2015年10月31日土曜日

上新に関して

「上新」は「苗字の読み方辞典」で「うえしん>かみしん」となっていました。

いずれの読みも実在を確認できました。

「上」という漢字はかなり読み方が多様なので、「うわ」や「あげ」など、いくつも確認しておかねばなりません。
忘れてはならないのが、「じょう」という読みです。

調べてみたところ、「じょうしん」という読みを発見しました。
これも新規の読みです。

2015年10月30日金曜日

内平に関して

本日は「内平」に関してです。

先日の「畠」や「畑」の入った苗字では「はた」と「はたけ」、「ばた」と「ばたけ」の4通りの読みを確認しておくという原則に続くのですが、「平」では「ひら」と「たいら」のふたつを確認しておく必要があります。

「内平」は「苗字の読み方辞典」では「うちひら」という読みだけが載っていました。

当然、「うちだいら」という読みを探します。
(濁点のつかない「うちたいら」はありませんでした)

下記の方が見つかりました。
http://omhand.blog88.fc2.com/blog-entry-152.html

この方しか見つかりませんでしたが、本名と考えて良さそうです。
新規の読みとして、追加しました。

2015年10月29日木曜日

内畠に関して

「内畠」は「苗字の読み方辞典」で「うちはた」となっていました。

苗字で「畠」や「畑」をみたときは、必ず「はた」と「はたけ」の両方を調べておく必要があります。
濁点をつけた「ばた」や「ばたけ」でも調べておくので、4通りですね。

今回も、「内畠」で「うちばたけ」という読みを見つけました。
新規の読みです。

2015年10月28日水曜日

居森に関して

「居森」は「苗字の読み方辞典」で「いもり」となっていました。

他に読み方は思いつかなかったので、そのままにしていたのですが、たまたま「すえもり」という読みを発見してしまいました。

https://www.facebook.com/tatsuya.suemori

https://www.facebook.com/seiji.suemori

「居」が一文字目で、かつ「すえ」と読む苗字としては「居石(すえいし)」がありますが、他には今のところ見当たりません。
ちょっと珍しい読みですが、他にもないか探してみないといけません。

とりあえず新規の読みです。


2015年10月27日火曜日

伊地知と伊知地と伊地智に関して

「伊地知」と「伊知地」はよく似ていますね。

数でいうと、「伊地知」が5,700人ほど。
「伊知地」が620人ほど。

「伊地知」は鹿児島県に多く、「伊知地」は宮崎県に多い苗字です。


「苗字の読み方辞典」を見ると、「伊地知」は「いじち・いぢち」で、「伊知地」が「いじち>いちじ・いちぢ・いぢち」となっていました。

多い方の「伊地知」は「いじち」と読むということで統一して良いでしょう。

問題は「伊知地」です。
普通に考えると「知」という漢字に濁点がつくというのは考えにくく、「いちじ」の方が自然な気がしたのです。
しかし、調べてみるとやはり「伊知地」も「いじち」がかなり多いようです。
なんで、こんな不自然な読みなんだろうと思っていましたが、もともとが「伊地知」から派生した苗字だとしたら、読み方は同じで漢字の並べ方だけを変えたのではないかと考えました。

それでは「伊地智」はどうでしょうか?
こちらはすなおに「いじち」で良さそうです。
ただし、「伊地智」は兵庫県に多い苗字なので、全く別の由来のようです。



2015年10月26日月曜日

飯牟礼に関して

本日は「飯牟礼」に関してです。

これまでにも「牟礼」という苗字の他、「小牟礼」、「高牟礼」、「花牟礼」をすでに載せてあります。

「牟礼」という苗字は「むれ」と「むれい」のふたつの読み方がありますが、「○+牟礼」という三文字姓になった場合は「むれ」としか読まないようです。
それが分かれば、読み方は簡単です。
「「小牟礼」は「こむれ」、「高牟礼」は「たかむれ」、「花牟礼」は「はなむれ」です。
いずれも鹿児島県など、九州南部に多い苗字です。

それでは「飯牟礼」はどう読むのでしょうか?
もちろんこれも鹿児島県に多い苗字です。

普通に読めば「いいむれ」ですね。
それが正解です。
ただ、「苗字の読み方辞典」では「いむれ」という読みも載っていました。

「いいむれ」の実在は確認できるのですが、「いむれ」という読みがあるかどうかの確認は難しいです。

例えば「いいじま」という苗字をローマ字で書こうとすると、「iijima」とするのが普通かなと思いますが、facebookで探すと「飯島」と書いて「ijima」と名乗っているひとが簡単に見つかります。
「飯島」で「いじま」と読む新規の読みだ!と喜んでみるのですが、実は「いいじま」さんでした。
要するに「いい」という読みであっても「i」一文字で済ませている方が結構いるのです。

それなので、「飯」の読み方に関してはローマ字だけでは納得せず、必ず日本語のふりがなを確認しています。
これまでは「飯泉(いいずみ>いいいずみ)」と「飯伏(いぶし>いいぶし)」だけが「飯」を「い」一文字で読む苗字として載せています。

「飯牟礼」はどうかと調べたところ、「いむれ」という読み方をしている方も確認できました。

http://sanctuary-redeagle.jp/2008/09/28/post-7.html

https://twitter.com/tyousui/status/17229272212

「飯」を「いい」とも「い」とも読む3つ目の苗字として載せておこうと思います。

2015年10月25日日曜日

東瀬に関して

「東瀬」は「あずせ」か「とうせ」と読むことが多く、次に「ひがせ」という読みが続きます。
いずれの読みも実在を確認できており、既に表に載せています。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に「ひがしせ」という読みが出ていました。
いかにもありそうな読みですが、なぜこれが見つからなかったのが疑問なくらいです。

https://www.facebook.com/tomoki.higashise

http://www.hotelmonterey.co.jp/kyoto/blog/archive/201105/

いくつか「ひがしせ」という読みは見つかります。
誤記などではなさそうなので、この読みも加えることにします。

2015年10月24日土曜日

油木に関して

「油木」は「苗字の読み方辞典」で「あぶらき・ゆうき>あぶらぎ」となっていました。

いずれの読みも実在を確認できましたが、「油」だけであれば「ゆう」ではなく、「ゆ」ではないか?と疑問が残りました。

実際にfacebookで見ても「yuki」ばかりで「yuuki」という方が見つかりませんでした。

まあ、「ゆうき」という読みであっても「yuki」と書く場合が多いと思いますので、それでは判断ができないと思います。

いくつか、ひらがなで「ゆうき」と名乗っている方がいました。

http://www.wakaba-lo.jp/bengoshi.html

http://www.japdt.com/canference/2012/index.html

「油木」で「ゆき」もしくは「ゆぎ」と名乗っている方がいるかどうかは分かりませんが、「ゆうき」が実在している読みであることは確かなので、こちらだけを採用することにします。

2015年10月23日金曜日

吾田に関して

「吾田」は「苗字の読み方辞典」で「あずた(ごた・あづた)」となっていました。

以前の「苗字の百貨店」では「あずた(あつた・ごた)」となっていました。

「吾」を用いた苗字で有名なものとしては「吾妻(あづま)」や「吾郷(あごう)」があるでしょうか。

「吾輩は猫である」という作品もありますし、「吾」が「我」と同じ意味を持つ漢字であることは確かです。

それなので、「吾」で「わが」とか「あが」という読みがあることも問題ありません。

「我妻」にも「吾妻」のどちらにも「あづま」、「あがつま」、「わがつま」という読みがあるのは同じです。

そこまでは分かったのですが、「吾田」の読みがどこから来ているのかは難しいです。
facebookで見ると「azuta」となっている方ばかりなので、「あつた」ではなく、「あずた」か「あづた」であろうとは思うのですが、どちらが正しいのかまで分かりませんでした。

とりあえず一般的な「あずた」を採用しておこうと思います。


「ごた」という読みは見つかりませんでした。
代わりに「ごだ」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/tomohito.goda.1

しかし、しっかりと「ごだ」とふりがなをつけているのがこの方だけのようでした。
ひとりだけだと実在するかどうか自信が持てないので、この読みは見送ります。

「吾田」は「あずた」という読みだけにしておきます。


2015年10月22日木曜日

阿佐見と阿左見に関して

「阿佐見」と「阿左見」はともに「苗字の読み方辞典」では「あさみ・あざみ」となっていました。

既に表に載せたものですが、「阿佐美」と「阿左美」も「あさみ・あざみ」となっていました。

なんとなく濁点のつく「あさみ」の方が多いのだろうと思っていたのですが、調べてみるとそんなことはなさそうでした。
いずれも「あざみ」の方が多そうなのです。
ただ、「あさみ」としてしまうと、ファーストネームがひっかかりやすくなるので、そのせいもあるかもしれません。

私は濁点の有無だけの問題であれば、どちらかに統一したいと思っています。
どちらが正しいのかを判断しておきたいと思いました。

ヒントとしては、やはりこれらの苗字の発祥地をつきとめることだと考えました。


「阿佐見」と「阿左見」、それに「阿佐美」と「阿左美」は全て群馬県に集中していることが分かりました。
また群馬県には「阿左美(あざみ)」という地名があることも分かりました。

更に発見したこととして、群馬県には「莇(あざみ)」という一字姓が多いことも分かりました。
「薊」という漢字はJIS第2水準ですし、かなり難読ですね。

おそらく「薊」を元として苗字を名乗ることになったとき、難読であるがゆえに別の漢字を当てていったのでしょう。
それなので、「阿佐見」と「阿左見」、「阿佐美」と「阿左美」は全て元をたどれば「あざみ」が正しい読みだと考えるのが自然なのではないでしょうか?

まあ、ここに書いたのは全て私の推測に過ぎません。
また、元の読みがどうであろうが、現在のもっとも多い読みを載せておきたいということにも変わりはありません。

ただ、探してみた感触としても「阿佐見」と「阿左見」は「あざみ」という読みの方が多かったのです。
それなので、このふたつに関しては読みを「あざみ」としておきます。

「阿佐美」と「阿左美」に関しては既に「あさみ」として載せていましたが、こちらも調べなおし「あざみ」という読みに変えました。

2015年10月21日水曜日

由里に関して

「由里」は「ゆり」と読みます。
ファーストネームのようですね。

こういうものは探すのが大変です。

まあ、数はあるので、丁寧に探していけば見つかります。

https://www.facebook.com/ayumi.yuri.50


https://www.facebook.com/LeafHausLove/photos/a.387918214652403.1073741835.368138233297068/387932497984308/

2015年10月20日火曜日

山永に関して

「山永」は「やまなが」と読みます。
「苗字の読み方辞典」では「やまなが(さんなが)」となっていました。

「やまなが」は実在を確認できるのですが、「さんなが」はなかなか見つかりません。

下記の方が「山永」で「さんなが」となっていました。
http://music.geocities.jp/ailbesun/s_profile.htm

本名のようにも思いますが、唯一発見したのが、こういう半芸能人ぽい方のときは注意が必要です。
やはり、これだけでは実在する読みだとまでは思いがたいです。
「さんなが」は見送ろうと思います。

2015年10月19日月曜日

小計

500人以上いる苗字の整理が終わりました。

ここまでの合計は19,777種類になりました。



600人以上いる苗字の整理が終えた辞典で17,798種類だったので、それから2,000種類ほど増えました。
この期間が約100日ほどでした。

ほぼ2万種類になります!


しかし、ここまで載せてきたものだけでは、まだ全体の2割程度にしかならないという事実に驚きます。



この後は400人以上500人未満の苗字を整理していこうと思います。

2015年10月18日日曜日

薮上と藪上と籔上に関して

「薮」と「藪」と「籔」は全て異体字の関係にあります。
そのため、「藪上」と「籔上」は「薮上」に併記してあります。

いずれも実在する苗字ですが、やはり「薮上」が圧倒的に多いです。

読み方は「やぶかみ」でした。
濁点をつけた「やぶがみ」という読みも載っていましたが、こちらとしては同じものと考えています。


簡単に思いつく「やぶうえ」という読みはないのかな?と探したところ、下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/misaki.yabuue


ひとりだけでは不安でしたが、下記の方もヒットしました。
https://www.kyotoben.or.jp/search/kobetu.cfm?kaiinid=944

まあ、大丈夫かなと思います。
新規の読みと考えます。

2015年10月17日土曜日

山来に関して

「山来」は茨城県に最も多く、次が千葉県。
後は関東地方に少しずつ散らばっています。

読み方としては最多の茨城県では「やまく」のようです。
それ以外に「やまき」という読みもあります。
いずれの読みも実在を確認できました。

それ以外の稀少な読みとして「やまらい」というものがありました。
http://www.osakac.ac.jp/labs/ihara/seito.htm

これもわざわざふりがなが書いてあるので、間違いないと思います。

2015年10月16日金曜日

向吉に関して

「向吉」は「苗字の読み方辞典」で「むこよし>さきよし・むこうよし」となっていました。
いずれも実在を確認できましたが、問題は「むこよし」と「むこうよし」です。

facebookで「mukouyoshi」となっているものがあり、「むこうよし」は大丈夫だと思います。

「向」を「むこ」と読む苗字も多いので、心配はあまりしていないのですが、念のためにしっかりと調べておきました。

いくつかありましたが、下記の医院が院長の名前からとってあるようで、間違いないかなと思いました。
https://ishalog.mynewsjapan.com/doctor/79335

2015年10月15日木曜日

三登に関して

「三登」は「苗字の読み方辞典」で「みと(さんとう・さんと)」となっていました。

「みと」という読みは簡単に見つかります。
ちょっと探しただけでも下記の方とか。
http://keirin-station.com/keirindb/player/detail/014844/

「登」は「登場(とうじょう)」とか「登壇(とうだん)」とかで使いますね。
他は「登山(とざん)」とか。

「とう」と読むことが多いですが、「と」という読み方も普通にあります。

「三登」に関しては「みとう」ではなく、「みと」で良さそうです。


しかし、「さんとう」と「さんと」は悩ましいです。
これまでの例に習い、苗字の最後を伸ばすか伸ばさないかだけの違いの場合、いちいち分けていないのです。
要するに「さんとう」と「さんと」があっても同じ読みだと考えているということです。

問題はどちらを取るかです。
どちらも数が少なく、どちらも実在していそうなのです。

例えば下記の方々です。
https://www.facebook.com/ran.santou
https://www.facebook.com/yuka.santo

「三登」という苗字ですが、ローマ字では「santou」と「santo」で異なっています。
実はこのふたりの方は友人欄でつながっているので、おそらく親族なのだと思います。

それなので、元の読みは一緒なのでしょう。
片方が「さんとう」なので、もう片方も「santo」と書いて「さんとう」なのでしょう。

悩みますね。
考えましたが、「さんとう」という読みは確かにあるので、「三登」は「みと・(さんとう)」としておきます。

2015年10月14日水曜日

美里に関して

本日は「美里」という苗字に関してです。
おわかりでしょうが、「美里」という単語で検索してもファーストネームばかりがひっかかってしまいます。
電話帳であたれば簡単なのですが、該当地域のものがないとどうにもなりません。

ただ、同じような経験を何度もしているので慣れてきました。

まずはウェブの「写録宝夢巣」で調べてみました。
すると、「美里」は沖縄県に7割が集中していることがわかりました。

facebookで「美里」、「okinawa」、「misato」のように単語を入れて探してみました。
すると、下記のように何人かが見つかりました。
https://www.facebook.com/ririka.misato

「美里」で「みさと」と読む苗字も確認できることがわかりました。

ちなみに稀少な読みとして「よしざと」もあります。
こちらは数が少ないですが、読み方に特徴があるので探すのは難しくありません。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006136839322


2015年10月13日火曜日

八谷に関して

「八谷」はかなり読み方が分かれている苗字です。

もともとの実数がかなり多いのですが、これまでに載せているものだけでも「はちや」、「やたに」、「やたがい」、「やつや」、「はちたに」があり、読み方も多様です。

一見すると、数が多そうな「はちたに」という読みはほとんどなく、難読な「やたがい」がかなり多いというのが面白いところです。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に、この他の読みとして「はったに」が載っていました。

https://www.facebook.com/kenji.hattani

何人か実在が確認できました。
「はったに」と「はちたに」は似ていますが、別の読みと考えます。

2015年10月12日月曜日

満に関して

本日は「満」だけの一字姓です。
読み方としては「みつ」と「みつる」があるそうです。

鹿児島県に半数以上が集中しています。
その中でも離島ではなく、鹿児島市に多いようです。

「みつ」という読みはなんとか見つかりましたが、「みつる」はギブアップしていました。

「満」で「みつる」と読むのはファーストネームとしてありふれすぎていて、とてもウェブ上では探せません。

諦めていましたが、「苗字の読み方辞典」の方に相談してみたところ、鹿児島県の電話帳では「みつ」と「みつる」がともに載っているという回答がありました。

facebookで、「満」、「mitsuru」とともに「鹿児島」というキーワードを入れて根気よく探し続けたところ、何人かの「みつる」姓を見つけました。
https://www.facebook.com/takafumi.mituru

「満」も「みつ>みつる」という読み方で良いようです。

2015年10月11日日曜日

文元に関して

「文元」は「ふみもと」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」では稀少な読みとして「ぶんげん」というものが載っていたのですが、これが見つかりませんでした。

徳島県鳴門市の電話帳で、「ふ」の最後にあるということは確認できていたようですが、実は「ぶんげん」ではなく、「ぶんもと」だったということです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004345840837

確かに「ぶんもと」で探すと、facebookでも何人か見つかります。

この読みも追加しておきます。


2015年10月10日土曜日

能崎に関して

「能崎」は「のざき>のうざき」という読みで載せていました。

これ以外に「よしざき」という読みがあるということでしたが、実在が確認できていませんでした。

http://opusofttennis.tm.land.to/2008011.html

http://nenkai.pharm.or.jp/133/pc/icode_result.asp?BCD=14&DAY=30&KEI=2

上記はいずれも同一人物のようですが、確かに「能崎」で「よしざき」となっています。
この読みも追加しておきます。

2015年10月9日金曜日

丁に関して

本日は一字姓である「丁」に関してです。

以前の「苗字の百貨店」では全国で540人ほどとなっており、読みは「てい(韓国朝鮮姓チョン)>ちょう(熊本)・てい(中国姓ティン)(ようろ★・よろ★)」と記載されていました。

「苗字の読み方辞典」になってからは、外国姓を除いたものになっており、「丁」は200人ほど。
読み方は「ちょう(熊本)(ようろ★・よろ★)」と変わっていました。

当ブログでは「苗字の読み方辞典」にならって検討しているので、ちょう(熊本)(ようろ★・よろ★)」という読みを基本としていきます。

「★」は全て難読を表すマークです。

「ちょう」と「ようろ」は実在を確認できました。
https://www.facebook.com/kuniharu.cho
https://www.facebook.com/minori.youro


問題は「よろ」です。
「ようろ」と「よろ」は、やはり分けるべきだと思います。
発音した印象が、まるで違いますから。

後は、実在するかどうかです。
facebookでははっきりとしたものが見つかりません。
なまじ「ようろ」が確認できるため、ローマ字で「yoro」となっていても納得できないのです。
そもそも「丁」で「ようろ」とか「よろ」とかと読むのも難しく、どちらがより正しいのかが分かりません。

困っていたところ、「よろ」という読みが確認できるものを教えていただきました。
http://www.hoken-community.jp/pdf/shogo.pdf
http://www.social-peek.com/Keywords/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%92%E3%82%B5

いずれも読みとして信頼がおけそうなので、「丁」は「ちょう・(ようろ・よろ)」としておきます。

2015年10月8日木曜日

玉生に関して(訂正)

「玉生」は以前にもまとめています。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/08/blog-post_23.html

結論として、下記のようになりました。

これらから、「玉生」は「たまにゅう(栃木)>たもう(富山)・たまお・たまき・(たまぶ)」ということになります。
「たまう」と「たまの」は見つかりませんでした。

しかし、「たまの」という読みがあることを教えていただきました。

http://gokigen-stretch.com/index.php?%E7%8E%89%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A

「生」を「の」と読むなんて、不思議だなと思っていたら、下記では「玉生」で「たまのう」と読んでいました。
新規の読みです。
http://www.misao-cooking.com/2009/10/%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%8D%8B%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%96%99%E7%90%86%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%80%8D/

これらから「たまの」は実在する読みと判断し、追加します。

2015年10月7日水曜日

間地と猿子に関して

「間地」は「苗字の読み方辞典」で「まじ>あいち・まち・まぢ」となっていました。
濁点の有無は気にしていないので、「まち」と「まぢ」は「まじ」と同じものと考えて良いでしょう。

「間地」は「まじ>あいち」なのかなと思いました。
しかし調べてみると「まじ」や「まち」は見つかるのですが、「あいち」はなかなか見つかりません。

最も確かそうだったのが、下記の方。
https://www.facebook.com/wakasa.aichi

ただ、ひとりしかいないのでは実在する読みだとはいえません。

下記の方は友達欄に「間地(まじ)」さんが何人もいて、自分だけが「間地(あいち)」と読むとは思いがたいです。
https://www.facebook.com/takeshi.aichi

下記の方も「あいち」さんとなっていましたが…
さすがにこれだけでは…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008032230445

「あいじ」さんでも探しましたが、見つからず。

現時点では「間地」の読みは「まじ」だけにしておきます。


「猿子」は難読ですが、「ましこ」と読みます。
「ましこ」と読む方はいくらでも見つかります。

うっかりすると「さるこ」と読んでしまいそうですが、それも稀少な読みとしてあります。
https://www.facebook.com/kenta.saruko
https://www.facebook.com/saruko.yuta

いずれも実在が確かそうな方なので大丈夫でしょう。

「猿子」は「ましこ・(さるこ)」としておきます。

2015年10月6日火曜日

祝部に関して

「祝部」はいわゆる難読苗字です。

「苗字の読み方辞典」では「ほうり(ほおり・しゅくべ)」となっていました。

ちなみに「祝」一字でも「いわい>ほうり・(はふり)」として載せていますので、「祝」で「ほうり」という読みが出てくるのも全く初めてというわけではありません。

もともとの語義から「祝(ほうり)」を調べると、下記のように書いてありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/47792722.html

要するに、「祝(はふり)」は古代の下級神職であり、「罪穢(けがれ)を放(はふ)る」から、そのような名前になっているとのことです。
「放る」がもとになっているので、「ほおり」ではなく、「ほうり」が正しいわけですね。

実際に調べてみても「ほうり」と名乗っている方がほとんどでした。
https://www.facebook.com/yumi.houri

「しゅくべ」と読みかえているひともいそうですが、ウェブ上では見つかりませんでした。

旧仮名使いで「はふり」と読むひとがいても良いのかなと考えましたが、それも見つかりませんでした。

結論として、「祝部」は「ほうり」という読み方のみといたしました。


※「しゅくべ」という読みは電話帳では見つかるというメールをいただきました。確認できしだい、追加したいと思います。

2015年10月5日月曜日

外に関して

本日は「外」という一字姓に関してです。

鹿児島県が3割ほどで、次が石川県と富山県です。


最も多い読みは「ほか」です。
これはfacebookを見ていると、簡単に実在を確認できます。

次に多い読みが「そと」です。
これは一般的な読みすぎて、なかなか見つかりませんでした。
ようやく見つけたのが下記の方々です。
https://www.facebook.com/takeshi.soto
https://www.facebook.com/tomoaki.soto

ひとりは石川県の方のようですが、そこで多い読みかどうかまでは判断できませんでした。

他に稀少な読みとして「そで」というものもありました。
これは神奈川県などの関東地方に多いようですが、なぜ「外」を「そで」と読むのかは分かりませんでした。
https://www.facebook.com/keishiro.sode

2015年10月4日日曜日

宝珠山に関して

「宝珠山」は「苗字の読み方辞典」で「ほうしゅやま(ほうしやま・ほうじゅやま)」となっていました。

また、カッコつきで「宝珠山(寳珠山)」となっていました。
カッコがついているのは「写録宝夢巣」には載っていないけれど、実在が確認されたものだそうです。

更に「寶珠山」という苗字もあり、こちらは「ほうしやま」となっていました。

かなり小さくて分かりにくいですが、「寶」が旧字体で「寳」は違います。
どちらも「宝」の異体字であることは一緒です。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7.html

もちろん、私としては全て同じように扱います。
すなわち、「宝珠山」に「寶珠山」と「寳珠山」を併記して検討します。

読みに関しては「ほうしゅやま」も「ほうじゅやま」も「ほうしやま」も全て確認ができました。

下記とかですね。
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/30270482.ja.html

濁点の有無はいつもどおり気にしません。
「ほうしやま」なのですが、こちらも分けるほどは異ならないのではと思います。

「宝珠山」は「ほうしゅやま」という読みだけとしておきます。

2015年10月3日土曜日

樋下に関して

「樋下」は「苗字の読み方辞典」で「ひのした>といした(岩手)(とよした★・ひした)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「ひのした」という読みは簡単に見つかります。

「といした」ですが、こちらも見つかります。
下記の方もそうなのですが、やはり岩手県に多い印象です。
http://jimin-iwate.gr.jp/kengiin/toisita/

これは結構、不思議なんですね。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「樋下」の3割近くが岩手県に集中しており、そこが最多なのです。
最も集中している地域での読みが最多の読みではないというのが不思議なんです。

では、最多の読みである「ひのした」はどこで多いのか?
facebookで見ると、神奈川県などの関東地方に多い印象でした。
しかし、そこが多いというわけではありません。

神奈川県と東京都、埼玉県を足しても岩手県だけよりも少ないのです。
むしろ大阪府と和歌山県を足した方が多いくらいなのです。

それでは関西地方では何と読むのか?
ちょっと分かりませんでした。
こちらも「ひのした」のようではありましたが…


稀少な読みである「とよした」は見つかりました。
http://www.hokeni.jp/article9/

「樋」で「とよ」と読むのは難しいのですが、これまでにも「樋田(とよだ)」や「樋本(とよもと)」という読みがあったので、無理ではないですね。

「ひした」は見つかりませんでした。

2015年10月2日金曜日

日栄に関して

「日栄」は「苗字の読み方辞典」で「ひえい(ひさか・ひえ)」となっていました。

ちなみに「栄」の旧字体である「榮」を用いた「日榮」では「ひえい>ひえ・ひざかえ」となっていました。

実数でいうと、「日榮」は「日栄」の1割くらいなので、「日栄」と「日榮」を併記してしまうと、「ひえい・(ひえ・ひさか・ひざかえ)」という形になると思います。

どれも実在を確認できたのですが、「ひさか」は下記で確認できます。
ともに和歌山県出身なので、そちらが元なのかもしれません。
https://www.facebook.com/takeya.hisaka
https://www.facebook.com/mai.hisaka


「ひざかえ」という読みは、やはり「日榮」という旧字体で多いようですが、下記の方は新字体で「ひざかえ」となっています。
https://www.facebook.com/link512


問題は「ひえ」です。
「ひえ」も下記のように確認はできるのです。
https://www.facebook.com/toshika.hie

ただ、発音してみると、「ひえい」も「ひえ」も同じような気がします。
ローマ字で表記すると、最後に「i」がつくかどうかで確実に違うのですが、発音した印象が変わらないのです。

「狩野」などで「かのう」と「かの」のように最後の音を伸ばすか伸ばさないかというものを同じものと扱っているので、「ひえい」と「ひえ」も同じものとしておこうと思います。

2015年10月1日木曜日

遠西に関して

「遠西」は「とおにし」という読みで載せていました。

これにも「えんにし」という読みがあるという指摘をいただきました。

http://ci.nii.ac.jp/naid/500000545381

誤記だといけないと思い、元の論文を確認しましたが、間違いなく「えんにし」となっていました。
こちらも追加しておきます。