2018年9月30日日曜日

浅場と浅塲に関して

「塲」の入った苗字に関する続きです。
「浅場」には「浅」の異体字を用いた「淺場」はありましたが、「浅塲」の方は「写録宝夢巣」にも「実在苗字(名字)辞典」にも載っていませんでした。

下記の方がいましたので、これも新規苗字ということになります。
https://www.shizuoka-med.jrc.or.jp/about/mailmag/mag20140301.html

「場」にしても「舎」にしても、ひとつひとつ虱潰しでいけば、相当に見つけられそうな気がします。
「舎」の入った苗字は100種程度ですが、「場」の入った苗字は600種以上あり、それだけで延々と時間がかかりそうです。
出会ったときに検討することにします。

2018年9月29日土曜日

塲の入った苗字に関して

今回は「場」の異体字である「塲」を用いた苗字です。
いずれも「写録宝夢巣」ではヒットせず、「実在苗字(名字)辞典」にも載っていません。

麻塲…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009461198878

坂塲…
http://www.aikenkyo.or.jp/00data/associ_info/associ_info-0352/data/03-meibo.pdf

柳塲…
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1029492

いずれも新規苗字ということになります。
こういうのは真剣に探せば、まだまだありそうですね。


2018年9月28日金曜日

森舎に関して

しつこく「舎」の話題です。

「森舎」は「もりや」と読みます。
「舎」の異体字である「舍」に変えた「森舍」を発見しました。
https://www.facebook.com/hiroyuki.moriya.31

いちおう新規苗字としておきます。

2018年9月27日木曜日

喜舎場などに関して、幽霊苗字かも?

「舎」と「舍」の話題の続きです。

「喜舎場」は「きしゃば」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で179件ですが、うち沖縄県で165件なので、ほぼ沖縄県限定の姓といえるでしょう。

「実在苗字(名字)辞典」ではカッコとして「喜舍場」と「喜舎塲」が載っていました。
「舎」と「場」がそれぞれ異体字となっているものがあるのですね。

そうなれば、とうぜん両方が異体字となった「喜舍塲」も探したくなってしまいます。
こちらですね。
http://web.flet.keio.ac.jp/~umeda/member/
いちおう新規苗字です。

また、漢字の異なる「喜捨場」と「喜社場」も載っていました。
「喜捨場」は全国で沖縄県に2件のみ、「喜社場」は全国で沖縄県に1件のみでした。

「喜捨場」は2000年と2007年の「住所でポン!」では発見できます。
2007年版で発見できる2名のうち、女性名は他で見つからず。
男性名の方は、2012年版で「喜舎場」となっています。

2007年版で「喜捨場」となっている方もフルネーム検索すると、「喜舎場」で見つかります。住所が一致するので同一人物です。

「喜社場」も2007年版で載っている方が、2012年版では「喜舎場」となっています。
こちらも住所が一致するので、同一人物でしょう。

以上のことから「喜捨場」と「喜社場」はいずれも幽霊苗字であると考えられます。

2018年9月26日水曜日

舍の入った苗字に関して

「舍」はJIS第2水準の漢字で、「舎」の異体字です。
下記にまとめています。
http://new5g00.blogspot.com/2016/11/blog-post_21.html

当時は、「新舎」に対しての「新舍」しかありませんでした。
その後はいくつか見つかっています。
すでに載せてあるものだけで「新舍」の他に「喜舍場」、「中舍」、「玉舍」、「後舍」があります。

他にも元が少ないものとして「釋舍」、「大舍羅」、「加舍」、「奥舍」、「梅舍」、「舍川」があるようです。

多いので順番にいきます。
「釈舎」は「ときや」と読みます。
「実在苗字(名字)辞典」では併記して「釋舎」と「釋舍」が載っていました。
「釈舎」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で3件のみでした。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E9%87%88%E8%88%8E%E5%B9%B8%E7%B4%80_200000000372976/biography/

「釋舎」は下記の方。
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000080309559/

「釋舍」は下記の方。
https://www.facebook.com/tomokoryuhika

「釈舍」は見つかりませんでした。

「大舎羅」はウェブの「写録宝夢巣」には載っていませんでしたが、「大舍羅」で全国に1件でした。
石川県です。
検索すると分かりますが、読み方は「おおじゃら」だそうです。
https://twitter.com/myoji_bot/status/656337002829246464?lang=ja

下記の方などが見つかります。
http://athletics.html.xdomain.jp/kiroku/data/tusin/03/REL053.HTM

上記だけでは読み方が分かりませんが、facebookで下記の方を見つけました。
https://www.facebook.com/sakiyannu94

漢字不詳ですが、「ojara」となっています。
石川県近辺の方のようなので、同一人物だと思います。

また、「大舎」という苗字もあります。
こちらも全国で1件。
福井県です。
石川県に隣接した福井県なので、「大舎羅」の切り間違いかとも思いましたが、「住所でポン!」を見ると違うようです。
https://jpon.xyz/2012/34/9/35.html?p=1

読み方は「おおや」のようです。
https://www.green-forest.net/staff

戸籍上のことは分かりませんが、「大舍」は見つかりませんでした。

一気に終わらせようと思いましたが、だいぶ長くなりました。
続きは後日。

2018年9月25日火曜日

舍の入った苗字に関して(続き)

「舎」と、その異体字である「舍」に関しての検討を続けます。

「実在苗字(名字)辞典」に載っていて、まだ調べていないものには下記のものがありました。

「舍川」、「加舍」、「梅舍」、「奥舍」があるようです。

「舎川」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で123件。
福岡県に多く、「とねがわ」もしくわ「しゃがわ」と読みます。
「舍川」は下記の方など。
https://www.facebook.com/noriaki.tonegawa

「加舎」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で29件。
京都府に多く、「かや」と読みます。

「加舍」も見つかりました。
http://www.rakuraku.or.jp/kaigo/w10/wpJDetails.aspx?JGNO=ST1472900131&SVCD=430&THNO=00000

「梅舎」は全国で16件。
香川県に多く、読み方は「うめや」です。
https://www.facebook.com/hidehike.umeya

「梅舍」もありました。
https://www.facebook.com/umeya.shoma

「奥舎」は全国で2件。
広島県と岡山県に1件ずつです。
読み方は「おくしゃ」です。
兵庫県ですが、下記の方々を発見しました。
http://www.sanda-dental-association.org/members/area-n/okusya.html
https://agmc.hyogo.jp/department/surgery/oral/staff

「奥舍」は見つかりませんでした。

2018年9月24日月曜日

一関に関して

「一関」は「いちのせき≫いちせき」として載せていました。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「いっせき」があるそうです。
https://job.rikunabi.com/2019/company/r837700000/seminar/C001/

これ以外でも見つかるので、「いっせき」という読みはあると思います。

後は、「いち」と「いっ」を分けるかどうかです。
これまではある程度の数が確認できなければ、分けていませんでした。

ここまでで分けているのは、「一法師」の「いちほうし≫いっぽうし」と、「一坊寺」の「いちぼうじ≫いっぽうし」だけでした。

「いっせき」はそれほど数もなさそうなので、「いちせき」に含まれると判断します。

2018年9月23日日曜日

一藤に関して

「一藤」は「いちふじ≫ひとふじ」として載せていました。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外に「いっとう」という読みがあるそうです。
https://www.facebook.com/hazuki.itto

本名のようですが、これだけでは自信が持てません。

自分でも探してみました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100013993245928
https://www.facebook.com/emiko.itto.5

おそらく実在する読みなのだと思います。
この読みも追加します。

2018年9月22日土曜日

井向に関して

「井向」は「いむかい」という読みで載せていました。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「いむき」があるそうです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006328689396

上記の方はフルネーム検索すると、いずれも「いむき」で見つかるので間違いないと思います。
facebookでは他にも「いむき」さんが見つかります。
この読みを追加します。

2018年9月21日金曜日

峠井と垰井に関して

「垰」に関しては、以前から何回か検討しています。
広島県の苗字で使われることが多く、読みは「たお」です。

「峠」で「たお」と読むこともありますが、おそらく誤記の定着だと思います。

「垰井」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で3件。
全て広島県。

「峠井」は全国で6件。
うち広島県が4件です。

いずれもfacebookで見つかります。
下記は「峠井」で「たおい」と読んでいる方です。
https://www.facebook.com/taoi.hideaki

下記は「垰井」で「たおい」と読んでいる方です。
本名だと思います。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031405720&Action_id=121&Sza_id=C0

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、電話帳の「と」欄に「峠井」があったそうですが、ウェブ上で確認がとれなかったため、保留します。

「たお」と読む苗字で、「垰」よりも「峠」の方が多いというのは珍しいなと思いました。

2018年9月20日木曜日

金嶽と金岳に関して

「金嶽」は「実在苗字(名字)辞典」で「かねたけ・かなたけ」となっています。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
うち14件が佐賀県でした。

facebookで見ると、「かねたけ」も「かなたけ」も見つかります。
由来はひとつなのでしょうが、「かね」と「かな」は変化しやすいところです。
このふたつは分けておきます。

「岳」と「嶽」は新字体と旧字体の関係にありますが、見た目もだいぶ違いますし、使われ方も異なっているので、分けてしまっています。

「金岳」は全国で1件。
下記の方のみでした。
https://jpon.xyz/s/2012/%E9%87%91%E5%B2%B3%E3%80%80%E7%BE%8E%E7%B4%80%E5%AD%90

2012年の「住所でポン!」に載っているのですが、これだけでは読み方も不明です。
この方以外には見つからないので、それ以上の情報もありません。

「金岳」は保留しておこうと思います。

2018年9月19日水曜日

西来と西來に関して

「西来」は「実在苗字(名字)辞典」で「にしらい・さいらい>にしき」となっていました。
「西來」はカッコで併記されていました。
すなわち、「写録宝夢巣」ではヒットしないけれども実在が確認できたということです。

「西來」でヒットするのは下記の方です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E4%BE%86%E6%AD%A6%E6%B2%BB

2013年に亡くなっているのですが、直前まで続けていたfacebookが今でも読めました。
上記の方は「にしらい」と読むのですが、実はそれ以外で「にしらい」さんが見つかりませんでした。

読み方としては「さいらい」が多いのですが、「にしき」も見つかります。
ですが、「にしらい」は見つからないのです。

少なくとも上で見つかった「西來(にしらい)」さんは本名のようなのですが、その方以外で見つからないということは、その読みが現存するかどうかが分からないということです。
「にしらい」に関しては保留します。

2018年9月18日火曜日

金万と金萬に関して

「金万」は「実在苗字(名字)辞典」で「こんまん(秋田)>こんま(岡山)(きんまん)」となっていました。

「金萬」は、ウェブの「写録宝夢巣」ではゼロのため、「金万」にカッコ付で併記されていました。

「金万」は全国で27件。
秋田県が8件で、岡山県が5件でした。

「こんま」と「こんまん」の間にくるような姓はまずありませんので、電話帳だけでそのふたつを見分けることはできないでしょうね。

まずは「金萬」から。
出身は分かりませんが、北海道在住の「こんまん」さんです。
https://www.facebook.com/hitoshi.komman

秋田県在住の「こんまん」さんです。
ファーストネームが似ているので、上記の方の血縁者かもしれません。
https://www.facebook.com/satoshi.konman

千葉県在住の「きんまん」さんです。
https://www.facebook.com/takahiro.kinman
https://www.facebook.com/ayaka.kinman

つまり、「金萬」は「写録宝夢巣」には載っていないほどの稀少姓であるにも関わらず、読み方が分かれているということです。
これは珍しいですね。

「金万」は下記の方など。
いずれも大阪府の「こんま」さんです。
https://www.facebook.com/konma.taiji
https://www.facebook.com/yasuo.konma

茨城県在住の「こんまん」さんです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005772360122

秋田県在住の「こんまん」さんです。
https://www.facebook.com/kaori.konman

「金万」で「きんまん」という読みは発見できませんでした。
「こんまん」と「こんま」はいずれも見つかりました。

「国分」など、実数が多い姓では「こくぶ」と「こくぶん」を分けています。
ただ、「金万」で「こんま」と「こんまん」を分ける必要はないかなと思います。
五十音順でほとんど変わらないわけですし。

2018年9月17日月曜日

小早瀬に関して

「小早瀬」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に25件。
埼玉県で13件。
ほぼ関東地方に集中しています。

「実在苗字(名字)辞典」では、「こわせ★・こはやせ>こばせ」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「こわせ」と「こばせ」は下記の方など。
いずれも埼玉県の方です。
https://www.facebook.com/saori.kowase
https://www.facebook.com/dai.kobase

「こわせ」と「こばせ」は濁点の有無だけだと思うので、まとめてしまって良いでしょう。
「こはせ」という読みもありそうでした。

割合に関しては分かりません。

どれを採用するかによって五十音順がだいぶ違うので、慎重に判断したいところです。

いちおう、「実在苗字(名字)辞典」を信じて「こわせ」を取ります。

「小早瀬」は「こはやせ・こわせ」としておきます。

2018年9月16日日曜日

三反園に関して

「三反園」は「実在苗字(名字)辞典」で「さんたんぞの・みたぞの(さんたぞの)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
大阪府が12件で、鹿児島県が11件です。

facebookで見つけた「さんたんぞの」さんも鹿児島県出身でした。
https://www.facebook.com/naoki.santanzono
https://www.facebook.com/takashi.santanzono

鹿児島県の中では指宿市に多いのですが、大阪府では大阪市此花区に多いようでした。

下記は大阪府の「みたぞの」さんです。
https://www.kensetumap.com/company/351600/profile.php

下記の方が鹿児島県出身の「みたぞの」さんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8F%8D%E5%9C%92%E8%A8%93

「さんたんぞの」と「みたぞの」の割合は半々で良いかもしれませんが、元は鹿児島県指宿市の「さんたんぞの」だと思います。
「みたぞの」が大阪の読みという印象はありません。

「さんたぞの」は下記の方がいました。
https://www.facebook.com/yu.santazono

他にも漢字不詳の「さんたぞの」さんは何人か見つかりました。
「さんたぞの」という読みを持つ苗字は他にないので、この読みも確かでしょう。

2018年9月15日土曜日

木家に関して

「木家」は「きや」と読みます。
これは問題ありません。

「実在苗字(名字)辞典」では稀少な読みとして「きいえ」も載っていました。
ありえそうですが、探してみるとなかなか見つかりません。

発見できたのは下記の方だけです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009247194366

基本的にはfacebookでひとりだけだと実在確定としたくないのですが、この方のプロフィール欄やタイムラインを見ていると、本名で良いのではと思いました。

本当の読み方が「きや」で、「きいえ」はアダ名という様子でもないです。
「きいえ」という読みは実在すると考えます。

2018年9月14日金曜日

国府寺と國府寺と圀府寺に関して

「圀」という漢字は、水戸黄門の「徳川光圀」で用いられますね。
それが有名なので苗字としても使われていそうですが、調べてみると全くありません。

唯一の例外が「圀府寺」です。
「圀」はJIS第2水準です。
「國」だと、中の「或」が「惑」に通じて不吉だという理由で「八方」という字を当てたとされています。
それであれば、もっと使われても良さそうですけどね。
不思議です。

ウェブの「写録宝夢巣」では「国府寺」は全国で8件。
「國府寺」はゼロで、「圀府寺」は2件でした。

「國」はもちろん「国」の異体字ですが、「圀」もそうです。
「圀府寺」でしか用いられていないのですが、「写録宝夢巣」では地域差もなさそうでしたのでまとめておきます。
ちなみに読み方は「こうでら」です。

それぞれの漢字で実在が確認できます。

国府寺…
https://www.facebook.com/goriranbou

國府寺…
https://www.facebook.com/akimitsu.koudera

圀府寺…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004335097064

2018年9月13日木曜日

琴に関して

だんだんと一文字姓を探すのが大変になってきました。
特に一般的な名詞としてもありえるものは大変です。

「琴」は「こと」としか読みます。
当然ですね。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で21件。
最多は大阪府の9件でした。

このままではどうにも確認できませんでした。

大阪府の中でも堺市に多いということであったので、堺市の「住所でポン!」を検索。
そこで見つけた方をかたっぱしからフルネーム検索しました。
https://wilab.com/jp/people/aki-koto/
https://twitter.com/kotokoto

本名で良さそうです。
読み方も「こと」となっています。

このように、一見すると当然の読みであっても確認はきちんとしています。

2018年9月12日水曜日

鞠谷に関して

「鞠」は通常「まり」と読みます。

平安時代の「蹴鞠(けまり)」はこちらの漢字を使うようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B9%B4%E9%9E%A0

いわゆる「毬」とは別字です。

苗字として用いられる場合も「鞠」は「まり」と読むことがほとんどなのですが、唯一の例外が「鞠谷」で、これは「きくたに」と読みます。
http://kikutani.op.titech.ac.jp/

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で8件。
大阪府に5件と神奈川県に3件しかありません。

大阪府に5件あるというのがひっかかります。
前回の「粷谷」が多くみられる地域に近いからです。
現在のところ「粷谷」は「こうじや」と読むことが多いのですが、異体字である「麹谷」では「きくたに」という読みがあることも分かっています。

ひょっとして「鞠谷」の中にも戸籍上は「粷谷」の方がいるのではないのか?と想像してしまったのです。
このあたりは検討していくときりがない感じですね。

とりあえず「鞠谷」は「きくたに」とし、併記はつけません。
「鞠」と書いて「きく」と読む唯一の姓だと覚えておきます。

2018年9月11日火曜日

麹谷と粷谷に関して

「麹」という漢字の入った姓を扱うのは初めてです。

最多が「麹谷」なのですが、それでもウェブの「写録宝夢巣」で全国に18件なので仕方がないでしょう。
全国に18件で、そのうち8件が兵庫県。
関西地方に多い姓のようです。

「麹谷」は「こうじたに」と読むことがほとんどのようです。

その他の稀少な読みとして、「こうじや」と「きくたに」があるとのことです。

「こうじや」と読んでいる方です。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008136545292
https://www.kensetumap.com/company/190351/profile.php

下記の方は「麹谷」で「きくたに」となっています。
https://www.facebook.com/youko.kikutani

「麹」には「きく」という読みもあります。
例えば「菊谷(きくたに)」さんが、結婚して「麹谷(こうじや)」さんになった可能性も否定はできませんが、友達欄を見る限り、そんなことまで心配する必要はなさそうです。

「粷」はJIS第4水準だそうです。
下記の方々は「粷谷」で「こうじや」となっています。
http://jglobal.jst.go.jp/public/200901047405485340
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009208318045

いずれの方もやはり関西地方の方でした。

「粷」はwiktionaryにも載っていませんでした。
「粷」と「麹」が異体字であるかどうかの判断はつきませんでした。
しかし、見た目はかなり似ていますし、読み方も同じようです。
なにより、「麹谷」と「粷谷」で集中している地域も重なっているようです。

これも異体字の関係にあると判断し、併記しておきます。

ちなみに「麹」を用いた全ての姓(10種類もありません)をチェックしましたが、「粷」に置きかえられるものはありませんでした。
「粷」を用いた姓は「粷谷」が唯一であることも分かりました。

2018年9月10日月曜日

ユ川に関して(訂正)

以前に「ユ川」という姓が、ウェブの「写録宝夢巣」で見つかるが、実在が確認できないので保留するとしていました。
http://new5g00.blogspot.com/2017/08/blog-post_5.html

実は、下記に「ユ川」という方がいることは知っていたのです。
読み方も「ゆかわ」で良いようです。
https://8card.net/p/shyukawa
https://www.facebook.com/sanx.yukawa

本名であることは間違いないと思うのですが、ウェブでも出せないような漢字であるため便宜的にカタカナで表記している可能性もあるのかなと考えていました。

別の「ユ川」さんが、自費出版で本を出していることを知り、国会図書館で借りてみました。
下の画像のように「ユ川俊」さんの「夢綴り」という本です。
本の作者なのでペンネームの可能性が否定できないなと思ったのですが、中にいわゆる「住所印」が押してありました。
正確な住所と電話番号とともに、「ユ川俊」と書いてある「住所印」です。
(それも画像として保存したのですが、さすがに個人情報なので出しません)

要するに「ユ川」という姓はあるということです。
戸籍上は分かりませんが、日常生活は「ユ川」と名乗っているようです。
カタカナで始まる唯一の苗字であるようです。


2018年9月9日日曜日

徃に関して(続き)

前回、「徃田」という姓をとりあげました。

「徃」は「往」の異体字であるということで、まとめることにしました。

「徃」を用いた苗字には、「徃田」の他、「徃住」、「徃西」、「徃見」、「徃友」、「徃頼」の5種があります。

いずれも「往」に置きかえた苗字もあります。

この中で最多は「徃住」です。
「とこすみ」と読みます。
この姓だけは「徃」を用いたものの方が圧倒的に多いです。
「往」にしても難読だからですかね。
https://www.megumitokosumi.com/

「徃西」は下記など。
「おうにし」と読みます。
https://www.facebook.com/hiroyuki.ounishi

「徃見」は下記など。
「ゆくみ」と読みます。
https://kino-ie.net/tsukurite/yukumitoshiki.html

「徃頼」と「往頼」は下記など。
「おうらい」と読みます。
https://www.softbanktech.jp/case/list/rohto/
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002757939726

「徃友」は下記の方。
「いきとも」と読んでいます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国に1件。
石川県のみです。
https://www.facebook.com/kenji.ikitomo

「往友」は下記の方。
こちらは全国に2件。
石川県と大阪府です。
大阪府では「ゆきとも」と読んでいます。
http://www.e-shigotonin.net/db/detail/361/
http://www.welcomeboard-art.jp/qa.html

併記とすると、「往友」と「徃友」は「ゆきとも」と「いきとも」のふたつの読みがあることになります。
いちおう分けておきます。

2018年9月8日土曜日

徃田に関して

また新たな異体字を見つけてしまいました。

「徃」が、それです。
JIS第2水準で、「往」の異体字だそうです。

下記の方は「徃田」で「いくた」となっています。
http://kasaokarc.com/staff/%E5%BE%83%E7%94%B0-%E6%95%B4%E4%BA%8C/

下記の方は「ゆくた」となっていました。
https://www.facebook.com/atsushi.yukuta

上記の方の友達欄に「ikuta」さんがいました。
この方の友達欄には「徃田」さんと「yukuta」さんしかいません。
https://www.facebook.com/hidenori.ikuta.1

「往田」は「おうた・ゆくた・(いくた)」として、まとめたばかりです。
http://new5g00.blogspot.com/2018/08/blog-post_26.html

これを考えると、やはり「徃」は「往」の異体字としてまとめるべきだと考えます。

「徃住」、「徃西」、「徃見」、「徃友」、「徃頼」があるようです。
順次、まとめていきます。

2018年9月7日金曜日

三通に関して

「三通」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に3件のみの苗字です。

兵庫県に2件と福岡県に1件です。

「実在苗字(名字)辞典」では「みとおり・みとり」となっていました。

「みとり」という読みの根拠も載っていました。
http://das.or.jp/?page_id=2443

このページを読むと、「三通」で「みとり」とかながふってあるのですが、ミトリインターナショナルとミトリインターナショナルのふたつの表現があります。

ホームページを探してみると、「mitori」で「ミトオリ」であることが分かります。
http://www.mitori-jp.com/

全国で3件しかない姓なので、読み方を分けてしまう必要はないでしょうね。
「三通」は「みとおり」のみとしておきます。

2018年9月6日木曜日

悦永に関して

「悦永」は「実在苗字(名字)辞典」で「えつなが(群馬)>えつえ(石川)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国に27件。
石川県が最多で8件。
次いで北海道と群馬県が7件ずつ。
兵庫県が4件でした。

4ヶ所全てが隣接していません。

自分で調べたときは「えつなが」しか発見できませんでした。

「えつえ」という読みは下記に見つかるそうです。
http://www.hokutetsu.co.jp/special/fresh/message
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/junior/spotlight/CK2018010702000204.html

下は石川県の方ですが、上は北海道の方です。
石川県に「悦永(えつえ)設備という有限会社がありました。
https://www.navitime.co.jp/poi?spt=00011.040535459

北海道は「えつなが」と読んでいる方もいます。
https://www.kensetumap.com/company/45926/profile.php
http://s-e-season.com/gekikan/chakkari.html

悩ましいですが、北海道では「えつなが」の方が多いのではないかという印象です。

最多の石川県で「えつえ」が多い印象ですが、やはり全体的に多いのは「えつなが」ではないでしょうか?

2018年9月5日水曜日

元治に関して

「元治」は「実在苗字(名字)辞典」で「げんじ>もとじ」となっていました。
ファーストネームとしてもありえる苗字でありながら、読み方も分かれています。

これは検討するのが大変です。
(もちろん電話帳で調べきるのが良いのでしょうが)

ウェブの「写録宝夢巣」では全国に28件。
うち13件が兵庫県でした。
鹿児島県の6件と大阪府の5件が続きます。

「げんじ」という読みは下記の方など。
https://www.facebook.com/yoshitaka.genji
https://www.facebook.com/masayuki.genji

兵庫県は「げんじ」のようです。


「もとじ」という読みで見つけたのは下記の方だけでした。
福井県在住のようです。
https://www.facebook.com/masahiro.motoji

「写録宝夢巣」では福井県に「元治」は2件のみでした。

鹿児島県の6件のうち、4件は奄美市でした。
奄美市には「元治」歯科医院がありました。
https://www.navitime.co.jp/poi?spt=01127.20000548892

同じく奄美市に「元治」青果店もありました。
http://machi.amamin.jp/e364873.html

ここから、少なくとも奄美市内では「もとじ」なのだろうなという推測ができます。

鹿児島県6件と福井県2件が全て「もとじ」だったとしたら、1割は余裕でありそうです。

「元治」は「げんじ≫もとじ」で良いと思います。

2018年9月4日火曜日

大樋に関して

「大樋」は「おおひ」という読みで載せていました。
これ以外の稀少な読みとして「おおとい」があると教えていただきました。
https://www.kawada.co.jp/technology/gihou/pdf/vol24/24_tok_14_2.pdf

フルネーム検索すると、他でも「おおとい」となっています。
誤記とは思えません。
https://www.kawada.co.jp/technology/gihou/pdf/vol18/18_kan_02.pdf

この読みも実在すると考え、追加します。

2018年9月3日月曜日

五十峰に関して

「五十峰」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に4件のみの姓です。
北海道、青森県、山形県、埼玉県に1件ずつでした。

facebookでは下記の方が見つかります。

山形県…五十峰(いずみね)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006172118725

福島県…五十峰(いずみね)
https://www.facebook.com/hisako.izumine

千葉県出身…五十峰(読み方不詳)
https://www.facebook.com/shtchantai

最後の千葉県出身の方は読み方が不明ですが、上記2名が友達欄に載っているので「いずみね」で良いのだと思います。

「五十峯」の方は全国で23件。
うち山形県で12です。
読み方は「いずみね≫いそみね」として載せていました。

「五十峰」の方は全国で4件のみなので、読み方が「いずみね」だけであっても不思議ではないのですが、こちらも「いそみね」という読みがあることを教えていただきました。
遠く離れた大分県の方のようです。
http://www.apu.ac.jp/home/faculty/article/?storyid=204

この読みも追加することにします。

2018年9月2日日曜日

君に関して

本日は「君」という一字姓に関してです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国に23件。
最多は新潟県の7件です。

読み方としては「きみ」しかないでしょうね。
これをウェブ上で見つけるのは大変でしたが、新潟県にあるという前提で検索しました。
https://www.facebook.com/kimi.r.niigata
https://www.facebook.com/tomomi.kimi.1

いずれも本名のようですね。
備忘録として残しておきます。

2018年9月1日土曜日

栄嶌と榮嶌に関して(訂正)

「栄嶌」と「榮嶌」に関して、実在は確かだけれども、読みが確定できないと書きました。
http://new5g00.blogspot.com/2018/07/blog-post_4.html

下記のページの画像が「榮嶌」で「eishima」となっていると教えていただきました。
http://www.koho-co.jp/voice/nara/narashi/page-247/

「栄嶌」と「榮嶌」はいずれもウェブの「写録宝夢巣」で全国に1件ずつです。
この読みに関して、これ以上は調べようがないのでしょう。

「榮嶌」で「えじま」のはずなのに、わざわざ「eishima」としたりはしないでしょう。
誤ってということも考えにくいです。

「栄嶌」と「榮嶌」はともに「えいしま」だと考えます。