2018年11月30日金曜日

小垰に関して

「小垰」は「実在苗字(名字)辞典」で「こだお>こたお(こたわ・こだわ・おたわ)」となっていました。
濁点の有無は気にしていませんが、確かに「こだお」という読みが圧倒的に多いようです。

「こたわ」は下記の方など。
https://www.facebook.com/miharu.kotawa.1
http://gold.jaic.org/jaic/member/okayama/2007/KOKUTAI/REL036.HTM

「こだわ」は見つかりませんでしたが、「こたわ」は実在する読みだと思います。
もちろん「こだお」とは分けておきます。

「おたわ」という読みは見つけられませんでした。

2018年11月29日木曜日

妹山に関して

「妹山」は「実在苗字(名字)辞典」で「せやま★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「妹」を用いた苗字としては「せのお」もしくは「せお」と読む「妹尾」が有名なので、「せやま」と読めないこともないかもしれません。

「せやま」は下記の方など。
https://www.facebook.com/kenji.seyama.7

探してみると、「いもやま」という読みの方も見つかります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022728468084
カバー写真が「Imoyama Family」と書いてあるように見えます。
(少なくとも「Seyama」ではありません)
そこから友達欄を追っていくと、漢字不詳の「imoyama」さんにたどりつきます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100010139957055
https://www.facebook.com/misaki.imoyama.5

「妹山」で「いもやま」という読みは実在し、その割合もそれほど少なくないといえそうです。
新規の読みです。

2018年11月28日水曜日

卜を用いた苗字に関して

「水卜」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で香川県に2件のみです。
でも、いまや誰でも知ってますよね。
http://www.ntv.co.jp/announcer/profile/a_miura.html

他には見つけられませんでしたが、本名としか思えません。
これは疑問の余地がないかと思います。

「卜」という漢字(カタカナの「ト」ではありません)を用いた苗字としては多い順に「卜部(うらべ)」、「卜蔵(卜藏)(ぼくら)」、「惣卜(そうぼく)」があります。

他には「卜田(しめだ)」、「卜沢(卜澤)(うらさわ)」、「卜半」、「卜倉」、「卜辺」、「木卜」、「義卜」がありました。

「卜田(しめだ)」は下記の方々。
https://shimeda-inc.com/archives/author/hiro-shimeda
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020353021/

「卜澤(うらさわ)」は下記の方。
友達欄に同姓の方がいます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005766098703

「木卜」は下記の方々。
「きぼく」と読みます。
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201601018172978134&rel=0
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1267-kiboku-mitsuo.html

「卜半」は「ぼくはん」だそうです。
下記の方の友達欄には読みが不詳ですが同姓の方がいます。
実在は確かでしょうね。
https://www.facebook.com/west.kanishika
https://www.daiichisemi.net/elementary/ele_show_337.html

「義卜」は「実在苗字(名字)辞典」には載っていませんでしたし、実在も確認できませんでした。

「卜倉」と「卜辺」も実在が確認できませんでした。

以上から「卜」という漢字を持つ苗字としては、「卜部(うらべ)」が圧倒的に多いのですが、他は「卜蔵(卜藏)(ぼくら)」、「惣卜(そうぼく)」、「卜田(しめだ)」、「卜沢(卜澤)(うらさわ)」、「木卜(きぼく)」、「卜半(ぼくはん)」に「水卜(みうら)」を加えた計8種類のようです。

「うら」という読みが多いわけでもないことが分かりました。

2018年11月27日火曜日

嵯川と瑳川に関して

「嵯川」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で大阪府に1件のみ。
「瑳川」は東京都と千葉県に1件ずつの計2件です。

ただし、「実在苗字(名字)辞典」では「瑳川」は日本舞踊の流派名であり本名ではないとしています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%9E%E8%B8%8A%E3%81%AE%E6%B5%81%E6%B4%BE%E4%B8%80%E8%A6%A7

下記のホームページもあります。
http://sagawaryu.jp/

本名と思われる方は見つかりませんし、これは違うと考えて良いでしょう。

以上から、「瑳」という漢字を持つ姓は「匝瑳」のみと判断します。

では、「嵯川」はどうかというとこちらは微妙です。
「住所でポン!」は2000年版のみです。
https://jpon.xyz/2000/10/58/238.html?p=6

ただ、この方をフルネームで検索すると下記のページが見つかります。
https://8card.net/p/12638211025

これだけでは確定とはいえませんが、「嵯川」ならば実在するのかもしれません。
もう少し検討が必要ですが…

2018年11月26日月曜日

嵯峨見と瑳峨見に関して、幽霊苗字かも?

「瑳」の入った苗字に関して検討をしています。

現時点では千葉県匝瑳市と同様の「匝瑳(そうさ)」という姓で「瑳」という漢字が使われているだけです。

「嵯」の入った苗字ならば、いくつもあります。

「瑳」は「嵯」の誤記ではないかと考えているのです。

「嵯峨見」も「瑳峨見」も、ウェブの「写録宝夢巣」ではゼロですが、「嵯峨見」ならばfacebookで見つかります。
https://www.facebook.com/junichi.sagami
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013624870961

というわけで「嵯峨見」は実在し、「瑳峨見」は幽霊苗字なのではないでしょうか?

2018年11月25日日曜日

嵯峨と瑳峨に関して、幽霊苗字かも?

「嵯峨」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に1,682件。
特に秋田県では640件。
稀少姓ではありません。

対して「瑳峨」は全国で3件のみでした。
秋田県、東京都、和歌山県でした。
facebookではゼロでした。

例えば、秋田県の「住所でポン!」で発見した方をフルネームで調べると見つからず、「嵯峨」に置き換えると下記のページが見つかります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006638141568

たまたまかもしれませんが、少なくとも「瑳峨」では見つかりません。
幽霊苗字なのではないかな?と思います。

2018年11月24日土曜日

匝瑳に関して、幽霊苗字かも?

「匝瑳」は「そうさ」と読みます。
「匝」はJIS第1水準の漢字ですが、「匝」を用いた苗字はこれだけだと思います。

ウェブの「写録宝夢巣」では「匝嵯」という姓も全国で1件だけ載っていますが、実在は確認できませんでした。
「匝嵯」は幽霊苗字ではないでしょうか?

千葉県に「匝瑳」市がありますが、姓としての「匝瑳」も全国で27件のうち千葉県で21件と大多数を占めています。
ただし最多は成田市の13件で、匝瑳市は1件のみでした。

2018年11月23日金曜日

寿美と壽美に関して

「寿美」は「すみ」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
鳥取県と島根県で5件ずつなので、そのあたりが由来なのでしょう。

旧字体の「壽美」は全国で2件のみでした。

ファーストネームとしてありえるものなので、探すのに苦労しました。

鳥取県や島根県に多いというヒントを利用して探しました。
発見したのが旧字体の下記の方。
https://www.facebook.com/t.sumisumi

鳥取県で「創作工芸 スミ屋」の代表者となっているということと、facebookの友達欄に同姓の方がいるということから間違いないと判断しました。

新字体の「寿美」は探せませんでしたが大丈夫でしょう。

2018年11月22日木曜日

外園に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「外園」は「ほかぞの≫そとぞの」として載せていました。
全国で4,300人ほどもいる苗字です。

「ほかぞの」と「そとぞの」以外の稀少な読みとして「とぞの」があるそうです。
https://www.facebook.com/kouichirou.tozono

本名のようですが、他も調べてみました。
これは同一人物でしょう。
http://benockputter.com/news/2016%E5%B9%B41%E6%9C%88%EF%BD%9E%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AF%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89/

こちらは別の方です。
https://go2senkyo.com/seijika/144468

他にも何人か見つかるので、「とぞの」という読みはあるようです。
追加します。

2018年11月21日水曜日

桑城に関して

「桑城」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
香川県が8件と最多で、徳島県と愛媛県を合わせると四国地方全体で15件になります。

読みとしては「くわしろ」で載せていましたが、それ以外に「くわき」もあるそうです。
自分では見つけられませんでしたが、下記の方を教えていただきました。
https://twitter.com/kuwakiyuta

フルネームで検索すると、下記のページが見つかりました。
徳島県の方のようです。
http://yoshinogawa-city-riverside.com/93menchu.pdf

別の方ですが、下記の方も「くわき」となっています。
http://www.jaaftokushima.com/2018/tyugakurikuzyou/rel069.html

以上から、「くわき」も実在する読みだと判断します。
追加します。

2018年11月20日火曜日

中登屋に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報です。

新規の姓として「中登屋」が載っていました。
読み方は「なかとや」です。
http://www.bjlirr.org/531654/aeras-r.jp

ふりがなもあるし、数ヶ所で「中登屋」となっているので間違いはなさそうです。
ただ、ウェブの「写録宝夢巣」には載っていませんし、「屋」で終わる姓というのは「谷」の誤記の可能性や店名の可能性があるので、しっかりと確認をとらないといけません。

「なかとや」と読む姓は他にないようです。
下記の方は漢字不詳ですが、東京都在住の「なかとや」さんです。
https://www.facebook.com/keita.nakatoya

上記の「中登屋」さんも東京都の方のようなので同一人物もしくは親族の可能性はあるかと思います。
「中登屋」という姓はあると判断し、表に載せます。

2018年11月19日月曜日

猪辺に関して

「猪辺」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に5件。
うち石川県で3件でした。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると異体字を用いた「猪邉」が見つかったそうです。
http://www.jaaf.info/hp/cyukou18/20/rel030.html

他のページも全て「猪邉」となっており、「猪辺」や「猪邊」に変更すると見つからないので、確かに「猪邉」のようです。

自分でも探しました。
読み方は「いのべ」で良さそうです。
http://www.artunion.co.jp/uffec/2014.html

「猪邊」も探しておきました。
https://uk.mixb.net/lesson/articles/3403
https://blogs.yahoo.co.jp/zatsubokurin2003/64387734.html
http://www.shims.shinshu-u.ac.jp/kendo/report/result/kekka/shosai24.htm

どれもひとつひとつをとると確実といいがたいのですが、併記なので確定としておきます。
「猪邊」は新規の姓になります。

2018年11月18日日曜日

伊勢浜と伊勢濱に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「伊勢浜」という姓があります。
「いせはま」と読めると思います。
平易な読みですが、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で香川県さぬき市に2件しかない稀少姓です。
facebookで見つかりました。
https://www.facebook.com/kumiko.isehama

facebookで見つけた方は「伊勢浜」さんで、やはり香川県在住です。
これに旧字体を用いた「伊勢濱」があるそうです。
https://twitter.com/kdbi28kuikndttv/media

twitterですが、本名に思えます。
フルネームで検索すると、下記のページが見つかりました。
高校名が一致するので、本人でしょう。
https://tvtopic.goo.ne.jp/program/tbs/86378/1199379/

「写録宝夢巣」とは別に熊本県で「伊勢濱」という姓があるということが分かりました。
併記扱いなので、そこまでこだわらなくても良いかもしれませんが、念を押して調べておきました。

2018年11月17日土曜日

紙上に関して

「紙上」は「実在苗字(名字)辞典」で「かみうえ>しがみ(しかみ)」となっていました。
濁点の有無は気にしていないので、「かみうえ」と「しがみ」で検討します。

「かみうえ」は下記の方など。
この読みが最も多いと思います。
https://www.facebook.com/kamiue.masayasu

「しがみ」では下記の方が最も多くヒットします。
ミュージシャンのようですが、おそらく本名だと思います。
http://jazzpro.jp/11845

これだけだと万人を納得できないかもしれないので、facebookでも探しました。
「しがみ」もあると思います。
https://www.facebook.com/mayuri.shigami
https://www.facebook.com/shizuka.mio.9

それらとは別に「かみじょう」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/keita.kamijo.7
https://researchmap.jp/read0115726/

この方のみしか見つけられませんでしたが、正しいようです。
新規の読みです。

2018年11月16日金曜日

清酒に関して(訂正)

「清酒」という姓に関して、「実在苗字(名字)辞典」に「せいしゅ」という読みで載っていたため、それ以外の可能性を考えなかったのですが、実は「きよさか」という読みもあるそうです。
https://www.facebook.com/takeshi.kiyosaka.7

いかにも本名のようですし、友達欄に漢字不詳の「kiyosaka」さんもいるので間違いないでしょう。

「きよさか」という読みを持つものは他に「清坂」という全国で大阪府に2件あるだけの姓しかないのです。

後は「清酒」という姓の読みの割合がどれくらいなのかの判断ですが、ウェブの「写録宝夢巣」では「清酒」は全国に26件あり、うち石川県で13件。
「清酒」で「きよさか」という姓を持つ方がいたのは東京都でしたが、こちらは2件のみでした。

facebookで漢字を問わず「kiyosaka」で検索すると、それほど多くありません。
すなわち「清坂」と「清酒」で、「きよさか」と読むものを全て足してもそれほどの数ではないということだと思います。

「清酒」で「きよさか」と読む割合は高くないと判断します。
この読みを追加します。

2018年11月15日木曜日

千知岩に関して

「千知岩」は「実在苗字(名字)辞典」で「ちじいわ・ちぢいわ」となっていました。
発音では一緒なので、どちらかにしておく必要があります。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち9件が鹿児島県でした。
次が宮崎県の4件なので、この2件で過半数を占めるということが分かります。

ここまでに載せてきた苗字でいうと「ちじ…」はゼロで「ちぢ…」は「縮(ちぢみ)」という一文字姓を含めて7種ほどです。
最多は「千々岩(ちぢいわ)」で、次が「千々和(ちぢわ)」です。
このように「ちぢ…」で始まる姓はほとんどが「千々」です。
「千」を重ねているので、二文字目は「じ」ではなく「ぢ」なのは当然でしょう。

「千々岩」は全国で332件ですが、佐賀県72件、熊本県65件と圧倒的に九州地方で多い姓です。
おそらく「千知岩」も「千々岩」から派生した姓なのでしょう。

「知」という漢字は「知(し)る」という動詞と「知識(ちしき)」などの「ち」のふたつの読み方があるので、「千知岩」は「ちじいわ」であっても「ちぢいわ」であっても良いのかもしれません。
むしろ「ぢ」というひらがなは「鼻血(はなぢ)」など限られたときぢか使われないので、個人であれば「ちじいわ」が正しいのかもしれません。

ただ、「千々岩」から派生したのではないかということを考えると、「千知岩」も「ちぢいわ」が良いのかなと思います。

2018年11月14日水曜日

清酒に関して

「清酒」は「せいしゅ」と読みます。
当然ですか…

もちろん苗字の話です。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
石川県で13件でした。

下記の方が石川県出身の「清酒」さんです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005585504562

読み方も「せいしゅ」となっていますし、家族も同じ読みでした。
間違いないでしょう。

こういう一般的な名詞としてもありえるものは探すのにコツがいります。

2018年11月13日火曜日

千保木に関して

「千保木」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
群馬県に17件が集中しています。
次に多いのは神奈川県の4件でした。

「実在苗字(名字)辞典」によると、読み方は「せんぼぎ>ちほぎ」だそうです。
いずれの読みも確認できました。
濁点の有無もこのままで良さそうです。

神奈川県は全て「ちほぎ」のようでしたが、全国的にみると「せんぼぎ」が多そうです。

2018年11月12日月曜日

真栄に関して

「真栄」は「しんえい」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。最多は鳥取県の9件です。

異体字を用いた「眞榮」も全国で1件あり、これも鳥取県です。

「真榮」や「眞栄」もありそうですが、「写録宝夢巣」では発見できませんでした。

facebookでは意外に見つけにくかったです。
「真栄田」や「真栄城」といった三文字姓がひっかかってしまうからです。

こちらがfacebookで見つけた「眞榮」さん。
鳥取県在住のようです。
読み方は「しんえい」です。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008384790449

こちらは兵庫県にある「シンエイ・不動産」。
代表が「眞榮」さんです。
https://www.athome.co.jp/ahki/shineifudosan.html

フルネームで検索すると、この方もやはり「しんえい」と読むことが分かります。
http://www.ism-artside.co.jp/ism_club.php

「真栄」の方は見つからなかったのですが、「しんえい」で良いと思います。

2018年11月11日日曜日

城西に関して

「城西」は「実在苗字(名字)辞典」で「じょうさい・しろにし」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で24件。
最多は広島県の10件でした。
次いで大阪府に4件、兵庫県に3件でした。

facebookで探すと、「城西」という姓は見つかるのですが読みがなかなか確定できません。
下記の方くらいでした。
https://www.facebook.com/koji.shironishi

漢字不詳で「shironishi」という方は何人も見つかります。
https://www.facebook.com/yumi.shironishi.7
意外なようですが、「しろにし」と読む姓は他にないようです。

「じょうさい」の方が苦労します。
https://www.facebook.com/hideki.josai
http://www.nichibi.co.jp/futsusugo/sugoikoto/fs106/

上記の方が「じょうさい」と読んでいました。
「josai」の他、「jousai」、「johsai」、「jyosai」でも調べましたが、ヒットしませんでした。
濁点をつけた「じょうざい」としても同じことです。

普通に調べると、「城西(じょうさい)大学」ばかりが出てきてしまいます。

どちらの読みも実在は確かなようですが、割合が不明です。
「実在苗字(名字)辞典」の前身である「苗字の百貨店」では「じょうさい」という読みは広島県に特徴的であるとなっていました。

確かに上記の読みを分析すると、「しろにし」は大阪府に多いようでした。
「じょうさい」はひとりしか見つけられませんでしたが、その方は広島県の方でした。

ここは「実在苗字(名字)辞典」の判断を尊重し、広島県の10件は「じょうさい」で、大阪府と兵庫県は「しろにし」ではないかという仮説を立てます。

電話帳にあたる必要がありますが、現時点ではふたつの読みは半々だろうと判断します。

2018年11月10日土曜日

亀頭に関して

「亀頭」は「実在苗字(名字)辞典」で「かめあたま(広島)>きとう(かめず)」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
広島県が最多で13件でした。
次いで兵庫県が5件、福岡県が4件でした。

「かめがしら」は下記の方など。
https://www.facebook.com/kanae.kamegashira

他にも漢字は不詳ですが、「kamegashira」となっている方は何人も見つかります。
「かめがしら」と読む姓は他にないようなので、「亀頭」で「かめがしら」と読む姓は実在すると思います。

「かめず」は下記の方。
数は少ないですが、間違いはなさそうです。
https://www.facebook.com/takayuki.kamezu
https://www.data-max.co.jp/2008/04/01/no021_200.html

「きとう」に関しては、はっきりしませんでした。
本名であるといえる方が見つかりません。
この読みの方が「かめず」より多いのかどうかは分かりませんが、これだけは保留します。


2018年11月9日金曜日

沓内に関して

今さらですが、私は苗字の実在や、その読みの実在に関してはかなりしっかりと調べています。

例えば、この「沓内」であると、「実在苗字(名字)辞典」には「くつない(くつうち)」となっているわけです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
最多は広島県の13件。

これくらいの数になってくると稀少な読みの実在確認が大変になります。

「くつうち」で見つけたのは下記の方々です。
https://www.facebook.com/osamu.kutsuuchi
https://twpro.jp/antieverybady/message

ふたつのうち、下はマジシャンの方です。
マジシャンというのは本名でやるものなのかどうか自信が持てません。
これは除くべきだと考えます。

そうすると、「くつうち」という読みは上のfacebookの方だけになってしまいます。
顔写真も出してあるし、総合的にみると本名だとしか思えないのですが、もうひとりいないとなかなか納得しにくいです。
ただ、この方の場合はフルネームで検索すると、はっきりと見つかります。
https://www.jiit.or.jp/ITMC2013/committee.html

ここまであって、「沓内」で「くつない」なのに「kutsuuchi」とするわけはないでしょう。
「くつうち」という読みはあるものだと考えます。

2018年11月8日木曜日

里美と小柄に関して(訂正)

「里美」と「小柄」に関して、「さとよし」や「こがら」といって読みを新たに発見したと書いたばかりですが、それに関して電話帳での全件調査結果を教えていただきました。

こればかりはウェブだけではどうにもならず、紙の電話帳を見ていくしかないので、自分ではなかなかできません。

結論からいうと、「小柄」は「こがら」が5件で「こづか」が9件。
「里美」は「さとみ」が9件で「さとよし」が3件。
「さとみ」か「さとよし」か特定できなかったものが3件だったとのことです。

「里美(さとよし)」町があるからといって、「さとよし」が多いというわけではないのですね。
勉強になりました。

2018年11月7日水曜日

小柄に関して

「小柄」は「実在苗字(名字)辞典」で「こづか」として載っていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で30件。
うち16件が北海道でした。

facebookで検索してみました。
https://www.facebook.com/eri.kozuka.9
https://www.facebook.com/masako.kozuka.7
https://www.facebook.com/jun.kozuka.1

https://www.facebook.com/saori.kogara
https://www.facebook.com/kumiko.kogara

「こづか」と同じくらい「こがら」という読みでも見つかりました。
普通に読めば「こがら」ですしね。
いずれも北海道で見つかりました。

ちなみに「こづか」は「kozuka」でしか見つかりませんでしたが、「koduka」や「kotsuka」、「kotuka」でも試しました。

以上より、「こがら」は新規の読みと考えます。
おそらく半々くらいはあるのではないかと考えます。

2018年11月6日火曜日

鉛口に関して

「鉛口」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
和歌山県に13件で北海道に10けんでした。

「実在苗字(名字)辞典」では「かなぐち★(和歌山)>どうぐち★(北海道)」となっていました。

「鉛」を用いた苗字は、他に「木鉛(きなまり)」、「鉛山(なまりやま)」、「鉛(なまり)」、「鉛谷(なまりたに)」の4種があります。
つまり他は全て「鉛」をそのまま「なまり」と読んでいるのです。

なぜ「鉛口」だけ、「かなぐち」もしくは「どうぐち」なのでしょうか?

ちなみに「なまりくち」もしくは「なまりぐち」という読みはないようです。

また「銅口」で「どうぐち」と読む姓はあります。
全国で9件。最多は北海道で7件でした。
http://heartbreak1982.web.fc2.com/special/my_douguchi.html

すなわち北海道でみられる「鉛口」で「どうぐち」と読む方と関連があるのだと思います。
「鉛口」で「どうぐち」と読む方は下記の方々がいました。
https://www.facebook.com/ryosuke.douguchi
http://www.heartfulhome.info/company/recruit.php

「写録宝夢巣」の結果から考えると、和歌山県と北海道でそれほど数に差がなさそうなので、「かなぐち」と「どうぐち」はほぼ同数かと思いましたが、実際はかなり「どうぐち」という読みは少なさそうです。

難読なので、北海道では「鉛口」から「銅口」と置き換えているのでしょうか?
「鉛」と「銅」は異体字というわけでもないですが、そんなことは可能なのでしょうか?

「鉛口」で「かなぐち」と読むのも不思議です。
「実在苗字(名字)辞典」によると、広島県に「𨦺」というJIS第4水準の漢字を用いた「𨦺口(かなぐち)」とういう姓があるそうです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009678965582

広島県と和歌山県なので、だいぶ異なりますね。
「𨦺口」は別扱いとします。

JIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
悦覟(えつみ)…? 20人

2018年11月5日月曜日

片小田に関して

「片小田」は「実在苗字(名字)辞典」で「かたおだ>かたこだ」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち福岡県で18件です。

facebookで見てみると、確かに「かたおだ」と「かたこだ」のいずれもありました。
「かたおだ」と「かたこだ」って発音してみると、あまり変わりがないような気がします。
「吉原」で「よしはら」と「よしわら」のふたつの読みがあったり、「山崎」で「やまざき」と「やまさき」のふたつの読みがあるのとそんなに変わりがないんじゃないかな?って思うのです。

しかし、「小」には「お」と「こ」のふたつがもともとあるので、やはり分けるべきなんでしょうね。
どこまでを別の読みとするかの判断は悩むことが多いです。

2018年11月4日日曜日

里美に関して

本日は「里美」という姓に関してです。
これはかなり苦労しました。

どうみてもファーストネームのようだからという点と、「里見」という姓の誤記が多いという点からです。

「里見」がウェブの「写録宝夢巣」では全国で1,833件もあるのに対し、「里美」は24件しかないのです。
にも関わらず、「さとみ」を変換すると「里美」方が出やすいというのが誤記が生まれる原因なのでしょう。

実際に「写録宝夢巣」で見つけた神奈川県逗子市の「里美」さんを、住所からgoogleで検索してみました。
クリアな画像ではないのですが、拡大すると「里美」ではなく「里見」のようです。
おかしいなとも思いましたが、紙の電話帳でも「里美」となっていました。
つまり紙の電話帳が間違っているのです。

これは慎重に検討しなければなりません。
ちなみに「写録宝夢巣」では長崎県佐世保市に5件、長崎県平戸市に4件、徳島県阿南市に3件でした。
後は全て1件ずつです。

更に最多の佐世保市には「里美(さとよし)」町があります。
「実在苗字(名字)辞典」では「里美」の読みは「さとみ」となっていましたが、「さとよし」が正しいのかもしれません。

「里美」という姓の方は下記で確認できます。
https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kurashi/gyosei/kyodou/chiki/hirado/h26.html
https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kurashi/gyosei/kyodou/chiki/hirado/files/h26-2-1453515.pdf
長崎県平戸市の方ですし、はっきりと「里美」と繰り返されていますし、姓のみを「里見」に置き換えると見つからなくなるというのが理由です。
残念ながら、この方の読みは確認できませんでした。

下記の方は平戸市で「さとよし」となっています。
2年連続で「さとよし」となっているので正しいと思います。
https://jaaf-nagasaki.net/result/2009/09423001/042200.htm

facebookでは下記の方を発見しました。
フルネームで検索すると、本名で良さそうです。
https://www.facebook.com/hibiki.satoyoshi
https://sites.google.com/site/sophiatakahashilab/member

まとめると、「里美」という姓は、「里見」との誤記も混ざっているかもしれませんが確かに存在し、由来は長崎県平戸市の「里美(さとよし)」町であり、苗字としての読みも「さとよし」であろうということです。

2018年11月3日土曜日

猜で始まる姓に関して(続き)

「猜」で始まる姓に関しての検討を続けます。
残りはいずれも全国で数件のみです。
「猜」の読み方は「あべ」しかないようです。

「猜山」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で7件。
最多はやはり鹿児島県で、4件でした。
https://www.facebook.com/hideki.abeyama

「棈山」という姓はないようでした。

「猜」という一字姓は全国で鹿児島県志布志市に3件のみとなっていましたが、見つけられませんでした。
「住所でポン!」では確かにありそうですが…
https://jpon.xyz/2012/47/22/12.html?o=phone&p=3

この一字姓に関しては、もう少し調べる必要があります。

「猜本」は下記の方など。
https://www.facebook.com/a.hatsumi
こちらも「棈本」という姓はないようでした。

「猜都」も全国で鹿児島県に3件のみの姓です。
読み方は「あべと」です。
こちらも「棈都」という姓はありません。
http://kkf.kagoshima.jp/category/taikai/page/2
http://www.ks-ja.or.jp/aozora/st_santyoku_a.htm

「猜ヶ宇都」は下記の方など。
友達欄に漢字不詳ですが、「abegauto」さんがいました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005908899183
やはり「棈ヶ宇都」という姓はありませんでした。

「猜」という漢字は「猜疑心」の「さい」であり、「あべ」という読みはありません。
「棈」を用いた姓も「猜」を用いた姓も鹿児島県にほぼ限局しているので、由来としては同じであり、もともとは「棈」からきているのではないかと考えたのですが、そう簡単にはいきませんでした。

2018年11月2日金曜日

猜で始まる姓に関して

「猜」はJIS第2水準の漢字で、「猜疑心(さいぎしん)」という言葉で使われますね。
「ねたむ」という意味のようです。

この漢字を用いた最多の姓は「猜松」です。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で鹿児島県に9件あるだけのの姓です。
「あべまつ」と読みます。

「あべまつ」というと下記を思いだします。
「棈」というJIS第3水準を用いた「棈松」という姓で、これも鹿児島県に多く、1,500人ほどもいると考えられています。
「棈」を用いた姓は「棈松」以外に「棈木」と「棈野」があります。
「棈」の読み方は全て「あべ」です。
http://new5g00.blogspot.com/2014/12/blog-post_22.html

ちなみに4年前に書いた文章なので内容が古く、「棈松」はJIS第3水準以上の漢字を用いた姓の中で最多ではなく、「草彅」や「蓜島」の方が多いです。
http://new5g00.blogspot.com/2018/08/blog-post_31.html

ということは、「猜」という漢字はそもそも「棈」の置きかえである可能性が高いですね。
「猜松」さんはfacebookでも見つかります。
https://www.facebook.com/masahiro.abematsu1

「猜野」さんもいました。
https://www.facebook.com/hiroki.kaden
https://www.facebook.com/tomoe.abeno

「猜木」という姓はないようでした。

facebookではっきりと名乗っていますし、異体字というわけでもないので、「棈」と「猜」は分けるべきでしょう。

他に「猜」で始まる姓としては、「猜山」、「猜」、「猜本」、「猜都」、「猜ヶ宇都」があるようです。
「棈」と併せて調べていきます。
長くなったので、続きは後日。

2018年11月1日木曜日

道祖で始まる姓に関して

「道祖」で始まる姓というのはそれほど多くありません。
最も多いのは「道祖土」でしょう。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で98件。
うち埼玉県が最多で71件。
「さいど」と読みます。

次が、「道祖尾」の51件。
最多は鳥取県の33件です。
読み方は「さいのお」です。

次は「道祖」という二文字姓。
全国で31件。
最多は山口県の8件です。
読み方は「さいのう」、「さや」、「どうそ」と分かれています。

要するに「道祖」は「どうそ」と読んでしまいそうですが、苗字に関しては「さい」もしくは「さや」というような読みだろうということです。

他に「道祖」で始まる姓というのは、「道祖田」(全国で19件)、「道祖瀬戸」(全国で4件)、「道祖本」(全国で3件)があります。

「道祖田」は「どうそでん」もしくは「どうそだ」と読みます。
鹿児島県に多い姓です。
https://www.facebook.com/seiya.dousoden
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004686573648

「道祖瀬戸」は「さやんせと」と読みます。
「道祖」を「さや」と読むことがあると知っていても難読ですね。
https://www.facebook.com/nsayanseto
https://www.facebook.com/takumi.sayanseto

「道祖本」は「さいもと」もしくは「さやもと」だそうです。
http://www.hirasa.mgmt.waseda.ac.jp/lab/member.html
http://gold.jaic.org/jaic/member/okayama/2008/0620/REL090.HTM
https://www.facebook.com/narumi.sayamoto
http://www.prosol.co.jp/rita/staff/1399/

ウェブの「写録宝夢巣」では山口県に3件のみとなっていますが、facebookの「さやもと」さんは山口県、もうひとりの「さやもと」さんは広島県。
「さいもと」さんは早稲田大学の研究室メンバーになっている方と、岡山県のようです。
早稲田大学は全国から入学してくるでしょうから、出身地を決める参考にはならないでしょうが。
以上から「道祖本」はもともとは「さやもと」なのでしょうね。
ただ、はっきりと「さいもと」と名乗っている方はいて、発音した印象も異なるので、全国で3件しかない姓ですが、読みとしては分けることにします。