2018年12月31日月曜日

大晦日

このブログは2013年7月20日から始めました。
つまりこれが6回目の大晦日ということになります。

当初から元日だけはブログを更新しないことにしているので、次は2019年1月2日になります。

調べなおして分かりましたが、2017年11月15日のみブログが書かれていません。
その日だけ忘れてしまったのでしょう。

それ以外は元日を除いて、ずっと何かしら書いています。
もうじき2000回になります。

当初は10年くらいかかるかなと思ってましたが、とんでもありませんでした。
5年半かけても半分も進んでいないようです。

後から自分で読みなおすと、採用基準が微妙に変わっていたり、内容が古くなってしまっていたりするものも多いのですが、自分なりの発見も多く、面白かったりします。

書く内容がなくて困るということはないので、延々と続いていくと思いますが、よろしくお願いします。

2018年12月30日日曜日

杜に関して

本日は「杜」という一字姓に関してです。

「杜」一字では「と」と読む漢姓のことが多いですが、「もり」という読みもあります。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で64件となっていますが、「実在苗字(名字)辞典」では150人となっています。
ウェブの「写録宝夢巣」は約2,300万件中のデータなので、人口比を考えれば64件の5倍くらいの人数がいることになります。
半分くらいは「と」という漢姓なのでしょうね。

これ以外に「ゆずりは」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/atsutoshi.yuzuriha

「杠」で「ゆずりは」と読む姓が佐賀県などを中心として全国に254件あります。
おそらく「杜」一字で「ゆずりは」というのは誤記の定着なのだと思います。

この姓に関しては、私が直接に会った方で確認したものなので間違いないです。
(facebookの方とは別です)

新規の読みです。

2018年12月29日土曜日

杜川に関して

「杜川」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で5件のみ。
そのうち兵庫県で3件でした。
後は東京都と神奈川県に1件ずつです。
かなり稀少な姓だといえます。

「実在苗字(名字)辞典」では「もりかわ(とがわ)」となっていました。

facebookでは下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/risa.togawa.14
https://www.facebook.com/chika.morikawachika
https://www.facebook.com/aitan.tichn

上から順に奈良県、千葉県、兵庫県の出身となっています。
読み方は順に「とがわ」、「もりかわ」、不明です。
読みが不明の方もフルネームの漢字とアドレスを比べると、「とがわ」の方が自然かなと思います。

これだと読み方の割合は不明ですね。
ただ、全国で5件しかない姓であり、全体の1割未満の読みをカッコ内に書くというルールイなので、「とがわ」をカッコ内にするのはおかしいかなと思います。

以上から「杜川」の読みは「もりかわ」と「とがわ」は半々にしておこうかなと思います。

2018年12月28日金曜日

宝柳に関して

「宝柳」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で5件のみです。
異体字を用いた「寶柳」や「寳柳」はゼロでした。

「宝柳」はfacebookで下記の方がいました。
https://www.facebook.com/hirohiko.hoyagi

読み方は「ほうやぎ」のみのようです。
いちおう異体字でも調べたところ、「寶柳」では見つかりませんでしたが、「寳柳」で下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006977116478
https://www.facebook.com/ramu.diozx.jackall.luv.kydt

「寳柳」は新規の姓ということになります。

2018年12月27日木曜日

下温湯に関して

「温湯」を用いた姓は、「温湯」の他に「上温湯」と「下温湯」があります。

「温湯」は「ぬくゆ」と読みます。
難読ですが、そういわれれば分かりそうです。

「上温湯」は「うわぬるゆ」が最も多い読みで、次いで「うわぬり」があります。
その他の稀少な読みとして「うわぬゆ」と「かみおんゆ」があります。
難しいので、少しずつ読みかえがおきているのでしょうね。

それらを踏まえて「下温湯」です。
圧倒的に多い読みは「しもぬり」です。
「しもぬるゆ」は少ないですが、ないことはないです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005221216553
http://tokyodocs.jp/2013/?p=3416

「しもぬる」もありました。
https://www.sagaso-haisha.jp/dent/682286
https://www.facebook.com/mizuki.shimonuru
https://bigakusei.com/binan-bijo/15005/

「上温湯」と「下温湯」は鹿児島県に多い姓なので、読みが少しだけ似ているのかもしれません。
「温湯」は鳥取県や島根県を中心とした姓なので、全く別です。
そのため「温湯」は「ぬるゆ」ではなく「ぬくゆ」と読むのでしょう。

2018年12月26日水曜日

正見に関して

「正見」は「実在苗字(名字)辞典」で「まさみ>しょうみ(しょうけん)」となっていました。
「正見」で「まさみ」というのは、ファーストネームとしてもありえるため、探すのが大変でした。
下記の方が「正見」で「まさみ」となっていました。
http://www.spo.osaka-sandai.ac.jp/teacher/t18/
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000090529984/

「しょうみ」は下記の方など。
https://www.facebook.com/rie.shomi
https://www.facebook.com/hiroko.shomi

「しょうけん」は下記の方など。
https://www.facebook.com/tadato.shoken
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/2567001.html
http://www.kanazawa-museum.jp/bungei/blog/blog_28.html

全て実在は確かだと思います。
探しにくい苗字なので、割合までは分かりません。
「実在苗字(名字)辞典」にならっておこうと思います。

2018年12月25日火曜日

粢田と粢に関して

本日は「粢」という漢字を用いた姓に関してです。
これは2種類しかありません。

「粢田」と「粢」の一字姓です。

「粢」はJIS第2水準の漢字で、「しとぎ」と読みます。
”水に浸した生米をつき砕いて、種々の形に固めた食物”のことだそうで、”現在の餅に先行する食物ではないかと推測されている”そうです。
https://kotobank.jp/word/%E7%B2%A2-522159

勉強になりますね。
一字姓の場合は、そのまま「しとぎ」と読みます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004223264663

問題は「粢田」です。
「実在苗字(名字)辞典」では「ひときでん★・しとぎでん>しときでん・ひとつでん★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

facebookでは「しとぎでん」が多そうな印象です。
https://www.facebook.com/takuya.shitogiden
https://www.facebook.com/mitsuyuki.shitokiden

「ひときでん」となっている方です。
https://www.facebook.com/hitokiden.m
https://www.facebook.com/toru.hitokiden

「ひとつでん」となっている方です。
https://www.facebook.com/mitsuru.hitotsuden

いずれも実在は確認できます。
もとは「しとぎでん」が正しいのでしょうが、難読のため少し読みが変わってしまったのかもしれません。

2018年12月24日月曜日

住家に関して

「住家」は一般的に用いられる単語なので、苗字として探すのは大変です。
「住家」だけならば、「じゅうか」と読むのでしょう。
「住み家(すみか)」もありえるので、「住家」で「すみか」でも間違いではないと思います。
似たようなものとして「住処(すみか)」、「棲み処(すみか)」、「棲家(すみか
」もあります。

「住家」を苗字としてみたとき、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で29件。
最多は兵庫県と愛媛県の5件ずつです。
割と全国に散っています。
「実在苗字(名字)辞典」では「すみや・すみか>すみいえ(愛媛)」となっていました。

「すみや」と読んでいる方です。
https://www.facebook.com/kohei.sumiya
https://www.facebook.com/miyoko.sumiya

「すみか」と読んでいる方です。
https://www.facebook.com/masahiro.sumika
https://www.facebook.com/yusuke.sumika.5
http://www.zeirishikai-urawa.com/about/member.html

「すみいえ」は下記の方しか見つけられませんでした。
これだけだと実在していると確証が得られません。
http://www.sgu.gr.jp/competition/2008/ama-yosen2/ehime-start01.pdf

2018年12月23日日曜日

管沢と管澤に関して

「管沢」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で17件。
最多は福島県の5件です。
「管澤」は全国で6件でした。

「実在苗字(名字)辞典」では、「管沢」は「かんざわ>すげさわ(すがさわ)」で、「管澤」は「すがさわ・すげさわ>かんざわ」となっていました。
「さわ」と「ざわ」の両方を探していくと、かなり時間がかかります。

「管」と「菅」は間違えやすいので、しっかりと見ていく必要があります。

「管澤」で「すがさわ」となっている方です。
https://www.facebook.com/yoshiaki.sugasawa
https://www.facebook.com/yuriko.sugasawa

「管澤」で「かんざわ」となっている方です。
https://www.facebook.com/shunji.kanzawa.7
https://www.facebook.com/ryo.kanzawa.1
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006227146281

「すげさわ」は見つかりませんでした。

2018年12月22日土曜日

孟山に関して

「孟」を用いた姓としては、「孟」という一字姓の他、「実在苗字(名字)辞典」には「孟子」と「孟山」が載っていました。

「孟」という一字姓はあるのですが、こちらは中国姓として知られています。
これは「実在苗字(名字)辞典」では除かれているため、このブログでも扱わないことにしています。
「孟子」も見つかりませんでした。

「孟山」だけが見つかりました。
「たけやま」と読むそうです。
https://joins-job.com/corporation/331/us

「猛」ではなく、「孟」というところがポイントです。
難読ですね。

「孟」を用いた姓は「孟山」だけということにしておきます。

「孟(もう)」という一字姓の方が活躍されていることは知っています。
「実在苗字(名字)辞典」にならって中国姓と韓国姓は除くことにしているというだけです。
http://ech.co.jp/jsp38/contents/greeting.html

2018年12月21日金曜日

寺峯に関して

「峯」と「峰」は異体字の関係にありますが、ともにJIS第1水準ということもあり、別々に集計しています。

「寺峰」という姓があります。
もちろん「てらみね」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で21件。
最多は和歌山県で8件でした。

対して「寺峯」はゼロでした。
「実在苗字(名字)辞典」にも載っていません。

しかし、下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/moeko.teramine
http://www.tvc-net.com/staff/prof_ad4.html

どちらも本名のようですよね。
これは新規の姓としておきます。

2018年12月20日木曜日

石名沢に関して

「石名沢」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で岩手県に2件のみです。
秋田県には「石名沢(いしなざわ)」という地名があります。

東日本大震災の岩手県避難者情報で読み方は不明ですが、「石名沢」さんが何人かいました。
ひとりだけ「石名澤」さんもいました。
http://info.shufoo.net/iwate/meibo/miyako2/miyako37.html

facebookで下記の方を発見しました。
読み方も「いしなざわ」で良いことが分かりました。
https://www.facebook.com/yu.ishinazawa.5

「石名澤」に関しては、これ以上の情報がないのですが、併記扱いなので載せてしまいます。

2018年12月19日水曜日

石鉈に関して

「石鉈」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で栃木県宇都宮市に1件のみでした。

「住所でポン!」では下記の方が見つかります。

facebookで「石鉈」として検索したところ、下記の方がヒットしました。
この方をフルネームで検索すると、栃木県のテニス大会での結果が出ました。

facebookでみると、栃木県宇都宮市出身であることが分かります。
おそらく「住所でポン!」で見つかった方の親族なのでしょう。
読み方が「いしなだ」となっていました。
栃木県宇都宮市には「石那田(いしなだ)」町という地名があります。
そこからの派生なのでしょうか?

「いしなた」と読む姓は他になく、「いしなだ」と読む姓であれば「石那田」や「石灘」、「石名田」があります。
「石名田」は兵庫県に多い姓で、「石那田」と「石灘」は宮崎県に多い姓で、いずれも栃木県とは関係がなさそうです。

「鉈」は「なた」と読み、「なだ」とは読まなさそうですが、全国で1件だけの姓であり、本人が「いしなだ」と名乗っているのであれば、それが正しいのだと思います。



2018年12月18日火曜日

生畑目に関して

「生畑目」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
うち22件が茨城県です。

「実在苗字(名字)辞典」では「なばため★>なまため(なまはため)」となっていました。

「なばため」や「なまため」と読む姓といえば、有名なものが「生田目」や「生天目」で、前者は全国で5,600人ほど、後者は1,200人ほどと推定されています。
茨城県や隣接する福島県に多くみられます。
「生田目」や「生天目」も稀少姓というわけではないですが、難読なためか派生する姓が多いようです。
ここまででいうと、「青天目」も「なばため」もしくは「なまため」と読みます。

それらに次いで4番目が、この「生畑目」です。
「畑」が入っているためか、「なばため」と読むことが多いようです。

「生畑目」で「なまため」と読むことは、かなり難しいと思いますが、下記の方がいました。
この方以外では見つかりませんでしたが、これは確かだと思います。
http://www.towa-inc.com/corporate/index.html

「なまはため」は下記の方が見つかりました。
ただ、こちらはfacebookのみです。
この方の実在は間違いないのですが読み方まで正しいのかは自信が持てません。
https://www.facebook.com/yuuichi.namahatame

「生畑目」は「なばため(なまため)」としておきます。
「なまはため」は確証が得られるまで保留します。

2018年12月17日月曜日

屶納に関して(訂正)

「屶網」という姓を調べたとき、「屶納」というのは幽霊苗字であると断定しましたが、どうやら間違いだったようです。
教えていただき、googleのストリートビューで表札を確認いたしました。
表札に「網」ではなく「納」と書いてあったので、少なくとも幽霊苗字ではないようです。
「実在苗字(名字)辞典」の方にも確認させていただき、石川県金沢市で「洋」と「灘井」の間にあったということでした。

「珍姓・難訓姓読み方実例集」によると、石川県で「屶納」は「なたみ」となっています。ちなみに「屶網」は載っていませんでした。

「洋」という一字姓はまだ調べていませんでしたが、「なだ」と読むようです。
「なだ」と「なだい」の間にあるので、「屶納」は「なたみ」と読むわけではないことが分かります。
さすがに「屶納」で「なたあみ」とも読まない気がしますが…

「屶納」が幽霊苗字だというのは訂正します。
読み方は、もう少し自分が納得できるまで調べます。

2018年12月16日日曜日

屶網に関して、幽霊苗字かも?

「屶網」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で27件。
最多は石川県の16件でした。

「実在苗字(名字)辞典」で読み方は「なたみ★>なたあみ」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

facebookではいずれの読みもありました。

「屶」という漢字を用いた苗字はこれだけのようです。
「山」の「刀」ですから、いわゆる「鉈(なた)」の別字でしょう。

「鉈」を用いた姓は「鉈橋」や「鉈落」がありますが、「屶網」よりも実数が少ないようです。

「屶網」で「なたみ」と読む姓がまずあって、難読なので「なたあみ」という読みかえがおきたのだと思います。
「なたみ」と「なたあみ」は分けておきます。

「屶」を用いた姓はこれだけだと書きましたが、「実在苗字(名字)辞典」では「屶納」という姓が載っていました。
「住所でポン!」でも富山県の2000年版に載っていました。
石川県に隣接する富山県で1件だけです。
しかもウェブの「写録宝夢巣」では載っていません。

googleでの検索でもヒットしません。
おそらく幽霊苗字だと思います。

2018年12月15日土曜日

向阪に関して

「向阪」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
大阪府が11件で、奈良県が6件でした。

「実在苗字(名字)辞典」では、「さきさか・こうさか>むこうさか・むかいさか(むこさか・むかいざか)」となっていました。
全国で25件しかないのに、これだけ読みが分かれているのはすごいです。

facebookで見ると、「さきさか」が多そうでした。
https://www.facebook.com/nozomu.sakisaka

「こうさか」や「むこうさか」もしくは「むこさか」もあります。
https://www.facebook.com/yusuke.kosaka.10
https://www.facebook.com/naoko.mukosaka.9

下記は「むかいさか」と名乗っている方です。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005696208611
http://www.oaaa.jp/kotairen/shigaku/2016html/mast001.html

調べていきましたが、これは難しいです。
まず「さきさか」が多いということが分かりました。
その他の読みもそれぞれあることは分かりました。
割合までは分かりません。
濁点の有無もあるので、なんとも判断ができないのです。

ちなみに似た姓として「向坂」があるのですが、こちらは静岡県や愛知県に多く、集中している地域が異なります。
ただ、「向坂」も読み方は「こうさか・さきさか≫むこうさか・(むかいざか・むこさか)」と分かれています。
「向」で始まる姓には「むこう」と読む場合と「むこ」と読む場合があり、ある程度の数があってひらがなもしくはカタカナで確認がとれれば分けています。

「向阪」の場合はどうなのでしょうか?
ローマ字以外で見つけられなかったので、「むこうさか」か「むこさか」かの判断がつきませんでした。
判断材料がないので、「実在苗字(名字)辞典」にならい「むこうさか」としておきます。

2018年12月14日金曜日

篠生と筱生に関して

「篠」と「筱」は異体字の関係にあります。
これまでも「篠岡」や「篠原」、「篠」という姓でも出てきました。

「筱」はJIS第2水準で「篠」の簡体字となっていたので、特別な理由がない限りは併記扱いにしておきます。

「篠生」は「実在苗字(名字)辞典」で「さそう・しのう(しのぶ)」となっていました。
「筱生」は「しのぶ」のみでした。

「筱生」で見つけた方です。
https://www.facebook.com/mamorushinobu
https://www.facebook.com/hiroshi.shinobu

確かに「しのぶ」という読みしかありませんでした。

「篠生」で「しのぶ」という読みがあるかどうかは分かりませんでしたが、併記なので問題はないでしょう。

「篠生」はfacebookで見る限り、「さそう」の方が圧倒的に多そうでしたが、「しのう」に関してはローマ字表記が難しいからかなと思います。
電話帳でも確認しましたが、「しのお」ではなく「しのう」のようでした。

2018年12月13日木曜日

下満と下光に関して

本日は「下満」と「下光」をまとめて扱います。

「下満」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で29件
最多は鹿児島県で13件。次いで広島県で10件でした。

「下光」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
うち広島県で18件でした。

「実在苗字(名字)辞典」で「下満」は「しもみつ(したみつ)」、「下光」は「したみつ>しもみつ」となっていました。
広島県にほぼ限局している「下光」が、読みが分かれているというのは面白いなと思いました。

「したみつ」と「しもみつ」のふたつの読みは、このふたつの姓以外ではないようです。

読み方が似ていて、広島県に集中しているというのも共通しているのにメインの読みが異なるというのは面白いですね。

調べると、確かに「下満」は「しもみつ」が多く、「下光」は「したみつ」が多いようでした。
もちろん、稀少な方の読みも確認できました。

「下満」で「したみつ」と読む方…
https://www.facebook.com/geru.j.boy

「下光」で「しもみつ」と読む方…
https://www.facebook.com/shoji.shimomitsu

割合までは分かりませんが、「実在苗字(名字)辞典」のとおりにしておきます。

2018年12月12日水曜日

富屋と冨屋に関して

「富屋」と「冨屋」はいずれも「とみや」と読むようです。

ウェブの「写録宝夢巣」では「富屋」が全国で24件。最多は宮崎県の6件。
「冨屋」は全国で20件。
鹿児島県と広島県が4件ずつで、宮崎県は3件でした。

それほど多い姓ではなく、九州南部にややめだつのかなという印象です。

ただ、実際に探してみると「冨屋」の方ばかりがヒットします。

「富屋」は店名として用いられやすいからか、苗字としてはなかなかヒットしません。
読み方は不詳ですが、下記の方が「富屋」さんです。
北海道小樽市出身で、東京都在住のようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009479227719

下記の方は「富屋」で「とみや」となっていました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005542384451

見つけにくかったのは実数の差というより、「富」と「冨」の違いからでしょうか?

2018年12月11日火曜日

尚に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「尚」という一字姓は「たかし≫たかき」として載せていました。
一字姓ですが、読み方が特殊だと見つかりやすいことがあります。

この他の稀少な読みとして「しょう」があるそうです。
https://www.toubaru-nouen.co.jp/companyprofile/outline/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%9A%E8%A1%9E

琉球王国の世子から繋がる由緒ある家系のようですね。
この読みも追加します。

2018年12月10日月曜日

松会に関して

「松会」は「実在苗字(名字)辞典」で「まつあい>まつえ」として載っています。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国に4件。
千葉県に2件で、栃木県と東京都に1件ずつです。

旧字体を用いた「松會」はゼロでした。

下記の方がおそらく「松会」で「まつえ」と読んでいます。
https://www.facebook.com/matsue.irs

読み方は分かりませんが、同じ方が下記でも見つかります。
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/22972/2/jinbun00006b0930.pdf

ここで、その方の先祖まで判明しました。
この方も「まつえ」と読んでいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%BC%9A%E4%B8%89%E5%9B%9B%E9%83%8E

「まつあい」と読む姓は他になさそうなのですが、facebookでは「matsuai」では見つからないのです。

以上から、「松会」は「まつあい」ではなく「まつえ」と読むのではないかと考えます。
ちなみに「まつかい」もなさそうでした。
旧字体の「松會」も実在するか不明です。

2018年12月9日日曜日

天宮城に関して

「天宮城」は、ウェブの「写録宝夢巣」では該当なしでした。
かなり稀少な姓だということです。

facebookでは下記の方がいました。
https://www.facebook.com/shoji.ugushiro.3

友達欄に漢字不詳ですが、「Ugu Shiro」となっている方がいました。
いずれも埼玉県在住となっているので親族(夫婦?)ではないかと思います。

「天宮城」は「うぐしろ」と読むのだと思います。

「天宮城」で検索すると、「うぶしろ」という読みの方も見つかりますが、本名といえないようなものばかりだったので、採用しないことにします。
「うぐしろ」と「うぶしろ」でそれほど発音に差があるとも思えませんし、漢字の音から考えると「宮」は「ぐう」なので「うぐしろ」の方が自然かなと。

2018年12月8日土曜日

会坂と會坂に関して

「会坂」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件。
東京都と鳥取県に1件ずつでした。

旧字体を用いた「會坂」ではゼロでした。

実際に検索すると下記の方が見つかります。
「会坂」で「かいさか」となっています。
他でも同じなので確かだと思います。
東京都の方だと思います。
http://reins.tmd.ac.jp/html/100025230_ja.html

下記は大阪府の方です。
「會坂」で「あいさか」と読んでいます。
こちらも間違いなさそうです。
http://home.rasysa.com/release/staff/28184.html

要するに全国で2件しかない姓なのに、読み方が「あいさか」と「かいさか」のふたつに分かれているということです。

2018年12月7日金曜日

笹波に関して

「笹波」は「実在苗字(名字)辞典」で「ささば(京都)・ささなみ」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
うち京都府が最多で14件でした。

それであれば「ささば」がかなり多いのではないかと考えましたが、実際にはほとんど見つかりません。
facebookでは「ささなみ」ばかりでした。
「ささば」では下記の方など。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003683084200
https://ci.nii.ac.jp/naid/110001881261

「ささなみ」の方が圧倒的に多いのではないかと思いました。
「sasaba」をfacebookで探しても「笹葉」ばかりでした。

「笹波」は「ささなみ・(ささば)」としておきます。

2018年12月6日木曜日

越生に関して

「越生」は「実在苗字(名字)辞典」で「こしお>こしぶ」となっていました。

「〇+生」型の苗字ですが、「こしゅう」や「えっしゅう」、「こしう」などの読みは認めませんでした。
facebookでは「こしお」がほとんどでした。

「こしぶ」という読みは少ないと思いますが、下記の方が「こしぶ」だというのは間違いなさそうです。
https://clintal.com/clinic/80916

2018年12月5日水曜日

下辺に関して

「下辺」は「しもべ」と読みます。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で24件。
うち15件が長崎県でした。

異体字を用いた「下邊」は全国で2件でした。

もうひとつの異体字である「邉」を用いた「下邉」は「写録宝夢巣」ではヒットせず、「実在苗字(名字)辞典」にも載っていませんでした。

ただ、facebookではヒットしますね。
新規の苗字ということになります。
https://www.facebook.com/arisa.shimobe
https://www.facebook.com/ryosuke.shimobe

2018年12月4日火曜日

指崎に関して

「指崎」は「実在苗字(名字)辞典」で「さしさき・さしざき>しざき」となっていました。
濁点の有無は気にしていないので、「さしさき」もしくは「さしざき」が主体で、「しざき」が少ないということになります。

実際に調べてみると、「しざき」はほとんど見つからりませんでした。
下記の方は「指崎」で「しざき」となっており、友達欄にも同姓の方がいるので、この読みは確かにあります。
https://www.facebook.com/akiko.shizaki

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で28件ですが、うち22件が富山県です。
富山県氷見市に”指崎”という地名があるのですが、これは「さっさき」と読みます。
https://www.navitime.co.jp/address/16205058000/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E6%B0%B7%E8%A6%8B%E5%B8%82%E6%8C%87%E5%B4%8E/

調べてみると、「さしざき」もありますが、「さっさき」も見つかります。
https://www.facebook.com/kunihisa.sassaki
https://www.facebook.com/ryota.sassaki.3
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/2488899.html

おそらく元は「さっさき」だったのでしょうが、難読なので読みかえがおきたのでしょう。
今は「さしざき」の方が多いような印象です。
「さっさき」は新規の読みです。

2018年12月3日月曜日

郡浦に関して

「郡浦」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で熊本県に2件あるだけの姓です。
稀少姓です。

難読ですが「こうのうら」です。
https://www.facebook.com/hiroaki.konoura

アルファベットだけだと「このうら」でも良い気はしますが、熊本県には「郡浦(こうのうら or こおのうら)神社」があるそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A1%E6%B5%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE

「郡」から始まる姓というと「郡山(こおりやま)」などがありますし、普通は「郡」で「こおり」と読みます。
それであれば「郡浦」は「こおのうら」の方が自然な気がします。

上の神社も「郡浦(こおのうら)神社」となっているページもあります。
http://yumeko2.otemo-yan.net/e575791.html

ご本人がどちらで名乗っているのかがポイントなのですが…
判断できませんでした。

いちおう、「こおのうら」としておきます。

2018年12月2日日曜日

義卜に関して

以前に「卜」という漢字を用いた姓をまとめたとき、「義卜」という苗字は見つからないと書いたところ、下記のページがあることを教えていただきました。
https://doumin.exblog.jp/11881337/

「義卜」で「ぎぼく」と読むことが分かります。
ただ、2010年の時点で63歳となっており、脳梗塞で倒れて議員を辞職したとあります。
これだけだとこの方より若い血縁者がいないと、その苗字が絶えてしまっている可能性が否定できません。
いちおうfacebookでは下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004065769189

「義卜」ですが、読み方は不明ですし、顔写真もなし、友達の数も一桁です。
普段はこれだけだと実在する姓だと断定しないのですが、友達欄をみていると北海道在住の方らしいなと分かり、上記の元議員も北海道の方だったので、関係があるのかもしれないなと考えました。

以上から、「義卜」は実在する姓と判断します。

2018年12月1日土曜日

呉服に関して

本日は「呉服」という姓に関してです。

「ごふく」としか読めませんね。
一般的な名詞なので探すのが大変です。
https://www.facebook.com/mitsuo.gofuku
https://www.facebook.com/kazuho.gofuku

この読みは確かにあります。
「実在苗字(名字)辞典」では、これ以外に「くれは」という読みも載っていました。

大阪府に「呉服(くれは)神社」があるそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E6%9C%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE

苗字としては下記の方を発見しました。
http://octo-inc.net/creator/kureha_ryuichi/

さすがに本名のようなのですが…
ミュージシャンのようで、他に確認がとれないと実在の読みと断定しにくいです。
「くれは」の方は保留します。