「楡」はJIS第2水準の漢字ですが、読めてしまえばなんということもありませんね。
「にれ」としか読めません。
「楡」を用いた苗字は8種類ほどありましたが、ほぼ全て「にれ」としか読みません。
最も多いのは「楡井(にれい)」で、既に表にも載せています。
しかし今回の「楡木」だけは「たまき」という読みがあるというのです。
実在も確認できました。
https://www.facebook.com/ikuko.tamaki.12
「楡」には「たま」という読みがなさそうなのに、いったい何故なんでしょうか?
調べてみると、宮城県古川市では「楡木」を「たまのき」と読むようです。
http://homepage3.nifty.com/nireyamajinja/nire/nire_t.htm
http://www.geocities.jp/tsu2088/tamanokitte.html
このあたりの解説を読むと、なかなか面白いですね。
旧野蒜街道(現松山街道)を古川から西に下ると、大幡・宮内を経て「楡木部落」に出る。この名称は、神社に由来する部落名で、この地の神社の御神木「たもの木」が「たまの木」と発音され「楡」をあて字として「楡木(タマノキ)」となった。
しかし、「楡木」は「にれの木」ではなくて、現在、敷玉早御霊神社境内の御神木は「谷地だも」である。
ですが、「谷地だも」を漢字にすると「谷地梻」だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%81%E3%83%80%E3%83%A2
「梻」はJIS第4水準の漢字なので、これはなかなか使えません。
0 件のコメント:
コメントを投稿