2019年4月30日火曜日

向笠に関して

「向笠」は全国で1,600人ほどいると推測される苗字です。
「むかさ」と読みます。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「むかいがさ」があるそうです。
https://researchmap.jp/7000010999/

フルネームで検索すると、これは確かそうです。
facebookでも見つかりました。
https://www.facebook.com/kmukaigasa
https://www.facebook.com/yurie.mukaigasa

間違いなさそうです。
この読みを追加します。

2019年4月29日月曜日

安渡に関して

「安渡」は「あんど(やすわたり)」としていました。
「実在苗字(名字)辞典」では、この他に「あとう」という読みも載っていたのですが、自分では見つけられませんでした。
下記の方を教えていただきました。
http://sail.jpn.com/modules/entry808/index.php?action=DataView&did=58&PHPSESSID=072ff2fe17aea44c4bdce4ef31ffea9d

フルネームで検索すると他のページでも全て「あとう」となっていました。
https://kuyc.cloud-line.com/blog/2013/04/8106/

この読みも追加します。

2019年4月28日日曜日

上富と上冨に関して

「富」と「冨」はよく似ていて、もちろん異体字の関係にあるのですが、分けています。
いずれもJIS第1水準だからです。

「実在苗字(名字)辞典」では「上富(上冨)」となっていました。
「写録宝夢巣」では「上富」はヒットするけれど「上冨」はヒットしないということです。
「上冨」の実在は確認できていなかったのですが、下記の方を教えていただきました。
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/saitama/s_aisatsu.html

他のページでも全て「上冨」となっていました。
「上富」としてもヒットしますが、明らかに誤記のようでした。

「上冨」もあることが分かりました。
追加します。

2019年4月27日土曜日

枝谷に関して

「枝谷」は「えだたに」という読みで載せていました。
これ以外の稀少な読みとして「えだや」もあるそうです。
自分では見つけられませんでした。
https://8card.net/p/edaya

この方をフルネームで検索すると、いろいろと論文が出てきます。
いずれもが「edaya」とあっていました。
間違いないと思います。
この読みも追加します.

2019年4月26日金曜日

扇割に関して

「扇割」は「実在苗字(名字)辞典」では「おおぎわり>おうぎわり(おぎわり)」となっていました。
「おおぎわり」と「おうぎわり」は同じものと考えて良いでしょう。
考え方にもよるのでしょうが、私はこういうものがあったときは漢字の元の読みを大事にしています。
「扇」は「おおぎ」ではなく「おうぎ」なので、苗字として用いられた場合は全て「おうぎ」で統一しています。
より混乱が少ないからです。
それなので、実際にどちらが多いかは別として「扇割」は「おうぎわり」としていました。
「おぎわり」は見つけられていなかったのですが、下記の方を教えていただきました。
https://www.brandoff.co.jp/facebookbanner/brandoff_shinjuku/001.html

自分でも下記のページを発見しました。
http://www.judo-ishikawa.com/media/pub/20160613-1465828803.pdf

これまでにも「扇原(おぎはら)」や「扇浦(おぎうら)」、「扇谷(おぎや)」を載せていました。
「扇割」の稀少な読みとして「おぎわり」も追加します。

2019年4月25日木曜日

尾羽に関して

「尾羽」は「実在苗字(名字)辞典」で「おば・おばね」となっていました。

しかし自分で探すと、「おば」ばかりが見つかりました。
「おばね」の実例として下記の方を教えていただきました。
https://criepi.denken.or.jp/jp/serc/serc/profile/hi-obane.html

これは間違いなさそうですね。

facebookでは漢字不詳ですが、下記が見つかりました。
同一人物だと思います。
https://www.facebook.com/hide1029


別に下記の方も発見しました。
https://www.facebook.com/masaho.obane

以上から「尾羽」で「おばね」という読みもあることが分かりました。

「おばね」と読む姓には他に「尾羽根」があります。
https://www.facebook.com/sho.obane

「尾羽」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
最多が静岡県の5件。
次いで愛媛県の4件。
あちこちに散在しています。

「尾羽」の読みがどれくらい分かれているかの判断はできません。
「実在苗字(名字)辞典」にならって半々としておきます。

2019年4月24日水曜日

吉枝に関して

「吉枝」は「よしえだ」として載せていました。
「実在苗字(名字)辞典」では稀少な読みとして「よしえ」も載っていましたが、ファーストネームとしてもありえるものなので、熱心に探していませんでした。
どうせ見つからないだろうというあきらめの気持ちもありました。

下記の方を教えていただきました。
http://www.tufs.ac.jp/research/researcher/people/yoshie_satoko.html

「吉枝」と「よしえ」で検索すると、簡単に見つかりました。
これは盲点でした。
他でも出てくるので確かだと思います。

この読みを追加します。

2019年4月23日火曜日

「いばらき」と読む苗字に関して(続き)

「いばらき」と読む姓に関しての話題を続けます。

「莿木」という姓がありました。
読みは濁点のつく「いばらぎ」でしたが、些細な問題でしょう。
https://www.facebook.com/kiyota.ibaragi

「莿」はJIS第3水準の漢字で、「とげ」という意味だそうです。
何かの異体字とはなっていませんでした。
つまり、新たに発見したJIS第3水準の漢字を用いた姓ということになります。

最後に「蕀木」という姓もありました。
これは、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で大阪府大阪市港区に2件のみとなっていました。
これを「住所でポン!」で調べてみました。
https://jpon.xyz/2012/10/33/7.html?p=11

同一住所に2人となっていますね。
電話番号が異なるだけ。
実際は全国で1件しかない姓だということです。

「蕀木」だけは確認がとれませんでした。
これだけ保留します。

久しぶりにJIS第3水準を用いた姓が増えたので、まとめておきます。
JIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人

2019年4月22日月曜日

「いばらき」と読む苗字に関して

「いばらき」と読む苗字に関して、まとめました。

最多は「茨木」で、全国で約7,800人。
次が県名でもある「茨城」で約380人。
次いで「荊木」で約370人。

「茨城」県は「いばらき」県ですし、「茨木」も濁点のない「いばらき」が多いので、それで統一しています。
濁点の有無は些細な問題だと思います。

次に多いのは「伊原木」で、約120人。
ここから極端に少なくなりますが、次いで「井原木」です。
「伊原木」と「井原木」は「いはらぎ」とも読みますが、統一してしまいます。

「伊舟城」で「いばらき」という姓もありました。
これは難読です。
https://www.facebook.com/takumi.ibaraki

「棘木」で「いばらき」という姓もありました。
これも読めません。
https://www.facebook.com/keiko.ibaraki.3

「荻木」で「いばらき」という姓もありました。
これは誤記ではないかなと思ってしまいました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で奈良県に1件のみ。
普通に読めば「おぎき」ですし…
こちらに「荻木」さんが出ています。
確かに奈良県の方のようです。
http://www.machiyado.com/blog/2014/07/page/3/
http://www.pref.nara.jp/46267.htm
そしてこちらにはっきりと「いばらき」と書いてあります。
https://ameblo.jp/nukkiy818/entry-11100966185.html

念のため「おぎき」でも探しましたがヒットしませんでした。
確かに「荻木」で「いばらき」のようです。

長くなったので、続きは次回。

2019年4月21日日曜日

令の入った苗字に関して

新元号が決まったというニュースがあり、「家令」という姓が紹介されていました。
「かれい」と読みます。
https://mainichi.jp/articles/20190401/k00/00m/040/277000c

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で11件。
うち福岡県で7件でした。
かなりの稀少姓ですね。

それでも「令」の入った姓としては「家令」が最多なのです。
他には4種しかありません。

次に多いのが「令官」です。
全国で6件。
「れいかん」と読みます。
https://www.facebook.com/hiroyuki.reikan

「至令」は全国で5件。
「しれい」と読みます。
https://www.facebook.com/takayosi.sirei

「仁令」は全国で2件。
「にれい」と読みます。
https://www.ekiten.jp/shop_6990394/staff/staff_70078/

「能令」も全国に2件。
熊本県と宮崎県に1件ずつでした。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002415987587
https://web-kodama.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302549355-1

「能令」は実在が確かなのですが読みが確定できませんでした。
facebookでは親族と思われるふたりのみでした。
熊本県在住の宗教家でした。
おそらく延福寺の住職です。

そして”延福寺”で探していくと、下記にたどりつきました。
http://www.vinca.jp/company/00509757

読み方はどうやら「のうりょう」のようですね。
wikipediaでも確認できます。

2019年4月20日土曜日

庵前と庵ノ前に関して

「庵前」は「実在苗字(名字)辞典」で「あんのまえ>あんまえ」となっていました。

ただ、普通にgoogleで"庵前"&"facebook"で検索にすると「あんまえ」ばかりがひっかかります。
次にfacebookで"annomae"で検索しました。
これも何人かヒットします。

ちなみに「あんのまえ」というつづりを持つ姓は他に「庵ノ前」しかありません。
こちらは全国で大阪府に4件のみの姓です。
下記の方々が「庵ノ前」となっています。
読み方ももちろん「あんのまえ」で良いようです。
http://nara-royal-golf.com/match/464/
http://www.osaka-trampoline.com/n-data/taikai/result/ojuni2015k0008.pdf

ただ、こちらはかなりの稀少姓です。
facebookでヒットする「annomae」さんが全て「庵ノ前」ではないでしょう。
下記などに「庵前」で「あんのまえ」と読む方も見つかります。
https://www.facebook.com/hideo.annomae

以上から「庵前」は「あんまえ」と読むことも「あんのまえ」と読むこともあるが、どちらかとしては「あんまえ」の方が多いのではないかと考えます。
せいぜい半々くらいなのかなと予想します。

2019年4月19日金曜日

奥抜と奥拔に関して

「拔」は「抜」の旧字体です。
旧字体には、新字体と形が大きく異なるものと、ぱっと見にはそれほど違わないものがあります。

「浅」に対する「淺」とか、「亀」に対する「龜」とか該当するでしょうか。
これらの入った姓は新字体を用いているケースが他より圧倒的に多いようです。

「奥抜」は「おくぬき」と読みます。
旧字体を用いた「奥拔」は、ウェブの「写録宝夢巣」ではヒットせず。
「実在苗字(名字)辞典」にも載っていませんでした。

それでも下記の方を発見しました。
新規の苗字ということになります。
http://okunuki-keiei.com/info/index.html

2019年4月18日木曜日

荻原に関して

割とありふれた苗字である「荻原」を取りあげます。

「荻原」は全国で約39,000人ほどいると考えられる姓です。
稀少姓ではないですね。

長野県、群馬県、山梨県に多くみられます。
読み方は「おぎはら」か「おぎわら」です。
どちらもあります。
このふたつは些細な違いであり、どちらかに統一すべきです。

「小笠原(おがさわら)」などもありますし、「荻原」を「おぎわら」としても不自然ではありません。

ただ、他に「おぎわら」と読む姓はないんですね。
ここまででいうと、「扇原」は「おうぎはら」もしくは「おぎはら」と読みます。
「小城原」も「おぎはら」です。
「おぎわら」とは読まないんですよ。

できるだけ読み方は統一しておいた方が良いと思いますので、「荻原」は「おぎわら」でなく、「おぎはら」にしておこうと思います。

2019年4月17日水曜日

悪を用いた苗字に関して

通常はあまり見かけない「悪」を用いた苗字をまとめました。

全部で5種類。

最多は「悪原」です。
「あくはら」と読みます。
https://www.facebook.com/itaru.akuhara

次に多いのが「悪七」です。
そのまま「あくしち」と読みます。
https://www.facebook.com/takahiro.akushichi

次が「悪沢(悪澤)」です。
「あくざわ」と読みます。
下記の方の友達欄に「akuzawa」さんがいます。
https://www.facebook.com/miho.mashino

ここまでは稀少ですが、何件かあります。
次は全国で栃木県足利市に1件しかない「悪戸」です。
「あくど」だそうです。
https://kensetsu-db.net/companies/76809

最後が「悪虫」です。
青森県八戸市に1件のみです。
私は観ていませんが、テレビでも紹介されたことがあるそうです。
「あくむし」と読みます。
https://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/73457/1098145/

いずれも数が少ないですが確認できました。
「悪虫」姓のところを読むと、他は全て改名してしまったとのこと。
将来的にはなくなってしまう可能性があるのかもしれません。
もちろん現時点では確認できるため、載せておきます。

2019年4月16日火曜日

四十谷に関して

「四十谷」はいわゆる難読姓です。
「あいたに」と読みます。
富山県に多い姓です。

これ以外の稀少な読みとして「しじゅうたに」を発見しました。
https://www.facebook.com/hiroki.shijyutani

上が「四十谷」で「しじゅうたに」と読む方です。
明らかに本名のようです。
友達欄にも何人か読み方不詳の「四十谷」さんがいます。
それとは別に、上の方の友達欄に下記の方がいました。
漢字不詳の「shijutani」さんです。
https://www.facebook.com/ZZRDK

これは確定で良いでしょう。
新規の読みです。

2019年4月15日月曜日

十一に関して(訂正)

本日は「十一」という姓に関しての訂正です。

以前、下記のように書いています。
http://new5g00.blogspot.com/2019/04/blog-post_9.html

「十一」という姓は「じゅういち」および「とかず」を見つけていました。
「実在苗字(名字)辞典」では、それ以外の稀少な読みとして「といち」も載っていましたが見つけられませんでした。
下記の方を教えていただきました。
https://www.facebook.com/tatsuya.toichi.1

この方をフルネームで検索するとふりがながついているものも見つけられます。
http://www.jbcf.or.jp/images/2016/09/RACE_ENTRY_oboshi_0926.pdf

これは確かだと思います。
追加します。

2019年4月14日日曜日

園能寺に関して、幽霊苗字かも?

本日は、まず「円能寺」という姓に関して扱います。

「円能寺」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で23件。
うち17件が長崎県です。

「円」の旧字体である「圓」は形がだいぶ異なるのですが、これまで調べた限りでは「円」と「圓」を用いた苗字は集中している地域が重なっており、おそらく戸籍上は「圓」のことも多いのだと考えており、分けていません。

「圓能寺」は全国で福岡県に1件のみでした。
facebookでは下記の方がおり、実在も確かなようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022106431361

よく似た姓で「園能寺」もありました。
こちらも全国で福岡県久留米市に1件のみでした。
https://jpon.xyz/2012/35/6/173.html?p=2

ただ、「園能寺」の方は「住所でポン!」以外に見つけられませんでした。
「圓能寺」と「園能寺」。
見た目がよく似た姓が全国で福岡県に1件ずつしかないというのが怪しいなと思います。
「園能寺」は幽霊苗字の可能性があると思っています。
少なくとも本人が名乗っているのを確認できない限りは実在すると認められません。

2019年4月13日土曜日

狼に関して

本日は「狼」という一字姓に関してです。
「おおかみ」と読みます。
これは探すのが難しかったです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で16件。
千葉県流山市に7件です。

下記の方を発見しました。

一文字姓で見つけにくいものは、備忘録として残しておきます。

2019年4月12日金曜日

市堰と生悦住に関して

だんだんと扱う苗字が稀少なものばかりになってきました。

「市堰」は「実在苗字(名字)辞典」で「いちせき(いっせき)」、「生悦住」は「いけずみ(いけえずみ)」となっていました。

「いっせき」と「いけえずみ」は下記の方々。
https://www.facebook.com/komaki.isseki
https://www.facebook.com/maho.ikeezumi.3

どちらも稀少ながら確かにあります。
ただ、分けるほどではないのかなと思います。
ある程度の数があれば別扱いとしても良いと思いますが…

2019年4月11日木曜日

伊王野に関して

「伊王野」は「実在苗字(名字)辞典」で「いおの>いおうの」となっていました。
facebookでは「iono」が多く、これだけでは判断できません。

「いおうの」だと分かるのは下記の方のみ。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008128414189

地名としてはむしろ「いおうの」のようですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E7%8E%8B%E9%87%8E%E6%9D%91

苗字としては「いおの」が多いです。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000306669/stylist/T000503732/
https://research-er.jp/researchers/view/203003

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で21件。
うち茨城県で13件でした。
これをわざわざ「いおの」と「いおうの」に分けなくても良いのではないかと思います。
「いおの」のみにしておきます。

2019年4月10日水曜日

井登に関して

「井登」は「実在苗字(名字)辞典」で「いと・いとう(いのぼり)」となっていました。

「いのぼり」は下記の方。
稀少な読みだと思います。
https://webtan.impress.co.jp/user/id/4865

問題は、「いと」か「いとう」かです。
どちらの読みもあります。

「登」自体なら「と」でも「とう」でも良さそうです。

「登場(とうじょう)」や「登壇(とうだん)」は「とう」で、「登山(とざん)」は「と」です。
二文字目だと、地名ですが「能登(のと)」があります。
急いで登ることを「急登(きゅうとう)」というそうです。

悩みますね。
ここまで出てきた二文字目に「登」がつく苗字です。
「井登(いと)」、「永登(えいと・ながと)」、「大登(おおと)」、「岡登(おかと)」、「尾登(おと・びとう)」、「折登(おりと)」、「加登(かと)」、「鯉登(こいと)」、「沢登(さわと)」、「勢登(せと)」、「世登(せと・よと)」、「日登(にっと)」、「花登(はなと)、「浜登(はまと)」、「船登(ふなと)、「舟登(ふなと)」、「三登(みと)」。「山登(やまと)」です。

要するに「尾登」で「びとう」と読んでいる(これは稀少な読みです)以外は全て「登」を「と」としているのです。
もちろん個々人をみれば「とう」としていることもあるのですが、多数派は「と」のようです。
「井登」も「いと」で統一しておこうと思います。

2019年4月9日火曜日

十一で始まる苗字に関して

本日は「十一」で始まる苗字に関して調べました。
3つしかありません。

「十一」と「十一家」、「十一谷」です。

「十一」は「実在苗字(名字)辞典」で「じゅういち>とかず(といち)」となっていました。
「といち」という読みは見つかりませんでした。

「じゅういち」は下記の方など。
https://www.facebook.com/tatsma.juichi

「とかず」は下記の方など。
https://www.wantedly.com/users/48838412
https://twitter.com/TokazuTomonori?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

いずれも実在は確かなようで、割合もそのとおりだと思います。

「十一家」は下記の方など。
https://www.facebook.com/eri.juichiya
https://www.facebook.com/akito.juuikka
https://www.facebook.com/yusuka.jyuuikka
https://www.facebook.com/shingo.juikka

「実在苗字(名字)辞典」によると、「じゅういちや>じゅういっか」となっているのですが、facebookでは「じゅういっか」の方が多そうでした。

「十一谷」は下記の方など。
読み方は「じゅういちや」です。
https://www.facebook.com/yui.jyuichiya.52
https://www.facebook.com/miyuki.juichiya

2019年4月8日月曜日

荒舘と荒館に関して

「館」と「舘」は異体字であり、見た目もよく似ていますが、どちらもJIS第1水準であるため分けることにしています。
http://new5g00.blogspot.com/2013/12/blog-post_20.html

「荒舘」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で28件。
富山県と石川県に8+6=14件。
北海道に5件でした。

対して「荒館」は全国に17件。
群馬県に5件で、北海道に4件でした。
少し分布が異なるわけです。

ですが、実際にfacebookで見てみると全く様子が異なりました。

「荒舘」で「あらだて」と読む方々。
https://www.facebook.com/kouzou.aradate
https://www.facebook.com/shingo.aradate

「荒舘」で「あらだち」と読む方々。
https://www.facebook.com/sho.aradachi
https://www.facebook.com/eriko.aradachi

読み方不詳の「荒館」さん。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006473110695

なかなか「荒館」さんが見つからないのです。
もちろんgoogleで検索するとヒットしますし、「住所でポン!」でもたくさん確認できます。
ただ、それらのフルネームで「館」を「舘」に変えると、それもまたヒットするのです。
どちらかが誤記なのでしょうね。
「荒館」は実在する姓だと思うのですが、なかなか判断が難しい。

下記の方は「荒館」で「あらだち」さんです。
どちらかというと「荒舘」よりも「荒館」の方がヒットします。
ただ、富山県の方のようなんですね。
富山県にも「荒館」は2件あるのですが、どちらかというと「荒舘」の多い地域なのです。
https://ci.nii.ac.jp/naid/10017065211

要するに、「荒舘」ではなく「荒館」である!といえて、読みも確定できる方が見つからないということです。
「荒館」は保留します。

2019年4月7日日曜日

阿波崎と阿波嵜に関して

「実在苗字(名字)辞典」では「阿波崎」は「あばさき>あわさき」、「阿波嵜」は「あばさき」となっていました。

facebookで見ても、その通りでした。

「阿波崎」を「あばさき」と読むか「あわさき」と読むかですが、これは単に濁点がつくかつかないかの違いだと思います。
五十音順にすると少し違ってきてしまうのですが、「おがさわら」と「おがさはら」や、「よしはら」と「よしわら」の違いと同じだと思います。

「阿波崎」と「阿波嵜」はいずれも「あばさき」としておきます。

2019年4月6日土曜日

「あずま」と「あづま」に関して

「あずま」も「あづま」も発音上は変わらないので、どちらかに統一する必要があります。

ここまで「あずま」と読む苗字としては「東」、「東間」、「東馬」、「東都」、「阿萬」の5種がありました。

「あづま」は「吾妻」と「我妻」があります。
そして新たに「東妻」も「あづま」としました。

残りはどのようなものがあるでしょうか?
最も多いのは「阿妻」、次に「安妻」です。
これらは「あづま」で良いでしょう。

「東吾」という姓もあります。
https://www.facebook.com/misao.azuma.3
これは難読ですね。
ただ、「吾」で「つま」とは読めないでしょうから、「東」で「あずま」と読むのを優先し、「あずま」で良いのではないでしょうか?

「四阿」という姓もあります。
「実在苗字(名字)辞典」では「あずま★・しあ」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で8件でした。
https://www.facebook.com/emiko.azuma
https://www.facebook.com/shia.seiji
https://ci.nii.ac.jp/naid/10007398286

どちらの読みも確認できます。
これは「あずま」で良いかなと思います。
わざわざ「あづま」とする理由が思いつかないので。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E9%98%BF

「阿津間」という姓もあります。
これは「あづま」しかありえません。

「阿津磨」という姓があります。
全国に1件のようです。
読み方としては「あづま」もしくは「あつま」しかなさそうですが…
確認できませんでした。
https://jpon.xyz/2007/25/29/25.html?p=4
http://athlete-tag.com/2016/8kmm.pdf

「安都間」は全国に2件ですが、下記の方が見つかりました。
これは「あづま」で良いでしょう。
https://www.facebook.com/tuyosi.aduma

最後に「麻妻」です。
これも全国で1件のみですが、「実在苗字(名字)辞典」では読みが「あさづま」と「あずま」となっていました。
http://toin.ac.jp/univ/faculty/professor/%E9%BA%BB%E5%A6%BB%E3%80%80%E5%92%8C%E4%BA%BA%E3%80%80asazuma-kazuhito/
https://www.engineer.or.jp/dept/mech/record/record_2005.htm

全国に1件しかないにも関わらず、どちらの読みも確認できてしまいました。
これに関しては「あさづま」と「あづま」にします。
二文字目が「妻」なので「あずま」より「あづま」が自然だと思います。

2019年4月5日金曜日

東妻に関して

だいぶ以前に「東妻」の読みを確定しなければ…と書いたままにしていました。
http://new5g00.blogspot.com/2013/08/blog-post_4.html

もうそろそろ結論を出す時期に来ました。

ここまで「あずま」と読む苗字としては「東」、「東間」、「東馬」、「東都」、「阿萬」の5種がありました。
「東」という一字姓以外はどれもそれほど多いものではありません。

「あづま」は「吾妻」と「我妻」があります。
どちらもある程度の数があります。

「東」を「あずま」、「妻」を「つま」として読みを揃えているわけです。

例えば作家の「東直己」は、ふりがなを「あづま・なおみ」としています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E7%9B%B4%E5%B7%B1

もちろんそういう方がいても構いません。
ただ、一般的には「東」は「あずま」と名乗っている方が多いので、そちらに統一しているということです。
(当然ですが「ひがし」と読むケースは全く別の話です)

「妻」が二文字目に来る場合は、「つま」に濁点がつくわけですから「づま」で統一しています。
プロ野球選手の「東妻」選手は、「あづま」となっています。
https://www.marines.co.jp/team/player/detail/2019_24.html

この方が最も有名な「東妻」さんですし、これに従っておこうかと思います。

2019年4月4日木曜日

保久に関して

「保久」は「実在苗字(名字)辞典」では「やすひさ>ぼうく★・ほく」となっていました。
「やすひさ」はファーストネームとしてもあるため、探しにくいかと思いましたが、意外に見つけやすかったです。
https://www.facebook.com/rumiko.yasuhisa.1
https://www.facebook.com/yuta.yasuhisa

「ほく」は見つけられませんでした。

「ぼうく」か?と思われる方が下記に。
https://www.facebook.com/michiyo.boku
https://ameblo.jp/ouchidearoma/entry-12215496230.html

実在は確かだと思うのですが、「boku」では「ぼく」か「ぼうく」か判断がつきません。
苗字の一文字目に「保」がきた場合、「ほ」と読むことの方が多いのですが、「ほう」もありえます。
「ぼうく」であれば、「bouku」とした方が間違われにくいですが、そのあたりは好き好きでしょう。
これ以上ははんだんできないので 、この読みも保留にしておきます。

2019年4月3日水曜日

森生に関して

またまた「〇+生」の苗字です。

「森生」は「実在苗字(名字)辞典」では「もりいき・もりお>もりき・もりいけ(もりしょう・もりせ)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
広島県に9件、大阪府に6件、兵庫県に4件です。

広島県に由来があるのだと推測されます。
大阪府や兵庫県は首都圏であるとすると、広島県から移住したのだと考えられます。

要するにもとの読みはひとつだけれど、どこかで読みが分かれていったのではないでしょうか?

「もりいき」は下記の方など。
いずれも広島県在住のようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005903314354
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006628722210

「もりお」は下記の方しか見つかりませんでした。
読みの実在は確かだと思いますが。
https://www.facebook.com/akira.morio.35
https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/fro/teacher/morio_akira.html

「もりき」は見つかりませんでした。

「もりいけ」は下記の方など。
山口県に多いような印象です。
http://www.moriike.co.jp/company.html
http://blog.canpan.info/sapolog/archive/547
https://www.facebook.com/riyousuke.moriike

「もりしょう」は見つかりませんでした。

「もりせ」は最も簡単に見つかりました。
大阪府に多い印象です。
https://www.facebook.com/yoshinari.morise
https://www.facebook.com/shuji.morise
https://www.facebook.com/katuki.morise
https://www.yumpu.com/en/document/read/42511772/2-/3

見つかりやすさは数に比例しません。
読み方の珍しさは関係があると思います。
例えば「もりいき」と読む苗字は他にありませんが、「もりき」は「森木」、「もりいけ」は「もりいけ」といった苗字が多数あるため、探しにくくなります。
「もりお」になるとファーストネームでも見つかります。

判断に悩みますが、「もりいき」、「もりいけ」、「もりせ」が多く、「もりお」は稀少な読みだとしておきます。

2019年4月2日火曜日

唐土に関して

「唐土」は「実在苗字(名字)辞典」で「もろこし(兵庫) >からつち(秋田)・からと (からど)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
最多は兵庫県で10件です。
兵庫県は全て相生市です。
次に多いのが秋田県の6件です。
秋田県は山本郡三種町で5件です。

facebookで調べると、「からつち」と「からと」ばかりです。

「もろこし」はなかなか見つかりません。
下記の方々など。
いずれも兵庫県ではありませんでした。
https://www.facebook.com/keisuke.morokoshi
https://www.facebook.com/yuuki.morokoshi

最多の兵庫県相生市で「唐土(もろこし)耳鼻咽喉科」がありました。
http://www.doctor-map.info/dtl/10000000000000096208/

悩みますが、「もろこし」が全体の半数を超えるわけではないようです。

2019年4月1日月曜日

皆内に関して

「皆内」は「実在苗字(名字)辞典」で「みなうち>かいうち(かいち)」となっていました。
facebookで探すと「みなうち」ばかりでした。
「かいうち」は見つかりません。

「かいち」は下記の方を発見しました。
https://www.jsba.or.jp/results_all/results/06_year/pdf/31_ssba/31_sxm.pdf

こういうのに出ているとき、正しい読みでない可能性を常に考えねばなりません。
ただ、「皆内」をわざわざ「かいち」とふりがなをつけるというのは誤記の可能性が低いのではないかと思いました。

下記に同姓同名の方がいます。
友達欄を見る限り出身大学が同じようなので、同一人物だと思います。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003654357480

これで読みが出ていれば確定なのですが、残念ながらそうはいきませんでした。
あれこれと探してたどり着いたのが下記のページです。
上記の方の妻とフルネームが一致し、アドレスも「kaichi」となっています。
https://www.picluck.net/user/msr.kaichi/1746711089

これらから考えると、「かいち」という読みはあると考えられます。