本日は「廻」から。
こちらは旧字体ではなく異体字という扱いで「迴」があります。
「廻」の入った苗字は60種類ほどあります。
「廻」という漢字は、音読みでは「かい」、訓読みでは「まわ・る」ですね。
苗字の読みとしても「まわり」や「かい」が多いです。
そのふたつに並んで多いのが「さこ(ざこ)」という読みでした。
次に多いのが「めぐり」です。
「廻」と書いて「めぐり」と読む。
連想ゲームみたいですね。
ちょっと難しいです。
この漢字はとにかく読みが多彩です。
「廻上」と「廻神」。
このふたつは「えがみ」と読みます。
「廻」で「え」と読んでいるわけですね。
(「廻神」には「めぐりがみ」という読みもあります。実在も確認できました)
「大工廻」という苗字もあります。
これは「たくえ」と読みます。
やはり「え」と読んでいるわけですが、他に「だくじゃく」という読みも確認できました。
「だくじゃく」というのは沖縄県の地名だそうです。
他に「水廻」という苗字もあります。
実在は確認できませんでしたが、「すもうり」と読むそうです。
「廻立」は「まわたち」という読みが確認できました。
「三廻部」は「みくるべ」です。これも確認できました。
「竹廻間」は「たかば」と読みます。これも確認できました。
難しい!
「竹廻間」には「たけはざま」という読みもあるそうですが、こちらの実在は確認できませんでした。
ただ、「廻間」と書いて「はざま」と読む地名があるので、苗字としてもありそうですね。
「門廻」は「せど」と読みます。
こちらも確認できましたが、かなり難読です。
どういう由来なのでしょうか?
「樋廻」は「ひばさみ」と読むことが多いようです。
「樋廻」には「ひまわり」という読みもありますが、「ひばさみ」の方が多いです。
すごい稀少な苗字ではないようですが、「廻」と書いて「ばさみ」と読むのは難しいです。
いったい何種類あったのでしょうか?
「廻」という漢字の読みは難しいです!
「廼」は、ずっと簡単です。
異体字が「迺」になります。
苗字としては20種類もありません。
あまり用いられない漢字なので読みにくいかもしれませんが、読み方は「の」しかありませんでした。
知っていれば読めるのでしょう。
こんにちは
返信削除門廻の由来ですが、門を廻って裏に行くとおせど(庭)がありそこからつけらえた名前です。先祖が門番をしておりましてその名前をいただいたとの事です。
もう、3年前の記事 コメント読まれるかわかりませんが、書かせていただきました。