2018年1月31日水曜日

比恵島と比惠島に関して

「比恵島」は「ひえじま」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で29件ですが、そのうち23件が宮崎県に集中しています。

「恵」という漢字をみたら、必ず旧字体の「惠」を確かめておく必要があります。

調べると、下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/yuriko.takahashi.718
https://medium.com/@yurikohiejima

同一人物のようです。
ペンネームの可能性がないとはいえないですが、いちおう実在する苗字と考えておきます。
あくまで併記ですが、載せておきます。

2018年1月30日火曜日

樋ノ口に関して

「樋ノ口」は「実在苗字(名字)辞典」で「ひのくち・ひのぐち」となっていました。
濁点の有無は気にしていないので、どちらでも良いのですが、facebookでも半々くらいだった印象です。

似たような苗字ではどうかと思って調べたところ、「樋之口」という苗字があり、こちらは「ひのくち」が多いようです。
それであれば「樋ノ口」も「ひのくち」で良いかなと思います。

ただし「樋之口」は鹿児島県に多く、「樋ノ口」は愛媛県に多いので由来は別なのだと思います。
ところで「樋之口」には「ひのくち」以外に「てのくち」という読みもあります。

それでは「樋ノ口」には「てのくち」という読みはないのか?と探しました。
下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/masahiro.tenokuchi

友達欄にも漢字ではなかったですが、「tenokuchi」さんがいたので、この方は「てのくち」と読むことは確かだと思います。
ただ出身が鹿児島県だというところが心配です。

「樋ノ口」という苗字が鹿児島県にないわけではないのですが、圧倒的に多いのが「樋之口」だからです。
だからこの方も「樋ノ口」となっていますが、facebookに乗せるため漢字を一部だけ変更している可能性もあるのかなと心配してしまうのです。

ただ、上記のfacebookで見つけた「樋ノ口(てのくち)」さんをフルネームで検索するとかなり見つけられます。
「樋之口」に変えても見つかりますが、圧倒的に少ないです。
おそらくこの方は、カタカナの「樋ノ口」なのではないかなと思います。
少し不安が残りますが、「樋ノ口」に「てのくち」という読みもあると判断します。
新規の読みです。

2018年1月29日月曜日

鴻に関して

本日は「鴻」という一字姓に関してです。

「実在苗字(名字)辞典」では「びしゃご★・おおとり」となっていました。

「★」は難読を表すマークですが、確かに読めません。
facebookでは「おおとり」は見つかりますが、「びしゃご」で見つかった方は下記の方々だけでした。

「びしゃご」という読みを持つ姓は他にないようなので、下記の方も漢字が出ていないのですが、そうなのかもしれません。

ウェブの「写録宝夢巣」では「鴻」は全国で29件。
うち石川県で10件でした。
次に多いのは東京都が6件で、神奈川県が4件となっていました。

上記の3人の出身は石川県が2人と滋賀県が1人でした。

「おおとり」と読む方は東京都と神奈川県に多いようでしたが、石川県出身の方でもいました。

もとは「びしゃご」だったのでしょうが、あまりにも難読なため「おおとり」に読みかえたのだとは思います。
割合はどうなのでしょうか?

読み方が特殊なので、簡単に見つかりそうではあったのですが…
ローマ字表記にしたとき、「bishago」か「bisyago」で分かれそうですが、他につづりがあるのでしょうか?


2018年1月28日日曜日

浜飯と濱飯に関して

「浜飯」は「実在苗字(名字)辞典」で「はまいい>はまい」となっていました。

facebookで見ると確かに「hamaii」と「hamai」のふたつがあるようです。
ただ、分けるほどの違いでもないかと思います。

「はまいい」で統一しておこうと思います。

「実在苗字(名字)辞典」では「濱飯」は載っていませんでした。
ウェブの「写録宝夢巣」でも載っていませんでした。

しかし調べたところ、ありそうです。
読みは「はまいい」だそうです。
http://www.bstem.jp/voice/staff10.html

新規の苗字になります。

2018年1月27日土曜日

浜藤と濱藤に関して

「浜藤」は「実在苗字(名字)辞典」で「はまふじ」となっていました。
また旧字体の「濱藤」は「はまふじ>はまとう」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では「浜藤」が全国で29件ですが、「濱藤」は該当なしでした。

それなので、併記するのであれば「浜藤(濱藤)」で「はまふじ(はまとう)」となるのでしょう。

「はまふじ」という読みは簡単に見つかりますが、「はまとう」という読みで見つかったのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/saki.hamato.3

この方は「濱藤」で「はまとう」となっています。
友達欄を見ると、「浜藤」で「はまふじ」となっている方がいました。
これだけで判断すると、「はまとう」が怪しく思えてくるのですが、それとは別に「hamato」という方も友達欄にいました。

出身や現在の在住場所をみると、「浜藤(はまふじ)」さんは関係なくて「hamato」さんが親族なのではないかと思います。

それらとは別に下記のページを発見しました。
広島県の話なので全く関係はないようですが、こちらも「濱藤(はまとう)」さんがいるようです。
https://twstat.org/fmc_prs/

「はまとう」という読みは確かにあるものと判断します。

2018年1月26日金曜日

端崎に関して

「端崎」は「実在苗字(名字)辞典」で「はしざき>はなざき(北海道)(はしさき・はさき・はたざき)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」でみると、全国で36件。
最多は富山県で11件。
次いで北海道が9件、広島県が8件と散らばっていました。

facebookでみると、ほとんどが「はしざき」のようでした。

「はなざき」で見つかったのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/tomohiko.hanazaki
http://www.i-sam.co.jp/11sapxc/5p.htm

確かにいずれも北海道の出身のようです。

「はさき」と「はたざき」は見つかりませんでした。
念のために「はざき」と「はたさき」でも調べましたが、やはり見つかりませんでした。

「はなさき」でも同様です。

改めて「はしざき」と名乗っている方の出身地を調べなおしましたが、おそらく関西が多いなということしか分かりませんでした。
北海道出身で「はしざき」となっている方は見つかりませんでした。

「端崎」には「はしざき」と「はなざき」のふたつの読みがあるということは分かりましたが、割合までは判断できません。
北海道の9件が全て「はなざき」ならば1割以上ですが、なんとも言えません。
電話帳で判断できれば良いのですが…

2018年1月25日木曜日

林出に関して

「林出」は「実在苗字(名字)辞典」で「はやしで」となっていました。

以前の「苗字の百貨店」時代のデータでは「はやしで(りんで)」となっていました。

いちおう自分でも調べなおしました。

facebookでは「はやしで」は見つかります。
「はやしいで」はありそうですが、見つかりませんでした。

「りんで」も見つかりました。
https://www.facebook.com/yuri.rinde
https://www.facebook.com/rin.masa

上記のふたりは家族となっています。
ひとりだけならば、あだ名をそのまま使っているのかなとも考えられるのですが、複数で確認がとれれば良さそうです。
「りんで」は実在する読みだと思います。

2018年1月24日水曜日

実渊に関して

「実渊」は「実在苗字(名字)辞典」で「みぶち」として載っていました。
全国で約10人となっていましたから、「写録宝夢巣」でいうと全国で1-2件に該当すると思います。
ただし、ウェブの「写録宝夢巣」では”該当なし”となってしまいました。

「住所でポン!」で見ると2000年版のみで発見できました。
https://www.jusyopon.com/data/2000/index.php/35/80/67.html

困ったなあ、幽霊苗字かなあと思っていたのですが、「実」を「實」にすると下記の方がヒットしました。
http://guide.air-u.kyoto-art.ac.jp/professors/%E5%AF%A6%E6%B8%8A-%E6%B4%8B%E6%AC%A1

確かに実在することが分かりました。
読み方も「みぶち」とはっきりしました。

扱いとしては「實渊」は新規の苗字ということになりますが、「渊」は「淵」に併記することとしています。

2018年1月23日火曜日

実渕と實渕に関して

「実渕」と「實渕」はいずれも「実在苗字(名字)辞典」で「みぶち」となっていました。
調べてみても、その通りでした。

ただし、それらとは別に「實渕」で「じつふち」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/kenji.jitsufuchi
http://www.st.nagasaki-u.ac.jp/campuslife/alumni_messages/%E5%AF%A6%E6%B8%95%E5%BD%B0/

新規の読みです。

2018年1月22日月曜日

六碕に関して

「六崎」は「実在苗字(名字)辞典」で「むつざき・むさき>むつさき」となっていました。
自分でも調べましたが、「むつざき」が圧倒的に多く、「むさき」は少ない印象でした。
「ろくさき」もしくは「ろくざき」という読みはなさそうです。

「六崎」に併記する形で「六碕」が載っていました。

調べてみると下記の方が見つかりました。
http://hakase.site/article/25213

フルネームで検索すると、読み方は「むつざき」のようです。
「六碕」でも「六崎」でもヒットしますが、「六碕」が正しいようです。

「碕」と「崎」は別字として扱っているため、分けておきます。

2018年1月21日日曜日

持麾 に関して

「持麾」は「実在苗字(名字)辞典」で「もちざい★>もつざい」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「麾」はJIS第2水準の漢字です。「麾く」で「さしまね・く」と読むそうです。
「手まねきをする」という読みになるようです。

「麾」は用いた苗字はこれが唯一のようです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で32件。
うち静岡県が23件でした。

読み方は「もちざい」が圧倒的でした。

「もつざい」は下記など。

割合は少ないと思いますが、「もつざい」も確かにあるようです。

2018年1月20日土曜日

西信に関して

「西信」は「実在苗字(名字)辞典」で「にしのぶ>さいしん」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で34件。
最多は広島県の21件でした。

facebookでは「にしのぶ」は見つかるのですが、「さいしん」が見つかりません。

下記の方が見つかったので「さいしん」という読みがないわけではないでしょう。
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqophth/outline/staff.html

他に見つからなかったので、割合は小さいのかもしれません。

2018年1月19日金曜日

九十に関して(続き)

「九十」で始まる苗字の検討を続けます。

「九十九沢」は「つくもさわ」です。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で5件となっていましたが、なかなか見つけられません。
facebookでは下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100015566884011

下記のページも発見しました。
http://emap-yokohama.ecom-plat.jp/fbox.php?eid=12378

2000年の「住所でポン!」では「九十九澤」で載っていました。
https://jpon.xyz/2000/33/29/15.html?p=2

当時の電話帳を確認してみたところ、
 九十九~九十九澤~都久山
となっていました。

「都久山」も全国で2件の稀少な姓ですが、読み方は「つくやま」で良いようです。
https://www.facebook.com/jake.tsukuyama

以上から「九十九澤」は「つくもさわ」としておきます。
読み方を確定できるものが見つからず、ひょっとしたら濁点のついた「つくもざわ」かもしれませんが…
いちおう「九十九澤」は新規になります。

「九十田」は「つくだ」だそうです。
全国で5件。
下記を見ると、読み方は不明ですが実在は確かなようです。

下記の方はキックボクシングの選手だそうですが、本名ではないかと思います。


最後、「九十谷」です。
これは全国で1件のみとなっていました。
福岡県です。
2012年版の「住所でポン!」で確認できます。

その方をフルネームで検索していたところ下記を発見しました。

全国でただ1件の方が亡くなられていることが2017年9月のtwitterであげられているのです。
もちろん他に親族がいれば「九十谷」姓は続くわけですが、確認がとれなければどうしようもありません。
「九十谷」だけは載せないことにします。

2018年1月18日木曜日

九十に関して

「九十」で始まる苗字をまとめてみたいと思います。

有名なのは「九十九(つくも)」だと思います。
難読姓として取りあげられやすいですが、ウェブの「写録宝夢巣」では広島県を中心として162件となっているため、そこまで稀少というわけでもないです。

次に多いのは「九十歩」です。
こちらも広島県に多い苗字ですが、数はぐっと減って19件です。
読み方は「くじゅうぶ」だそうです。
https://www.facebook.com/masahiro.kujuubu

次が「九十(くじゅう)」で12件。
北海道と石川県に集中がありました。
https://www.facebook.com/kanako.kuju

ここから先は全国で数件のものばかりです。
「九十三」は「つくみ」と読みます。
全国で3件となっていました。
https://www.facebook.com/taku.tsukumi

「九十九田」は「つくもだ」です。
全国で2件となっていました。
https://www.facebook.com/hiromi.tsukumoda

「九十九里」は「つくもり」です。
全国で3件となっていました。
これくらい稀少な苗字だと、他の読み方を検討しなくても良いでしょう。
https://ci.nii.ac.jp/naid/110008695606/

長くなりましたので、続きは明日に。

2018年1月17日水曜日

渕ノ上と淵ノ上と淵の上に関して

「実在苗字(名字)辞典」で見ると、「渕ノ上」が「ふちのうえ>ふちのかみ」となっているにも関わらず、「淵ノ上」は「ふちのうえ」だけでした。

ウェブの「写録宝夢巣」では「渕ノ上」が25件。
「淵ノ上」が13件となっていました。
いずれも鹿児島県に多いようです。

どちらも「ふちのうえ」という読みは見つけられましたが、「ふちのかみ」は下記の方々くらいでした。
https://www.facebook.com/manami.fuchinokami
http://www.f-takken.com/v3/details.php?b[]=98593134

実在することは確かなようですが、割合としては少ない印象でした。

「淵ノ上」の方には「ふちのかみ」という読みはなさそうでした。

ひらがなを用いた「淵の上」は更に少なく全国で4件。
うち3件は鹿児島県でした。

やはり鹿児島県の「淵ノ上」もしくは「渕ノ上」が元になっていることは確かなようです。

「淵の上」も「淵ノ上」から派生したものだとは思いますが、誤記ではなく実在するのか?実在するとして読み方は何だ?というところまでははっきりしませんでした。

「住所でポン!」では見つかるのですが、それ以上の情報が不足しています。
「渕の上」はなさそうでした。

「淵の上」に関しては、読み方も含めて保留とします。

2018年1月16日火曜日

渕原と淵原に関して

「渕原」と「淵原」は似ていますが、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると集中している地域が違うことが分かります。

「渕原」は全国で31件。
そのうち24件が大阪府でした。

対して「淵原」は全国で8件。うち6件が広島県でした。

要するに由来が異なっているのです。

「渕原」は簡単に見つけられます。
読み方も「ふちはら」と確認できました。

「淵原」は数が少ないせいか、なかなか見つかりません。
「住所でポン!」以外では下記の方などしか見つかりませんでした。
http://machi.jpubb.com/press/118499/

まあ、実在は確かだと思います。
読み方も「ふちはら」以外はなさそうなので、確認はできませんでしたが、そのまま載せておきます。

2018年1月15日月曜日

日橋に関して

「日橋」はウェブの「写録宝夢巣」では全国で37件。
そのうち26件が東京都に集中しています。
東京都の中では東大和市と調布市に多いようです。

「実在苗字(名字)辞典」では「にっぱし>にちはし(ひばし)」となっていました。
「ひばし」という読みは確認できませんでした。

問題は「にっぱし」と「にちはし」をどうするかです。

実はこれまで一文字目の「日」を「にっ」と「にち」の両方で読むケースがなかったのです。
というよりも一文字目の「日」を「にち」と読む苗字がなかったようです。

ある程度の数があるものだけでいうと、「日塔(にっとう)」、「日光(にっこう)」、「日田(にった)」、「日坂(にっさか)」だけです。
いずれも「にっ」を「にち」に変えて検索すると見つからなくなってしまうのです。

「にっぱし」と「にちはし」は些細な違いのような気もしますが、悩ましいところですね。
「にちはし」が圧倒的に少なければ分けませんが、ある程度の数があるようなので分けておこうかなと思います。

2018年1月14日日曜日

西代に関して

「西代」は「実在苗字(名字)辞典」で「にしだい・にししろ(にしんだい★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で37件。
最多は北海道で7件。
次いで島根県が6件。大阪府と鹿児島県が5件でした。

すなわち由来となる地域がいくつかに分かれているということなのでしょう。
「にしだい」と「にししろ」は見つけられます。
同数程度というのも納得できました。

「にしんだい」はどうでしょうか?
https://www.facebook.com/tatsuya.nishindai
https://www.facebook.com/nishindai.shinzo

上記のふたりは大阪府出身で友達欄で繋がっていました。
大阪府に「にしんだい」が多いのでは?とまでは言えないかもしれませんが、読みは実在するようです。

「にしだい」と「にしんだい」は別の読みと考えます。

2018年1月13日土曜日

永地に関して

どうもここにきてfacebook内の検索がしにくくなっているようです。
苗字の実在を確認するために検索するというのは本来の目的とずれているので、仕方がないのですが…

「永地」は「実在苗字(名字)辞典」で「ながち >ながとち★(山口)・えいじ(えいち)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で32件。
最多は山口県の8件。
次いで広島県の7件、北海道の6件でした。

割合までは分かりませんでしたが、「ながち」が最も多く「ながとち」が次ぐというのは確かだと思います。
「ながとち」が全体の1割未満かどうかは分かりません。

もともとは「ながとち」という読みだったが、難読なので「ながち」に変化し、現在では「ながち」の方が多くなっていると考えるべきなのでしょうか。

「えいじ」もしくは「えいち」は少ない読みだと思います。
https://www.facebook.com/taishi.eiji
https://www.facebook.com/setsuko.eichi

「えいじ」と「えいち」のどちらが多い読みかの判断がつきませんでした。
「ながとち」との比較もしにくいです。

一般的に「永地」と書いてあれば歴史民俗用語で「えいち」だそうです。
それであれば「えいち」を採用しようかなと思います。
「えいじ」が多いと分かれば、そちらにするかもしれません。
このあたりは判断が難しいです。
「えいち」と「えいじ」では五十音順で並べると、だいぶ異なってしまうので、どちらにするかの判断は大事なのですが…

2018年1月12日金曜日

成家に関して

「成家」は「実在苗字(名字)辞典」で「なるけ(なりや・なりいえ・なりけ)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
千葉県に10件など関東地方に計19件。
青森県に5件でした。

「家」という漢字が苗字で用いられるときは読み方が多様化しやすいので、慎重に検討します。
まず、「成」は「なる」か「なり」で、「家」は「け」と「や」と「いえ」でしょう。
念のために「家」は「か」という読みも加えておきます。

調べてみると、「なるけ」が多く、次いで「なりや」という読みが多そうでした。

「なりけ」もかなり少ないようですが、見つかります。
https://www.facebook.com/haru.narike
https://www.facebook.com/narike.j

「なりいえ」と「なるいえ」は見つかりませんでした。
「家」を「か」と読むものも見つかりません。

「なるや」もありそうですが、見つかりませんでした。

この中では「なりけ」という読みの方のひとりが青森県出身でしたが、他ははっきりせず、千葉県に次いで多い青森県での読みはよくわかりませんでした。

青森県が全て「なりけ」ならば割合が変わってくるのですが、facebookで見た限りでは「なるけ>なりや・(なりけ)」かなという印象です。

2018年1月11日木曜日

樋木に関して

「樋木」は「実在苗字(名字)辞典」で「ひき」という読みで載っていました。

自分で調べていく中で、「ひき」以外に「ひのき」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/yusuke.hinoki
https://www.facebook.com/yuhei.hinoki

「樋木」自体は新潟県に多いのですが、「ひのき」という読みは東京都で固まっているようでした。
新規の読みです。

2018年1月10日水曜日

投野に関して

「投野」は「実在苗字(名字)辞典」で「なげの>なぎの★(とうの)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、確かに「投野」で「なぎの」は読めないですね。
県別では福岡県が11件で最多でしたが、福岡県内で集中した地域はなく、むしろ隣接する大分県の日田市に7件の集中があります。
おそらくここが由来なのでしょう。

元が「なげの」だったら「なぎの」にはならないと思いますので、元が「なぎの」で他の地域に移っていく過程で読みやすい「なげの」に変わっていき、ついには元々の読みである「なぎの」よりも増えていったのではないかと想像します。
もちろん「なげの」も「なぎの」も見つかります。

「とうの」はちょっと注意が必要でした。
facebookでは下記の方しか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/nobuyuki.tono

NHKの英会話講師として「とうの」と読む方がいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%95%E9%87%8E%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB

同じ方で、下記の記事もありました。
これは本名と考えて良いでしょう。
http://www.livenan.com/archives/15840931.html

2018年1月9日火曜日

刕に関して(続き)

時間がかかるかと思いましたが、意外と簡単にまとめられました。

JIS第3水準の漢字である「刕」を用いた苗字の続きです。

「奥刕屋」は「おうしゅうや」と読みます。
実在は確かでしょう。
秋田県のようです。
http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/koho/koho_si/pdf/no109_shinninsyoukai.pdf
https://www.facebook.com/keiko.mogami.98

「木刕」は下記。
こちらは岐阜県のようです。
読み方も「きしゅう」で良いと思います。
https://www.ffa.ajinomoto.com/study/kengaku/cf/report05
http://www.gifu-riku.com/result/Record/2016/05/22/ken/rel130.html

「大刕」は下記など。
読み方は「たいしゅう」です。
どこに多いかは分かりません。
https://www.facebook.com/nao.taishu

「九刕」は下記の方ですが、「住所でポン!」では2007年版までしか載っていません。
しかも下記の文章ではすでに亡くなっている方に対して書かれているように読めます。
http://500rakan.jp/news/71

「九刕」も間違いなく「きゅうしゅう」と読むであろうし、最近まで実在する苗字であったことは確かですが、現時点で実在するという証拠が得られませんでした。
「九刕」だけは載せるのを見合わせます。

またまた、まとめを載せます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
悦覟(えつみ)…? 20人

2018年1月8日月曜日

刕に関して

新たにJIS第3水準の漢字を見つけました。

「刕」です。

最も多いのは「羽刕」です。
「うしゅう」と読みます。
https://www.facebook.com/kensu0211
http://wasedasports.com/feature/20140301_8803/

「刕」は「州」の異体字のようですが、形も明らかに違いますし、戸籍上で「羽刕」となっている方が「羽州」と置き換えるとも思えないので別字扱いで良いと思います。

次に多いのは「明刕(めいしゅう)」、「遠刕(えんしゅう)」です。
いずれも簡単に実在を確認できます。

他にも「刕」を用いた苗字はありますが、数がぐっと少なくなります。

またJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめます。
どんどん増えていきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
悦覟(えつみ)…? 20人

2018年1月7日日曜日

廻矢と迴矢に関して

「廻矢」と「迴矢」はいずれも「実在苗字(名字)辞典」で「めぐりや」で載っていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件と1件でした。
千葉県の印旛郡と長生郡に1件ずつ。

「廻矢」の方は愛知県にもありました。

「住所でポン!」でも確認しましたが全て2007年版までで、それ以降には載っていません。
全てをフルネーム検索してみました。
「廻矢」と「迴矢」を入れ替えて探してもみました。

はっきりと確認がとれそうなものは見つかりませんでした。
読み方も「めぐりや」で良いのか判断ができませんし、これを載せるのはためらいます。

2018年1月6日土曜日

迴立に関して、幽霊苗字かも?

「迴」という漢字の入った苗字に関する検討を続けます。

「迴立」は全国で1件。
青森県でした。
確かに「住所でポン!」では見つけられます。
https://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/42/23/430.html

ただ、これ以外に証拠が見つからないのです。
「廻立」は岩手県に集中している苗字なので、青森県にあっても不思議ではありません。

そう考えると、これも誤記なのではないかと思ってしまいます。
これまでにも電話帳に何年も誤記のまま載せている方を発見してきました。

「廻」と「迴」の違いはわずかですし、誤記のままであっても支障はない気がします。

電話帳に載っているので実在する苗字だといえないことはないかと思いますが、ちょっとでも怪しいところがあるのなら断定は避けたいです。

幽霊苗字の可能性があると考えておきます。
というよりも、「迴」という漢字を持った苗字自体の存在が怪しいのではないかと考えます。

2018年1月5日金曜日

大工迴に関して、幽霊苗字かも?

「大工迴」は「実在苗字(名字)辞典」で「たくえ」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件。
神奈川県だけでした。

その方は「住所でポン!」でも載っています。
https://jpon.xyz/m/2012/%E5%A4%A7%E5%B7%A5%E5%BB%BB/%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C

ただし、苗字を「大工廻」に変えてフルネーム検索すると下記の方が見つけられます。
https://jpon.xyz/2012/29/36/40.html?p=3

「大工廻」は沖縄県に多い苗字です。

「大工迴」が全国に1件しかなく、「大工廻」ならばファーストネームが一致する方も見つかるというのは怪しいところです。

「廻」を用いた苗字はいくつも載せているのですが、「迴」を用いた苗字は「大工迴」以外で「迴立」、「竹迴間」、「迴矢」だけです。
いずれも全国で1件のみです。
全て「迴」を「廻」に変えれば実在を確認できます。

ひょっとすると、「迴」という漢字の入った苗字というのは実在しなくて、スキャンミスなのかもしれません。

これらも検討していきます。

2018年1月4日木曜日

脚ノと辻ノと辰ノと中ノに関して

カタカナの「ノ」で終わる苗字の続きです。
大阪府に多いことが分かりましたが、特に堺市西区に多いようです。
このことに関して、指摘されたことはあるのでしょうか?
数の多い苗字の話や難読・珍姓の特集は見かけますが、カタカナの「ノ」で終わる苗字が集中している地域があるというのは初めて気づきました。

最も多いのが「脚ノ」です。
「きゃくの」と読みます。
facebookでは簡単に見つけられます。
似たような苗字はなく、カタカナの「ノ」は他の漢字からの置き換えではなく、三文字姓を途中で切り間違えたものでもないことが分かりました。

「辻ノ」と「辰ノ」もfacebookで見つけられます。

「中ノ」だけは注意が必要です。
facebookでは下記の方しか見つけられなかったのです。
https://www.facebook.com/masamichi.nakano.142

ただ、やはりこの方も大阪府堺市の出身ですし、「住所でポン!」でも何人も見つけられます。
「中ノ」もあると考えて良いでしょう。

「ノ」で終わる苗字の残りです。
また時間が空いたときに探してみます。

「西ノ」…全国で5件(うち大阪府で2件)
「久ノ」…全国で4件(全て大阪府)
「万ノ」…全国で3件(うち大阪府で2件)
「薮ノ(藪ノ)」…全国で4件(全て大阪府)
「柳ノ」…全国で2件(全て大阪府)
「紺ノ」…全国で2件(大阪府と兵庫県)
「半ノ」…全国で1件(大阪府)

「高ノ」…全国で3件(兵庫県と富山県)
「倉ノ」…全国で2件(全て富山県)
「庄ノ」…全国で2件(愛知県と神奈川県)
「堀ノ」…全国で1件(千葉県)

2018年1月3日水曜日

面ノに関して

本日は「面ノ」という苗字に関して検討します。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件。
大阪府に2件です。

そのうち1件は下記の方のようです。
https://pro.ekiten.jp/pro_28095/

これは実在確定で良さそうです。
「面ノ」に関しては苗字の切り間違いなどではなさそうです。
JIS第3水準以下の普通ではない漢字のため、便宜的にカタカタを用いている可能性もあるのかなと思い、カタカナの「ノ」で終わる苗字を全てピックアップしてみました。

下記のようなものがあります。
「脚ノ」…全国で20件(全て大阪府)
「辻ノ」…全国で12件(全て大阪府)
「中ノ」…全国で12件(うち大阪府で8件)
「辰ノ」…全国で9件(うち大阪府で7件)
「西ノ」…全国で5件(うち大阪府で2件)
「久ノ」…全国で4件(全て大阪府)
「万ノ」…全国で3件(うち大阪府で2件)
「薮ノ(藪ノ)」…全国で4件(全て大阪府)
「柳ノ」…全国で2件(全て大阪府)
「紺ノ」…全国で2件(大阪府と兵庫県)
「半ノ」…全国で1件(大阪府)

「高ノ」…全国で3件(兵庫県と富山県)
「倉ノ」…全国で2件(全て富山県)
「庄ノ」…全国で2件(愛知県と神奈川県)
「堀ノ」…全国で1件(千葉県)

これは驚きました。
カタカナの「ノ」で終わる苗字はほとんどが大阪府に由来があるようなのです。

「めんの」と読む他の苗字もないようなので、「面ノ」は実在する苗字として確定します。
他のものに関してはひとつひとつ検討する必要があります。

2018年1月2日火曜日

謹賀新年

このブログを始めてから5回目の正月を迎えました。
元旦以外は毎日更新しています。

書くことがあまりないこともありますが、続かないよりはましだと思って何かしら書いています。
終わりは全く見えません。
延々と続いていきます。

内容に不備がありましたら、教えていただければ訂正いたします。
今年もよろしくお願いします。