「岳」と「嶽」は新字体と旧字体の関係にあります。
新旧字体表にも載っているので、最初はこのふたつをまとめていました。
しかし、実際にこのふたつを異体字であると思っている方は少ないだろうと考えています。
異体字であるにも関わらず、別々に集計をすることにした最初の漢字です。
そのあたりの経緯は下記に記載しています。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/09/blog-post_8.html
それをふまえて「鹿嶽」と「鹿岳」という苗字に関してです。
「鹿嶽」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で30件。
そのうち14件が兵庫県三田市に集中しています。
「苗字の読み方辞典」で見ると、「かたけ>しかたけ」となっていました。
「しかたけ」という読みだったのは下記の方だけです。
https://www.facebook.com/naa.lu.lm
他にはっきりと名乗っている方がいないので、この読みは保留しておきます。
「かたけ」は見つかります。
もともとが少ない苗字なので、なんとも言えませんが、「鹿嶽」は「かたけ」としておきます。
対して「鹿岳」は全国で5件。
そのうち4件が兵庫県三田市です。
不思議なことに、こちらは「苗字の読み方辞典」で「かたけ>かがく」となっていました。
しかし、「かたけ」でも「かがく」でも「しかたけ」でも実在は確認できませんでした。
「かなたけ」という読み方もあるようなので、そちらでも探しましたが、見つかりませんでした。
「住所でポン! 2012年版」を見ると、「鹿岳胃腸科・内科」というのがひっかかってくるのですが、そちらの代表者は「鹿嶽(かたけ)」さんとなっています。
https://www.osusume-dr.com/doctors/182/interview/
「住所でポン!」も2000年版まで戻ると、「鹿岳」さんが見つかるのですが、さすがに古いと思います。
現在、普段から「鹿岳」と名乗っている方は見つかりませんでした。
この苗字の実在は保留しておきます。
兵庫県三田市小柿地区に固まっていらっしゃいます。読み方は、全て「かたけ」さんです。
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