「峠岡」は「苗字の読み方辞典」で「みねおか★(滋賀)>たおおか(広島)(たおか)」となっていました。
「たおか」という読みに関しては、あったとしても稀少なものですし、「たおおか」と分けるべきものだとは思いません。
ある程度の数が確認できるのであれば考慮しますが…
「峠」という漢字は「とうげ」と読むはずであり、wiktionaryで見る限り、他の読みはないようです。
ここまで「峠」を「みね」と読んでいる苗字はありませんでした。
「たお」と読んでいるものはいくつかありました。
「峠」一字の苗字の他、「峠田」や「峠本」で、いずれも広島県を中心として多くみられるものです。
これは「垰(たお)」という漢字からの誤記の定着ではないかと考えています。
「峠岡」はこれらとは別で、全国に46件。
そのうちの31件が滋賀県に集中しており、その中でも近江八幡市に25件でした。
広島県では5件で。隣接する県にはいないようでした。
要するに「みねおか」という読みと「たおおか」という読みは由来が違うのではないかということと、「たおおか」は広島県由来の読みで、せいぜい1割程度だろうということが分かります。
ちなみに「垰岡」という苗字もあり、こちらは全国で4件。
そのうち2件がやはり広島県でした。
facebookでは「taoka」で見つかりましたが、下記は「taooka」となっていました。
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000290139142
「たおか」でも「たおおか」でもアルファベットでは「taoka」としている可能性もあり、漢字の読みに従って「垰岡」も「たおおか」としておきます。
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