2016年10月31日月曜日

宜志富に関して

「宜志富」は「ぎしとみ」という読みで載せていました。
沖縄県に集中する苗字です。

「苗字の読み方辞典」では「よしとみ」という読みも載っているのですが、自分では見つけられませんでした。
「よしとみ」という読みの実在を教えてもらいました。
https://www.facebook.com/yoshitomi.junichi
https://www.facebook.com/people/Kotone-Yoshitomi/100006307981769

いずれも沖縄県を離れている方のようで、どこかの時期で読み方を変えたのでしょう。
読みを追加します。

2016年10月30日日曜日

草井に関して

「草井」は「くさい」と読みます。

「苗字の読み方辞典」ではそれしか載っていませんでしたし、他の読み方は考えませんでした。

しかし、たまたま「そうい」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/yuko.soi
https://www.facebook.com/sayuri.soui

何人か発見できたので、間違いではないと思います。
新規の読みです。

2016年10月29日土曜日

椚田に関して

「椚田」は「くにぎた」か「くぬぎだ」と読むようです。

「椚」一字であれば、「くぬぎ」と読むことは問題ありません。

「くにぎ」と読むのが不思議だなと思いました。

先日、「欅田」という苗字も紹介しました。
こちらも「くにぎた・くぬぎだ>けやきだ」となっていました。

こちらも「くにぎ」という読みが不思議ですし、その後の「田」に濁点がつかないのも不思議です。

「くにぎた」というのはちょっと発音しにくいのかなと思うのですが、いかがでしょうか?
「くぬぎだ」のように「くにぎだ」とした方が自然なのかなと思うのですが、なぜか「くにぎた」がほとんどでした。

「椚田」も「欅田」も兵庫県の淡路島に多い苗字のようで、元は同じところからきているのだと思います。
なにか「くにぎた」という苗字の由来があると思うのですが、はっきりしませんでした。

元は「くにぎた」で、「くぬぎだ」は後からの読みかえなのだろうと思っています。

2016年10月28日金曜日

鹿岳と鹿嶽に関して(訂正)

以前に「鹿嶽」という苗字に関し、「かたけ」という読みは見つかったが、「しかたけ」という読みはひとりしか見つからなかったので、実在するとまではいえなかったと書きました。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/09/blog-post_29.html

今回、別の方を教えていただきました。
http://nrk-dir.jp/pdf/2014/14200559m.pdf#search='%E9%B9%BF%E5%B6%BD+%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B1'

フルネームで検索すると、全てで「しかたけ」という読みになっています。
以前にfacebookで見つけた方も本名のようですし、この読みも実在すると考えて良いでしょう。
https://www.facebook.com/naa.lu.lm


また、「鹿岳」が見つからないと書いてしまいましたが、2012年版の「住所でポン!」に載っていました。
探し方が悪かったようです。
http://jpon.xyz/2012/4/3/150.html

2016年10月27日木曜日

篭嶌と籠嶌に関して

「苗字の読み方辞典」によると、「籠嶌」は全国で10人程度となっています。
これは要するに「写録宝夢巣」で全国に1件しかなかったということです。

ただ、ウェブの「写録宝夢巣」では該当なしでした。

「竜」と「龍」は分けているのですが、「篭」と「籠」、「滝」と「瀧」は分けるだけの理由がないためまとめて扱っています。

「篭嶌」は「写録宝夢巣」でも「苗字の読み方辞典」でも載っていませんでした。

調べてみると、「住所でポン!2000年版」では「篭嶌」さんがいました。
古いデータなので、現存してい苗字かというと自信がありませんが…
http://jpon.xyz/2000/27/51/91.html


「籠嶌」さんは下記で見つかりました。
http://www.yoyogi-funrun.com/edogawa/150925/images/no.pdf

読み方は記載してありませんでしたが、「かごしま」で良いと思います。

2016年10月26日水曜日

鬼倉に関して

「鬼倉」は「おにくら」という読みで載せていました。
「苗字の読み方辞典」では稀少な読みとして「きくら」も載っていたのですが、自分では見つけられませんでした。

教えていただいたのが下記のページ。
https://tenshoku.nifty.com/company-1501332-mycom/
https://www.facebook.com/kei.kikura.1

これも間違いないところでしょう。
追加しておきます。

2016年10月25日火曜日

上沖に関して

「上沖」は「かみおき」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」では「うえおき」という読みも載っていたのですが、自分では見つけられませんでした。
今回、その読みが実在することを教えていただきました。
http://beauty.hotpepper.jp/slnH000108031/stylist/T000156179/

こちらの方もフルネームで検索すると、全て「うえおき」で見つかります。
http://gold.jaic.org/jaic/res2011/2011kagawa-marugame/MAST014.HTM

facebookでも下記の方が「うえおき」となっていました。
https://www.facebook.com/kana.yamanari

実在は確かでしょうね。
追加しておきます。

2016年10月24日月曜日

久良に関して

「久良」は「くら」と読みます。
「苗字の読み方辞典」でもそのようになっていました。
広島県などに多い苗字のようです。

他に読み方がなさそうですが、たまたま「くろう」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005461930184
http://mswebs.naist.jp/LABs/yanagida/member-j.html

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/0208/10p.html
http://www.kurou.jp/info.html

「くりょう」ではなく、「くろう」というのが興味深いですね。
「くろう」や「くりょう」という読みを持った苗字はなさそうなので、他の苗字からの漢字の置き換えではなく、読み方だけを変えたのでしょうか?

2016年10月23日日曜日

欅田に関して

「欅」という漢字はJIS第2水準です。

「挙」の旧字体として「擧」があるので、「欅」にも「﨔」という漢字がありそうですが、「﨔」はJIS第3水準ですし、「﨔」を用いた苗字はないようでした。

「欅」を用いた苗字は、今回の「欅田」が初めてです。
「苗字の読み方辞典」によると「くにぎた・くぬぎだ>くにぎだ・くぬぎた・けやきだ」となっていました。
いずれの読みもありそうです。

「欅」という漢字は「けやき」と読んで、「くぬぎ」ではなく、「くにぎ」でもないのに不思議です。

濁点の有無は気にしないことにして、「欅田」は「くにぎた・くにぎだ>けやきだ」としておきます。

2016年10月22日土曜日

錦古里に関して

「錦古里」は福井県と千葉県に多い苗字です。
「苗字の読み方辞典」によると、「きんこり>にしこり★・にしごり(にしきごり)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

おそらく「きんこり」は福井県に多い読みだと思うのですが、断定はできませんでした。

そして「にしこり」や「にしごり」は千葉県に多い読みのようです。

「にしこり」というと「錦織」が有名ですが、こちらは千葉県では「にしきおり」と読むことが多いようです。
「錦織」で「にしこり」と読むのは島根県に多いようです。

「錦古里」で「にしきごり」と読むものは見つかりませんでした。
代わりに「にしきこうり」と読むものが見つかりました。
「にしきこり」ではなく、はっきりと「にしきこうり」となっていました。
https://www.facebook.com/miyuu.nishikikouri
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005404877872

「にしきこり」は発音しにくいから、伸ばしているのでしょうか?
いちおう新規の読みです。

2016年10月21日金曜日

葛馬に関して

「葛馬」は「苗字の読み方辞典」で「かつらうま・くずま(かつま・かずま)」となっていました。
いちおう全ての読みが確認できました。

「かつらうま」と「くずま」は良いのですが、「かつま」と「かずま」は濁点の有無だけの問題であり、どちらかにまとめたいところです。

「かずま」と「かつま」は下記などです。
https://www.facebook.com/youko.kazuma
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004057734123
http://fields.canpan.info/organization/detail/1449499357


以前に「葛綿」の稀少な読みとして「かづめ」か「かずめ」かで悩んだことがありました。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/12/blog-post_9.html

このときは実際に名乗っている方が「かづめ」としていたので、「かづめ」を採用しました。

他には「葛尾」の読みを「くずお>かずらお」としているのがありました。

ここまでの判断として、「葛」の読みとして「くず」以外に「かつ」か「かずら」を採用することにしていました。

悩ましいですね。
「づ」か「ず」かのどちらかを選ぶと、五十音順でだいぶ変わってきてしまいます。

「かつま」か「かずま」か?
はたまた「かづま」か?

いろいろ考えねばならないところですが、「かつま」を選んでおこうと思います。
もともとの漢字の音に近い読みという判断です。

2016年10月20日木曜日

北清に関して

「北清」は「苗字の読み方辞典」で「きたせ>きたせい」となっていました。
北海道に多い苗字のようです。

facebookではいずれも確認できます。
https://www.facebook.com/tomonori.kitase
https://www.facebook.com/hiroki.kitasei

どちらが多いかということに関しては、「苗字の読み方辞典」を信じます。

「きたせ」と「きたせい」は分けるほどの違いはないと思いますので、「きたせ」で統一したいと思います。

2016年10月19日水曜日

撹上と攪上に関して

「覚」の旧字体として「覺」があります。
これはまとめてあります。

同じように「撹」にも異体字として「攪」がありました。
これも同様の扱いとして良いと思います。

異体字は探しつくしたと思っても、後から後から見つかってきます。

「撹」や「攪」を用いた苗字というのは「撹上(攪上)」しかありませんでした。
群馬県桐生市に多い苗字です。
読み方は「かくあげ>かきあげ」で、いずれも実在を確認できました。

2016年10月18日火曜日

角瀬と角頼に関して

「角瀬」は「苗字の読み方辞典」で「かくせ・すみせ>つのせ・かくらい」となっていました。
それぞれの読みの実在は確認できました。

「角」を含んだ苗字は読み方が分かれやすいですが、これもそうです。
その中では、「かくらい」という読みが珍しいなと思いました。

「瀬」は音読みで「らい」ですが、普通は訓読みの「せ」と読んでしまいそうです。

ここまでで「瀬」を「らい」と読んでいる苗字はありませんでした。

「角瀬」が初めてです。
他にあるかどうかの検討はまだしていません。
「角瀬(かくらい)」は下記の通りです。
https://www.facebook.com/kakurai.yuki
https://www.facebook.com/ryuji.kakurai.3

ひとりは千葉県船橋市出身で、もうひとりもその近隣の方のようです。

「角瀬(かくらい)」という読みが不思議なので、もう少し調べてみると「角頼」で「かくらい」と読む苗字が千葉県船橋市に多いとなっていました。

「角瀬」自体は徳島県や岡山県に多い苗字で、千葉県とは関係がないようなので、「角瀬」で「かくらい」と読むのは、徳島県や岡山県から発生したものではなく、「角頼」から来ているのではないでしょうか?

2016年10月17日月曜日

金砺と金礪に関して

本日は「金砺」と「金礪」に関してです。

「砺」と「礪」は異体字として扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/10/blog-post_13.html

「万」と「萬」は、別の字としてバラバラに扱っていますが、「砺」と「礪」はまとめています。
「砺」がJIS第1水準で、「礪」が第2水準です。

ここまでで「砺」と「礪」を用いた苗字は、「砺波(となみ)」だけしか出てきていません。
「金砺(金礪)」が2種類目になります。

「金砺」と「金礪」はいずれも兵庫県赤穂市にほとんどが集中しているため、もとは同じものなのでしょう。
ひょっとしたら、戸籍上はほとんどが「金礪」なのかもしれません。

「苗字の読み方辞典」では数の多い方の「金砺」が「かねと」のみ。
「金礪」の方が「かねと>かなと・かんと」となっていました。

「かんと」は見つかりませんでしたが、「かなと」は確認できました。
https://www.facebook.com/yu.kanato

2016年10月16日日曜日

金星に関して

「金星」は「苗字の読み方辞典」で「かなぼし>きんぼし」となっていました。

「かなぼし」は下記の方など。
https://www.facebook.com/kanaboshi
https://www.facebook.com/yoshinari.kanaboshi


「きんぼし」は見つけにくいかと思いましたが、そうでもありませんでした。
https://www.facebook.com/mitsuaki.kinboshi


その他に「かねぼし」という読みを見つけました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/toshiharu.kaneboshi

同じ方が下記でも「かねぼし」となっていたので確かだと思います。
http://www.f01-138.027.137.203.fs-user.net/sunrise/?page_id=907

2016年10月15日土曜日

角坂に関して

「角坂」は「苗字の読み方辞典」で「かくさか>かどさか」となっていました。

「かくさか」は簡単に見つかりますが、「かどさか」はなかなか見つかりません。
https://www.facebook.com/kenichi.kadosaka
http://researchmap.jp/read0174795/

実在は確かでしょうが、数は少ない印象です。

他にないか探してみたところ、「つのさか」という読みを見つけました。
「角坂」は新潟県にやや多い苗字でしたが、「つのさか」と名乗っている方々は熊本県在住でした。
https://www.facebook.com/koji.tsunosaka

新規の読みです。

2016年10月14日金曜日

上小路に関して

「上小路」は「苗字の読み方辞典」で「かみこうじ・うえこうじ>うわしょうじ(かみしょうじ)」となっていました。
「上」も「小路」も苗字で用いられる場合、読み方は分かれやすいです。

「かみこうじ」と「うえこうじ」は簡単に見つかります。
「うわしょうじ」はそれに比べると数は減りますが、実在が確認できます。
https://www.facebook.com/keiichi.uwashoji

やはり「かみしょうじ」は少ないようです。
https://www.facebook.com/taichi.kamishouji
http://www.shokokai.com/oono/shokuin/shokuin.html

他に「うわこうじ」や「うえしょうじ」も試しましたが、見つかりませんでした。
やはり「苗字の読み方辞典」の調査は正確でした。

2016年10月13日木曜日

金竹に関して

「金竹」は「苗字の読み方辞典」で「かねたけ>かなたけ・きんたけ」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で52件。
多い順に鹿児島県、岐阜県、北海道でした。
バラバラですね。

読み方としては、圧倒的に「かねたけ」が多い印象でした。

「かなたけ」や「きんたけ」も確認できましたが、かなり少ないようです。
https://www.facebook.com/takashi.kanatake
https://www.facebook.com/yuuki.kintake


念のためにと調べたところ、「きんちく」という読みを発見しました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/narumikinchiku

2016年10月12日水曜日

樟に関して

本日は、一字姓の「樟」です。

「樟」は「苗字の読み方辞典」で「くぬぎ★・くす>たぶのき★(くのぎ・たびのき・くすのき)」となっていました。

この漢字を用いた苗字も10種類ほどあるのですが、最多がこの「樟」一字です。

音読みが「しょう」で、訓読みが「くす」です。

wikipediaで見ると、クスノキにあてた漢字として「楠」とともに「樟」がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%82%AD

そうなると、「くすのき」という読みが最も多そうですが、この読みはほとんど見つかりませんでした。
下記の方がはっきりと「くすのき」と名乗っています。
ひとりしか見つかりませんでしたが、複数箇所でふりがなも記載されているので、実在は間違いないのではないでしょうか。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008403962392
http://ameblo.jp/rakudo-izumo/theme-10080073882.html

「くぬぎ」
https://www.facebook.com/MisatoKunugi

「くす」
https://www.facebook.com/shigeyasu.kusu

「たぶのき」
https://www.facebook.com/anri.tabunoki

「たびのき」
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008839205487
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000004494078

「くのぎ」
https://www.facebook.com/michiyo.kunogi


いや、すごいですね。
全国で39件。最多の石川県で9件という稀少苗字であるにも関わらす、これだけ読み方が分かれているというのは!

調べてみた印象でいうと、明らかに数が少なさそうなのが「くすのき」と「たびのき」です。
このふたつは全体の1割未満という解釈で良さそうです。

後はどれも、ある程度の数がありそうでした。
「くのぎ」も数がありそうだし、逆に「くす」はちょっと少ないんじゃないかとも思いました。
このあたりは全国の電話帳を全て見ていかないと確認はできないでしょうね。

2016年10月11日火曜日

唐谷に関して

「唐谷」は「苗字の読み方辞典」で「からたに>からや」となっていました。
そのいずれの読み方も確認できました。

他にないか、探してみたところ、「とうたに」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/eiji.toutani

友達欄にも同姓の方がいました。
親族でしょう。

実在は確かだと思います。
新規の読みです。

2016年10月10日月曜日

合瀬に関して

「合瀬」は「苗字の読み方辞典」で「おおせ>おうせ(ごうせ)」となっていました。
佐賀県に多い苗字です。

調べてみると、確かに「ごうせ」という読みは少ないながらあります。
これは問題ありません。

問題は「おおせ」か「おうせ」かということです。
これもどちらもありました。

発音した印象はほとんど変わりませんから、どちらかに統一しなければなりません。

「合」は普通に読めば「ごう」です。

調べてみると、佐賀県に「合瀬」で「おおせ」という地名がありました。
http://memorva.jp/zipcode/zipcode.php?pref=%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C&city=%E4%BD%90%E8%B3%80%E5%B8%82

ただ、「おうせ」となっているページもあるので、どちらが正しいかと断定はできません。

いろいろと見ていくと、地名としても苗字としても「おうせ」より「おおせ」の方が多い印象でした。

「瀬」は「せ」と読むで良いでしょう。

「合」を「おお」もしくは「おう」と読んでいると解釈します。

「合」は「ごう」と読むということから考えると、「おう」の方が自然な気がするんですよ。

「逢瀬」は「おうせ」と読むということから考えると、「逢」→「会」→「合」という連想があっても良い気がします。
ちなみに「逢瀬」や「会瀬」といった苗字は存在しないようです。

悩みます。
以前に「相」を「おお」と読むか「おう」と読むかで悩んだことがありますが、それも「おう」と読むことで統一してしまいました。

「合瀬」も、とりあえず「おおせ」と読むことが多いという事実も踏まえますが、「おうせ」にしておこうと思います。
ご意見のある方や、正しい歴史をご存じの方はお知らせいただければ参考にさせていただきます。

2016年10月9日日曜日

草彅に関して

「草彅」は、もう誰でも読めますよね。
秋田県に多い苗字で、「くさなぎ」という読みの苗字としては約5,400人の「草薙」に次ぎます。
「草彅」も2,800人ほどです。

かなり多い苗字なので、うっかりしていましたが、新聞などでも「草なぎ(「なぎ」は…)」のような書き方をしてありますね。
実は「彅」はJIS第3水準で、この苗字以外では使われない漢字のようです。

以前から、JIS第3水準以下の漢字を用いた苗字をまとめており、最多は「蓜島」の2,200件ではないかとしていましたが、「草彅」の方がずっと多いことが分かりました。
訂正します。
http://new5g00.blogspot.jp/2016/08/blog-post_21.html

2016年10月8日土曜日

金作に関して

「金作」は「苗字の読み方辞典」で「かねさく」となっていました。

「金」で始まる苗字を見たら、常に「かね」と「かな」をチェックしています。

「かなさく」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/yuri.kanasaku

ある程度の数がありそうでした。
新規の読みです。

2016年10月7日金曜日

田那辺に関して

「田那辺」は、もちろん「たなべ」と読みます。
茨城県に多い苗字です。

「苗字の読み方辞典」と「写録宝夢巣」では異体字を用いた「田那邉」はありましたが、「田那邊」は載っていませんでした。

しかし調べると、「田那邊」も見つかります。

何人か見つかるので、誤記ではないと思います。
新規の苗字ということになります。

2016年10月6日木曜日

御調に関して

「御調」は「苗字の読み方辞典」で「おしらべ>みつぎ★・みつき」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で31件。
そのうち神奈川県横浜市神奈川区に8件で、神奈川県全体で17件。
その次に多いのが広島県で7件でした。

広島県には「御調(みつぎ)町」がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E8%AA%BF%E7%94%BA

facebookで見ると、「みつぎ」も「みつき」もあり、どちらに統一すべきか悩みましたが、地名にもあるので、「みつぎ」を採用しておきます。

神奈川県では「おしらべ」が多く、広島県では「みつぎ」が多いということで良いと思います。

2016年10月5日水曜日

蔭地に関して

「蔭地」は「苗字の読み方辞典」で「おんじ(広島)・おおじ(和歌山)(おうじ・おんぢ・おおぢ)」となっていました。

似たような苗字として既に載せてあるものとしては、「陰地(おんじ>おおじ(和歌山)・(かげち))」と「隠地(おんじ)」があります。

いずれも中国地方と近畿地方に集中があるようでした。

「蔭地」の話に戻ります。
まず、「おう」と「おお」は同じ読みで良いと思います。

「蔭」にしても「陰」や「隠」にしても「おん」と読むことはあっても、「おお」や「おう」とは読まないようですが、いずれも「おお」となっているので、ここは「おおじ」で統一します。

「蔭地」は「おんじ」と「おおじ」のふたつの読みということにします。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「蔭地」は全国で37件。
そのうち、和歌山県に12件で、広島県に11件でした。

「陰地」もそうなのですが、「おおじ」という読みは和歌山県を中心とした地域にみられるようです。

2016年10月4日火曜日

重茂に関して

「重茂」は「苗字の読み方辞典」で「おもえ★・おもい★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

岩手県に集中している苗字です。
かなり不思議な読みですよね。
「茂」で「え」か「い」と読んでいるということでしょうか?

岩手県には「重茂(おもえ)半島」というのがあるので、そこからきているのでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E8%8C%82%E5%8D%8A%E5%B3%B6

そう考えると、元は「おもえ」なのかなと思います。
ただ、「おもい」という読みも実在は確認できます。
かなり似ていますが、別々の読みとして扱おうと思います。

他にないかなと探したところ、「しげも」という読みが見つかりました。
複数で確認できるので、実在は確かだと思います。
https://www.facebook.com/yuka.shigemo

新規の読みです。

2016年10月3日月曜日

奥土に関して

「奥土」は「苗字の読み方辞典」で「おくど」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、広島県、大阪府、新潟県にやや多いようです。

ここで、他に「おくつち」という読みがないか調べてみました。
下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/hiroki.okutsuchi

兵庫県の方ですが、ひとりだけでは実在すると確定はできません。

探していると、下記の方も見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009968973250

北海道虻田郡にある「奥土(おくつち)農場」というところで働いているとなっています。
http://www.okutsuchi-farm.com/

「奥土(おくつち)農場」の代表者の名前から検索していくと、下記のページを発見しました。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/shs/shokumeijin/list/1_16.htm

これは間違いなさそうですね。
「おくつち」も新規の読みとして載せておきます。

2016年10月2日日曜日

大迎に関して

「大迎」は「苗字の読み方辞典」で「おおむかい」という読みで載っていました。

「おおむかい」は見つかります。
https://www.facebook.com/kenji.omukai

それ以外に「おおむかえ」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/akihiro.oomukae
https://www.facebook.com/omukae.yusaku

複数で確認できたので、実在する読みと考えます。
新規の読みです。

2016年10月1日土曜日

枠山に関して

先日の続きです。

「忰山」もしくは「悴山」で「かせやま」と読む苗字が主に香川県あるという話でした。

似たような苗字で「枠山」というのがありました。
「わくやま」ではなく、これも「かせやま」と読みます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006222936343

誤記の定着系の苗字なのでしょうか?

「枠」という漢字を用いた苗字はいくつかありますが、「枠」を「かせ」と読むのはこれくらいなので、稀少だと思います。

後々になると分からなくなりそうなので、ここで記しておきます。