2014年3月31日月曜日

七戸に関して

「七戸」は「しちのへ」と読むことが多いです。
よく考えると難読ですが、誰でも読めますよね。
地名として有名ですから。

苗字とした場合、「苗字の百貨店」で「しちのへ★(ななと・しちど・しちのえ・ななこ・しちのせ・ななど)」となっていました。

「★」は難読を示すマークです。

ひとつひとつ検討していきます。

「しちのへ」は当然あります。

「しちのえ」はほとんど発音した印象が「しちのへ」と変わりません。
これを別の読みとは考えていません。

「しちのせ」は確認できませんでした。

この時点で、「しちのへ・(ななと・しちど・ななこ・ななど)」まで整理できました。
だいぶすっきりしました。

「ななと」は実在を確認できましたが、「しちど」、「ななこ」、「ななど」は見つかりませんでした。
「ななど」は見つかったとしても、「ななと」と同じと考えるわけですが。


結局、「七戸」の読みは「しちのへ・(ななと)」になりました。
調べる前の時点ではずいぶんと読み方がたくさんあるなと思っていましたが、実際はそれほどでもありませんでした。

2014年3月30日日曜日

神門に関して

「神門」は「苗字の百貨店」で「ごうど>かんど・かみかど(こうど・じんもん・かんもん)」となっていました。
全体で2,000人ほどですから、実数の割に読み方がたくさんあります。

しかもどれも難しいですね。

「神門」という漢字を見て、ぱっと思いつく読み方は「かみかど」か「じんもん」ではないでしょうか。
「ごうど」や「かんど」とはとても読めません。

これらは全て実在を確認できました。
これまでの通り、一文字目の濁点の有無は別扱いとするので、「ごうど」と「こうど」は別の読みと考えます。

そこでふと思いついて「しんもん」を検索してみました。
「じんもん」からの推測です。
なんと「しんもん」も実在しました!
新規の読みです。

7種類目の読みです。
けっこう多いですね。

2014年3月29日土曜日

小藤に関して

「小藤」は「こふじ」と読むことが多いです。
もちろん「ことう」と読むこともあります。

このふたつは誰でも思いつきますよね。

「苗字の百貨店」では「しょとう」という読みも出ていました。
最初にこれを見たとき、「しょうとう」の誤記だろうと思いました。

「小」ならば「しょ」より「しょう」の方が自然ですから。

もちろん稀少な読みですから見つかるとは限りません。
ローマ字では区別ができません。

見つかるかなあと思っていたら、簡単に見つかりました。
確かに「しょとう」と名乗っている方がいました。

改ためて「しょうとう」でも探してみました。
こちらは見つかりません。

やはり「「小藤」の読みは「こふじ>ことう・(しょとう)」のようです。

2014年3月28日金曜日

小圷と高麗に関して

「小圷」は「こあくつ」と読みます。
もちろんそれほど数の多い苗字ではありません。

稀少な読みとして「こわくつ」が載っており、探すと確かにそう名乗っている方も見つかりました。

「こあくつ」と「こわくつ」。
さすがにこれは同じものと考えるべきでしょう。

例として挙げるなら、「吉原」を「よしはら」と「よしわら」のふたつに分けるべきではないというのが私の趣旨なので。


「高麗」は「こま」と読むことが多いですが、「こうらい」と「こうま」と読むことが多いです。
「こうま」は群馬県に多い読みのようです。
これらのいずれもが実在を確認できました。

「こま」や「こうま」は難読ですが、調べてみると由緒ありそうな苗字です。

この場合、「こま」と「こうま」は別のものと考えます。
理由は、発音したときの印象です。
最後に「う」が入った読みの場合、あってもなくてもそれほど違いがないかもしれないですが、真ん中にあるとかなり印象が違ってきます。

ただ、これもケースバイケースで、ふりがなが5文字や6文字になる場合、「う」の有無がそれほどめだたないことがあるからです。

2014年3月27日木曜日

車田と国谷に関して

「車田」は「くるまだ」と読みます。
ちょっと他の読み方は思いつきませんね。

「苗字の百貨店」に「のりた」という読み方が紹介されていましたが、てっきりスキャンミスによる幽霊読みだと思っていました。
「乗田(のりた)」という苗字とかの。

しかし、調べてみると少ないながらも実在は確かなようです。

「車田」で「のりた」。
これは読めません!


「国谷」は「くにや」か「くにたに」と読むことがほとんどです。

「苗字の百貨店」では他に稀少な読みとして「こくたに」と「くや」が紹介されていました。
「こくたに」はともかく「くや」なんてあるのか?と思いましたが、調べてみるとふたつとも実在を確認できました。
本当に日本の苗字の読み方は多様です。

念のために「こくや」も調べましたが、これは見つかりませんでした。

2014年3月26日水曜日

来田に関して

「来田」は「きた」もしくは「きだ」と読むことが多いです。
他に「きただ」と読むこともあります。

言われれば納得な読み方ですね。

稀少な読みとしては「くりた」や「くるた」、「ころだ」、「らいた」がありました。
いずれも実在を確認できました。

これだけ読み方が分かれていることを知ると、途端に難読だなあと思ってしまいます。

簡単な漢字で構成されている一見するとよくありがちな苗字なのに難読だというのは、意外と多いものですね。

2014年3月25日火曜日

金築と金藤に関して

「金築」は読み方が難しいです。
もっとも多い読みは「かねつき」ですが、他に「かなつき」、「かねちく」、「かねつく」がありました。
全て実在を確認できました。

「金」を「かね」か「かな」と読み、「築」を「つき」か「ちく」か「つく」と読んでいるわけです。
組み合わせだけだと2×3で6通りありそうですが、他のものは見つかりませんでした。


「金藤」は更に複雑です。
多い読みが「かねとう」、「かねふじ」、「きんとう」で、「かなふじ」、「こんどう」もそれなりに数があるのです。

要するに「金」が「かね」、「かな」、「きん」、「こん」の4通り、「藤」が「とう」と「ふじ」の2通りの読み方を持っているわけです。
これらは実在を確認できましたが、他の読み方は見つかりませんでした。

また「金籐」という苗字もウェブの「写録宝夢巣」で見つかります。
「籐」は「藤」の異体字という扱いなので、これらに併記しています。

実際には全ての読み方があるわけではないのでしょうが確認しようがないので、そのままとしておきます。

2014年3月24日月曜日

蒲谷に関して

「蒲谷」は「かばや」と読むことがほとんどです。

「苗字の百貨店」に、稀少な読みとして「かまや」、「かまたに」、「ぶたに」が出ていました。
いずれも実在を確認できました。

「蒲」には「ぶ」という読みがありますが、「ぶたに」と読むのは難しい気がします。

「蒲」が苗字で用いられるときは「かば」と「かま」のどちらもありえます。
どちらが多いかは苗字ごとにばらつきがあります。

「蒲谷」に関しては「かばたに」という読み方はないのかな?(念のために「ぶや」も)と調べてみましたが、これは見つかりませんでした。
「かばや」が圧倒的に多いけれど、「かばたに」はないというのは不思議な気もします。

2014年3月23日日曜日

開田と河添に関して

「開田」は「かいだ」と読むことが多いですが、他に「かいでん」と「ひらきだ」という読み方もあります。
どちらもいわれれば、ああそうかという読み方です。
いずれも実在を確認できます。

他に稀少な読みとして「さきた」というのもあり、これも実在を確認できました。

「開」という誰でも知っている漢字でありながら、「かい」でも「ひら(く)」でも「あ(く)」でもない、「さき」という読みをする。
これは相当に難読だと思います。


「河添」は「かわぞえ」もしくは「かわそえ」と読むことが多いです。
「河添」ではなく「川添」であれば、20,000人ほどもいるよくある苗字になり、読み方も「かわぞえ>かわそえ(かわぞい)」になります。

「河添」は「苗字の百貨店」で「かわぞえ>かわそえ(こうぞえ・こおぞえ・かわそい)」となっていました。
もちろんこれまでの通り、「こおぞえ」は「こうぞえ」と同じと考えます。

「こうぞえ」は実在を確認できます。

もうひとつの「かわそい」なのですが、こちらも確認はできます。
ただし、濁点をつけた「かわぞい」の方でも見つかります。
そして、「かわぞい」の方が少し多い印象です。
「川添」も「かわぞい」ですし、発音してみると「かわぞい」の方が自然な印象ではあります。
「かわそい」ではなく「かわぞい」に修正しておくこととします。

2014年3月22日土曜日

上代に関して

「上代」は「かじろ」か「じょうだい」と読むことが多いです。
「じょうだい」はともかく「かじろ」は難読ですね。

下記のようなページを見つけました。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000076693

島根県と千葉県にかなり集中しています。
島根県では「じょうだい」と読むことが多く、千葉県では「かじろ」と読むことが多いそうです。

他には「かみしろ」という読み方もあります。
稀少な読みとしては「かみだい」もありました。
全て実在を確認できました。

2014年3月21日金曜日

上戸に関して

「上戸」は「うえと」と読んでしましそうですが、全国的にみると「かみと」の方が多いです。

「苗字の百貨店」によると全部で2,600人ほどで「かみと>うえと(かんべ・あがと★・うえんど★・かみど・うえど)」となっていました。
要するに「上戸」と書いて「うえと」と読む方は全国で260人以上1,300人未満くらいと予想されます。
どちらかというと珍しい苗字だと思います。
用いられている漢字が簡単なのと、その苗字を名乗る有名人がいることでそのような印象がないですが。

「かみと」と「うえと」はもちろん実在します。
濁点はつかないことが多いです。

「あがと」と「うえんど」も実在を確認できました。
「うえんど」は難読ですが、どうやら鹿児島県付近に集積している読み方のようです。

唯一、「かんべ」だけが実在を確認できませんでした。

とりあえず、「上戸」の読みは「かみと>うえと・(あがと・うえんど)」としておきます。

2014年3月20日木曜日

鹿毛に関して

「鹿毛」は「かげ」と読むことが多いです。

他に稀少な読みとして「かのけ」というものがありました。
いずれも実在を確認できました。

「苗字の百貨店」に載っていたのは、そのふたつだけでしたが、他にないか探してみました。

「しか」で始まる読み方がないか探したのですが、見つかりませんでした。

そのかわり、アルファベットで「kamo」という読みを見つけました。
新規の読みです。
実在は確かそうです。

ひらがなでないかな?と探したのですが見つかりませんでした。

他の苗字のサイトを見ると「かも」も「かもう」もどちらも載っていました。

以前から「狩野」の読みとして、「かの」と「かのう」を分けることはしないという方針にしていますので、ここで「かも」と「かもう」を分けることもしません。

両方の読みがあるかもしれないし、どちらかだけかもしれません。
それは後々に判断します。

普通に考えると「毛」は「もう」と読みそうです。
ただし苗字に限っていうと漢字の読み通りということはないです。

例えば「狩野」と書いて「かのう」と読む場合は、アルファベットでわざわざ「kanou」もしくは「kanoh」と書いていることが多いです。間違われないようにする工夫でしょう。

それなので、「鹿毛」の場合、全例(私が見つけたのは8例)が「kamo」というのはひっかかるのです。
とりあえずは「かもう」で載せておきますが、根拠が見つかれば変更するかもしれません。


※やはり「かもう」と読む根拠は乏しいようです。名乗っている本人達に聞くしかないのでしょうが、例えば「成毛」という苗字は「なりも」もしくは「なるも」となるようです。この場合は「なりもう」もしくは「なるもう」となるようでは不自然なので、当然なのかもしれません。
「鹿毛」も併せる形で「かも」に修正しておきます。

2014年3月19日水曜日

蒲池と蒲地に関して

「蒲池」と「蒲地」はよく似ています。

「池」と「地」の違いだけです。
最も多い読みも「かまち」で一緒です。

「蒲地」には「かもち」という読みも多くありますが、「蒲池」にはありませんでした。

「蒲地」の稀少な読みとして「かばち」もありますが、これも「蒲池」ではありませんでした。


「蒲池」の他の読みとしては、「がまち」というものがありました。
こちらも「蒲地」の方では見つかりませんでした。

「蒲池」の他の読みとしては「がまいけ」というものが見つかりました。
これは「苗字の百貨店」には載っていない新規の読みです。


「蒲池」と「蒲地」は、「かまち」という最も有名な読みだけは共通ですが、それ以外の読みは全く異なっているということがわかりました。


2014年3月18日火曜日

小宅に関して

「小宅」は簡単そうですが、実は難読ですね。

最も多い読みが「おやけ」で、次が「こやけ」です。

「三宅」は110,000人ほどもいる苗字で、読み方も「みやけ」しかありません。
それを踏まえれば、「おやけ」か「こやけ」までは絞れるかもしれませんが…

「こたく」という読みも確認できました。
「小宅」の読みとしては最も自然かもしれません。

「おおや」という読みも確認できました。
「小宅」で「おおや」です。
これは難しいです。

「苗字の百貨店」では他に「おたけ」と「こたか」が載っていましたが、どちらも実在を確認できませんでした。
念のために「お」と「こ」を入れ替えた「おたく」、「こおや」、「こや」、「こたけ」、「おたか」も探しましたが、当然ながら見つかりませんでした。

2014年3月17日月曜日

垣見に関して

「垣見」は「かきみ」と読みます。
まあ、読めますね。

稀少な読みとして「かけひ」もありました。
実在も確認できます。
これは難しいですね。

滋賀県に「垣見」という地名がありました。
「かきみ」と読むそうですが、地元では「かけみ」と発音されるようです。

苗字としても「かけみ」と読むこともありそうでしたが、はっきりとした証拠までは見つかりませんでした。

2014年3月16日日曜日

仮谷に関して

ちょっと忙しくてネタに困っているので、以前から考えていた内容を。

「仮谷」は1,200人ほどの苗字です。
今は2,000人以上3,000人未満の苗字を整理しているところなので、まだ扱うべきではないのですが、読み方としては「かりや>かりたに」です。

どちらも読みの実在は簡単に確かめられます。

話題はそういうこととちょっと外れますが、「仮谷」というとオウム真理教の起こした一連の事件の中で被害者となった方にそのような苗字の方がいましたね。

このとき、当時の報道では「假谷」となっていたのが、いつのまにか「仮谷」になっていました。

下の文章を見るとわかりますが、少なくとも息子さんは「假谷」と名乗っています。
http://www.navs.jp/report/1/topics/topics-15.html

なぜ最近の新聞記事は「仮谷」ばかりなのでしょうか?
確かに「假」は「仮」の旧字体なので間違いではないでしょうが、どうしてなのでしょうか?

ちなみに「假屋崎省吾」というタレントは「假」で名乗っていますし、どこの記事をみても「仮屋崎」とはなっていません。
ですので、「假」は「仮」と直さないといけないというルールがあるわけではなさそうです。
(それとも新聞記事では人名の旧字体は避けるようにというルールがあるのかもしれません)

「仮谷」の場合、それほど稀少なものではないので困りませんが、これが「假」のつく全国で1-2件の苗字であったとしたらどうでしょうか?
戸籍上は「假◯」という苗字で、自分たちでもそのように名乗っていて、常に苗字を書くときは「假◯」としているのに、新聞記事となったときに「仮◯」となっていたらどうでしょうか?
「仮◯」は幽霊苗字とまではいわなくても、本来は名乗っている方がいないはずの苗字なのに存在してしまうということにならないでしょうか?

私が新字体と旧字体を併せて考えたいというのは、こういうケースがあるからだというのも理由です。

2014年3月15日土曜日

大田原と大栗に関して

「大田原」と「大栗」はどちらもそのままの読みです。
前者は「おおたはら」か「おおたわら」、後者は「おおぐり」か「おおくり」です。
問題はどちらも「おたはら」と「おぐり」という読みが「苗字の百貨店」に載っ ていたことです。

「大黒」で「おぐろ」と読む地名があり、そのように名乗っている苗字の方は確 認できます。
他にも「大」で「お」と読む苗字はいくつかあります。
それなので、これらもないとはいえないのですが、今回は確認できませんでした。
確認できるまでは載せない方針としているので、削っておきます。

2014年3月14日金曜日

尾池に関して

「尾池」はそのまま「おいけ」と読みます。
2,700人ほどなのでそれほど多いものではないのですが、読み方としてはごく普 通なので、珍しい苗字だと思われていないかもしれません。

 問題は、「尾池」の稀少な読みとして「おおいけ」が載っていたことです。
これの実在は確認できませんでした。
ちょっと信じられない読み方ですが、ひょっとしたらあるのかもしれません。

ただし、確認できないのならば、削っておきます。

2014年3月13日木曜日

生出に関して

「生出」は「おいで」か「おいずる」と読みます。
どちらにしてもかなり難読ではないでしょうか?

「苗字の百貨店」では他に「おおいで」と「おおいずる」と「ういで」が載っていま したが、いずれも実在は確認できませんでした。

ここのところ、ひたすら悩んでいる「お」と「おお」の違いに通じる問 題ですが、はっきりと確認できるものがない以上、これらは削っておき ます。

2014年3月12日水曜日

大保に関して

「大保」は「おおぼ」と読むことが多いです。

「だいぼ」という読みもあります。

「苗字の百貨店」では稀少な読みとして「だいお」も載っていました。
これは実在を確認できませんでした。

ただ、「だいぼ」→「だいほ」→「だいお」というような変化をすると考えれば、「赤穂」や「一戸」と同様にこれを分ける意味はないだろうと考えます。

よって、「大保」の読みは「おおぼ>だいぼ」のみとしておきます。

2014年3月11日火曜日

城内に関して

「城内」は2,900人ほどの苗字です。
だんだんと珍しい苗字ばかりを扱うようになっているので、読み方がたくさんあるものが減ってきていますが、これは多いです。

「苗字の百貨店」で「きうち・じょうない(岩手)>しろうち(兵庫)(きのうち・じょうのうち・きない・しろのうち・じょううち)」となっていました。

「きうち」、「じょうない」、「しろうち」は簡単に見つかります。

問題はカッコ内の1割未満の読みのものです。
全部で2,900人しかいない苗字の1割未満の読みなので、かなり見つかりにくいのです。

私が見つけられたのは「きのうち」と「じょううち」だけでした。

「じょうのうち」と「きない」、「しろのうち」は見つかりませんでした。
実在していそうだなと思うものもあったのですが、確証までは至りませんでした。

結果、「城内」は「きうち・じょうない>しろうち・(きのうち・じょううち)」としました。
(新たに見つかれば修正します)

2014年3月10日月曜日

赤穂と一戸に関して(訂正)

「赤穂」の稀少な読みとして「あかお」があるとしましたが、これは「あかほ」との差異が小さいのではないかという質問がありました。
実在も確認できましたし、五十音順では異なってくるので別の扱いで良いかと思いましたが、発音してみると確かに些細な違いのようです。

「宮地」の読みである「みやち」と「みやじ」を分けていないのと、問題の本質として違わないのではないかと思います。
訂正し、「あかお」は「あかほ」に含まれることとします。

「一戸」の稀少な読みとしての「いちのえ」も「いちのへ」に含まれることとします。

他にも訂正すべき内容はあるかもしれませんが、少しずつ精査し、検討します。

2014年3月9日日曜日

位田に関して

「位田」は「いだ」か「いんでん」と読むことが多いです。
「いんでん」と読むのは難しいですね。

他には「くらた」と読むこともあります。
これはかなり稀少な読みのようですが、いちおう実在していそうです。

すなおに読むと「くらいだ」になりそうです。
これは「苗字の百貨店」には出ていなかったのですが、念のために検索してみたところ見つかりました。
新規の読みです。

2014年3月8日土曜日

石郷岡に関して

「石郷岡」は「苗字の百貨店」で「いしごうおか(いしごおか・いしごうか)」となっていました。

いかがでしょうか?
これらは別のものでしょうか?

検索した限りでは「いしごうおか」はありました。
そして「いしごおか」もあります。
「いしごうか」は分かりません。

しかし、発音した限りではどれも違いが分からないのではないでしょうか?

「いしごうおか」と「いしごおか」は同じだと考えたいです。
例外的に「石郷岡」は「いしごうおか」に「いしごおか」を併記する形にしたいと思います。

2014年3月7日金曜日

赤穂に関して

「赤穂」は「苗字の百貨店」で「あこう>あかほ(長野)(あかお・あこお・あかこう)」となっていました。

このうち「あこお」は「あこう」と同じと考え、削除します。

当然ながら「あこう」と「あかほ」は見つかります。

「あかこう」に関しては残念ながら見つかりませんでした。

問題は「あかお」です。
「あかお」は実在を確認できます。
ここで「あかほ」と「あかお」は別に扱うかどうかということが悩ましいです。
このふたつは音が違うので、別で良いのではないかと思います。

ちょうど良い例が思いつかないのですが、例えば「庵」という苗字があります。
これは「いおり」と読むことが多いですが、「いほり」と読むこともあります。
ただし、これはふりがなの問題だけで、実際にはどちらも「イオリ」という発音になると思います。
なぜなら名詞としての「庵」は「いおり」と読むからです。

ファーストネームで「かほり」とか「かほる」と書いてあっても、実際には「カオリ」や「カオリ」と読んでいると思います。

それなので実際の発音と乖離したふりがなであった場合は、併記までにとどめることとしたいと思います。
この場合、「庵」の読みはあくまで「いおり」で「いほり」は併記にとどめるということです。

本題に戻って「赤穂」は別です。
こちらは本来が「あかほ」だと思います。
発音したとしても「アカホ」ではないかと思います。

それなので、「あかお」は別扱いにしておこうと思います。
(将来的にまた検討しなおすかもしれませんが)

2014年3月6日木曜日

小計

3,000人以上いる苗字の整理が終わりました。

ここまでの合計は9,049種類になりました。

 1ヶ月前に4,000人以上までの整理が終わった時点で8,412種類だったので、600種類しか増えていない計算です。
その前もそんな感じだったので、これくらいのペースで進むしかないのでしょう。

次は2,000人以上3,000人未満の苗字で読み方が複数のものを全て整理していきます。
大幅に増えていくことはないでしょうが、ゆっくり進めていきます。


再宣伝しておきます。

「日本の苗字を数えるHP」
https://sites.google.com/site/ribennomiaoziwoshueruh/

「日本の苗字を数えるHP」の掲示板
http://9312.teacup.com/myoji/bbs

2014年3月5日水曜日

南口と八坂に関して

「南口」は場所を表す名詞のようにもとれるので検索しにくかったですが、苗字としては「みなみぐち」か「なんこう」が多いです。

「苗字の百貨店」には稀少な読みとして「みなぐち」も載っており、「南方熊楠(みなかたくまぐす)」からの連想でいかにもありそうですが、探してみると見つからず。
代わりに「みなくち」が見つかりました。
濁点の有無だけですが、修正しておきます。

他に「なんぐち」という読みも出ていたのですが、これも見つかりませんでした。


「八坂」は「やさか」と読むことがほとんどでした。
「八坂神社」もありますしね。
「苗字の百貨店」には「はちさか」と「はつさか」が1割未満の読みとして出ていました。

「はちさか」は見つかりましたが、「はつさか」は見つかりませんでした。
念のために「はっさか」で検索したら見つかりました。
こちらも修正しておきます。

2014年3月4日火曜日

馬上に関して

「馬上」は「苗字の百貨店」で「もうえ★(福島)・まがみ>ばじょう(ばがみ・もううえ・うまがみ・まうえ・うまかみ・うまのうえ・まかみ)」となっていました。
福島県にやや多い、全体で3,500人ほどの苗字です。

これだけ読み方が多数ある苗字というのも久しぶりです。

カッコ外にある1割以上の読みだけでも「もうえ」、「まがみ」、「ばじょう」と全く異なっています。
もちろんこの3つは全て簡単に実在を確認できます。

濁点の有無は気にしない方針なので、「まかみ」は「まがみ」に含めてしまいます。

「うまがみ」と「うまかみ」もどちらかだけで良いでしょう。
調べてみると濁点のついた「うまがみ」の方が圧倒的に多いようですので、そちらを採用します。

これで、「もうえ(福島)・まがみ>ばじょう・(ばがみ・もううえ・うまがみ・まうえ・うまのうえ)」になりました。
少し減りましたね。
カッコ内の稀少な読みに関しては、「うまがみ」の他に「ばがみ」と「うまのうえ」は実在を確認できました。

「もううえ」と「まうえ」は確認できませんでした。
他に今まで見つかっていない読みはないかと、「ばうえ」や「うまじょう」、「うまうえ」などを探してみましたが、やはり見つかりませんでした。

結局、「馬上」の読みとしては、「もうえ(福島)・まがみ>ばじょう・(ばがみ・うまがみ・うまのうえ)」の6種類ということになりました。

2014年3月3日月曜日

武者と村下に関して

「武者」というのは苗字としては珍しそうですね。
実際は3,500人ほどもいるので実数としてはそれほど少ないものではないのですが。

読み方はほとんどが「むしゃ」です。
そのままですね。

稀少な読みとして「たけば」というのもありました。
実在も確認できました。
「武者」で「たけば」というのは、なかなか読めません。
難読です。


「村下」というのはありがちそうな苗字ですね。
でも実数としては3,600人ほどなので「武者」とほとんど変わらないのです。
「村」も「下」も苗字としてよく見ることの多いものだからありふれて思えるのでしょうか?
このように一見すると珍しそうだったり珍しくなさそうだったりしても、実は違うということもあるのです。

いうまでもないですが、「村下」は「むらした」と読みます。
稀少な読みとして「むらしも」もありました。

2014年3月2日日曜日

万と万谷に関して

「万」という漢字には悩みがつきません。
「万」は新字体でJIS第1水準、「萬」が旧字体で第2水準なのです。

新字体と旧字体をまとめるという姿勢でやる限り、このふたつの漢字は併記とするしかないと思います。

単なる異体字の関係であればまとめる必要はないとか、ともにJIS第1水準であればまとめる必要はないとかいう考えもありますが、少なくとも「万」と「萬」は併記するしかないと思うので、他も仕方がないのかということになってしまうのです。
しかし、「萬」というそれほど画数が多いわけでもなく、知られていないわけでもない漢字をわざわざ「万」に置き換えて名乗っている方がそれほど多いとも思えないのです。


とりあえず本題です。
「万」は一字だと「まん」、「よろず」、「ばん」と読みます。
一字姓なので非常に探しにくく、「よろず」以外はウェブでは確認できませんでした。
電話帳を当たり、実在を確認しました。


「万谷」は「よろずや」と読むことが多いですが、「まんや」と「まんたに」もそこそこありました。
他に稀少な読みとして「ばんや」と「ばんたに」がありました。
全て実在を確認できました。
組みあわせ的にありそうな「よろずたに」もついでに探してみましたが、それは見つかりませんでした。

2014年3月1日土曜日

東浦と増谷に関して

「東浦」は「ひがしうら」と読むことが多いです。
他に「とううら」という読みもありました。

稀少な読みとして「とうら」というものもありました。
「とううら」と「とうら」はローマ字だと違いが分かりにくいですが、ひらがなで確認できました。


「増谷」は「ますたに」もしくは「ますや」と読むことが多いです。
他に稀少な読みとして「そうや」というものがありました。

「増」であれば「ぞう」ではないかと思い、「ぞうや」も探しましたが見つかりませんでした。
濁点のない「そうや」しかありませんでした。