「苣木」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で33件。
そのうち、10件が佐賀県でした。
佐賀県の唐津市に8件です。
2番目に多いのが東京都ですが、こちらは特定の地域に偏っているということもありません。
東京都はそもそもの人口が多いので、そこが由来とはいえないと思います。
「苣」という漢字を用いた苗字は、これが初めてです。
他は「苣原」、「苣田」、「苣野」があるようですが、いずれも「苣木」よりかなり少ないものばかりです。
「苣」の読み方は「ちしゃ」もしくは「ちさ」のようです。
ただし、「苣木」に関してだけは異なります。
これは「苗字の読み方辞典」で「ちさき>すがき」となっていました。
いずれの読み方も確認できました。
ちなみに「ちしゃき」という読みはありませんでした。
それにしても「すがき」は不思議ですね。
どこからきた読みなのでしょうか?
「苣木」が最多である佐賀県でも「ちさき」と「すがき」のふたつの読みがありました。
もとは「すがき」なのでしょうか?
それが難読だから、漢字の本来の読みに従って「ちさき」と置き換えたのでしょうか?
ただ、「ちさき」でも難読であるのに変わりはないため、わざわざそんな置き換えをしたのかなという疑問が残ります。
「菅木(すがき)」の誤記が定着したという説を思いつきましたけど、そんなに似た漢字でもないし、変ですね。
何か理由をご存じの方がいらしたら、お知らせください。
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