本日は「旧」からです。
旧字体は全く形が異なりますが「舊」です。
ちょっと馴染みがないですね。
「旧」を用いた苗字は10種類ちょっとありました。
読み方としては3種類。
「きゅう」と「ふる」と「うす」です。
「きゅう」はそのままの読みですよね。
「ふる」は普通では読めないですが、「旧い(ふるい)」という読みがないわけではないので、一度でも教えてもらえば次からは読めそうな気がします。
「うす」はどうでしょうか?
とても読めそうもありません。
しかし、「うす」と読む苗字は「旧井(うすい)」をはじめとして4種類もありました。
しかも「旧井」に限っては、決して稀少なものではありません。
wiktionaryを見ると、「舊」が「臼」を音とする形声文字だそうです。
そういえば「臼」も「きゅう」と読みますしね。
次は「双」です。
こちらの旧字体も形が異なる「雙」です。
「双」を用いた苗字は30種類近くありました。
やはり「そう」という読みが多いですが、「ふた」もかなりあります。
「双木」は「なみき」と読みます。
埼玉県に集中している、決して稀少ではない苗字です。
「なみ」と読むのはこれだけです。
「双石」は「くらべいし」と読みます。
実在も確認できました。
これは難読です。
「双沢」と「双畑」はそれぞれ「すごさわ」と「すごはた」だそうです。
実在は確認できませんでしたが…
「双六」で「すごろく」と読むのは誰でもできるので、それに気づけば読めないことはないでしょうが、かなりの難読です。
「双松」は「ならびまつ」とか「ならまつ」などと読むそうですが、実在は確認できませんでした。
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