2019年1月31日木曜日

津々で始まる苗字に関して(続き2)

「津々」で始まる姓に関する検討を続けます。

残りは「津々楽」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」の4種です。

「津々楽」と名乗っている方としては、下記を発見しました。
https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=5337944&media_id=116
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/WO2001024333
https://sesame.cec-ltd.co.jp/cases/09.html

読み方は「つづら」のようです。
※証拠として見つけたものは犯罪のニュースに関するものだったので、ここには載せません。

旧自体を用いた「津々樂」さんも発見しました。
これは新規の苗字になります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002534754773

「津々治」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に3件。
「住所でポン!」では下記の方など。
https://jpon.xyz/2012/15/2/141.html?p=2

下記にも「津々治」さんの書きこみがあるようです。
https://blog.goo.ne.jp/mkrat00/e/ff2b3800c3e1e959b06710a16db3d7ea?fm=entry_awp_sleep

ただし、読み方がはっきりしませんね。
「つつじ」のようですが、確証が得られませんでした。
これは保留します。

「津々谷」は「つつたに」です。
こちらは全国に2件しかない姓ですが、確証が得られたので載せておきます。
http://www.dsi-corp.net/contents16.html

「津々日」は、ウェブの「写録宝夢巣」でヒットしません。
こちらは「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
http://www2.convention.co.jp/jses27/program/pdf/program-renkei.pdf

上記をフルネームで検索したところ、「つづか」という読みも分かりました。
http://www.town.kumenan.okayama.jp/administration/kouhoushi/documents/201206all.pdf

2019年1月30日水曜日

津々で始まる苗字に関して(続き)

「津々」で始まる姓に関する検討を続けます。

残りは「津々浦」、「津々良」、「津々路」、「津々野」、「津々美」、「津々楽」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」の9種です。

「津々浦」は「つつうら」しかなさそうでしたが、濁点のついた「津々良」は「つづら」の方が多そうです。
https://www.facebook.com/kyo.tsuzura
https://www.facebook.com/kiyokazu.tsudura

「つつら」と読む姓はここまで載せていないのですが、「つづら」であれば「廿楽」、「葛篭」、「黒葛」の3種がありました。
これらはいずれも難読ですね。
漢字の置きかえがあったのならば「津々良」が「つつら」でなく「つづら」であってもおかしくはありません。

それでは戻って「津々浦」はどうでしょうか?
どうしてもこちらは「津々浦々(つつうらうら)」という単語があるので、濁点がつかない印象です。
こちらに関しては「廿浦」という姓が「つづうら」となっています。
「廿」が苗字に使われた場合、「つづ」と読むことが多いので、それは良いでしょう。
それに合わせるのであれば「津々浦」も「つづうら」でしょうが、やはり不自然でしょうね。
「津々浦」は「つつうら」で良いと思います。

「津々路」も「つづろ」のようです。
https://www.facebook.com/kazuhisa.tsuzuro
https://www.facebook.com/kai.kira.love

「津々野」も「つづの」のようです。
https://www.facebook.com/takafumi.tsuzuno
https://www.facebook.com/takako.tsuzuno

「津々美」は「つつみ」のようです。
「津々」で始まる最多姓である「津々見」が「つつみ」なので、これも問題ないでしょうね。
https://www.facebook.com/kaede.tsutsumi
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006547546589

更に続きます。

2019年1月29日火曜日

津々で始まる苗字に関して

「津々」で始まる苗字は13種ほどあるようです。

最多は「津々見(つつみ)」で、次が「津々木(つつき)」です。
これらはすでに載せてあります。

次に多いのが「津々」のみの姓です。
とうぜん「つつ」と読みます。

下記の方などを確認しました。
https://www.facebook.com/sachiko.tsutsu

後は、「津々浦」、「津々良」、「津々路」、「津々野」、「津々美」、「津々楽」、「津々池」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」が載っていました。

これらに関して、「津々」を「つつ」と読む場合と、「つづ」と濁点がつく場合があることが分かりました。
もちろん、当人たちが名乗っている方を優先することに変わりがありません。

例えば、「津々池」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に3件のみの姓なのですが、読み方としては「つついけ」と「つづいけ」の両方が見つかりました。
http://gold.jaic.org/jaic/res2004/20es/REL125.HTM
https://www.facebook.com/tsubasa.tsuduike
https://pro.ekiten.jp/pro_127789/

どちらかに決めなくてはいけないのですが、決め手がありません。
「津々」は「つつ」と読むことが多いので、「津々池」は「つついけ」としておきます。

長くなりそうなので、続きます。

2019年1月28日月曜日

滝日と瀧日に関して

「滝」と「瀧」は異体字の関係にあります。

「竜」と「龍」も異体字の関係にありますが、このふたつは形がかなり異なりますし、苗字としても区別されていることが分かったため、分けています。

ただし、「滝」と「瀧」、「篭」と「籠」はまとめています。

今回の「滝日」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち16件が岐阜県です。
更にいうと14件が岐阜県郡上市です。

対して「瀧日」は全国で7件。
岐阜県でも3件のみでした。

要するに電話帳で見る限り、
滝日>瀧日
なわけです。

それがウェブ上で検索すると、明らかに「瀧日」の方が多く見つかります。
「滝日」が見つかりにくい理由もなさそうですから、純粋に「瀧日」と名乗っている方が多いのだと思います。

電話帳は昔から「滝日」で載せているが、戸籍上は「瀧日」であり、漢字の選択が容易となった現在では「瀧日」と名乗っているのではないかと思います。

「滝」と「瀧」を分けなくても良い理由のひとつになるかなと思います。

2019年1月27日日曜日

白楽と白樂に関して

「楽」と「樂」は異体字の関係にあるため、「白楽」と「白樂」はまとめて考えます。

ウェブの「写録宝夢巣」では、「白楽」は全国に17件。
埼玉県が6件で最多。
福岡県が4件で次ぎますが、隣接する佐賀県にも2件あり、合わせると6件です。

「実在苗字(名字)辞典」では「しらく★(埼玉)・はくらく(福岡)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

facebookで、いずれの読みも確認できました。
埼玉県を中心とした読みと、福岡県を中心とした読みに分かれるということなのでしょう。
それであれば、割合は半々であって問題がないと思います。

2019年1月26日土曜日

欧陽に関して

「欧陽」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件。
大阪府のみです。

以前に「皇甫(こうほ)」という姓は”日本で見られる中国姓と韓国・朝鮮姓”であることは分かっているが、例外的に日本の姓として扱うとしました。
http://new5g00.blogspot.com/2018/10/blog-post_27.html

理由としては、「皇甫(こうほ)」姓の方が、①日本に永住しており日本語で生活していることが分かったという点と、②「皇」も「甫」も他の姓でも用いられる漢字だからとい点が挙げられます。

「孟」や「李」といった姓の方でも、同じようなことが言えるのではないかという気がしますが、一字姓の場合、実数が数えられないということがあり、除いています。

それでは、「欧陽」はどうだ?と考えたとき、やはり「欧陽菲菲」という歌手を思い浮かべてしまいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E9%99%BD

漢姓であることは分かっているわけです。

また、「欧」を用いた姓は、他にありません。
そう考えると、「欧陽」を「おうよう」と読み、日本に永住している方であっても、②は満たさないわけなので、やっぱり”日本の姓”とは考えにくいかな…と思います。

「皇甫」はあくまで例外的な話なのかなと思っています。

「欧陽」という姓の方が日本人かどうか?という話ではありません。
このブログは、あくまで”日本の苗字を数える”なので、”日本の苗字”の定義を明確にしたいなという趣旨なだけです。

2019年1月25日金曜日

翫に関して

「翫」はJIS第1水準の漢字です。
見慣れない漢字なので、ちょっと意外でした。

wikitionaryによると、「玩」と類義だそうです。
音読みで「がん」、訓読みで「もてあそ・ぶ」です。

苗字としては「明翫(みょうがん)」と、「翫(いとう)」があります。

「明翫」の方はすでに載せてあります。

「翫」一字で「いとう」は難読ですね。
下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/fuka.itou.9
http://www.kanazawakeiba.com/2011topic/pdf/0605.pdf

2019年1月24日木曜日

高筒に関して

「高筒」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
最多は石川県の7件。
次に多いのが茨城県と広島県の4件で、その次が北海道の3件でした。
見事に散っています。

読み方もバラバラで、「実在苗字(名字)辞典」では「たかつつ>たかとう(こうづつ・たかんどう★・たかづつ・たかんど)」となっていました。

濁点の有無は気にしないことにして、「たかんどう」と「たかんど」も同じだと考えても、「たかつつ」、「たかとう」、「こうづつ」、「たかんどう or たかんど」の4種があります。
facebookで調べてみました。

「たかつつ」が特に多いというわけではなさそうで、下記のふたりは広島県出身。
https://www.facebook.com/shohei.takatsutsu
https://www.facebook.com/hitomi.takatsutsu

「こうづつ」のふたりは東京都や神奈川県の方のようです。
https://www.facebook.com/shigeru.koudutsu
https://www.facebook.com/naoko.kozutsu

「たかとう」はひとりだけでしたが、北海道の方です。
他に見つけられませんでしたが、本名のようです。
https://www.facebook.com/yuuto.takatou

「たかんど」もしくは「たかんどう」は下記の方など。
ひとりは最多の石川県です。
https://www.facebook.com/yukinori.takando
https://www.facebook.com/hiroshi.takando.5

下記は「実在苗字(名字)辞典」の更新情報に載っていたものです。
ひらがなで「たかんど」となっています。
こちらも石川県です。
http://kanaiwahp.com/newsData/28.pdf

以上から、まとめます。
4種の読みは全て実在します。
最多の石川県で「たかんど」が確認できます。
「たかんどう」は確認できませんでしたが、「たかんど」で統一してしまって良いでしょう。
他の読みから「たかんど」に置きかわるとは思えないので、元は「たかんど」で、そこから「たかつつ」に変わったと考えるのが自然でしょう。

石川県から他の地域に移るにしても広島県や茨城県、北海道というのはいずれも一般的ではないと思います。
おそらく「高筒」の由来は一ヶ所ではないのだと思います。

「たかとう」はひとりしか見つけられなかったし、北海道は3件のみなので、少ないのかなという気がします。

調べた結果を参考に自分なりの割合でまとめておきます。

2019年1月23日水曜日

三毛に関して

「三毛」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で54件。
和歌山県が13件で、隣接する奈良県が9件でした。
おそらくそのあたりが由来なのでしょう。

「みけ」という読み方で載せていましたが、「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「みやけ」があるそうです。
https://www.facebook.com/tatsuya.miyake.351
https://www.facebook.com/masayuki.miyake.50

それぞれ東京都と大阪府の方々です。
「三毛」で「みやけ」と読むのは間違いなさそうです。

このふたりは親族ではなさそうですが、なんとも判断できません。
「みやけ」という読みは「みけ」からの読みかえなのだと思いますが、割合も分かりません。
「実在苗字(名字)辞典」にならい、1割未満としておきます。

2019年1月22日火曜日

小豆島と小豆嶋に関して

本日は「小豆島」という姓に関してです。

瀬戸内海にある「小豆島」は「しょうどしま」と読みますが、姓としては「実在苗字(名字)辞典」によると、「しょうずしま・あずしま★(しょうどしま)」だそうです。

自分でも調べてみました。

「あずしま」は下記の方々など。

「しょうずしま」は下記の方々など。

「しょうどしま」は下記の方々など。

「小豆嶋」は、「しょうずしま(あずしま)」となっていました。

「小豆嶋」で「あずしま」と読んでいる方々です。
それほど少なくはなさそうな印象です。

まとめます。
もとの数が少ないのでなんともいえませんが、「小豆島」の場合は「あずしま」と「しょうずしま」、「しょうどしま」は同程度にありそうです。
ひょっとしたら「しょうどしま」の方が多いのではないかと思うくらいでした。
島の名が「しょうどしま」だからでしょうか?

「小豆嶋」では「しょうどしま」という読みがありませんでした。
「あずしま」は1割以上ではないかという印象です。

2019年1月21日月曜日

城家に関して

「城家」は「実在苗字(名字)辞典」で「しろや>じょうけ・じょういえ・しろいえ」となっていました。

「しろや」となっている方々です。
他と比べて特に多いとは思えません。
https://www.facebook.com/kyousuke.siroya
https://www.facebook.com/hitomi.shiroya

「しろいえ」となっている方々です。
https://www.facebook.com/naokoshiroie.sharpie
https://www.facebook.com/yukiko.shiroie
https://www.facebook.com/nozomi.shiroie

「じょうけ」となっている方々です。
https://www.facebook.com/jokekoji.petro

「じょういえ」となっている方々です。
https://www.facebook.com/kenji.joie
https://www.facebook.com/kazuya.joie

「じょうや」となっている方がいました。
友達欄に漢字不詳ですが、「joya」という方がふたりいます。
家族のようです。
https://www.facebook.com/mitinobu.jouya

自分で調べた印象では「しろいえ」がやや多いかなという気がします。
「しろや」と「じょういえ」もいました。
もともとがそれほど多い苗字ではないので、割合までははっきりしません。

「じょうけ」はfacebookのひとり以外は見つかりません。
これだけでは自信をもって実在する読みであるとはいえません。

対して「じょうや」は間違いなくありそうです。
新規の読みということになります。

2019年1月20日日曜日

街に関して

本日は「街」という一字姓に関してです。

「実在苗字(名字)辞典」では「つじ★>ちまた★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「つじ」は見つかりますね。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005915582707
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008049332656

対して、「ちまた」と名乗っているのが明らかなのは下記の方だけです。
https://www.facebook.com/mizuha.chimata

いかにも本名のようですが、ひとりだけだと不安ですね。
”既婚”となっていますが、結婚して姓が変わって「街」になったのか、「街」から別の姓に変わったのかも不明です。

もうひとつくらい確実だと思えるものがないと、「ちまた」は自信が持てません。

2019年1月19日土曜日

平楽に関して

「平楽」は「実在苗字(名字)辞典」で「たいらく>へいらく(滋賀)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
最多は東京都の9件で、次に多いのが滋賀県の6件でした。
東京都では多摩市に6件でした。

facebookで見ると、「たいらく」ばかりでした。

下記の方が旧字体の「平樂」ですが、「へいらく」となっています。
滋賀県の方です。
友達欄にも同姓の方がいます。
https://www.facebook.com/mina.heiraku

「へいらく」がどれくらいの数かは分かりませんが、全国で25件であれば1割以上はいても不思議ではありません。
他には見つかりませんでしたが、「実在苗字(名字)辞典」にならっておきます。

2019年1月18日金曜日

利谷に関して

「利谷」は「実在苗字(名字)辞典」では「としたに・としや・とぎや★>りや」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件でした。
最多は神奈川県と富山県の3件なので、かなり散らばっていることが分かります。

「としたに」という読みが普通かなと思いましたが、そんなに多くもありませんでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E8%B0%B7%E4%BF%A1%E7%BE%A9
https://www.facebook.com/emiko.toshitani

「としや」はそれほど多くはなさそうです。
下記のふたりは友達欄でつながっているので、親族だと思います。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002969531645
https://www.facebook.com/masahiro.toshiya.7

下記の方も「としや」となっていました。
http://www.a-tplus.com/about/

難読だと思われる「とぎや」が最も数がありそうでした。
https://www.facebook.com/masahiro.togiya
https://www.facebook.com/tomoe.togiya

「りや」は下記の方など。
ふたりとも高知県高知市となっています。
https://www.facebook.com/minami.riya
https://www.facebook.com/kyoji.riya

下記の方も「りや」となっていました。
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000080725606/

全ての読みがあることが確認できました。
これだけ実数が少ない姓で、4種類も読みがあるというのは驚きです。
割合は分かりませんが、「実在苗字(名字)辞典」にならっておきます。

2019年1月17日木曜日

溜島に関して

「溜島」は「実在苗字(名字)辞典」で「たまるしま>ためじま(たまりしま)」となっていました。

割合は不明ですが、「たまるしま」と「ためじま」は見つけられます。
「たまるじま」や「ためしま」もありそうでした。

「たまりしま」は下記の方がいました。
https://www.facebook.com/sumire.tamarishima

友達欄にも「溜島」で「たまりしま」と「たまりじま」と読む方がそれぞれいました。
親族だと思います。

2019年1月16日水曜日

椨と﨓に関して

また新たに異体字らしきものを見つけてしまいました。

「﨓」はJIS第4水準の漢字です。
下記のページを見ると、意味としては「クスノキ科の常緑高木」の「たぶのき」のこととなっています。
https://kanji.jitenon.jp/kanjiy/12154.html

「椨」も同じ内容のことが書いてあります。
「椨」はJIS第2水準です。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%B6%E3%81%AE%E3%81%8D

このふたつが異体字であるという根拠は見当たりませんでしたが、意味が同じで、ぱっと見もよく似ているので異体字として良いかなと思いました。

「﨓」を用いた苗字には「﨓木」と「﨓野木」があるようです。
ただし、「﨓野木」に関しては「実在苗字(名字)辞典」には載っていませんでした。
実在も確認できませんでした。
「椨野木」で探しても確認できませんでした。
「﨓野木」および「椨野木」は保留しておきます。

それでは「﨓木」はどうなのか?と調べると、こちらもはっきりとしません。
「椨木」ならば見つかります。
「﨓」はJIS第4水準の漢字なので、ウェブ検索は難しいのかな?と思います。

「椨」のみで統一しても良いのではないかという気がします。

「椨」を用いた苗字には「椨」と「椨木」、「大椨」、「椨元」があります。
それらは全て見つかります。

2019年1月15日火曜日

岳元に関して

「岳元」は「実在苗字(名字)辞典」で「たけもと(おかもと)」となっていました。

「岳」で始まる苗字で「おか」と読むものとしては、ここまでだけでも「岳原」、「岳田」、「岳山」、「岳崎」、「岳」がありました。
決して珍しいものではないということです。

「岳元」で「おかもと」と名乗っている方には下記の方がいました。
https://www.facebook.com/hisakazu.okamoto

明らかに本名だと思うんですけどね…
この方以外に見つからず…

これは悩みます。

ただ、「岳元」で「okamoto」とする理由として、”それが本来の読みである”という理由もなさそうです。
facebookでひとりだけだと実在する読みであるといいにくいのですが、これは”実在する”と断定してしまいます。

2019年1月14日月曜日

龍原と竜原に関して、幽霊苗字かも?

「竜」と「龍」は新字体と旧字体の関係にありますが、異なるものとして扱っています。

ウェブの「写録宝夢巣」では「龍原」は全国で20件。
最多は宮崎県の6件です。

少ないながらもfacebookでも確認がとれます。
https://www.facebook.com/ai.tatsuhara

こちらは問題ありません。

「竜原」の方が問題です。
「写録宝夢巣」では全国で6件。
神奈川県と大阪府に2件ずつ。
後は東京都と宮崎県に1件ずつです。

例えば2007年の神奈川県横浜市青葉区の「住所でポン!」です。
https://www.jusyopon.com/index.php/33/37/41.html

ここで載っている「竜原」という方の住所をストリートビューで見てみると、ぼんやりと表札まで分かります。
「竜原」でなく「龍原」のようです。

こちらは古い慶応義塾高等学校紀要です。
https://www.hs.keio.ac.jp/profile/media.html

上記の方の「竜」を「龍」に変えた方が載っています。
慶応義塾高等学校であれば、神奈川県横浜市にあるので、同一人物の可能性が高いかなと思います。

これまでの経験からも、「住所でポン!」だけでは信頼できないことが分かっています。

その他に「竜原」で実在が確かだと思われる方が見つかりませんでした。
幽霊苗字の可能性があると思います。

2019年1月13日日曜日

樽家に関して

「樽家」は「実在苗字(名字)辞典」で「たるや>たるい」となっていました。
「たるや」は見つかりますが、「たるい」は少なさそうでした。

下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/taruiyasuko
https://www.facebook.com/lisatkobe/

いずれも同一人物です。
友達欄に「樽家」と書いて「たるや」と読む方がいましたが、この方自身はひらがなでも「たるい」としており、間違いなさそうです。

下記でも見つかりました。
https://magazine.rubyist.net/articles/0041/0041-Hotlinks.html

「たるいえ」ではなく「たるい」であることも確認できました。
割合は不明ですが、「実在苗字(名字)辞典」にならっておきます。

2019年1月12日土曜日

武辺に関して

「武辺」は「たけべ」と読みます。

「辺」という漢字をみたら異体字のチェックです。

ウェブの「写録宝夢巣」と「実在苗字(名字)辞典」では、「武辺」と「武邉」はありましたが、「武邊」が載っていませんでした。

「武邊」と名乗っている方はいました。
https://www.facebook.com/eiji.takebe

下記の方も「武邊」となっており、これを「武邉」に変換するとほとんどヒットしなくなります。
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200901031386248169&rel=0

新規の苗字ということになります。

2019年1月11日金曜日

重面に関して

「重面」は「実在苗字(名字)辞典」で「しげつら(じゅうめん)」となっていました。

「しげつら」という読みは見つかります。
問題は「じゅうめん」の方です。

「じゅうめん」で検索すると、下記の方だけが見つかります。
https://www.facebook.com/wakana.jumen

これは悩みます。
いかにも本名です。

ただし、この方以外で全く見つからないのです。
さすがにfacebookでひとりだけだと自信が持てません。

「じゅうめん」という読みは間違いなくありそうなのですが、確証が持てるまで保留しておきます。

2019年1月10日木曜日

新路に関して

「新路」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
鳥取県で11件で、岡山県に10件です。
鳥取県と岡山県は隣接していますが、鳥取県の中でも境港市に10件であり、岡山県はどちらかというと散逸しているので、鳥取県境港市に由来があるのでしょう。

「実在苗字(名字)辞典」では「しんみち(鳥取)・にいろ(岡山)(しんじ・しんろ)」となっていました。

「新路」という漢字から「しんみち」とも「にいろ」とも読みにくい気がします。
いずれの読みも見つけられました。
ウェブで調べても同数程度だと思いました。

「しんじ」は見つけられませんでした。
ファーストネームとしてもありえるものだからかもしれません。

「しんろ」は下記の方。
https://www.facebook.com/taku.shinro

漢字不詳ですが、友達欄に「shinro」さんがいるので良いかなと思っています。

2019年1月9日水曜日

真治に関して

本日は「真治」という姓に関してです。
いかにもファーストネームのような姓です。

もう慣れてきたので、こういうのもすぐに探せます。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
うち岡山県で20件です。
岡山県の中でも新見市で14件です。
全国の半数超が岡山県新見市にいるということです。

これらをふまえて探せば良いのです。
https://www.facebook.com/akira.shinji.731
https://www.facebook.com/hironobu.shinji
https://www.city.niimi.okayama.jp/syoubou/info/info_detail/index/188.html

実在は簡単に確かめられます。
どうやって見つけるのか?と尋ねられることもあるため、記しておきます。

2019年1月8日火曜日

白椿に関して

「白椿」は「実在苗字(名字)辞典」で「しろつばき」として載っていました。

以前の「苗字の百貨店」では「しらつばき」も稀少な読みとして載っていたので、いちおう調べてみました。
ちなみに「しろつばき」と「しらつばき」はいずれも、苗字としては他になさそうです。

https://www.facebook.com/djanira.shiratsubaki
https://www.facebook.com/isabel.shiratsubaki
https://www.facebook.com/camila.shiratsubaki
https://www.facebook.com/yuri.shiratsubaki

4番目のひとなどは日本の名前のようですが、友達欄やタイムラインには日本語が書かれていません。
ブラジル在住の方がほとんどのようです。
アメリカ合衆国の方もいましたが、日本在住はいなさそうでした。

おそらく「白椿」という姓の方がブラジルに移民としていったのではないでしょうか?

そうだとして、元から「しらつばき」だったのか、元は「しろつばき」で変化したのかは分かりません。

ときどきこういうのはありますね。
その読みを持つ方が日本国内にはいないが、国外にはいるということが。

”日本の苗字”を数えているのですが、日本国内にない読みであれば、それは”日本の苗字の読み”ではないと判断します。

2019年1月7日月曜日

橘薗に関して、幽霊苗字かも?

「園」と「薗」は異体字の関係にありますが、「薗」がJIS第1水準のため分けています。

「橘薗」は「たちばなぞの」と読み、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
うち鹿児島県で18件でした。

「橘園」の方はというと、全国で3件のみ。
鹿児島県で2件と宮崎県に1件でした。

「橘薗」の多い鹿児島県で「橘園」も多いというのが、ひっかかります。

もちろんそういうこともあります。
「館」と「舘」を用いた苗字などは集中している地域が似ています。

ただ電話帳自体がスキャンミスである可能性を否定できないような気がするのです。

実際に「住所でポン」は「橘園」も見つかるのですが、それ以外ではヒットしません。

いったん本表に載せてしまうと後から消すのは難しいので、「橘園」は根拠を確認できるまで載せないことにします。
幽霊苗字の可能性があると思っています。

2019年1月6日日曜日

胡に関して(訂正)

「胡」という一字姓に関してです。
以前にまとめています。
http://new5g00.blogspot.com/2014/07/blog-post_11.html

これを書いた時点では、外国姓は除いていなかったのですが、今は「実在苗字(名字)辞典」にならって除いています。

ゆえに「胡」は「えびす」という読み方が多数で、稀少な読みとして「したぐい」があるという結論になっています。
これ以外の稀少な読みとして「えべす」があるそうです。
https://researchmap.jp/7000014856/

他のページでも「えべす」となっていたので、間違いなさそうです。

これまでに載せたものとしては「蛭子」や「胡子」でも「えびす」という読みが多いのですが、「えべす」もあるとしていました。
それなので、「胡」一字で「えびす」と「えべす」という読みがあっても全く不思議ではありません。
この読みを追加します。

2019年1月5日土曜日

王川に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「王川」は「みかわ」という読みで載せていたそうですが、新たに「おうかわ」という読みが見つかったそうです。

ウェブの「写録宝夢巣」では「王川」は全国で2件のみです。
千葉県と静岡県に1件ずつです。

こちらが「おうかわ」という読みの根拠です。
http://www.saiko-roadrace.jp/2018/wp-content/uploads/2018/06/4fe5c4898f1206ef537ede0a7f85397a.pdf

フルネームで検索すると、別のページでも見つかりました。
http://www.jubilo-marathon.com/pdf/2017/finish-runner.pdf

facebookでも確認しました。
静岡県の方で、本人と考えて間違いなさそうです。
https://www.facebook.com/kinuko.zhao

現在は静岡県静岡市在住ですが、出身は中華人民共和国の武漢市となっています。
facebookは日本語で書いています。

「みかわ」の根拠はこちらですね。
https://www.facebook.com/atsushi.mikawa1

こちらが千葉県在住の方ですが、出身は香港となっています。
こちらも日本語で文章を書いています。

要するに「写録宝夢巣」で載っている千葉県の方は「みかわ」で、静岡県の方が「おうかわ」だということです。
いずれも中華人民共和国出身で、おそらく帰化した姓なのだと思います。

実在が確認できたので、載せておきます。

定義は難しいのですが、日本に永住しているひとの名乗っている姓であればそれが私にとっての「日本の苗字」かなと思います。

後は協力しあっている「実在苗字(名字)辞典」の定義にも従っています。

2019年1月4日金曜日

一青に関して

珍しい難読姓でも有名人が出ると一気に読めるようになります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%9D%92%E7%AA%88

「一青」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で4件のみ。
千葉県と東京都に2件ずつです。
地名としては石川県にあるとなっているのに、ここにはいないというのが面白いところです。

「実在苗字(名字)辞典」では「ひとと★>しとと★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
石川県での地名は「ひとと」と読みます。

ただ、姓としては「しとと」もあります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006027159848
https://www.facebook.com/chihiro.tetsuka

例えば、「七海」という姓で「ひつうみ」という読みがあったり、本来は「七」は「しち」であるはずなのが「ひち」となっているんだなというものもあります。

「一青」に関しても難読なので「一つ(ひと・つ)」からきているであろう「ひとと」という読みが「しとと」に変わったのかもしれませんね。

もちろん、このふたつは分けておきます。

2019年1月3日木曜日

十(もぎき)に関して

「もぎき」という姓に関しては、難読苗字に興味のある方なら知っていると思うので、あらためてまとめることはしません。
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%82%E3%81%8E%E3%81%8D

私自身も、この苗字の方がテレビに出て由来を喋っているのを観ました。

だから実在は確かなのですが、漢字としての扱いをどうするかは問題です。
「木」という漢字からの変形で、”もげた木”→「十(もぎき)」であるのであれば、行書体以外の明朝体であれゴシック体であれ、「木」の縦棒ははねていないので、「もぎき」も縦棒をはねる必要はないはずです。
それであれば普通の「十」で「もぎき」としても問題はない気がします。

何を言いたいかというと、「十」の縦棒をはねた漢字というのはJIS第4水準までにも入ってないのです。
実在が確かな姓なので、なんとか本表に載せたいなと思ったので、「十」で「もぎき」としておきます。

2019年1月2日水曜日

芲田と秂に関して

以前から気になっていた「珍姓・難訓姓読み方実例集」も少し見ていこうと思ってます。

かなり多数の未知の苗字があるので眺めているだけでも面白いのですが、数が多いものから調べていっているので、どうしても後回しになってしまいます。

気づいたものから…

「芲」はJIS第4水準の漢字で、他に置き換えられそうもありませんでした。
この漢字を用いた唯一の苗字が、「芲田」です。
「はなだ」と読むそうです。
https://profile.ameba.jp/ameba/poazkaityou

「秂」は一字で「いなづか」と読むそうです。
こちらもJIS第4水準です。
http://www.town.shiga-hino.lg.jp/cmsfiles/contents/0000002/2296/hyougo.pdf


JIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人