2020年10月28日水曜日

蟻塚と垤などに関して

 何度も書いていますが、私はできるだけ読みを揃えたいなと思っています。

もちろん個々人がどのように名乗っているかは尊重します。


例えば「浜崎」さんを「はまざき」と読むか「はまさき」と読むかはそのひとが名乗っているのが正しいと思います。

ただ、たくさんの苗字をずらっと並べたとき、濁点の有無だけで順番がずいぶん変わってしまうことがあり、その場合はできるだけ揃えるようにしています。


今回の話題です。

「ありつか」もしくは「ありづか」と読む苗字があります。

これには「有塚」、「蟻塚」、「在塚」があります。


ここで話題がずれますが、「穴蔵」という苗字があります。

これは「あなくら」と読みます。

他に「穴倉」という苗字もあり、こちらも「あなくら」と読みます。


「穴蔵」という単語を見ると「あなぐら」と読んでしまいそうですが、苗字としては「あなくら」なわけなんですね。

「あなぐら」と読む苗字はないので、いずれも「あなくら」としています。


それをもってもういちど戻ります。

「ありつか」もしくは「ありづか」と読む苗字では「有塚」か「蟻塚」が同程度にあります。ウェブの「写録宝夢巣」ではどちらも全国で44件でした。

「実在苗字(名字)辞典」によると「有塚」は「ありつか」が多く「蟻塚」は「ありづか」が多いということです。

「在塚」はどちらもあるようです。

どちらに統一したら良いでしょうか?


これは悩みました。

「穴蔵」の例にもありますように、必ずしも一般的な読みと苗字の読みが同じわけではないからです。


実はもうひとつ、「垤」という一字姓があります。

こちらは全国で3件のみ。

読み方は「ありづか」です。

https://www.mlit.go.jp/road/road/senyou/00/sen2.html

https://www.jstage.jst.go.jp/article/applfor/8/0/8_KJ00008197625/_pdf/-char/ja


「垤」はさすがに「ありづか」でしょう。

なぜかというと漢字辞典にそう書いてあるからです。

それであればよほどこだわりがなければ「ありつか」もしくは「ありづか」と読む苗字は「ありづか」で統一した方がきれいかなと思いました。

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