2013年9月18日水曜日

場と旗と処と独に関して

本日は「場」から。
こちらは旧字体ではないのですが、異体字(俗字)として「塲」があります。
「塲」はJIS第2水準です。

「場」を用いた苗字はなんと500種類以上もあります。
ただし、読みとしては「ば」しかありません。


次は「旗」です。
こちらも旧字体ではないのですが、異体字として「籏」があります。
「籏」はJIS第2水準です。

「旗」を用いた苗字は60種類ほどあります。
ほとんどが「はた(ばた)」でした。

「五百旗頭」は主に「いおきべ」と読みます。
「旗」で「き」と読むものは、これぐらいでした。


次は「処」です。
こちらは旧字体があります。「處」です。
「処」を用いた苗字は20種類ほどです。

読み方としては「しょ(じょ)」か「ところ(どころ)」だけです。


次は「独」です。
旧字体は「獨」になります。
「独」を用いた苗字は4種類しかありませんでした。

「独古」と「独鈷」はともに「どっこ」と読みます。
(「独古」は「どくこ」と読むこともあるようですが、確認できませんでした)

3つ目は「独活山」です。
これは「うどやま」と読むそうです。
「独活」は多年草のウドに漢字を当てたものなので、それを知っていれば読めるのかもしれません。

最後のひとつ、「独島」は「ひとりじま」と読むそうです。
かなりの稀少苗字ですが、実在はしていそうです。
ただし、私が見つけた方は、結婚して「独島」から改姓しているようでした。

こうなった場合は判断が難しいです。
他に同姓の方がいない場合は、その苗字が消滅してしまった可能性もあるのです。
こういうケースに関しては、後々に改めて検証しなおそうと思っています。


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