「垰本」と「峠本」はいずれも広島県を中心としてみられる苗字です。
ほとんど同じくらいの数ですが、「垰本」は広島県にほぼ限局しているのに対し、「峠本」は広島県とその隣接する山口県や岡山県にもみられます。
漢字でいうと、「垰」が「たお」と読むJIS第2水準であるのに対し、「峠」はJIS第1水準で「とうげ」と読みます(当然ですが)。
そこから推測すると、もとは広島県に「垰本(たおもと)」という姓があり、そこから派生して「峠本」という姓が出てきたのではないでしょうか?
「苗字の読み方辞典」によると、「垰本」は「たおもと・たわもと」、「峠本」はたおもと>たわもと」となっていました。
調べると、どちらの読みもありますが、「たわもと」はかなり少ない印象でした。
「たおもと」と「たわもと」は異なる読みだと思います。
このふたつは分けておきます。
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