「相知」は「苗字の読み方辞典」で「おおち>おうち・そうち」となっていました。
「相」という漢字を「おお」もしくは「おう」と読むケースについては以前に検討いたしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/05/blog-post_14.html
これまでに「相賀」、「相木」、「相島」を載せています。
この中では「相賀」が最も多く、それ以外のふたつは稀少な読みです。
「相賀」は「あいが>おうが」となっており、こちらもそれに倣っています。
私としては「相談」の「相(そう)」であるので、「おお」よりも「おう」と読む方が自然なのかなと思っています。
「相知」は長崎県に多い苗字ですが、隣接する佐賀県には「相知(おうち)」町があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E7%9F%A5%E7%94%BA
http://www.yado.co.jp/kankou/saga/karatu/mikaeri/outityou_map.htm
これらから考えても、「相知」は「おおち」ではなく「おうち」としてしまいたいです。
「相」を「おう」もしくは「おお」と読む苗字で、それが最多の読みだというのは、この「相知」がこれまでのところ唯一ということになります。
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