「苫」と「笘」は苗字で用いられる場合、「とま」と読みます。
「苫」では「三苫(みとま)」と「苫米地(とまめち)」が3,000人超と多いです。
「笘」の方では最も多いのが、「三笘」ですが、1,000人未満です。
「くさかんむり」と「たけかんむり」の違いだけで、読み方も全く同じです。
ただ異体字であるのかどうかは、はっきりとしません。
「くさかんむり」と「たけかんむり」の異体字というと、「蓑」と「簑」を思いだしてしまいます。
こちらは異体字に分類されていたので、併せて集計しています。
「笘篠(とましの)」という野球選手がいましたが、こちらは「くさかんむり」です。
気にしていませんでしたが、多い方の「苫」ではなかったわけです。
異体字でないものを見た目が似ているというだけで、いちいち併せて集計することはしたくありません。
実際には異体字であっても別々に集計しているものもありますし。
「磯」と「礒」のように、語源からは全く異なる漢字と思われるものは別集計としています。
これは悩みますね。
どこかで別字であるか異体字であるかが明記されてあるところがあれば良いのですが…
「苫」と「笘」はやはり異体字であると判断したいです。
「苫」がJIS第1水準で、「笘」が第2水準なので、ここは併せた方が良いのではないかと考えます。
「蓑」と「簑」と同様に、「笘」も「苫」に併記する形に改めようと思います。
「苫」と「笘」を持つ苗字はそれほど多くないので、戻すことになってもそれほど手間はかからないとは思います。
異論がある方はお知らせください。
0 件のコメント:
コメントを投稿