2014年11月24日月曜日

桜と桵に関して

「桜沢」という苗字に関して調べていたところ、「苗字の読み方辞典」では「さくらざわ>さくらさわ(たらさわ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「桜」は「さくら」としか読めず、なぜこれを「たら」と読むのか疑問に思いました。
確かにfacebookで「桜沢」と書いて「たらさわ」と読むひとがいるようでした。

※以下の内容はJIS第3水準の漢字が出ているので、ご覧になっている環境によってはうまく読めないかもしれません。

不思議なので、もう少し調べてみました。
すると、タラノキを漢字で「桵木」と書くことがあると分かりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%82%AD

「桵」というのはJIS第3水準の漢字です。
これは「桜」に似ていますが、もちろん全く意味が異なる別の字です。

試しに「桵沢」で検索すると、こちらでも「たらさわ」という苗字がヒットします。
これならば納得がいきます。

おそらく、「桵沢(たらさわ)」という苗字が先にあり、「桵」がウェブ上などで漢字として出せないので、仕方がなく、非常によく似た漢字である「桜」で置き換えたのではないかと思います。
もしくはスキャンミスで変換されてしまったのかもしれません。
要するに「桜沢」で「たらさわ」と読む苗字は存在せず、置き換えたもの、もしくは誤記ではないかと考えるのです。
ここから先は考え方にもよるでしょうが、私は「桵沢(たらさわ)」だけを載せ、「桜沢」には「さくらざわ」という読みだけにしようと思います。
そうではなく、「桵沢(たらさわ)」はあるだろうが、それとは別に「桜沢」でも「たらさわ」と読む場合があったよというのならば、それはそれで構いません。
あくまで私の意見なので。

ちなみに「桵」という漢字を用いた苗字はこれだけのようです。

更に「桵澤(たらさわ)」という苗字もありました。
http://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/faculty/health_welfare/analyst/staff/tarasawa_kunio.html

1 件のコメント:

  1. 私、桵澤って言います。
    桵澤亜津子って言います。

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