2013年9月20日金曜日

旧と双に関して

本日は「旧」からです。
旧字体は全く形が異なりますが「舊」です。
ちょっと馴染みがないですね。

「旧」を用いた苗字は10種類ちょっとありました。
読み方としては3種類。
「きゅう」と「ふる」と「うす」です。

「きゅう」はそのままの読みですよね。
「ふる」は普通では読めないですが、「旧い(ふるい)」という読みがないわけではないので、一度でも教えてもらえば次からは読めそうな気がします。

「うす」はどうでしょうか?
とても読めそうもありません。
しかし、「うす」と読む苗字は「旧井(うすい)」をはじめとして4種類もありました。
しかも「旧井」に限っては、決して稀少なものではありません。

wiktionaryを見ると、「舊」が「臼」を音とする形声文字だそうです。
そういえば「臼」も「きゅう」と読みますしね。


次は「双」です。
こちらの旧字体も形が異なる「雙」です。

「双」を用いた苗字は30種類近くありました。

やはり「そう」という読みが多いですが、「ふた」もかなりあります。

「双木」は「なみき」と読みます。
埼玉県に集中している、決して稀少ではない苗字です。
「なみ」と読むのはこれだけです。

「双石」は「くらべいし」と読みます。
実在も確認できました。
これは難読です。

「双沢」と「双畑」はそれぞれ「すごさわ」と「すごはた」だそうです。
実在は確認できませんでしたが…
「双六」で「すごろく」と読むのは誰でもできるので、それに気づけば読めないことはないでしょうが、かなりの難読です。

「双松」は「ならびまつ」とか「ならまつ」などと読むそうですが、実在は確認できませんでした。

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