「酔」という漢字があります。
この字の旧字体として「醉」という字があります。
これは新旧字体表に載っています。
これに関しては異体字として、まとめて扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/09/blog-post_2.html
類似の漢字として「粋」、「砕」、「伜」、「忰」があり、いずれも「粹」や「碎」、「倅」、「悴」という旧字体が存在します。
このうち、新旧字体表に載っているのは、「酔」の他、「粋」と「砕」だけです。
「粋(粹)」と「砕(碎)」は苗字として用いられていないので、そもそも検討していません。
また「伜(倅)」もありませんでした。
似たような漢字で「枠」もありますが、これだけは例外的に「椊」が旧字体というわけではないようです。
「忰」を用いた苗字は実在します。
これまでに「忰田(かせだ)」という苗字をのせています。
これは群馬県に多い苗字です。
そして、今回の「忰山(かせやま)」。
こちらは香川県に多い苗字です。
これの旧字体として「悴山」というものが見つかるのです。
http://www.chem.tokushima-u.ac.jp/B2/TamuraLab/Lecture/C4%20Kaseyama.pdf
これは、やはり「酔」と同様に併記するのが良いと思います。
異体字は調べつくしたつもりでしたが、それでも新たに見つかってきます。
同様にして「悴田(かせだ)」も見つかったので、これもまとめておきます。
他にはなさそうでした。
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