2017年7月10日月曜日

木通と切通に関して(訂正)

「木通」は「苗字の読み方辞典」で「きずし★>きつう(きどおし・きづし・きどおり)」となっていました。
このうち、「きどおし」と「きどおり」は見つかりませんでした。
「きとおし」と「きとおり」でも見つかりませんでした。

「きつう」は少ないながら見つかりました。
https://www.facebook.com/hiroyuki.kitsu
https://www.facebook.com/ayako.kitsu.5

問題は最多の読みである「きずし」です。
「木通」で「きずし」とは読めないと思います。

これと同じような苗字に「切通」があります。
これは以前に検討しました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/07/blog-post_27.html

「通」という漢字に「つう」という読みがあるということと、「切通」自体には「きずし」も「きづし」もどちらもありえたので、「きりとおし>きづし」としています。

地名としては鹿児島県に「切通」があります。
おそらく「木通」はここからの派生でしょう。

「木通」も「きづし」と「きずし」の両方がありそうでしたが、「きずし」の方が一般的なようです。
悩ましいですが…
例えば「塚」という漢字が2文字目以降に来る苗字の場合、濁点がつくのであれば「づか」であって「ずか」にはしていません。
これは「つか」に濁点がついているのが明らかだからです。

ひるがえって「木通」と「切通」はどうでしょうか?
ここで使われている「通」という漢字には「つし」といった読みも「すし」といった読みもないはずです。
それなので、「づし」であっても「ずし」であっても間違いではないと思うのです。
単に「通」に「つう」という読みがあったので、「づし」としたのです。

しかし、地名としての「切通」は「きずし」の方が一般的なようです。
「木通」が「きずし」と読むのであれば、「切通」も「きずし」とした方が良いのかなと思います。
訂正します。

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