2015年7月31日金曜日

神下に関して

「神下」は「苗字の読み方辞典」で「かみした(このした・こうした)」となっていました。


「かみした」はもちろん確認できました。


「このした」という読みはかなり少ないようですが、確認できました。
https://www.facebook.com/naoyuki.konoshita


「こうした」を探しているとき、たまたま「こうげ」という読みを見つけました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/kouge.manami


「神下」と書いて「こうした」と読む地名が岡山県にあり、苗字としてもありそうなのですが、実在するとまで断言できる証拠が見つからなかったので、見送ります。


他に「かみしも」など、いくつか思いつく読みを試しましたが、いずれも見つかりませんでした。

2015年7月30日木曜日

蒲野と喜入に関して

本日は自分で見つけらなかった読みに関してです。
自分自身の備忘録がわりです。




「蒲野」は「がまの」と読むことが多く、次に「かばの」という読みが続きます。
このふたつの読みに関しては、簡単に確認できました。


「苗字の読み方辞典」では「かまの」という読みも載っていたのですが、この確認がなかなかできませんでした。
下記の方を教えていただきました。
http://www.kamanosogo.jp/lawyers.html


弁護士の方で、事務所の名前が「かまの」なので間違いないでしょう。




「喜入」は鹿児島県に集中している苗字です。
「きいれ」と読みます。
こちらも稀少な読みとして「きいり」があるのですが、探してみるとなかなか見つかりませんでした。
こちらも下記の方を教えていただきました。
http://artblue.co.jp/koto/eta/


カタカナとローマ字と両方でふりがながふってあるので、これも間違いないと思います。

2015年7月29日水曜日

金生に関して

「金生」はよくある「◯+生」の苗字のようですが、少し違います。


「柳生(やぎゅう)」や「桐生(きりゅう)」といった「◯+yu」という読み方はしないようです。


最多の読みは「かのう」です。


この「かのう」というよみに関しても、これまでいろいろと検討してきました。
「加納」や「嘉納」のような分かりやすいものもありますが、「狩野」や「叶」、「叶野」、「金野」といった、漢字の並びだけをみたら「かのう」とは読めないものも多いのです。


以前にも書きましたが、「狩野」や「叶野」、「金野」の読みが、「の」で終わるのではなく、「のう」と伸ばすのは、知らないと難しいですね。
ただ、「叶」を「かのう」と読むのは割と有名なよみなので、それに「野」をつけた「叶野」の読み方を考えたとき、「かの」よりは「かのう」の方が自然なのではないかと思うのです。


少し話題がそれましたが、これらを考えると「金生」で「かのう」という読みが多いのも不思議ではありません。


また別の面から検討します。
ウェブの「写録宝夢巣」で、「金生」という苗字は、茨城県に18件、福岡県に15件、香川県に10件でした。
集中している場所がバラバラなのです。


それでは「かのう」という読みはどこに多いかというと、どうも福岡県のようです。


「苗字の読み方辞典」では「かのう>きんしょう・かなお・かねいき (きんせい・かねき)」となっていました。
いずれも実在を確認できました。
これだけで6種類も読みがあります。
全国で580人ほどの苗字なのに、かなり読みが多様ですね。


ちなみに「かなお」はかなり少ないようですが、「きんしょう」は茨城県、「かねいき」は香川県に多いようです。
すなわち、「金生」という苗字の集中している茨城県、福岡県、香川県にはそれぞれ特徴的な読みがあるということが分かりました。


更に探しているうち、新たに「かねしょう」という読みを見つけてしまいました。
https://www.facebook.com/yukari.kanesho


7種類目ですね。

2015年7月28日火曜日

貝吹と嘉田に関して

「貝吹」は「かいぶき」と読みます。
濁点のない「かいふき」よりは濁点のついたものの方が多いようです。


これ以外で新規に「かいふく」という読みを見つけました。




「嘉田」は「かだ」と読みます。
こちらも「よしだ」という読みを新規に見つけました。


いずれもいかにもありそうな読みですね。

2015年7月27日月曜日

賀谷と金泉と長栄に関して

「苗字の読み方辞典」の更新情報に載っていたものです。


「賀谷」は「かたに」もしくは「かや」という読みで載せていました。


これ以外に濁点のついた「がや」という読みもあるというのです。


元サッカー選手で「賀谷英司(がや・えいじ)」という方がいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%80%E8%B0%B7%E8%8B%B1%E5%8F%B8


複数のところで確認できますし、誤記ではなさそうです。
スポーツ選手なので、芸名というわけでもないでしょう。


他に見つからないので不安なのですが、否定する根拠もないので新たな読みとして加えておきます。




「金泉」は「かないずみ」と読むことが多いです。
稀少な読みとして「かねいずみ」があります。


この他に「きんせん」という読みもあるそうです。
http://ameblo.jp/mothertree-0311/entry-11523906027.html


こちらのブログに「金泉(きんせん)」と名乗っている方がいました。
その方のフルネームで検索すると、下記のfacebookページが見つかりました。
https://www.facebook.com/kt754


居住地が同じようなので、同一人物だと思います。
また、この方の友達欄に「きんせん」と名乗っている方がいました。
これは間違いないと思います。




「長栄(長榮)」は「ながえ」もしくは「ちょうえい」という読みで載せていました。
これ以外に「ながさこ」という読みもあるそうです。
https://www.facebook.com/hiroshi.nagasako.9
https://www.facebook.com/keiko.nagasako.3


上記のふたりは、いずれも山口県付近の方のようです。
これ以外は見つからなかったのですが、複数の実在が確かそうだと考え、載せることにします。

2015年7月26日日曜日

改発と河俣に関して

「改発」(旧字体で「改發」)は「かいはつ」と読みます。


稀少な読みとして「かいほつ」というのもあるようです。


どちらの読みも実在を確認できましたが、「かいはつ」と「かいほつ」は別の読みなのか?という問題があります。


「改発」ではなく「開発」であれば、下記のように、以前は「かいほつ」と読んだという記載がありました。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/36819/m0u/


基本的には母音が異なっている場合は、別の読みであると考えたいところです。






「河俣」は「苗字の読み方辞典」で「かわまた(こうまた・かわばた★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


調べてみると、全ての読みが確認できました。


ここで問題になるのは、「かわばた」と「かわまた」は別なのか?ということです。


上の「かいはつ」と「かいほつ」の問題と似ていますが、ちょっと違います。


例えば、これまでにも書いてきたことですが、「小笠原」という苗字は「おがさわら」で統一してあります。
「おがさはら」と名乗っているひともいるのですが、それは「おがさわら」に含まれると考えています。
濁点の有無も同じようなことです。


要するに「やまざき」と「やまさき」は同じものだと考えているということです。


これは、子音の違いにはこだわらないということではありません。
発音してみて、あまり違わなければ同じものだと考えるということです。


実際に「河俣」で「かわばた」と名乗っている場合、発音してみると「かわまた」とはだいぶ異なると思います。
これは別にすべきではないかと思うのです。

2015年7月25日土曜日

柄谷に関して

「柄谷」は「苗字の読み方辞典」で「からたに>からや」となっていました。
このふたつはともに実在を確認できました。


他にないかと検索したところ、「がらたに」という読みを新たに見つけました。
https://www.facebook.com/kazuteru.garatani.9


「柄」だけであれば、「から」よりも「がら」と読む方が自然なので、「がらたに」があっても不思議ではありません。
「がらや」は見つかりませんでした。


「柄」を「つか」と読むケースも見つかりませんでした。

2015年7月24日金曜日

上栗に関して

「上栗」という苗字は漢字もそれほど珍しいものが使われていないし、読めそうなので、それほど数が少ないと思いませんでしたが、全国で500人程度なのです。


「苗字の読み方辞典」では「かみくり>かみぐり(うえくり・うえぐり)」となっていました。


いつものように濁点の有無にはこだわっていないのですが、いちおう調べておきました。


やはり最も多い読みは「かみくり」のようでした。
「うえくり」は見つからず、「うえぐり」が見つかりました。


以上から、「かみくり・(うえぐり)」になるかと思います。


更にそれらを探しているとき、「うわぐり」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/kouji.uwaguri


新規の読みということになります。

2015年7月23日木曜日

神子島と神子嶋に関して

「神子島」は新潟県に4割以上が集中している苗字で、北海道などにも見られます。


「苗字の読み方辞典」では「かごしま★>かみこじま」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


「かごしま」も「かみこじま」も実在を確認できました。




「島」を「嶋」に変えただけの「神子嶋」はどうでしょうか?
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件となっていました。
長野県にいるようです。
「苗字の読み方辞典」では「かごしま」となっていました。




かなり稀少な苗字のようですが、facebookで5人も見つけました。
そのうち2人は夫婦でした。


プロフィールなどから長野県出身埼玉県在住となっている方がひとりいました。
読み方がはっきりしているのが3人で、いずれも「かみこじま」でした。


おそらく全員が東京都か埼玉県などに住んでいるようでした。


facebookで見つけた方と同一人物だと思いますが、下記のページでも見つけました。
http://www.saitama-med.ac.jp/hoken/study/study_physical/study_p5.html
やはり読み方は「かみこじま」でした。




「神子島」を「かごしま」と読むのは難しく、なにか由来があるのでしょうが、分かりませんでした。
ただ、「神子嶋」も「かごしま」と読むかというと、その証拠は見つからず、こちらは「かみこじま」が唯一の読みなのではないかと思いました。

2015年7月22日水曜日

大築と乙守に関して

「大築」は「苗字の読み方辞典」に「おおつき」という読みで載っていました。


他にないか探したところ、「おおちく」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/toshifumi.ochiku




「乙守」は「おともり」という読みで載っていました。
こちらも他にないか探したところ、「おつもり」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/kensuke.otsumori


自然な読みではありますね。
かなり数もありそうでした。


いずれも新規の読みです。

2015年7月21日火曜日

荻生に関して

「荻生」は「苗字の読み方辞典」で「おぎう・おぎゅう」となっていました。


いわゆる「◯+生」の苗字です。
これまでもさんざん話題にしてきました。


要するに「柳生」や「桐生」は「やぎう」や「「きりう」ではなく、「やぎゅう」や「きりゅう」と読むということです。
これは地名としてもありますし、数が多いから誰でも読めるものです。


しかし、必ずしも「◯+生」が「+yu」という語尾で終わるというわけではありません。


例えば「針生」は「はりゅう」ではなく「はりう」が多い読みなので、「はりう」として載せています。




それでは「荻生」はどうなのか?
「荻生」とgoogleで検索してみると、富山県にある「荻生(おぎゅう)」という地名や、江戸時代の学者である「荻生徂徠(おぎゅう・そらい)」がまずはじめに見つかります。


facebookではどうか?
これはどちらもいそうです。
「おぎう」が少ないということはないです。
これは悩みますね。


「針生」は圧倒的に「はりう」が多かったので悩むところがなかったのですが…


「荻生」は地名などで知られた「おぎゅう」を採用しようと思います。

2015年7月20日月曜日

山羽と柚山に関して

「山羽」は「やまは」という読みで載せていましたが、「やまはね」という読みもあるようです。


http://di-ve.jp/2009/04/2160.html


教えていただいたのは、上記の方です。
これだけだと本名かどうか疑問も残るのですが、ペンネームのようでもないので載せておこうと思います。




「柚山」は「ゆやま」という読みで載せていましたが、こちらも「ゆうやま」という読みを教えていただきました。
http://www.scej.org/docs/act-eve/organization/woman-message/33.pdf#search='%E6%9F%9A%E5%B1%B1+%E3%82%86%E3%81%86%E3%82%84%E3%81%BE'


ひらがなでふりがなが付いているので、間違いないのでしょう。
こちらも追加しておきます。

2015年7月19日日曜日

生内に関して(訂正)

つい先日、「生内」に関してまとめたばかりなのですが、さっそく訂正をします。


http://new5g00.blogspot.jp/2015/07/blog-post_16.html


「はえのうち」は実在しなく、「はえうち」が正しいのではないかという推測をしたのですが、「はえのうち」も見つかりました。
掲示板の方で指摘されました。


http://researchmap.jp/read0182164/


http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000005389529


http://blog.ir.nihon-u.ac.jp/sakurasaku/2015/05/post_365.html


facebookでは「はえうち」だけで「はえのうち」が見つからなかったので、誤記だったのだろうと推測したのですが、実はいずれもあるようです。
ただ、「はえのうち」はかなり稀少な読みであるとは思います。



2015年7月18日土曜日

安居院と古尾谷に関して

「安居院」は神奈川県秦野市にかなり集中した苗字です。
いわゆる難読苗字で「あぐい」と読みます。


これまで「あぐい」だけで載せていましたが、「あぐいん」という読みも教えていただきました。
何人かいるようですが、関西の方のようです。
難読なので、どこかで読み方を変えたのでしょうね。
https://www.facebook.com/yuki.aguin




「古尾谷」は「ふるおや」という読みで載せていました。
こちらも「こびや」という読みを新たに教えていただきました。
http://www.scrum21.or.jp/challenge/bousai_report4/
https://www.facebook.com/kobiya.syohei


ともに読みを追加しておきます。

2015年7月17日金曜日

折小野と面に関して

「折小野」は「苗字の読み方辞典」で「おりこの>おりおの」となっていました。


これも難しい話です。


「小野」という苗字は「おの」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「この」もあります。
これは頭文字が違いますし、別な読みとして構わないと思います。


ただ、「折小野」で「おりこの」と「おりおの」がどれくらい異なっているかというと疑問です。
苗字としては8割が鹿児島県に集中していました。


私としては「おりこの」と「おりおの」の違いは、「吉原」を「よしはら」と読むか「よしわら」と読むかの違いと大差ないのではないかと思うのです。


「おりこの」も「おりおの」も、どちらも確認できたのですが、ここは「おりこの」という読みだけを載せておこうと思います。




「面」は、もちろん一字姓です。
読み方は「おもて>おも (ほおつき★・ほほつき)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


いずれの読みも確認できたのですが、こちらも「ほおつき」と「ほほつき」は同じようなものだと考えたいです。
「ほお」も「ほほ」も間違いなく「頬」からきているのでしょう。
このどちらが正しいのかというと、「ほお」のようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1148432116


ただ、「ほほえみ(微笑み/頬笑み)」は「ほおえみ」とは言わないので、ケース・バイ・ケースですよね。
facebookで見た限り、「ほおつき」も「ほほつき」も同程度でしたが、いちおう「ほおつき」を採用しておこうと思います。

2015年7月16日木曜日

生内に関して

「生内」は「苗字の読み方辞典」で「おぼない★(岩手)・しょうない>いくない・はえのうち(岡山)(うぶない・いくうち)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


調べているうち、ちょっと気になって他の苗字のサイトもあたりました。
(私は「苗字の読み方辞典」以外のサイトに出ている読みは全く信用していないのですが)


「名字由来net」というサイトでは「しょうない」、「うぶない」、「きない」となっていました。


「全国の苗字(名字)」というサイトでは「うぶない」、「うぶうち」、「おぼない」、「いけうち」、「きうち」、「いくない」、「しょうない」、「はえうち」、「はまうち」となっていました。


よそからのものを混ぜると、途端に数が増えてしまいますね。
実際、片っ端から調べたのですが、「おぼない」、「しょうない」、「いくない」は見つかります。


「きない」や「きうち」はないですね。
「はまうち」もないです。


「うぶない」は少ないながらもありました。
ちょっと古い論文ばかりですが、下記です。
http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E7%94%9F%E5%86%85+%E7%8E%B2%E5%AD%90


同じ方だと思いますが、下記にもふりがなつきで載っていました。
http://j.people.com.cn/2006/02/20/jp20060220_57613.html


facebookでも「生内(うぶない)」さんがいたので、実在は確かだと思います。
https://www.facebook.com/chizuru.ubunai


「いくうち」は見つかりませんでした。


「うぶうち」、「いけうち」もなかったです。


問題は「はえのうち」です。
これは全体の1割以上となっていて、岡山県に多いということまで書かれているのに、全く見つかりませんでした。
他のサイトでも紹介されていない読みです。


不思議に思いましたが、「はえうち」ならばかなり見つかります。
http://www.za.ztv.ne.jp/haeuchi-clinic/


おそらく誤記なのでしょうね。


結論として、「生内」は「おぼない・しょうない>いくない・はえうち・(うぶない)」とします。
全国で540人ほどの苗字で、これほど読み方が多様というのはすごいなと思います。


※後に「はえのうち」という読みも見つかりました。修正しました。

2015年7月15日水曜日

沖井と陰地に関して

今回は、ちょっと見つけにくかった読みを。


「沖井」は「苗字の読み方辞典」で「おきい(おきのい)」となっていました。
探してみると、「おきい」はあっても「おきのい」がなかなか見つからず。


こちらに「沖井(おきのい)」という方を見つけました。
http://sorisuto.com/hyakunin/
おそらく本名だと思うのですが、これだけだと自信なしです。


http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1217176&id=9527929


http://search.luky.org/fol.1998/msg07724.html


更に追加で見つけました。
これだけあれば、大丈夫でしょう。
「おきのい」も実在すると判断しました。




「陰地」は「おんじ(三重)>おおじ★(和歌山)(おんぢ・おおち・かげち)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


「地」という漢字は「ち」と読みますが、濁点がつくと「じ」になります。
「路地(ろじ)」であって、「ろぢ」ではないはずです。


例えば「宮地」という苗字は濁点のつく「みやじ」と、つかない「みやち」というふたつの読みがありますが、濁点の有無は区別しないという原則に従い、多そうな「みやじ」で統一しています。
「みやち」で探すと、なかなか見つからないということがあるかもしれませんが、それを解決する良い方法が思いつきません。


その原則を当てはめると「陰地」は「おんじ>おおじ・(かげち)」となります。


ここで「おんじ」と「おおじ」は難読ですが、実在は確認できました。
問題は「かげち」です。
これが最も自然な読みな気がするのですが、だからこそウェブ上で発見するのが大変なのです。


とりあえず発見したのが、下記の方です。
https://www.facebook.com/shigeo.kagechi


この方しか見つからなかったのですが、この方の友達欄に、ひらがなで「かげち」という方がいました。
どちらも偽名である可能性もないわけではないですが…
「かげち」という読み方をする苗字というのは、他にほとんどないので大丈夫かなと思います。
「かげち」も実在すると判断しておきます。

2015年7月14日火曜日

槐に関して

「槐」は通常、「えんじゅ」と読む落葉高木だそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5


苗字としては茨城県と、隣接する栃木県に多く見られます。


「苗字の読み方辞典」では「えんじ(茨城県鉾田市)★・さいかち(えんじゅ・かい)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
調べてみると、確かに「えんじ」も「えんじゅ」もありました。
このふたつがどれくらい異なっているのかは難しい問題の気がしますが、とりあえず分けておこうと思います。


秋田県能代市に「槐(さいかち)」という地名がありましたが、秋田県には「槐」という苗字はないようです。
https://kotobank.jp/word/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C%E8%83%BD%E4%BB%A3%E5%B8%82%E6%A7%90-923811


「かい」という読みも見つけたので、「槐」は4種類の読みがあるということになります。

2015年7月13日月曜日

上関に関して

「上関」は「うわぜき」か「かみせき」と読むことが多いようです。
「関」は濁点がついたりつかなかったりという違いはあります。


これも「上」に関して、「うえ」や「じょう」、「あげ」を調べたのですが、いずれも見つかりませんでした。


「苗字の読み方辞典」では他に「わせき」という読みが載っていました。
誤記ではないかと疑いましたが、調べると実在していました。


岩手県に「上関(わせき)」という地名も発見しました。
https://kotobank.jp/word/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E5%85%AB%E5%B9%A1%E5%B9%B3%E5%B8%82%E4%B8%8A%E9%96%A2-916130


これもかなり難読です。

2015年7月12日日曜日

上段に関して

「上段」は「苗字の読み方辞典」で「じょうだん・うえだん(かんだん・うわだん・うえんだん★・うえのだん)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。




多い順に鹿児島県、京都府、神奈川県となっていて、かなり日本中に散らばっている印象でした。


読み方としては上に挙げた6種類は全て実在を確認できました。




「うえんだん」も確認できたのですが、それを調べているときにたまたま「うえんだ」という読みを見つけてしまいました。
https://www.facebook.com/takashi.uenda


最初は誤記なのかなと思っていましたが、何人かいそうなのです。


下記のように地名としてもあるようです。


http://4travel.jp/travelogue/10141966


「うえんだ」も新規の読みとして加えることにします。


「上」から始まる苗字なので、「かみ」という読みがあるのではないかと考えましたが、それは見つかりませんでした。
他に「じょう」や「あげ」なども探しましたが、やはり見つかりませんでした。

2015年7月11日土曜日

妹川に関して

「妹川」は「苗字の読み方辞典」で「いもかわ>いもがわ(まいかわ)」となっていました。


「いもかわ>いもがわ」は問題なしです。
簡単に実在を確認できました。


「まいかわ」の読みは稀少なようですが、下記に「妹川(まいかわ)塗装」というところがありました。
http://town.zaq.ne.jp/spot/api/0135753720-001


数ヶ所で「まいかわ」とふりがながふってあったので、間違いがないと思います。


facebookで「妹川 maikawa」として検索したところ、下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003177137493


この方の勤務先が上記の「妹川塗装」になっていましたので、大丈夫でしょう。
facebookでは他にも数人の「まいかわ」さんを確認できました。
北海道に多い読みのようです。
(「妹川」全体では福岡県に集中した苗字です)


他にもないかと探してみました。
「いもうとかわ」とか「いもうとがわ」という読みはありそうかと思いましたが、見つかりませんでした。


代わりに「せがわ」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/sachie.segawa.1
確かそうですが、問題は2014年に結婚しましたとなっていることです。
現在の戸籍上の名前は違っている可能性があります。


下記のページは、アドレスが「imokawa」になっていますが、「妹川光恵(せがわ・みつえ)」というイラストレーターの方のサイトです。
http://www.imokawa.net/
イラストレーターという職業だと本名かどうかまでは判断できませんが…
facebookで見つけた方と名前が似ているので、姉妹の可能性もあります。


こちらも別の「妹川(せがわ)」さんの論文です。
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000004363559
鳥取大からの論文です。
上記のfacebookで見つかった方も鳥取県出身となっていたので、そのあたりが元なのでしょう。


「せがわ」を新規の読みと判断して良いと思います。

2015年7月10日金曜日

生藤に関して

「生藤」は「苗字の読み方辞典」で「いけふじ>いくとう(いくふじ・いきとう)」となっていました。


かなりややこしいですが、全て実在を確認できました。
他にないかと探してみました。


「藤」は「ふじ」か「とう」しか読み方がないようです。
「生」も「い」から始まる読み方以外はなさそうでした。


後は、全ての組みあわせを確かめてみました。
「いけとう」はなかったのですが、「いきふじ」という読みを新たに見つけました。
これも新規の読みです。

2015年7月9日木曜日

家島と家嶋に関して

「家島」は「苗字の読み方辞典」で「いえしま>いえじま・かしま(えじま★・やじま)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「いえじま」は「いえしま」に含まれると考えても、「いえしま>かしま・(えじま・やしま)」です。
全国で540人ほどの苗字なので、4種類も読みがあるというのはかなり多い方だと思います。


「いえしま」と「かしま」は問題ないですね。
簡単に実在を確認できました。


「えじま」は調べてみるまで、誤記だと思っていました。
ちょっと読めませんからね。


しかし、調べてみると兵庫県の南西にある「家島」という島が「えじま」と呼ばれていたことが分かりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E5%B3%B6%E7%94%BA


実際に調べてみると、「えじま」という読み方も確認できました。
兵庫県に限局しているというわけではないですが、その近辺に多いようです。


「やじま」という読みでは下記の方を見つけました。
http://researchmap.jp/read0008092/


これも実在は確かだと考えます。




「家嶋」は「家島」よりもずっと少なく120人ほどとなっていました。
読み方は「いえしま」だけなようです。
他の読み方も全て探してみましたが、見つかりませんでした。

2015年7月8日水曜日

芋生と一法師に関して

「芋生」は「苗字の読み方辞典」で「いもお・いもう」となっていました。
どちらの読みも実在を確認できました。


これも悩ましいですね。
発音してみると、ほとんど違いません。
「いもお」と「いもう」は些細な違いだと思います。


もちろん片方だけしか採用しないと、片方を探そうとしたときに見つからない可能性があり、困るかもしれませんが…


どちらをメインにおくかは悩ましいですが、苗字のニ文字目に「生」がつくときは、「う」よりも「お」となることが多いので、それに合わせておきます。
「芋生」は「いもお」とします。




「一法師」は同様に「いっぽうし>いちほうし」となっていました。


上の「いもお」と「いもう」が些細な違いなら、「いっぽうし」と「いちほうし」も些細な違いだと思う方もいるかもしれません。
ただ、こちらは発音すると全く違って聞こえてしまいます。
「いちほうし」の方はどうやっても半濁音が入ってきませんし、明らかに五文字の音になります。


もちろん名乗っている方々がそれほど違いを重視していない可能性もあります。
かなり独特な苗字なので、元をたどればひとつになるのだと思います。
だから、このふたつを分ける意味は小さいのでは?という疑問もあるのですが、こちらに関しては発音してみた印象が異なるということを考え、分けておきます。

2015年7月7日火曜日

芦辺に関して

「芦辺」は「あしべ」と読みます。
他の読み方はなさそうです。


「辺」の部分を異体字に変えた「芦邊」や「芦邉」もあります。
もちろん、これらも併記します。


問題は「芦」の方です。
下記を参照してください。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_27.html


「芦」の異体字として「蘆」があるため、それは「芦」にまとめようという趣旨でした。


同じようなものとして「炉」と「爐」、「鈩」と「鑪」、「枦」と「櫨」があります。


特に「枦」と「櫨」に関しては、これまでも悩んできたところで、下記でも延々と検討しています。


http://new5g00.blogspot.jp/2015/02/blog-post_22.html


http://new5g00.blogspot.jp/2015/02/blog-post_23.html


それらを踏まえた上で、現時点では「芦」と「蘆」は分けるべきではないと考えています。


それでは「芦辺」に戻って、この苗字で「芦」を「蘆」に変えたものはあるのか?ということを検討してみます。
単純に考えると、「蘆辺」、「蘆邊」、「蘆邉」の3つがありそうです。
しかし、「苗字の読み方辞典」にはいずれも出ていませんでした。


それではと、googleで検索してみたところ、「蘆邉」だけを発見しました。


http://marunishigumi.co.jp/about/index.html


http://www.komatcci.or.jp/userfiles/soumu_files/586.pdf


「邉」と「邊」はかなり似ていて、気にしないひとはごちゃまぜにして使いがちで、幽霊苗字が出現する原因になりえるのですが、「蘆邉」は確かそうです。


これは新規に発見した苗字ということで良いでしょう。
読み方までは分かりませんが、おそらく「あしべ」なのでしょう。


「芦辺」に併記する形で載せておきます。

2015年7月6日月曜日

有瀬に関して

「有瀬」は「ありせ」と読みます。
「苗字の読み方辞典」にもそのように載っておりました。


それで疑問もなかったのですが、偶然に「あるせ」という読みを見つけてしまいました。
偶然に見つけたということはひょっとしたらある程度の数があるのかもしれません。


それはともかく新規の読みです。

2015年7月5日日曜日

阿波連に関して

「阿波連」はなかなか読めない苗字ですね。


沖縄県にほぼ限局した苗字で、「あはれん」と読みます。
言われてみればそのままですが、響きが日本の苗字っぽくないので、思いつかない読みです。


これ以外に「あなみ」という読みがあるそうです。
「連」を無視したようで、これもまた信じられない読みですが、探してみました。


東京都の美容室の方だそうです。
http://home.rasysa.com/vogua/staff/19949.html


こちらにも同じ方のことが書かれています。
http://plaza.rakuten.co.jp/shonanyoona/diary/200804120000/


これは確かですね。
沖縄県を離れたどこかの時点で、この方の何代か前のひとが読み方を変えたのでしょうか?

2015年7月4日土曜日

浅黄に関して

「浅黄」は山形県に集中している苗字です。
「苗字の読み方辞典」でみると、「あさぎ>あさおう」となっていました。


「あさぎ」は問題がないですね。
実在も確認できます。


「あさおう」はどうでしょうか?
「黄」は「き」か「おう」と読むので、「あさおう」という読みでも不思議ではありません。


ただ、例えば「中納」や「新納」といった苗字の場合、「なかのう」や「にいのう」と読むこともありますが、語尾を伸ばさずに「なかの」や「にいの」と名乗っている場合もあるのです。


このあたりは好き好きで、濁点の有無と同じような問題だと思っています。
私は、名乗っているひとが多そうな方を採用しています。




「浅黄」で「あさおう」という読みをfacebookで調べてみると、数人ですが見つかりました。
全員が「asao」という綴りでした。
これでは判断ができません。
せめてひとりでも「asaou」や「asaoh」という綴りの方がいれば良かったのですが…


日本語でも検索しました。
事件記事ですが、下記のようなものを見つけました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140603/waf14060321100025-n1.htm


これだけなのですが、わざわざ「浅黄」に「あさお」とカッコつきでふりがなを付けてあるので信用して良いのかなと思います。


「あさおう」と名乗っている実例が見つからなかったので、「あさおう」ではなく、「あさお」としておきます。
(「あさおう」と名乗っているひとがいないと言っているわけではなく、どちらかしか表には載せないという方針なので、確認ができた「あさお」だけを載せるという意味です)

2015年7月3日金曜日

小計


600人以上いる苗字の整理が終わりました。

ここまでの合計は17,798種類になりました。



800人以上いる苗字の整理が終えた辞典で15,108種類だったので、それから2,600種類ほど増えました。

全国で600人程度の苗字というと、私にとってはほとんどが出会ったことがないものばかりです。
改めて日本の苗字の多様性に驚きます。


そして、ここまで載せてきたものだけでは、まだ全体の2割程度にしかならないという事実に驚きます。



この後は500人以上600人未満の苗字を整理していこうと思います。


2015年7月2日木曜日

明井に関して

「明井」は「苗字の読み方辞典」で「みょうい・みよい・あけい(あかい・めいい)」となっていました。


この中では「めいい」だけは見つけられませんでした。
後は全て実在を確認できました。


問題は「みよい」です。
検索すると、「明井」で「みよい」という読みもたくさん出てくるのです。


ちょっと思いつかない読みです。
「明」が「みょう」ならば分かりますが、「みよ」とは読めないと思うのです。


「みょうい」と「みよい」はよく似ていると思います。
実際に発音してみると、かなり似ているなと感じました。
これを同一としてしまうかどうか?
悩みます。


これまで、似たようなパターンがあまりなかった気がします。
とりあえず、「みょうい」と「みよい」は分けておこうと思います。


数がかなりあるという点と、「みよい」と名乗っている方は「みょうい」と読み替えることはしないのではないかと思う点からです。

2015年7月1日水曜日

翠に関して

本日は「翠」という一字姓に関してです。


「苗字の読み方辞典」では「みす★(岐阜)>みどり(あおい★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


下記のページに「翠」姓の説明がありました。
http://blog.livedoor.jp/namepower/archives/2713976.html



岐阜県本巣市。①藤原御楯が751年(天平勝宝2年)に美濃守として来る際に翠(ミドリ)の御簾(ミス)を持っていたことにより、後裔が翠でミスの発音にしたと伝える。②鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県奄美市名瀬朝戸に分布あり。発音はミドリ。


まず、「翠」で「あおい」と読む姓ですが、こちらに関してはあまり検討していません。
1割未満の読み方なので、見つからなくてもそんなに気にはしていません。


facebookではひっかかってきますが、1件だけでは実在するとまではいえません。


「みす」という読みは簡単に見つかります。
こちらは問題ありません。


残るは「みどり」です。
「翠」で「みどり」という読みを持つ苗字を探すのが大変でした。
手持ちの電話帳には載っておらず、facebookではファーストネームばかりがひっかかってきたからです。


こういう一字姓に関しては、「苗字の読み方辞典」の方に問いあわせて、相談することが多いです。
いくつか電話帳で「みどり」の欄に載っている「翠」姓を教えてもらいました。
香川県高松市や福井県あわら市で複数件確認できるとのことでした。


ただ、私はできるだけ自分の目で実在を確認したいのです。
ウェブ上で何とか見つからないか、探してみました。


下記の方がfacebook上で「翠(みどり)」と名乗っていました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006068640188
この方は出身地も福井県あわら市なので、電話帳とも一致します。


おそらく大丈夫だと思うのですが、これだけでは心許ないです。


こちらは”高松市”というキーワードをかけて探したものです。
http://www.monohouse.org/yamanami/artist/MidoriSayaka/index.html
アーティストの方なので、確実に本名であるという自信が持てません。


同じ方の名前で検索すると、下記のページが見つかりました。
http://www.monohouse.org/organization/index.html
ここを見ると、本名のようです。


更にダメ押しをしてみたいです。
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kocho/sanukino/2008/autumn/13_14.htm


きました!
これは確実です。
「翠」で「みどり」という姓はあります。


「翠」は「みす>みどり」で良いと思います。