2013年9月4日水曜日

遥と瑶と達に関して

できるだけ似たような形の漢字をまとめておこうと思っています。

本日は「遥」から。
旧字体は「遙」です。
苗字としては「遥山」と「遥地」のふたつしかありませんでした。
「遥山」は「はるやま」と読みます。
「遥山」も「遙山」もウェブの「写録宝夢巣」で見ると佐賀県でしか認められないかなりの稀少苗字です。
この珍しい苗字を新字体か旧字体かの違いだけで別の苗字として集計するのは、気が引けます。
おそらく戸籍上は「遙山」となっていて、戸籍上の漢字のまま使っているひともいれば、面倒なので「遥山」と置き換えて使っているひともいるという解釈で良いのではないでしょうか。

「遥地」は「ようち」と読みます。
こちらもかなりの稀少苗字です。


次は「瑶」。
旧字体は「瑤」です。
こちらは4種類。
読みは「たま(だま)」だけのようです。


次は「達」。
こちらは旧字体ではなく俗字という扱いですが、「逹」があります。
「達」の入った苗字は120種類くらいあります。
読みは「たつ(だつ)」や「たち(だち)」が多いですが、「たて(だて)」という読みも意外とありました。
「達」の音読みは「たつ」と「たち」だけなので、「たて」というのは誤植かなとも思いましたが、相当な数があるので、やはり正しいようです。

「伊達」というメジャーな苗字があり、これは誰でも「だて」と読めますよね。
なぜこれを「だて」と読むのか?
どうも「伊」を発音していないらしいです。つまり「伊」を発音せず、「達」だけで「だて」と読んでいるようなのです。それならば他にも「達」と書いて「たて(だて)」と読む苗字が多いことも納得できる気がします。

「達谷窟」という稀少苗字があり、これは「たがや」と読みます。
かなり難しいですね。
「達」と書いて「た」とだけ読むものもいくつかはありました。


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