2019年5月31日金曜日

泻に関して

「泻」はJIS第3水準の漢字です。

昔は「新潟」を「新泻」と簡略化して書いているひともいたとのことです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1435002754

意味は少し違うようですが…

この漢字を用いた苗字がいくつか「実在苗字(名字)辞典」に載っていました。
いずれも「がた」と読み、「潟」に置きかえた苗字もありました。

最も多いのが「佐泻」で、鹿児島県を中心とし120人ほど。
(JIS第3水準の漢字なので「写録宝夢巣」では確認できません)
http://kagoshimajusei.com/search/2013/10/post-154.html
https://www.pictame.com/user/meg.sagata/2024277879

上記のように「佐泻」は間違いなくあります。
「佐潟」とは異なります。

他は「泻村」、「應泻」、「山泻」でした。
「應泻」は下記にありました。
ただ、読み方が不明です。「おうがた」しかないとは思いますが…
http://shunan-chiikijoho.jp/wp-content/uploads/2018/11/kisan_dayori051_201812.pdf

「泻村」と「山泻」は確認できませんでした。

「泻」の入った苗字は「佐泻」のみとしておきます。


【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
佐泻(さがた)…鹿児島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
䋆谷(かせや)…福井県 130人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
䋆井(かせい)…福井県 50人
䋆沢(䋆澤)(かせざわ)…? 50人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
樰沢(樰澤)(たらさわ)…? 30人
蜅沢(蜅澤)(かにさわ)…? 20人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人
䋆村(かせむら)…? 10人
䋆本(かせもと)…? 10人
䋆屋(かせや)…? 10人

2019年5月30日木曜日

七理に関して

「七」で始まる苗字はいくつもあります。
だいたいは「しち」と読みますが、ときに「ひち」と読むことがあります。

「ひち」と読むものとして「実在苗字(名字)辞典」に載っていたものとしては「七川」、「七河」、「七条」、「七條」、「七田」、「七高」、「七堂」、「七野」、「七辺」、「七里」があります。

ただ、「七」を「しち」と読まず「ひち」と読む方は、常に「ひち」なのか疑問があります。
併記として追加するのなら問題ないのですが、わざわざ「しち」と「ひち」を分けるべきかは悩むところです。
現在まで、「七海」で「ひつうみ」という読みだけを載せています。
「七海」は「ななうみ」と読むことが多く、稀少な読みとして「しちうみ」と「しつみ」があるのですが、「ひつうみ」はそのどれとも異なる読みだからです。

といったわけで「七理」はどうなのか?
通常は「しちり」と読みます。
これに「ひちり」という読みがあるのかという疑問です。

大阪府の方です。
結婚して苗字が「七里」になったようです。
https://www.facebook.com/taiyaki.yukari

鳥取県の方です。
https://www.facebook.com/yoichihichiri

wikipediaには「七」を「しち」ではなく「ひち」と読む方言があると記載されていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/7

確かに「七」を「ひち」と読んでいそうなんですよね。
五十音順ではかなり異なるし悩みどころです。

「ひち」を全て認めてしまうと、大幅な変更になってしまうので慎重に対応したいと思います。
さしあたっては保留します。

2019年5月29日水曜日

皀に関して

「皀」はJIS第2水準の漢字です。
この漢字を用いた苗字は、「皀」という一字姓しかありません。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
うち岩手県で15件でした。
北海道は4件でした。

「実在苗字(名字)辞典」では「さいかち★(くろごめ★)」となっていました。
確かに、どちらも読めません。

珍しい漢字なので、そのままfacebookで調べてみました。

「くろこめ」(濁点なし)、北海道出身…
https://www.facebook.com/raiku.kurokome

読み方不詳のようだが、友達欄に「くろこめ」がいる、北海道出身…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008884417070

「さいかち」、岩手県出身…
https://www.facebook.com/saikachi.mio
https://www.facebook.com/riku.saikachi
https://www.facebook.com/rumi.saikachi

漢字不詳だが「さいかち」、友達欄に読み方不詳の「皀」がいる、長野県出身…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008414408986

読み方不詳…
https://www.facebook.com/mrk.roni
https://www.facebook.com/daichan.sai
https://www.facebook.com/yumewokanaeyo
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004279380371

「くろごめ」は見つからず、「くろこめ」だけでした。
「くろこめ」は北海道でのみ確認できました。

「さいかち」が多く、「くろこめ」が少ないというのは確かだと思います。

2019年5月28日火曜日

池野辺に関して

前回、「高野辺」に関して、「邊」と「邉」の異体字が見つからない初めてのケースだと書きました。
似たようなものとして「池野辺」がありました。
「高野辺」が、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で24件で、うち群馬県に21件だったのに対し、「池野辺」は全国に21件で、うち茨城県に16件でした。
更に「池野辺」もこれまで「邊」と「邉」の異体字が見つかっていないのです。
ふたつめのケースかと驚いたのですが、どちらも見つかりました。
https://www.integral.co.jp/blog/other/2008/10/10-5
https://www.facebook.com/people/%E6%B1%A0%E9%87%8E%E9%82%89-%E6%8B%93%E5%AE%9F/100018231819991

「池野邊」と「池野邉」のいずれも新規の姓ということになります。

2019年5月27日月曜日

高野辺に関して

「高野辺」は「こうのべ」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で24件。
うち群馬県で21件でした。
更にそのうち北群馬郡榛東村で16件でした。

群馬県以外で出会うことはまずなさそうですね。

なにが珍しいかというと、「辺」を用いた姓なのに「邊」や「邉」という異体字が全く見つからなかった点です。
これはここまでで全く初めてです。
「邊」か「邉」か、どちらかしか確認できないというのは、これまでもあったのですが、どちらもないというのは本当に初めてです。

そういう意味で稀少です。

2019年5月26日日曜日

米多比に関して

「米多比」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に5件のみしかない姓です。
そのうち4件は福岡県でした。

「実在苗字(名字)辞典」では「ねたみ★>めたび★・めたひ」となっていました。
難読です。
「ねたみ」という読みは下記の方。
https://www.facebook.com/hiroaki.netami

友達欄に「ねたび」と読んでいる方がいました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008403516067

福岡県古賀市に「米多比」で「ねたび」と読む地名があります。
「ねたみ」ではないですが…
https://www.navitime.co.jp/postcode/result?address=40223016000

下記の方も「米多比」で「ねたび」のようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100021785772762
https://www.facebook.com/mizuki.netabi.731

「めたび」という読みも何人か見つかります。
むしろこちらが多いです。
https://www.facebook.com/mina.metabi
https://www.facebook.com/anna.metabi

まとめると、「米多比」はそもそも全国で5件しかないような稀少姓であり、それほど読みが分かれることはないと思います。
「めたび」と「ねたび」は確認できます。
「ねたび」は難読ですが、地名でもあります。

「ねたみ」という読みもあると思いますが、見つけられたのは上記の1名だけであり、その方の友達欄に「ねたび」さんがいるということは、そのふたりが親族である可能性が高いのではないかと考えます。
それであれば「ねたび」で統一して良いかなと思います。
はっきりと数があれば「ねたみ」を分けますが、そこまでしなくて良いかなと思います。

2019年5月25日土曜日

妹尾に関して

「妹尾」は「せのお」もしくは「せお」で載せていました。
24,000人ほどもいる苗字であり、最多の岡山県では県別で30位内に入るほど多く見られます。
そのため、一見すると難読ですが、読めるのではないかと思います。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「いもお」があるそうです。
http://ocu-meets-ca.yamadalabo.com/members

大阪市立大学の学生となっています。

自分でも探してみました。
http://www.team-web.jp/oupssoccer/member.php?category_id=4

こちらは大阪薬科大学のサッカー部のマネージャーとなっています。

岡山県から大阪府に移り、難読なので読みかえをしたところ、かえって稀少な読みになってしまったということなのでしょうか?

「公文式」で有名になった「公文(くもん)」という姓で「こうぶん」と読みかえて、かえって難読になってしまった例もありました。

「妹尾」で「いもお」という読みも追加します。

2019年5月24日金曜日

後中に関して

「後中」は「実在苗字(名字)辞典」で「うしろなか(ごなか)」となっていました。
もちろん「うしろなか」という読みは見つかります。

「ごなか」という読みは見つけられませんでした。

代わりに「あとなか」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/shohei.atonaka
https://www.facebook.com/mari.atonaka

新規の読みです。

2019年5月23日木曜日

海塩に関して

「海塩」は「実在苗字(名字)辞典」では「うしお★(うみしお・かいしお)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
普通に読めば「かいえん」だと思いますが、苗字としてはそうではないということですね。

「うしお」は読みが特殊なので、簡単に見つけられます。

「うみしお」と読むものとしては他に「海汐」もありますが、「海塩」も見つかります。
数は少ないと思います。
https://www.facebook.com/umishio.showko

「かいしお」は更に少なさそうです。
facebookでは下記の方のみ。
https://www.facebook.com/kaishio.hideo

かなり古い論文ですが、下記の方も「かいしお」となっています。
秋田県にある病院の医師だったようです。
https://ci.nii.ac.jp/naid/130003674229/

実は上記のfacebookで見つけた「かいしお」さんをフルネームで検索すると、秋田県の歯科医に同姓同名の方がいます。
同一人物かどうかは分かりませんが…
https://prodoctor.jp/doctor/QEuUNQHl

更に下記のページを発見しました。
参加者がおそらく五十音順になっています。
これで推測するに、やはり「かいしお」ではないかと思います。
http://tdc-alumni.jp/2015/10/26/member/class_ob_circle/class/20150719_reimeikai/

結果として、「実在苗字(名字)辞典」に書いてあったとおりではないかと考えます。

2019年5月22日水曜日

「たらさわ」と読む苗字に関して

ここまでで「たらさわ」と読む苗字は、「多羅沢(多羅澤)」と「桵沢(桵澤)」がありました。
「桵」はJIS第3水準の漢字です。
「桵木(たらのき)」はウコギ科の落葉低木だそうです。

「実在苗字(名字)辞典」では他に「棕沢(棕澤)」と「樰沢(樰澤)」が載っていました。
「棕」はJIS第2水準の漢字です。
「棕櫚(しゅろ)/ヤシ科の常緑高木」を表す漢字だそうです。
https://mojinavi.com/d/u68d5

「棕沢(棕澤)」は下記の方など。
https://www.facebook.com/tarasawa

「樰」はJIS第4水準の漢字です。
「YAHOO!知恵袋」では「中国の文字で、北の寒い雪の中で育つ樹木」のこととなっていました。他に根拠となるものは見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/misako.tarasawa
https://www.facebook.com/masahiro.tarasawa.3
https://www.facebook.com/yoshiko.higuchi.980

下記に「樰澤」で「ゆきざわ」と読んでいる方がいました。
https://www.instagram.com/saya_yukizawa/?hl=ja
https://sete-hair.tokyo/staff/6730/

たぶん本名だと思うんですけどね。
このinstagram以外に読みを確定させる要素が見つけられませんでした。
「ゆきざわ」という読みは保留します。

またJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字が増えました。
追加します。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
䋆谷(かせや)…福井県 130人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
䋆井(かせい)…福井県 50人
䋆沢(䋆澤)(かせざわ)…? 50人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
樰沢(樰澤)(たらさわ)…? 30人
蜅沢(蜅澤)(かにさわ)…? 20人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人
䋆村(かせむら)…? 10人
䋆本(かせもと)…? 10人
䋆屋(かせや)…? 10人

2019年5月21日火曜日

鈩と鑪に関して(続き)

「鈩」と「鑪」を用いた苗字に関しての検討を続けます。

ここまでで「鈩(鑪)(たたら)」という一字姓だけを載せています。
前回は「鈩野(鑪野)(たたらの)」、「上鈩(上鑪)(かみたたら)」「下鈩(下鑪)(しもたたら)」まで探しました。

「鑪」の方が多いようです。

次は「鈩ヶ崎(鑪ヶ崎)」です。
ウェブの「写録宝夢巣」では「鈩ヶ崎」も「鑪ヶ崎」も2件ずつでした。
「たたらがさき」と読みます。
https://www.facebook.com/keiko.tataragasaki
https://www.hatomarksite.com/search/zentaku/agent/00072307523/

「鈩谷」は全国に広島県で7件あるだけです。
「鑪谷」はヒットしません。
「たたらだに」と読みます。
https://www.facebook.com/akinori.tataradani
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004089469273

「鈩迫」は全国で1件のみ。
「鑪迫」はヒットしません。
ただし、苗字としては「鑪迫」の方が見つかります。
「たたらざこ」と読みます。
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/38/04-09.html

「鈩前」は全国に広島県で3件あるだけです。

「たたらまえ」と読みます。
https://www.depart.or.jp/news/files/episode11.pdf

「写録宝夢巣」では「鑪前」はヒットしませんでしたが、やはり広島県で発見しました。
ファーストネームが似ているので親族だと思います。
読み方は確認できませんでしたが、さすがにこれは「たたらまえ」でしょう。
http://www.hiroshima-th.hiroshima-c.ed.jp/seitohiroba/club/seisekihirou/seisekihirou-23-12-22.html
http://www.milmil.cc/user/ID2011/

「鑪前」は併記扱いですが、新規の苗字ということになります。

まとめます。
「鈩」という一字姓は島根県や広島県で多く、「鑪」は熊本県で多いのです。
ですから由来は異なるのだと思います。
事実、「鈩」を用いた姓は広島県で多く見られます。

ただし、今回の「鈩前」と「鑪前」のように同一地域で両方が見つかることもあります。
戸籍上でどうなっているのかは判断できません。
読みとしてはどちらの漢字も「たたら」だけですし、異体字なのでまとめておいて良いと考えています。

2019年5月20日月曜日

鈩と鑪に関して

「炉」の旧字体として「爐」が挙げられていますが、「爐」を用いた姓はありません。
「炉」を用いた姓は「石炉(いしろ)」と「風炉田(ふろた)」だけです。

似たような姓として「枦」と「櫨」、「芦」と「蘆」、「鈩」と「鑪」、「舮」と「艫」があります
「枦」と「櫨」だけは別扱いとしています。
http://new5g00.blogspot.com/2018/02/blog-post_2.html

「芦」と「蘆」は分けていません。
「芦」と「蘆」を用いた姓はかなり数があるので、その都度の検討とします。

「舮」と「艫」を用いた姓は「舮居(艫居)(ともい)」しか確認できていません。

といったわけで、残ったのは「鈩」と「鑪」だけということになります。
ここまでで「鈩(鑪)」という一字姓だけを載せています。
「たたら」と読みます。
後は「鈩野(鑪野)」、「下鈩(下鑪)」、「上鈩(上鑪)」、「鈩ヶ崎(鑪ヶ崎)」、「鈩谷(鑪谷)」、「鈩迫(鑪迫)」、「鈩前(鑪前)」です。
ひとつひとつ検討していきましょう。

「鈩野(鑪野)」は「たたらの」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では「鑪野」が10件で、「鈩野」は2件でした。
https://www.facebook.com/yuuki.tatarano

「上鈩(上鑪)」は「かみたたら」と読みます。
「上鑪」が4件で、「上鈩」が2件でした。
https://www.facebook.com/syo.risa
https://www.meti.go.jp/policy/tech_evaluation/c00/C0000000H21/091225_chusho/chusho_shitumon.pdf

「下鈩(下鑪)」は「しもたたら」と読みます。
「下鈩」も「下鑪」も1件ずつです。
http://www.3443.or.jp/tsushin/t1304/t1304_5.htm

長くなりそうなので、続きは後日。

2019年5月19日日曜日

炉に関して

これまでにも書いてきましたが、「枦」と「櫨」は異体字の関係にあるのですが、苗字で用いられるときは別扱いとしています。
http://new5g00.blogspot.com/2018/02/blog-post_2.html

似たような漢字として「芦」と「蘆」、「鈩」と「鑪」、「舮」と「艫」がありますが、これらは分けていません。
そもそもこれらの問題は「炉」の旧字体として「爐」が挙げられていることから始まっています。
にもかかわらず、「炉」の旧字体である「爐」を用いた姓はありませんでした。

では、「炉」を用いた姓にはどのようなものがあるか調べてみました。
実は「石炉」と「風炉田」しかありませんでした。
ともに、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件ずつでした。

まずは「石炉」です。
「いしろ」と読みます。
https://www.facebook.com/tomomi.ishiro
https://academy.meiji.jp/course/detail/3958/

次に「風炉田」です。
「ふろた」と読みます。
https://nakano-tosou.co.jp/company/license/

実在は確かそうですし、他に読み方もないでしょう。
「ふろた」と読む姓には他に「風呂田」があります。
そちらとの誤記でもなさそうです。


また、「舮」と「艫」を用いた姓も「舮居(艫居)(ともい)」しかないという結論にしています。
http://new5g00.blogspot.com/2018/02/blog-post_16.html



2019年5月18日土曜日

JIS第3水準以下の漢字を用いた姓のまとめ

大量に見つけた「䋆」を用いた姓を加えて、JIS第3水準以下の漢字を用いた姓を列挙します。
他に置き換える漢字がないものに限っています。
だいぶ増えてきましたね。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
䋆谷(かせや)…福井県 130人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
䋆井(かせい)…福井県 50人
䋆沢(䋆澤)(かせざわ)…? 50人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
蜅沢(蜅澤)(かにさわ)…? 20人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人
䋆村(かせむら)…? 10人
䋆本(かせもと)…? 10人
䋆屋(かせや)…? 10人

2019年5月17日金曜日

䋆に関して(続き)

「䋆」を用いた姓についての話題を続けます。

「䋆谷(かせや)」に次いで多いのは「䋆井」です。
「かせい」と読みます。
「䋆谷」と同じく福井県に多いようです。
http://www.fukui-houjinkai.or.jp/kako_h/
http://www.awara-kyouiku.jp/~kin-chu/otayori/gakunen1/g1h29.10.30.pdf
https://www.facebook.com/norihiko.kasei

次に多いのが「䋆沢(䋆澤)」です。
これは「かせざわ」と読みます。
https://www.med-wel.jp/katushika/wp-content/uploads/sites/11/2017/09/8c9e7a3ebf17fc755717044f63ed0b51.pdf
https://www.facebook.com/profile.php?id=100030873883001

ここからは更に少なくなります。
おそらく全国で1-2家系だと思います。
「䋆本」です。
「かせもと」と読みます。
https://twitter.com/takaho0511
https://www.kkr.mlit.go.jp/news/top/press/2018/ol9a8v0000018gd8-att/181205-3yodogawakyouryoukaichiku.pdf

「䋆屋」です。
「かせや」と読みます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100026998688630
https://www.inpex.co.jp/news/pdf/2016/20160302.pdf

「䋆村」です。
「かせむら」と読みます。

これで全てです。
「䋆」を用いた姓が全て読み方まで確認できてしまいました。


2019年5月16日木曜日

䋆に関して

また新たにJIS第4水準の漢字を見つけました。
「䋆」です。
画数は少ないですが、第4水準なのです。

これまで、「炉」の旧字体として「爐」が挙げられていることから、「枦」と「櫨」、「芦」と「蘆」、「鈩」と「鑪」、「舮」と「艫」も全て異体字としてまとめていました。
その後、「枦」と「櫨」だけは分けることにしています。
http://new5g00.blogspot.com/2018/02/blog-post_2.html

また、「炉」の場合、「爐」を用いた姓がそもそもなかったので、「炉」のみとしています。

今回の「䋆」に関しては、「纑」もJIS第4水準でした。

「纑」を用いた姓はありませんでしたが、「䋆」に関してはいくつもありました。
こんなにまとめてJIS第4水準の漢字を含んだ姓が見つかったのは初めてです。

多い方から「䋆谷」、「䋆井」、「䋆沢(䋆澤)」、「䋆本」、「䋆屋」、「䋆村」です。
まずは「䋆谷」です。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100017089038750
http://www2.sundai.ac.jp/yobi/sv/successvoicesel/index.html?no=94
http://tsuruga-hp.jp/publics/index/38/

「実在苗字(名字)辞典」では「かせや>かせたに」となっていましたが、読み方が確認できたのは「かせや」だけでした。
福井県に多い姓だそうです。

それ以外の「䋆」を用いた姓は後日にします。

ここまでで見つけたJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
䋆谷(かせや)…福井県 130人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
蜅沢(蜅澤)(かにさわ)…?20人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人

2019年5月15日水曜日

蜅沢と蜅澤に関して

新たにJIS第4水準の漢字を発見しました。
「蜅」です。
苗字としては、今回の「蜅沢(蜅澤)」しかありません。
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1487923241.pdf
https://twitter.com/rei_kanisawa

「蜅沢(蜅澤)」は「かにさわ」と読みます。
「蜅」が何かの異体字であるかどうかの判断はできませんでした。
別扱いとするしかありません。

いつものように、ここまでで見つけたJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめておきます。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
莿木(いばらき)…和歌山県 90人
羽刕(うしゅう)…北海道 80人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
遠刕(えんしゅう)……? 40人
大嶧(おおえき)……? 40人
明刕(めいしゅう)……? 40人
奥刕屋(おうしゅうや)……? 10人
木刕(きしゅう)……? 10人
大刕(たいしゅう)……? 10人
嵓田(いわた)……? 10人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
川溿(かわばた)…兵庫県 110人
𨦺口(かなぐち)…広島県 60人
上㹦(かみはざ)…富山県 40人
蜅沢(蜅澤)(かにさわ)…?20人
悦覟(えつみ)…? 20人
芲田(はなだ)…? 20人
秂(いなづか)…? 10人

2019年5月14日火曜日

角龍と角竜に関して、幽霊苗字かも?

「竜」と「龍」は新字体と旧字体の関係にありますが、分けています。
このことに関しては、以前から何回か書いています。

「角龍」は「かくりゅう」と読みます。
facebookでも見つかります。
https://www.facebook.com/shuuichi.kakuryu

ただし、これが「角竜」になると全く見つからなくなるのです。
これも幽霊苗字ではないかと考えています。

パソコンが一般的になる前は、JIS第2水準であってもなかなか出せなかった時期もありました。
そのときの名残で第2水準と第1水準が混在してしまっている姓があるのではないかと推測しています。
「龍」に対する「竜」や、「條」に対する「条」を用いた姓で、幽霊苗字ができやすいのではないかと考えています。
あまり指摘されていないことかもしれませんが。

2019年5月13日月曜日

格清に関して

「格清」は「実在苗字(名字)辞典」で「かくせ>かくせい」となっていました。
https://www.facebook.com/masanori.kakusei
https://www.facebook.com/kumiko.kakuse

いずれの読みも確認できます。
ここで問題になるのは「かくせ」と「かくせい」の読みの違いは些細なものか?ということです。
ひらがなでもアルファベットでもはっきりと異なります。

このあたりはこれまでも何度も検討しているのですが、やはり迷います。
それほど多い姓でもないですし、あえて読み方を分ける必要はないのではと考えます。
「格清」は「かくせ」としておきます。

2019年5月12日日曜日

海に関して

本日は「海」という一字姓に関してです。
「実在苗字(名字)辞典」では「うみ」と「かい」という読みが載っていました。

まず、自分でも電話帳で調べてみました。
「かい」という読みを発見しました。
フルネームで確認し、間違いないと思いました。

「うみ」は見つかりませんでした。
私の住んでいるところでは、全国の電話帳を確認するのは難しいのです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で21件。
最多は石川県の5件でした。

大雑把にまとめると、石川県+長崎県が5+3=8件。
福岡県+熊本県+佐賀県が3+2+1=6件。
大阪府+兵庫県が2+2=4件。
東京都+神奈川県が2+1=3件でした。

自分では見つけられませんでしたが、教えていただけました。
下記の方が「うみ」と読むようです。
石川県金沢市です。
http://tekkotu.server-shared.com/html/kanazawa.html

北陸地方と九州地方で読みが分かれているわけではないそうです。
「うみ」と「かい」は半々のようです。

勉強になりました。

2019年5月11日土曜日

喜多條と喜多条に関して、幽霊苗字かも?

以前にだいぶ悩んだ末、「条」と「條」を分けることにしました。
http://new5g00.blogspot.com/2015/06/blog-post_4.html

「條」は「条」の旧字体ということなのですが、「上條」などのように「條」を用いた姓は珍しくもないのです。
戸籍上は「上條」となっている方が、普段は「上条」としているとも考えにくいかなと思いました。

といったことを踏まえて、「喜多条」と「喜多條」です。
「喜多条」はウェブの「写録宝夢巣」では全国で8件。
「喜多條」は18件で、最多は徳島県の7件でした。

「喜多條」はfacebookで何人も確認できました。

対して「喜多条」は見つかりません。
作詞家の「喜多条忠(きたじょう・まこと)」という方がいましたが、この方も正しくは「喜多條」だそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E5%A4%9A%E6%A2%9D%E5%BF%A0

facebookでは下記のだけ方が「喜多条」と名乗っていました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100016598824164
ただ、この方も友達欄に「喜多條」がいました。
おそらく親族ではないかなと思います。
すなわち、「喜多條」が戸籍上だけれど、ずっと「喜多条」できていたからそれで通しているけれど、他の親族はそうではないのかなと推測しました。
もしくはfacebook上で、まるきりの本名を用いるのが厭なので、少しだけ変えてみたとか…

確実に「喜多条」と名乗っている方が判明するまで、幽霊苗字の可能性ありとしておきます。
「喜多条」は載せないことにします。

2019年5月10日金曜日

及能に関して

「及能」は「きゅうの」もしくは「きゅうのう」と読みます。
いずれの読みも確認できます。
アルファベットだと区別ができないので、どちらが多いのかは分かりません。

「実在苗字(名字)辞典」では「きゅうの」が多いとなっていました。
「きゅうの」と「きゅうのう」を分ける意義はないと思っているので、「きゅうの」としておきます。

2019年5月9日木曜日

浮亀に関して

「浮亀」は「実在苗字(名字)辞典」では「うきがめ」で載っていました。
https://www.facebook.com/kenichi.ukigame
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003826417460

「うきがめ」と読む姓は他にないため、これは探しやすかったです。

これは問題ないです。
「うきがめ」を探しているとき、「浮亀」で「ふき」と読んでいる方を発見しました。
https://www.facebook.com/kakumasa.fuki

本名のようです。
ただ、もうひと押しが欲しいですね。
他に見つけられなかったんです。
どんなに本名だと思えても、facebookでひとりだけだと確定としたくありません。
「ふき」は保留にしておきます。

「ふき」を熱心に探しているうち、「うきき」という読みを発見しました。
https://www.honsoukaku.co.jp/staff/ukiki/
http://bio.mech.nagoya-u.ac.jp/member/2013.html

こちらは間違いないなと思います。
「うきき」は新規の読みということにします。

2019年5月7日火曜日

大狭と大狹に関して

「狭」と「狹」は異体字ですね。
「狭」がJIS第1水準で、「狹」が第2水準です。
もちろん「狭(せま)い」などの読みで一般に出てきます。

苗字として最も有名なのは「若狭(若狹)」でしょう。
全国に10,000人ほどいます。

「大狭」はずっと少ないです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で3件です。
「大狹」は全国で2件です。
併せて5件です。

下記の方が見つかります。
「大狹」で「おおばさみ」と読んでいます。
https://zeianswer.me/%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C/%E6%9C%A8%E6%9B%B4%E6%B4%A5%E5%B8%82/61101/

自分でも探しました。
http://teganuma-trust.jp/numa/2016/04_No55.pdf

いずれも千葉県なので、「大狹」で「おおばさみ」は確かです。
もうひとつ、「実在苗字(名字)辞典」によると、「大狭」と「大狹」のいずれでも「おおはざま」という読みがあるそうです。
ただ、これは見つけられませんでした。

「大峡(大峽)」で「おおはざま」と読む姓があり、そちらは見つかります。
「大狭間(大狹間)」で「おおはざま」という姓もあります。

ややこしいですが、「大狭(大狹)」で「おおはざま」は見つからないので、「おおばさみ」のみとしておきます。

2019年5月6日月曜日

白又に関して

「白又」は「しらまた」という読みで載せていました。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「はくまた」があるそうです。
https://zeianswer.me/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD/%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%8C%BA/40867/

これは間違いなさそうですね。
facebookでは漢字不詳ですが、下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/yukihisa.hakumata

「はくまた」と読む姓は他にないということと、ファーストネームが似ていること、居住地がともに東京都であるということから親族なのかもしれません。

この読みも追加します。

2019年5月5日日曜日

白久に関して

「白久」は「しらく≫しらひさ・しろく」として載せていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件ですが、栃木県に9件で鹿児島県に8件だったので、由来が2ヶ所に分かれているようです。
「白」が「しら」か「しろ」で分かれてしまうのは仕方がないので、「久」を「く」と読むか「ひさ」と読むのかが大きな違いになるのでしょう。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「しろひさ」があるそうです。
https://www.facebook.com/miwa.shirohisa

自分でも探しました。
https://www.facebook.com/hironobu.shirohisa

この読みも確かにあるのだと思います。
「しろ」と「しら」は分けるべきだと思います。
追加します。

2019年5月4日土曜日

釣出に関して

「釣出」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で熊本県に3件のみの苗字です。
上天草市に2件と宇城市に1件となっていました。

要するに相当な稀少姓ですね。
読み方が分かれているとは思えなかったですが、「実在苗字(名字)辞典」では「つりだし・つりで」となっていました。

「つりだし」は下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/masahito.tsuridashi

ただ、上記の方は友達欄に「つりで」さんがいるんですね。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006137174541

このふたりはともに福岡県出身です。

「つりで」さんは確実にいます。
https://npoafterschool.org/recruit/tsuride/
https://www.facebook.com/chiaki.tsuride.5

要するに、「つりだし」の根拠として挙げることができるのはfacebookで最初に見つけた方のみなのですが、それがちょっと怪しいなと思うのです。

「釣出」は「つりで」のみとしておきたいなと思います。

2019年5月3日金曜日

土手に関して

「土手」は「どて」という読みで載せていました。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報に「つちで」という読みが載っていました。
https://ci.nii.ac.jp/naid/110009755031

この方をフルネームで検索して見つかる論文は、いずれも「tsuchide」となっていました。
おそらく、下記の方だと思います。
https://job.rikunabi.com/2020/company/r634010041/senior/K120/
https://www.facebook.com/ryosuke.tct

「つちで」と読むかどうかは上記の論文しか判断がないのですが、漢字が「土手」であることは確かなようです。

「つちで」と読む姓としては他に「土出」があって、そちらの誤記だったら厭だなと思いましたが、そうではなさそうです。

「土手」で「つちで」という読みはあると判断します。
追加します。

2019年5月2日木曜日

土内に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「土内」は「つちうち」もしくは「どない」で載せていました。
これ以外の稀少な読みとして「つちない」があるそうです。
https://www.facebook.com/yugo.tsuchinai.3

友達欄にも同姓の方がいるので、確かそうです。
この読みを追加します。

2019年5月1日水曜日

藤下に関して

本日は「藤下」に関してです。
全国で3,800人ほどの苗字なので、少なくはありません。
読み方は「ふじした」です。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「ふじもと」があるそうです。
https://ci.nii.ac.jp/nrid/9000020981046
https://researchmap.jp/read0058109/

フルネームで検索すると、いくつも出ます。
間違いないでしょう。

大阪府知事だった橋下徹(はしもと・とおる)の有名なエピソードです。
「橋下」姓はもともと「はしした」で、父も「はしした」でしたが、橋下徹が生まれたとき、橋下家(父の実家)側と因縁を断ちきる目的で「はしもと」と読み方を変えたということです。
これはwikipediaにも書いてあります。

橋下徹は昭和44年生まれです。
その頃であっても読み方だけを変えるのであれば、できたということです。