ですが、「達摩」さんです。
この方の友達欄に、漢字は未記載ですが「Daruma」さんがふたりいます。

達摩省一さんは大阪市の病院で亡くなってとなっていますが、上記の「達摩」さんも大阪の方のようなので、親族かもしれません。

この読みも間違いないと思います。
追加しておきます。

2016年12月21日水曜日

土に関して

本日は「土」という一字姓に関してです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国では37件でした。
岡山県小田郡矢掛町に最も多くて10件、岡山県全体では14件でした。

最多の岡山県小田郡矢掛町で「土茂(つち・しげる)司法書士事務所」というものがありました。
https://www.yelp.co.jp/biz/%E5%9C%9F%E8%8C%82%E5%8F%B8%E6%B3%95%E6%9B%B8%E5%A3%AB%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80-%E5%B0%8F%E7%94%B0%E9%83%A1-%E7%9F%A2%E6%8E%9B%E7%94%BA

「土茂」という苗字はないので、これは「土・茂」というフルネームだと考えて良いと思います。
苗字としての読み方も「つち」で良いと思います。

念のためにfacebookでも探しました。
かなり難しかったですが、ようやく見つけた1件です。
https://www.facebook.com/keiichirou.tsuchi

「土」という苗字の実在と、その読み方を確かめられたと思います。

2016年12月20日火曜日

炬口に関して

「炬」はJIS第2水準の漢字です。

「炬燵(こたつ)」という単語で目にしますが、他ではあまり見かけません。

苗字としても、この「炬口」でしか使われていないようです。

「炬口」は「たけのくち」と読みます。
難読ですね。

兵庫県の淡路島に集中している苗字です。

他に「たけぐち」と「たきぐち」という読みがあります。

おそらく「たけのくち」が難読なので、読みかえが起きたのではないかと思うのですが、いずれにせよ難しいです。
数としては「たけのくち」が圧倒的に多いようです。

2016年12月19日月曜日

田米と多米に関して

「田米」と「多米」はいずれもよくありがちそうな漢字を用いた苗字です。

例えば、「田米」をひっくり返して「米田」にすると、全国に約75,000人もいると言われている苗字になります。

しかし、「田米」と「多米」としてしまうと、ちょっと難しいのではないでしょうか?
いずれも静岡県に多くみられる苗字で、「ため」と読みます。

「米」が共通で、最多の読みも共通、最多の地域も一緒なので、おそらく由来が同じなのでしょう。

静岡県に次いで多い地域が、いずれも三重県でした。
どうやら、そちらでは「たごめ」と読むようです。

隣接しているわけではないので、由来はまた別なのでしょうか?
漢字が異なっているにも関わらず、集中している地域が2ヶ所まで同じで、読みも似ているというのは面白いです。
ちょっと珍しいのではと思いました。

2016年12月18日日曜日

月見里に関して

「月見里」は難読苗字を紹介するようなところで、よく出てきます。

下記では「小鳥遊(たかなし)」に次いで、2位に「月見里(やまなし)」が載っています。
http://news.ameba.jp/20140312-491/

「小鳥遊」はウェブの「写録宝夢巣」では全国で7件。
全てが和歌山県東牟婁郡に集中しているという稀少姓です。
それでも繰り返し紹介されているので、苗字に興味のある方ならだいたい読めるのではないでしょうか?

「月見里」も同じことがいえます。
こちらも、「山が無いから、月が見えるんだよ」と紹介されたりしています。

「月見里」に関しては「苗字の読み方辞典」の方でも注意がされています。
http://shidaichiro.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

実際に調べてみると、確かに「月見里」で「やまなし」と読む方はいます。
https://www.facebook.com/yuuka.yamanashi

しかし、圧倒的に少ないです。
たいていは「つきみさと」と読みます。

「月見里」は全国に48件。
そのうち静岡県で26件、千葉県で20件です。
そのふたつの県だけでほぼ全てなわけです。

千葉県の中でも松戸市が9件なのですが、どうやら「やまなし」と読むのはそこに集中しているようです。
明らかに少数派なわけです。

面白半分に難読苗字を紹介していくと、本来の読みが埋もれてしまうのではないかと心配してしまいます。

2016年12月17日土曜日

高槁に関して

ずいぶん前に「槁」という漢字について、ちょっとだけ書きました。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_2.html

「高槁」で「たかはし」と読む苗字があり、これは「高橋」のスキャンミスではないかと思ってしまったのです。
しかし調べると、確かに実在するのです。
https://www.facebook.com/seiji.takahashi.7311

関東地方にやや多そうですが、特別に集中している地域はありませんでした。
おそらく誤記定着型の苗字なのでしょう。

「槁」は「橋」の異体字ではないので、別扱いとしています。

「槁」を用いた苗字はたくさんありますが、最も多いのが「高槁」で、次が「「槁本(はしもと)」、次いで「石槁(いしばし)」です。
この3つは実在すると思うのですが、それ以外はスキャンミスの可能性をつぶしていかないといけないので、確認が大変になると思います。

2016年12月16日金曜日

垰本と峠本に関して

「垰本」と「峠本」はいずれも広島県を中心としてみられる苗字です。

ほとんど同じくらいの数ですが、「垰本」は広島県にほぼ限局しているのに対し、「峠本」は広島県とその隣接する山口県や岡山県にもみられます。

漢字でいうと、「垰」が「たお」と読むJIS第2水準であるのに対し、「峠」はJIS第1水準で「とうげ」と読みます(当然ですが)。

そこから推測すると、もとは広島県に「垰本(たおもと)」という姓があり、そこから派生して「峠本」という姓が出てきたのではないでしょうか?

「苗字の読み方辞典」によると、「垰本」は「たおもと・たわもと」、「峠本」はたおもと>たわもと」となっていました。
調べると、どちらの読みもありますが、「たわもと」はかなり少ない印象でした。

「たおもと」と「たわもと」は異なる読みだと思います。
このふたつは分けておきます。

2016年12月15日木曜日

向畑に関して(訂正)

「向畑」は以前に下記でまとめました。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/03/blog-post_21.html

あれこれと調べた結果、「むかいはた>むこうはた・(むこはた)」として載せています。

「畑」を「はた」と読む以外に「はたけ(ばたけ)」でも調べたつもりでしたが、調べたりなかったようです。

「苗字の読み方時点」の更新情報で「むかいはたけ」が載っていました。
http://d.hatena.ne.jp/mukazame/about

別の方も見つかりました。
https://www.facebook.com/yuko.mukaihatake

「むかいばたけ」も見つかりました。
https://www.facebook.com/singo.mukaibatake

以上から「むかいはたけ」と「むかいばたけ」も実在すると考えます。
どちらを採用するかですが、「むかいはたけ」の方が知名度の高い方がいそうなので、そちらにしておこうかと思います。

2016年12月14日水曜日

八重に関して

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「八重」は「やえ>やしげ」という読みで載せていました。

これ以外に「やじゅう」という読みがあるそうです。
自分で調べてみたところ、確かに見つかります。
https://www.facebook.com/tomoe.yaju

しかも調べた印象としては「やしげ」よりも多いのではないかと思うくらいなのです。

「やえ」という読みも実在は確認できますが、ファーストネームとしてもありえるものなので、ウェブ上から実際の数を確かめるのは難しいと思います。

「やじゅう」は「やしげ」よりは多そうですが、それ以上のことは分かりません。

「八重」は「やえ>やしげ・やじゅう」としておきます。
後々に変更する可能性はありえます。

2016年12月13日火曜日

池之谷に関して

「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「池之谷」は「いけのや」という読みで載せていました。

これ以外に「いけのたに」という読みもあるそうです。
http://athletics.html.xdomain.jp/kiroku/data/kenriku/14/html/REL070.HTM

具体例として載っていたのは、上記の方です。
陸上競技の記録は誤記が多いので、あまり信用していないのですが、この方の場合はフルネームで検索して、全てが「いけのたに」になっていたので、間違いがないと考えました。

この読みも加えておこうと思います。

2016年12月12日月曜日

走出に関して

「走出」は「苗字の読み方辞典」で「はしりで>そで★(はしだし・はしで)」となっていました。

「★」は難読を表すマークです。

「はしりで」が圧倒的に多い印象でした。

「はしだし」は見つかりませんでした。

「はしで」は下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/kousuke.hashide

ひとりだけだと確実とは言えないのですが、フルネームで検索すると陸上の記録が見つかります。
全て「はしで」となっているので、間違いないかと思います。

「そで」は下記で見つかります。
https://www.facebook.com/masanori.sode
http://niseko.or.jp/soba/houki.htm

「走」であれば「そう」と読むのかと思ったのですが、やはり「そ」のようです。

ここまでで載せている苗字では「走川」も「そがわ>はしりかわ」で、やはり「走」を「そ」と読んでいました。


以上から、「走川」は「はしりで・(そで・はしで)」としておきます。

2016年12月11日日曜日

是津に関して

「是津」は「苗字の百貨店」で「ぜっつ(ぜつ)」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で40件。
そのうちの26件が島根県でした。

島根県が由来の苗字と考えて良いのでしょう。

「ぜっつ」と「ぜつ」はどちらも見つかりますが、やはり「ぜっつ」の方が多い印象です。
https://www.facebook.com/satoshi.zettsu
https://www.facebook.com/takayuki.zetsu

このあたりは意見が分かれるところかもしれませんが、私はこのふたつはほとんど同じ読みだと考えます。
「ぜっつ」だけに統一しておくことにします。

それ以外に「これつ」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/nobuyasu.koretsu

新規の読みです。

2016年12月10日土曜日

曽我辺に関して

「曽我辺」は「そがべ」と読みます。
特に問題はありません。

似たような苗字で「曽我部」というものがあり、こちらは全国で10,000人以上もいるメジャーなものです。
半面、「部」を「辺」に変えただけで、かなり稀少になってきます。

「曽」は旧字体として「曾」がありますが、苗字としては「曾我辺」が200人ほどで、「曽我辺」が40人ほどとなっていました。
もちろん、分けません。
まとめて考えます。

「苗字の読み方辞典」にはこれしか載っていませんでしたが、更に進めて「辺」の方でも旧字体を探してみました。

下記の方は、開くと「曽我邉」となっていました。
どちらかが旧姓なのでしょう。
https://www.facebook.com/hideko.yokota

下記は「曾我邊」さんです。
http://www.e-kutsu.net/tanpo.html

これらは間違いないところでしょう。
「曾我邊」さんがいるということは、「曽我邊」さんがいても良いでしょう。

ただ、「曾我邉」さんだけは見つかりません。

駒かなところですが、「曽我邉」

2016年12月9日金曜日

城生に関して

「城生」は「苗字の読み方辞典」で「じょうの>じょうのう・しろお(じょうお・じょうせい)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で50件。
そのうち18件が富山県で、東京都など関東地方と、北海道に集中が見られます。

「じょうせい」は下記の方がいました。
https://www.facebook.com/mitsumasa.josei

友達欄にも同姓の方がいましたし、間違いないと思います。
「じょうせい」という読みが稀少であることも間違いありません。

「しろお」も見つかります。
https://www.facebook.com/namiko.shiroo
https://www.facebook.com/kshiroo

上記の2名はいずれも沖縄県の出身のようです。
こちらの読みもかなり少ない印象です。


やはり、多い読みは「じょうの」のようです。
https://www.facebook.com/katsuaki.jono
https://www.facebook.com/johno.miyuki

富山県には「城生(じょうの)城」というのがあったそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E7%94%9F%E5%9F%8E

ただし、「城生」の読み方は「じょうの」と「じょうのう」が混在していました。
現在の地名としては「じょうのう」が正しいようです。
http://yomi.sukimaware.com/t/%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%96%B9/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%B8%82%E5%85%AB%E5%B0%BE%E7%94%BA%E5%9F%8E%E7%94%9F.html

苗字としては、「じょうのう」よりも「じょうの」が多いようです。

「じょうお」は下記の方がいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E7%94%9F%E4%BD%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E

本名だと思います。
「じょうお」は他に確認できませんでした。

なかなか難しいです。
「じょうせい」と「しろお」は1割未満の読みだと思います。
「しろお」は「城生」が集中していない沖縄県で見つけた読みだというのも理由です。

「じょうお」は実在する読みだと思いますが、「じょうの」と分けるほど違うものだとは思いません。

「じょうのう」と「じょうの」は同じものと考えて良く、苗字として多い「じょうの」としてしまいたいと思います。

以上から、「城生」は「じょうの・(じょうせい・しろお)」としておきます。

2016年12月8日木曜日

珠玖に関して

「珠玖」は「苗字の読み方辞典」で「しゅく>しく★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

調べると、確かにどちらの読みも見つかります。

「しゅく」というと、どうしても「宿」という漢字が浮かびます。

過去にも取りあげましたが、「宿野」や「宿輪」はそれぞれ「苗字の読み方辞典」では「しゅくの>しくの」、「しゅくわ>しくわ」となっています。
その他にも「宿」を「しゅく」ではなく、「しく」と読んでいる苗字は多いのです。

もちろん、それぞれの方がそういう発音で呼ばれているというのは尊重します。

ただし、私は、例えば「宮地」という苗字で「みやじ」と「みやち」は分けないことにしています。

五十音順にするとだいぶずれてしまいますが、同じ「み」欄になるし、濁点の有無だけの違いに準じるだろうということです。

発音が些細な違いにすぎなければ、同じと扱いたいという判断です。

「河野」で「かわの」か「こうの」かというのはだいぶ違いますが、「みやじ」と「みやち」は大差ないだろうと考えているのです。

そこから考えて、「宿」は「しゅく」と読むのが普通であり、「しく」をまとめてしまっても良いのではないかと考えたのです。

それでは「珠玖」はどうするか?
これも悩みました。
「しゅく」と「しく」は発音が似ているから、まとめてしまうという発想からすれば同じではないかとも思います。
下記のように、はっきりと「しく」と名乗っている方もいますし…
http://www.shikuken.jp/about/member/shiku/

悩みますね。
「宿」が「しゅく」ではなく「しく」と書かれていると、誤記ではないか?と思ってしまうかもしれませんが、「珠玖」はそもそも何と読むか分からないのではないかとも思うのです。

数もありそうですし、「珠玖」に限っては、「しゅく」と「しく」を分けようと思います。
(後々で変更する可能性もあります)

ご意見がある方はお願いします。

2016年12月7日水曜日

柴生田に関して

「柴生田」は「苗字の読み方辞典」で「しぼうた>しばうた(しぼおた)」となっていました。

著名人としては下記の方がいます。
この方は亡くなっていますが、同じ「しぼうた」という読みの方は確認できます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E7%94%9F%E7%94%B0%E7%A8%94

下記の方は「しぼおた」となっています。
他でもそのように名乗っているのが確認できるので、間違いないでしょう。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ080AS_Y4A500C1TJ3000/

「しばうた」も実在していそうですが、間違いないとまではいえませんでした。

「しぼうた」という難しい読みが最多であることは確実です。
「しぼおた」は「しばうた」と同じ読みと考えて良いと思います。

「柳生(やぎゅう)」などと同じ「○+生」の応用だと考えれば、「柴」+「生」で「しぼう」となる方が自然だと思います。

「柴生田」の読みは「しぼうた」のみとしておきます。

2016年12月6日火曜日

下徳に関して

「下徳」は、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で38件。
そのうち23件が宮崎県に集中しています。

宮崎県の中でも都城市に20件なので、全体の半数がそこに集中していることが分かります。

「苗字の読み方辞典」では「しもとく」という読みで載っていましたが、調べてみると「したとく」という読みがかなり多い印象です。
https://www.facebook.com/keita.shitatoku
https://www.facebook.com/toshio.shimotoku

新規の読みです。
結論が出るまでは、「しもとく」と「したとく」が半々であるとしておきます。

2016年12月5日月曜日

倭文と委文と志鳥に関して

「倭文」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に78件。
そのうちの51件が栃木県です。

ここまでで載せた苗字では「倭」一文字で「やまと」という姓があります。
それに次いで多いのが、「倭文」です。

「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」という歴史書があるので、「わ」と読んでしまいそうですが、「倭文」は「しとり」と読みます。

「倭文」の由来は下記のページが詳しかったです。
http://www.minamiawaji.ed.jp/shitoori_jhs/fuudoki/01rekishi/01yurai/index.htm


「名字由来net」には下記のように書いてありました。
倭文連の子孫。近年、鹿沼市を始め栃木県や東京都に多数みられる。語源は、古代の倭文部の居住地、工人からきている。倭文部は、職業部で倭文(しずおり)を織る職や工人のこと。

知らなければ、難読ですよね。

非常に似た苗字で、「委鳥」というものがあります。
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に27件。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「しどり★>しとり・ひとり★・ひとおり★(いぶん)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、いっぱいついていますね。
こちらも栃木県に多いのですが、それとは別に三重県四日市市にも多く見られます。

「ひとり」は下記の方などが見つかりました。

「ひとおり」は下記の方です。
友達欄に「ひとおり」さんがいるので、読み方も間違いないと思います。

「いぶん」は見つかりませんでした。

「しとり」と「しどり」も見つかりますが、元が珍しいせいか、どの読みもたくさんは見つかりません。

できるだけ読みは統一したいという思いがありますので、「倭文」に併せて「委文」も「しとり」という読みにしたいと思います。

「ひとり」と「ひとおり」がどれくらいかは分かりませんが、このふたつは分けることにしておきます。


それらとは別に「志鳥」という苗字があります。
「苗字の読み方辞典」では「しどり>しとり」となっていました。
こちらは全国で39件。そのうち18件が栃木県です。

「しとり」もしくは「しどり」という読みの苗字は、この3種類しかありません。
その3種類がいずれも栃木県に多くみられるのです。
要するに全て「倭文」からの派生だと思います。

「倭」の漢字を「委」に置きかえたり、難読なので、同音の「志鳥」に置きかえたりしたのだと思うのです。
それなので、読みとしては「しとり」で統一しておこうと思います。

2016年12月4日日曜日

池ノ谷に関して

「池ノ谷」は「いけのや」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報によると、「いけのたに」という読みもあるようです。
自分でも確認がとれました。
https://www.facebook.com/kiyoshi.ikenotani
http://www.toho-hp.jp/shinryo_seikei.php

この読みも加えておこうと思います。

2016年12月3日土曜日

泉山に関して

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「泉山」は「いずみやま」という読みで載せていました。
当然ですね。

これ以外に「いずやま」という読みもあるそうです。
自分でも確認しました。
https://www.facebook.com/takuya.izuyama

友達欄にも「泉山(いずやま)」さんがいるので、間違いないと思います。
この読みも加えておきます。

2016年12月2日金曜日

板谷に関して

「板谷」は全国で15,000人ほどもいる苗字です。
それほど珍しいともいえない苗字なので、それをこの段階で取りあげることになるとは驚いています。

「板谷」は「いたや」か「いたたに」と読みます。
それ以外の読み方は思いつきにくいですよね。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に「はんがい」という読みが載っていました。
http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/71ophthalmology/staff.html
https://www.workshiga.com/search/?act=detail&code=979

「板谷」という苗字は全国で認められますが、その中でも「はんがい」という読みは滋賀県が元のような印象でした。

この読みも追加しておきます。

2016年12月1日木曜日

治部に関して

「治部」は「じぶ>じべ」として載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報によると、稀少な読みとして「はるべ」というものがあるそうです。

自分でも調べてみましたが、確かにありそうです。
https://www.facebook.com/tetsuya.harube

この読みも追加することにしました。