2013年11月14日木曜日

城と下山と下田と下野に関して

「し」で始まる苗字を整理していたら難読苗字があったので、とても珍しいなと思っったのだけを紹介します。

「城」は読み方が分かれやすい漢字のひとつです。
「しろ」か「じょう」か「き」が多いです。

ただし「城」一字の場合、「き」という読み方はありませんでした。
最も多い読みは「じょう」で、次が「しろ」です。

他に「きずき」と「たち」という読みがありました。
いずれも実在が確認できました。
知らなければ、とても読めないですね。「築」とか「舘」とかから来ているのでしょうか?

「苗字の百貨店」には「ぐすく」という読みも出ていたのですが、これは確認できませんでした。
沖縄の地名にはよくある読み方なのですが。

他の「城」がつく苗字でも「ぐすく」という読みはあまりありません。

「城間」は「しろま」がほとんどで、「じょうま」もありますが、「ぐすくま」も確認できました。
今のところ、「城」を「ぐすく」と読む唯一の苗字です。
(他にもあるのでしょうが、まだ調べていないというだけです)


いつもなら、これくらいで終わるのですが、他にも驚きの読み方がいくつもあったので、まとめて紹介します。

「下」で始まる苗字は「しも」と読むことが多いです。
「下野」、「下田」、「下山」。どれもそうです。

「下」で始まる苗字を「した」と読むことも少ないですが、あります。
上の3つの苗字のいずれでもそうです。

もう少し珍しい読み方を紹介します。
全て実在を確認してあります。

「下山」には「さがやま」という読み方があります。
「下がる」から来ているのでしょうが、ちょっと読めません。
漢字としては簡単な苗字なだけに意表をつかれます。

「下田」には「みさだ」という読み方があります。
富山県にある地名だそうですが、由来は何なのでしょうか?

「下野」には「かばた」という読み方があります。
「野」も「の」と読んでいません!
最初は誤記だと思いました。
由来も調べましたけれど、分かりません。

どれも簡単に読めそうな苗字だけに、難読だと、かえってびっくりします。

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