2016年6月30日木曜日

端場に関して

「端場」は「苗字の読み方辞典」で「はば>はしば(はなば)」となっていました。

「はば」と「はしば」の実在は問題ありません。

「はなば」は下記の2名が見つかりました。
https://www.facebook.com/masahiro.hanaba
https://www.facebook.com/masao.hanaba

ともに大阪府出身で、おそらく親族だと思います。
どちらの方も実在は確かなので、「はなば」は実在する読みだと考えて良いと思います。

他にないか探してみました。
「はたば」という読みが見つかりました。
こちらは北海道です。
https://www.facebook.com/miki.hataba
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007727950873

こちらも実在は大丈夫かなと思うので、新規の読みとして加えることにします。

2016年6月29日水曜日

八馬に関して

「八馬」は「苗字の読み方辞典」で「はちうま>はちま(やば)」となっていました。
いずれの読み方も確認できました。

「やば」と読むのは難しい気がします。

「やうま」の方がまだ読みやすいのではないかと考えました。

facebookで下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/yauma.akihiro

同一人物と思われる方が下記でも「やうま」となっていました。
http://www.yasui.co.jp/job/career/players_yauma.html

下記のページは、上記の方が開いたと思われる英会話スクールです。
http://englishbrain.jp/teacher/

苗字が漢字で記載されていないのですが、同一人物と考えて良いと思います。
総合的に判断すると、「やうま」という読みは実在するで間違いないでしょう。

新規の読みとして加えることにします。

2016年6月28日火曜日

旗谷に関して

「旗谷」は「苗字の読み方辞典」で「はたや>はたたに」となっていました。

くさかんむりのついた「籏谷」もあり、こちらは「はたや」と読むようです。
「籏谷」は「旗谷」に併記しておきます。

「はたや」はあるのですが、問題は「はたたに」です。

facebookでは下記の方だけが見つかりました。
https://www.facebook.com/yuya.hatatani

いかにも本名のようですが、なにしろひとりだけなので、これだけで「はたたに」という読みが実在すると信じるのは辛いです。

googleで検索すると「旗谷吉員(はたたに・よしかず)」という画家の方がヒットします。
http://kozuka.art758.com/WGKf/exhibitions_archive/2013data/January2013/Works/DSCF0139-640x512.html

この方も上記のfacebookで見つかった方も、いずれも兵庫県神戸市の出身となっています。

ただ、「旗谷」という苗字自体、5割が兵庫県に集中しています。

悩みますね、「はたたに」という読み。
画家が本名であるという証拠もないのです。
「旗谷」は本名でも、読み方だけ変えたという可能性もないわけではないのかなと疑ってしまいます。
いずれにせよ、「はたや」に比べるとかなり少ないようです。
とりあえず、「はたたに」は保留しておきます。

2016年6月27日月曜日

小佐々に関して

「小佐々」は「こざさ」という読みで載せていました。
全国で約1,300人ほどということですから、ものすごく稀少な苗字ではないでしょう。

それでも他の読み方はなさそうだったのですが、「苗字の読み方辞典」の更新情報に「おざさ」という読みが載っていました。

http://www.ogoridaiichi.jp/sinryou/geka/staff/151.htm

これだけでも確かそうですが、facebookでは他に見つからないだけに念を入れて他のページも見ていました。
同一人物が他でも「おざさ」となっていたので、間違いないと思います。

「おざさ」という読みも追加しておきます。

2016年6月26日日曜日

延谷に関して

「延谷」は広島県を中心とした中国地方に集中している苗字です。

読み方としては「のぶたに」と「のべたに」が多いようです。

「苗字の読み方辞典」では「のぶがい」も稀少な読み方として載っていました。

facebookでは下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/miho.nobugai

徳島県の方のようです。
友達欄に「Nobugai」さんがいました。

「のぶがい」と読む苗字は他になさそうなので、「延谷」で「のぶがい」と読むと考えて良いでしょう。

「のぶがい」も実在する読みと判断できます。

2016年6月25日土曜日

野頭に関して

「野頭」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で67件。
最多が岩手県で、20件でした。
後は神奈川県と鹿児島県で13件。
山口県で10件でした。
4ヶ所とも面白いほどにバラバラですね。

「苗字の読み方辞典」によると、「野頭」の読み方は「のがしら(岩手)・のず(神奈川)>のとう(山口)」となっていました。
ちなみに、以前の「苗字の百貨店」のデータでは「のがしら(岩手・鹿児島)>のず(神奈川)・のとう(山口)」となっていました。

facebookで調べてみると、「のがしら」はやはり岩手県と鹿児島県に多いようです。

「のず」は神奈川県相模原市に集中していました。

「のとう」は最も少ないようですが、こちらも山口県で良さそうでした。

これらの情報から単純に計算すると、「のがしら」が33件、「のず」が13件、「のとう」が10件になります。
判断に悩みますが、「野頭」は「のがしら>のず(神奈川)・のとう(山口)」としておきます。

2016年6月24日金曜日

能津に関して

「能津」は「苗字の読み方辞典」で「のうづ(高知)・のうつ(山口) >のづ・のつ」となっていました。
もちろん、濁点の有無は気にしないことにします。

真ん中に「う」を入れるかどうかで、発音した印象は変わるのではないかと思います。
「のづ」もしくは「のつ」もある程度の数があるようなので、これは分けておくことにします。

「のうづ」もしくは「のうつ」という読みを持つ苗字はここまで載せていませんでした。
どちらを採用するかは悩ましいところですが、facebookでは「のうづ」の方が多そうな印象でした。
ウェブの「写録宝夢巣」でも最多は高知県になっていたので、「のうづ」を採用します。

「のづ」という読みはひらがなで見つけました。
https://www.intersystems.com/assets/sites/6/osaka_sekijyuji.pdf

「のづ」と「のつ」のどちらが多いかは分かりません。
これまでには「野津」という苗字を載せてありました。
こちらは濁点のつかない「のつ」の方が多いようです。
これに合わせる形で「能津」も「のうづ>のつ」としておきます。

2016年6月23日木曜日

羽谷に関して

「羽谷」は「苗字の読み方辞典」で「はがい>はや・はたに・はだに(はがや)」となっていました。

「はがや」という読みは見つかりませんでしたが、それ以外の読みは全て見つかりました。

「はだに」は少ないようで、「はがい」が最も多いようでした。

「はね」で始まる読み方もあるのではないかと探したのですが、見つかりませんでした。

「羽谷」は「はがい>はたに・はや」としておきます。

「谷」を「がい」と読む苗字といえば「熊谷(くまがい)」が有名です。
もちろん、「谷」を「がい」と読む苗字はたくさんあるのですが、それが最多であるというのはそれほど多くありません。

「熊谷」以外では、「藁谷(わらがい)」、「雨谷(あまがい or あめがい)」、「為谷(ためがい)」、「皿谷(さらがい)」が見つかりました。
「羽谷(はがい)」もそれに続くわけです。
こういう細かな発見は自分で調べるしかないので、面白いなと思いました。

2016年6月22日水曜日

埴生に関して

「埴生」は「苗字の読み方辞典」で「はぶ★>はにゅう・はにう」となっていました。
石川県・富山県を中心とした分布と、山口県・広島県を中心とした分布がありました。

この読み方を見ると、どうしても「羽生」という苗字を思い出しますね。
数でいうと、「羽生」が9,700人ほどで、「埴生」が390人ほどでした。

「埴生」でも、「はぶ」、「はにゅう」、「はにう」のいずれの読みも確認がとれました。
もちろん「はにゅう」と「はにう」は同じ読みと考えます。

問題はどちらを採用するかです。
「埴輪(はにわ)」の「埴」ですから、「羽」とは違い、「はにう」という読みであっても不自然ではありません。
私は知りませんでしたが、「埴生」という名詞もあるそうです。
読み方は「はにゅう」です。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/178718/meaning/m0u/

苗字としての読み方の実数に明らかな違いがあれば、そちらを採用するのですが、そういうわけでもなかったので、「羽生」と揃える意味でも、「埴生」は「はにゅう・はぶ」としておきます。


2016年6月21日火曜日

登立に関して

「登立」は「苗字の読み方辞典」で「のぼりたて>のぼたち・とりつ」となっていました。
最初は誤記ではないかと思いました。
「のぼたち」ではなく、「のぼりたち」ではないか?と。

ただ、調べると見つかりますね。
「のぼたち」で。
https://www.facebook.com/yohei.nobotachi

もちろん、「のぼりたて」が最多であることは間違いありません。
「のぼりたて>のぼたち」は確かだと思います。

「とりつ」は、それらよりずっと少ないと思います。
確かそうなのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/tomoko.toritsu

おそらく同一人物だと思われる方が別のページでも出てきました。
http://karaage.ne.jp/smp/map/?md=2&us=LxQZ4t

この方は北海道釧路市出身で、現在は東京都在住となっています。
ひとりだけだと不安なので、もう少し調べてみました。

下記の方が読み方は不詳ですが、苗字が「登立」となっています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004093153253

そして、この方の友達欄に「とりつ」さんがいました。
この方も釧路市在住となっています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005872654955

「とりつ」という読みを持つ苗字は、他に「鳥津」しかないようです。
「鳥津」は、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で39件。
愛媛県に最も多く、東京都よりも北ではゼロとなっています。

要するに釧路市在住の「登立」さんの知人に、同じ釧路市在住の「鳥津」さんがいる可能性はほぼゼロで、他の読み方を持つ未知の「とりつ」さんがいる可能性もほぼなし。
したがって、ここで検討している「登立」さんは「とりつ」さんと読むのだと思います。

それであれば「登立」の読み方として「のぼりたて」と「のぼたち」に加え、「とりつ」もあると考えるのが自然でしょう。

他、「のぼりたち」はないのかな?と調べてみました。

https://www.facebook.com/snoboritachi
https://www.facebook.com/ai.nobo.1

http://dl.cdn-anritsu.com/ja-jp/test-measurement/reffiles/About-Anritsu/R_D/Technical/80/80_05.pdf

facebookでは「登立」で「のぼりたち」が1件と、漢字は不明ですが「Noboritachi」が1件だけ見つかりました。
「のぼりたち」という読み方を持つ苗字は他になさそうなので、これだけでも決まりかなと思います。

その下の論文のPDFでも「のぼりたち」さんがいました。
こちらは「のぼたち」の誤記の可能性もあるかなと思いましたが、「のぼたち」ではヒットしないので、これも良いかなと思います。
「のぼりたち」も新規の読みと考えて良いのではないかと考えます。
ただし、「とりつ」も「のぼりたち」も稀少な読みだと思います。

2016年6月20日月曜日

花ケ埼に関して

本日は「花ケ埼」という苗字に関してです。

「花ケ崎」ではありません。

「苗字の読み方辞典」では「花ケ崎(花ケ埼)」で「はながさき」となっています。
「写録宝夢巣」でヒットしないような稀少苗字である場合、「苗字の読み方辞典」では類似の苗字のところに併記されています。

以前にも検討しましたが、「崎」と「埼」は別字です。
「埼」は「埼玉県」で用いられますが、他にはちょっと思いつきません。

苗字で用いられる場合は、今回のように「崎」を置き換えたようなものがほとんどです。
これまでにはまだ登場していませんでした。

「花ケ埼」という苗字が実在するかどうかの検討です。
下記の方がいくつか「花ケ埼」で出てきます。
http://ci.nii.ac.jp/naid/10019836110

この方は「花ケ崎」としても出てきます。
同一人物と思われる方が「花ケ崎」でも「花ケ埼」でもヒットする理由ですが、論文の名前として出ているので、スキャンミスではないと思います。
本来は「花ケ埼」であるけれど、本人以外がうっかりと「花ケ崎」にしてしまったというところではないでしょうか?
読み方が「はながさき」であるので、普通に漢字を変換したら「花ケ埼」となってしまうでしょうし。

「住所でポン!」でも出てきます。
http://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/39/29/15.html

これらから「花ケ埼」は実在する苗字だと思います。

2016年6月19日日曜日

中明に関して

「中明」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で59件となっています。
北海道が4割で、富山県が2割です。
次に多いのが山口県となっているので、かなり全国に散在していることが分かります。

もとが少ない苗字なので、散らばっているとめだちますね。

「苗字の読み方辞典」では「なかあき・なかめ★>なかめい・なかみょう」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

全ての読みが確認できました。
facebookで見ると、「なかみょう」が山口県に多い読みであることは間違いなさそうです。

そして、「なかめ」は北海道に多い読みのようです。


先日から悩んでいる問題として、「なかめ」と「なかめい」がどれくらい異なっているのか?というのがあります。

なんども書いていることですが、「狩野」の読みで「かの」と「かのう」があるのですが、これは「かのう」で統一しています。
「かの」と「かのう」は発音した印象がそれほど変わりませんし、五十音順で並べてもそれほど違いません。
「能」で終わる苗字などにも同じような問題が出てくるので、多い方の読みだけを採用しています。

それでは「め」と「めい」はどうでしょうか?
例えば「西銘」という苗字です。
「にしめ」と読むことがほとんどですが、稀少な読みとして「にしめい」もあります。
実在も確認できています。

これを別にするかどうかを悩んでいたんですね。

「かの」と「かのう」ならば、アルファベットで「Kano」としてしまえばどちらも同じだから、同じで良いだろうと思えるのですが、「にしめ」と「にしめい」であればアルファベットでは最後に「i」がつくかつかないかで違ってきてしまうわけです。

ただ、それを言ってしまうと濁点の有無の問題と同じですからね。
濁点がつけばアルファベットも異なってきます。

少し大々的な変更になりますが、語尾が「め」と「めい」みたいなものも同じ読みと考えてまとめようかなと思います。
「中明」ならば「なかあき・なかめ>なかみょう」という感じにしようかなと思っています。
異論がある方はお知らせください。

2016年6月18日土曜日

常谷に関して

「常谷」は「つねたに>じょうたに・つねや」として載せています。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で64件となっているので、この数にも関わらず3つも読み方が分かれているというのはかなり珍しいです。

更に、これ以外に「じょうや」という読みがあると教えていただきました。
東京都江戸川区の電話帳に載っていたそうです。

定免~常谷~白井

だそうです。
この並びが正しければ、「常谷」は「じょうたに」ではなく、「じょうや」でしょう。

下記には「ジョウヤ美容室」というのが出ています。
併記して「常谷」という名前が書かれているので、普通に考えれば「じょうや」と読むと考えて良いでしょう。
http://www.tokyo-kankyo.or.jp/?p=6&page=3

それらとは別にfacebookでも見つかりました。
https://www.facebook.com/kenjirou.jouya

これらを総合して考え、実在する読みと判断します。
「じょうや」も稀少な読みとして追加します。

2016年6月17日金曜日

近見に関して

「近見」は「ちかみ」という読みで載せていました。

これ以外に「おうみ」という読みがあると教えてもらいました。

「おうみ」というと、有名なのが「近江」ですね。

「近見」という苗字は6割が福岡県に集中している苗字ですが、「おうみ」という読みは愛知県の電話帳で確認できるようです。
http://okukumano.com/image/201504271.pdf#search='%25E8%25BF%2591%25E8%25A6%258B+%25E3%2582%25AA%25E3%2582%25A6%25E3%2583%259F+%25E8%25BF%2591%25E6%25B1%259F'

上記に「おうみ」と名乗っている方が見つかります。
フルネームで検索すると他のページも全て「おうみ」となっているので、間違いないでしょう。

facebookでは、下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/tomoko.omi.1

まあ、大丈夫でしょう。
「おうみ」という読みも加えることにしました。

2016年6月16日木曜日

百目木に関して(訂正)

「百目木」に関しては、つい最近まとめたばかりです。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/05/blog-post_29.html

そのときは「どうめき」と「どめき」を分けるべきかどうかばかりを気にしていて、「もめき」という読みをきちんと調べていませんでした。

下記の方を教えていただきました。
http://doctorsfile.jp/h/132136/df/1/

他には見つからないため、かなり稀少な読みだとは思いますが、同じ方が別のページでも「もめき」となっていたので、間違いではないと思います。

この読みも追加しておきます。

2016年6月15日水曜日

道正に関して

「道正」は「どうしょう」という読みで載せていました。
富山県に3割が集中している苗字です。

「苗字の読み方辞典」では稀少な読みとして「みちまさ」が載っていましたが、ファーストネームとしてもありえるものなので、ウェブで探すのはあきらめていました。

下記の方を教えていただきました。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/people/michimasa_shinichiro/

他でも確認が取れましたし、間違いないと思います。
この読みも加えておきます。

2016年6月14日火曜日

長牛に関して

「長牛」は青森県に最も多くみられる苗字です。
「苗字の読み方辞典」では「ながうし(なこし★・なこうし・なごし)」となっていました。

調べてみると、いずれの読みもありそうです。

下記を読むと、もともと「長牛(なごし)城」というのが秋田県鹿角市にあったようです。
http://joukan.sakura.ne.jp/joukan/akita/nagaushi/nagaushi.html

http://blogs.yahoo.co.jp/mamazo1206jp/folder/1017994.html?m=lc

おそらく「長牛」で「なごし」と読むのが難しいため、「ながうし」と読みかえたのでしょう。
「ながうし」が最多の読みであることは間違いなさそうです。



逆に、はっきりと「なこうし」と読む方は簡単に見つかります。
https://www.facebook.com/mahiro.nakoushi.3
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005010103834

これまでの通り、「なこし」と「なごし」は濁点の有無だけなので、同じものと考えたいです。
そうすると後は、「なこし」と「なこうし」をどうするか?という問題が残ります。

はっきりとひらがなで「なこし」と名乗っている方は見つかりませんでした。

濁点のついた「なごし」は見つかります。
https://www.facebook.com/marina.yanamoto
http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1395720322861/files/2014-03-25.pdf

「なこうし」と「なこし」は些細な違いかもしれませんが、五十音順にすると異なってきます。
悩ましいところですが、「なこし」ではなく「なごし」を採用したいと思います。

「なこうし」と「なごし」は別の読みと考えます。

「長牛」は「ながうし・(なこうし・なごし)」としておきます。

2016年6月13日月曜日

能に関して

本日は「能」という一字姓に関してです。

「苗字の読み方辞典」によると、「のう(たくみ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

一字姓ですが、見つけるのは意外に簡単でした。
「のう」も「たくみ」もどちらも見つけられました。
https://www.facebook.com/satoko.noh

https://www.facebook.com/kojun.takumi


「能」で「たくみ」と読むのは、かなり難しいですね。

「たくみ」と読む苗字は、これまでに「内匠」、「宅見」、「工」、「匠」の4つを載せていますので、5つ目ということになります。
最多が「内匠」なのですが、これも知らないとちょっと読めないのかなと思います。

「宮廷の工匠」という概念を知らないと厳しいですね。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/135963/meaning/m0u/

それらにも増して、「能」で「たくみ」は読めそうもありません。

2016年6月12日日曜日

花に関して

本日は「花」という一文字姓です。

北海道と石川県に多いようです。
ありふれた名詞なので、ウェブでは探しにくいです。

本名だと思える方を見つけたので、備忘録がわりに残しておきます。
https://www.facebook.com/takeshi.hana.16
https://www.facebook.com/nariomi.hana

どちらも別の地域の方のようですが、実在は間違いないでしょう。

2016年6月11日土曜日

新良に関して

「新良」は「苗字の読み方辞典」で「にいら>あら・しんら・にら」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で67件となっていました。
この数で、これだけ読み方が分かれているというのは驚きです。

三重県と、隣接する愛知県に最も集中していますが、その他に埼玉県と沖縄県にも集中があります。
それぞれバラバラの場所なので、読み方も分かれてしまったのでしょう。

要するに「新良」という苗字が多様な読みを持っているのは、平易な読みに変化したのではなく、元から異なっていると考えるべきなのでしょう。

この中では「あら」は沖縄県に多い読みだと分かりましたが、他は分かりませんでした。
おそらく「にいら」は三重県付近だと思いますが…

全ての読みの実在が確認できましたが、「にら」には注意が必要です。

これまでの経験で、「にいら」と読む場合でもアルファベットで「i」を重ねず、「Nira」と名乗っている方もいるようだと分かってきたので、ひらがなでなければ納得しかねるところなのです。

https://www.naro.affrc.go.jp/brain/mail_maga/2014/052976.html
https://blogs.oracle.com/NiraSCM/entry/scm

上記のようにひらがなでも見つかりました。

「にら」と「にいら」は発音した印象が異なりますし、「にら」という読みも決して稀というわけではないようなので、「にいら」と「にら」も分けておきます。

2016年6月10日金曜日

造田に関して

「造田」は「ぞうだ」という読みだけで載せていました。

ところが、「苗字の読み方辞典」の更新情報に「つくりだ」という読みが載っていました。

facebookで調べたところ、下記の方だけがヒットしました。
https://www.facebook.com/koji.tsukurida

本名のようですが、ひとりだけだと心もとないです。

同じ方が某大学の野球部員として紹介されていました。
読み方もひらがなで「つくりだ」となっていました。

大学生なので、卒業すると、そのページから消えてしまうわけですし、無断転載を禁じると書いてあったので、あったという事実だけを残しておきます。

ひとりだけですが、やはり本名であり、読み方も間違いなさそうです。

「造田」は「ぞうだ・(つくりだ)」としておきます。

2016年6月9日木曜日

猿川に関して

「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「猿川」は「さるかわ」という読みで載せていました。
当然のようですね。

これ以外の読みがあるとは考えにくいですが…

「おがわ」という読みが載っており、実在も確認できました。
http://snanbu.3zoku.com/sn27-na56.html

facebookでも何人か発見したので、確かだと考えます。


2016年6月8日水曜日

主代に関して

「主代」は「苗字の読み方辞典」で「ぬしろ★」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、確かに知らないと読めそうもありません。

群馬県前橋市に集中している苗字のようです。

他に読み方がないかと探したところ、「しゅだい」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/yoshihiko.shudai
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008294855338

こちらの方が素直な読みですが、どこかで読みかえたんでしょうね。
新規の読みです。

2016年6月7日火曜日

外海に関して

「外海」はなんとなく読めそうですね。

一般的な名詞としてであれば、「そとうみ」か「がいかい」と読むのでしょうか。
他に仏教用語で「げかい」という読みもありました。

長崎県には「外海」と書いて「そとめ」という地名もありました。

これらを踏まえた上での検討となります。
「苗字の読み方辞典」では「とのがい★>とかい・そとみ(そとうみ・となみ★)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、滋賀県長浜町が最多で、その付近(大阪府や三重県)に集中しているようです。
全国で350人ほどということなのですが、それくらいの数であるのに、これほど読み方が多様だというのはかなり珍しいと思います。

最多の読みである「とのがい」が難読だからでしょうね。

「とのがい」をはじめ、「とかい」、「そとみ」、「そとうみ」、「となみ」は全て実在を確認できました。

「そとみ」と「そとうみ」がどれくらい異なっているかというと、微妙なところですが、別扱いとしておきます。
ちなみに「そとうみ」はある程度の数がありそうで、「そとみ」と同程度かもしれません。

「となみ」はかなり稀少な読みだと思いますが、実在は確認できます。
https://www.facebook.com/kenshi.tonami

他、「がいかい」や「げかい」、「そとめ」の他、「とうみ」などの思いつく読みを試してみましたが、見つかりませんでした。
これまでに見つかった読みだけで良さそうです。

2016年6月6日月曜日

西大條と西大条に関して

「條」は「条」の旧字体という扱いになっていますが、そう考えていない方も多いのではないでしょうか?
さんざん検討したのですが、このふたつは別の字として扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/06/blog-post_4.html

新旧字体表に載っているにも関わらず、別の字として扱っているものとしては「条」と「條」以外に「岳」と「嶽」、「万」と「萬」、「竜」と「龍」があります。

今後も増えてくるかもしれませんが、このあたりは慎重にしています。

「条」と「條」を分けたきっかけとなるのが、「大條」という苗字です。
これは「おおえだ」か「だいじょう」と読みます。

どちらかというと「大條」は「おおえだ」と読むことが多いのにも関わらず、それを新字体にした「大条」では「おおえだ」という読みがなく、「だいじょう」としか読まないようでした。

これらを踏まえて「西大條」という苗字です。
宮城県に集中していました。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「にしおおえだ★(にしおおじょう)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、上記を踏まえれば「にしおおえだ」と読むのは簡単です。
この読みは確認できます。

「にしおおじょう」ですが、下記の方だけが見つかりました。
https://www.facebook.com/takumi.nishiojo

本名のようですが、この方以外には見つかりませんでした。
facebookで1名しか見つからず、他で見つからないようでは実在確定とまでは言えないと思っています。

現時点では「西大條」は「にしおおえだ」だけとしておきます。
「西大條」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に42件でしたが、それを新字体にした「西大条」は全国にパラパラと14件でした。

こちらはなんとfacebookでは見つかりませんでした。
手持ちの古い電話帳では確認できましたので、実在していないわけではありません。
位置も「にしおおえだ」の欄にありました。

ウェブ上では読み方の確認までできませんでしたが、実在は確認できました。
「西大条靖子」さんと「西大条亮一」さんです。
論文や会議録がたくさん見つかりました。
ただし、いずれも2000年以前です。
そして上記の「靖子」さんと「亮一」さんの苗字を「西大條」と変えると同じように論文が見つかります。
これらのことから推測すると、パソコンの基本性能が低くJIS第1水準しか載せられなかったような時代に、本来は「西大條」と名乗りたかったのに、無理だったので「西大条」としたのではないでしょうか?
もちろん電話帳に載っていた例もあるので、「西大条」がないとは思わないのですが、少し古い電話帳だったので、現在進行形で見つからない限り、「西大条」は見送ろうと思います。


2016年6月5日日曜日

仁井谷に関して

「仁井谷」は「にいたに」と読みます。
7割が広島県に集中しています。

これだけ集中していると他の読み方もなさそうですが、調べてみると「にいや」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/shiori.niiya.7
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005213387322

いずれも山口県のひとで、実在は確かそうです。
「にいや」は新規の読みと考えます。

2016年6月4日土曜日

藤賀に関して

「藤賀」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に69件となっていました。

そのうち兵庫県に21件、広島県に19件でした。
後は兵庫県に隣接する大阪府に9件でした。

これらだけで7割を占めていることになります。

読み方としては「とうが」と「ふじが」のようです。
広島県では「ふじが」で、兵庫県や大阪府では「とうが」のようです。

割ときれいに分かれています。
おそらく、もともとから別なのではないでしょうか?

だから何だと言われると困るのですが、読み方が複数に分かれている場合は、もともとはひとつだった読み方から派生したと考えられるもの(難読なので、読み方を変えたなど)か、もともとが別なのかのどちらかが考えられるので、そこが推測できるというのは面白いなと思っているのです。

2016年6月3日金曜日

藤社に関して

「藤社」は「苗字の読み方辞典」で「とうしゃ(ふじこそ★・ふじしゃ)」となっていました。

ここでは「くさかんむり」の「籐社」も同じものとして考えます。

まず、「とうしゃ」は簡単に確認できます。
最多の読みだから当然ですね。

「ふじこそ」も難読ですが、確認はとれます。
https://www.facebook.com/fujikoso.ayumi

芸能人の方でもいました。
https://fujikosoyumi.amebaownd.com/pages/57063/profile
芸能人の場合は本名であるかどうかが不明であることが多いのですが、さすがにこれだけの難読ですし、本名と考えて良さそうです。

「ふじしゃ」が最も見つけにくかったです。
https://www.facebook.com/fujisya

http://www.systemalive.jp/detail/profile.htm

見つけたのは上記のふたりだけでしたが、おそらく本名と考えて良いかなと思いました。

「藤社(籐社)」は「とうしゃ・(ふじこそ・ふじしゃ)」としておきます。

2016年6月2日木曜日

土海に関して

「土海」は「苗字の読み方辞典」で「どかい(はなみ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「どかい」という読みは見つかります。
濁点のつかない「とかい」や、「土」を「つち」、「海」を「うみ」とした読み方も検索しましたが、見つかりませんでした。

問題は「はなみ」です。
下記の方が見つかりました。
本名のようです。
大阪府出身となっています。
https://www.facebook.com/yusuke.hanami.3

「土海(はなみ)」という居酒屋も兵庫県で見つかりました。
http://tabelog.com/hyogo/A2803/A280304/28016999/dtlrvwlst/19192491/


下記を見ると、鳥取県湯梨浜町というところに「土海(はなみ)宮」があったという記載があります。
http://www.yurihama.jp/manor/002.html

悩ましいですね。
おそらく「土海」と書いて「はなみ」と読む姓はあると思います。
ただ、かなり稀少です。
全国で1-2家系ではないでしょうか?

もちろん実在が確認できれば載せるのですが、確実だと思えるのがfacebookの1名だけだと自信がありません。
これまでの通り、保留にしておきます。

「土海」は「どかい」という読みだけにしておきます。

2016年6月1日水曜日

藤樫に関して

「藤樫」は「苗字の読み方辞典」で「とがし・(ふじかし・とうがし)」となっていました。

最多である「とがし」はちょっと難読ではないでしょうか?
そこから他の読みが派生したのでしょうか?

「ふじかし」も「とうがし」も見つかりました。

「とうがし」は下記の方です。
https://www.facebook.com/manabu.tougashi

「とがし」の方は簡単に見つかります。

「とがし」と「とうがし」のようにちょっとした違いのものをどこまで分けるかに関しては悩ましいところだと思っています。

私がやりたいことというのは、「こんな珍しい苗字や読み方があったよ」と紹介することではなく、日本にはこれだけの苗字があるのだという調査です。

それなので、「東(あずま)」と「東(ひがし)」や「河野(かわの)」と「河野(こうの)」をまとめて集計するというのは私のポリシーには反することです。
あくまで、読みが違えば異なる苗字として扱いたいということです。

だからといって、「浜崎(はまさき)」と「浜崎(はまざき)」を別に扱うということではないです。
あくまで、大きく異なった読みを別にしたいということです。

だから「とがし」と「とうがし」がどれだけ異なるかということが問題になります。
現時点では別扱いにしておきます。
理由としては、五十音順でかなり異なるからです。

ただ、将来的には検討しなおすかもしれません。
あまり読みが分かれすぎるのも考えものなので。